スズキが、軽自動車「アルトラパン」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたスズキ新型アルトラパンについて、燃費や価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】使い勝手UP!スズキ「新型アルトラパン」改良発売!
- スズキ新型アルトラパンの【主な変更点まとめ】
- グレード見直し!スズキ新型アルトラパンの価格は?
- レトロ!スズキ新型アルトラパンの外装(エクステリア)デザイン
- “大人かわいい”!新型ラパンモード設定!
- デザイン性UP!新型アルトラパンの内装(インテリア)デザイン
- 高効率!スズキ新型アルトラパンのエンジンとスペックは?
- WLTCモード値に!スズキ新型アルトラパンの燃費は?
- 充実!スズキ新型アルトラパンの安全装備は?
- 軽快!スズキ新型アルトラパンのボディサイズは?
- スズキ新型アルトラパンの発売日は?
- スズキ・アルトラパンを「おさらい」
【最新情報】使い勝手UP!スズキ「新型アルトラパン」改良発売!
▼スズキ新型アルトラパンの画像
スズキが、軽自動車「アルトラパン」の改良日本発売を発表しました。
スズキ・アルトラパンは、スズキの軽自動車ラインナップの中でエントリーラインとして設定されている「アルト」をベースにデザイン性をアップしたモデルとして設定され、その軽快さと選びやすい価格が人気になっています。
改良では、「電動格納式リモコンドアミラー[リモート格納]」をアルトラパンLとアルトラパンモードに追加。
また、フルオートエアコンをアルトラパンL、ステアリングオーディオスイッチをアルトラパンLとアルトラパンXに追加することで装備を充実。
新燃費規格WLTCモード値にも対応し、FF車で25.2km/L、4WD車で23.4km/Lに。
あわせて、これまで設定されていた5速AGS車が廃止されています。
新型アルトラパンは、同じく改良された「アルト」とあわせ2020年10月14日に発売。価格は1,210,000円~1,520,200円となっています。
▼スズキ・アルト
【スズキ新型アルト】「快適性UP!」2020年10月14日改良発売!最新情報、アルトワークス、燃費、価格は?
スズキ新型アルトラパンの【主な変更点まとめ】
▼スズキ新型アルトラパンの変更点
- 電動格納式リモコンドアミラー[リモート格納]をアルトラパンLとアルトラパンモードに追加
- フルオートエアコンをアルトラパンLに追加
- ステアリングオーディオスイッチをアルトラパンLとアルトラパンXに追加
- 時間調整付フロント間欠ワイパーをL、X、ラパンモードに採用
- 新燃費規格WLTCモード値に対応
- 5速AGS車と「S」グレードを廃止
▽2019年6月の変更点
- 予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」の機能を充実させて全車標準装備
- デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、標識認識機能[車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度]を搭載
- 後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーを採用
- 「X」グレードに、「キャメル」と「スカーレット」の2種類から選べるシート表皮を設定
- 「G」「L」グレードに、オートライトシステムを採用
- 「G」グレード2WD車に運転席シートヒーター、「G」グレード4WD車に助手席シートヒーター装備
▽2018年12月改良
- 特別仕様車「アルトラパンモード」を新設定。
専用のメッキフロントグリルやウサギのマークをブルーに着色したフロントのアルトラパンエンブレム、シルバーとホワイトの14インチ2トーンフルホイールキャップなど、専用装備を採用
グレード見直し!スズキ新型アルトラパンの価格は?
▼スズキ新型アルトラパンの価格
- G(CVT)
FF:1,210,000円、4WD:1,322,200円 - L(CVT)
FF:1,283,700円、4WD:1,388,200円 - X(CVT)
FF:1,448,700円、4WD:1,549,900円 - アルトラパンモード(CVT)
FF:1,419,000円、4WD:1,520,200円
スズキ新型アルトラパンの価格は、これまで設定されていた5速AGS(オートギヤシフト)車が廃止されたことで121万円からとなっています。
加えてラインナップが見直され、中間グレード「S」を廃止することで4グレードとなっています。
▼参考:アルトラパン(前モデル)の価格
- G(5速AGS)
FF:1,107,000円、4WD:1,217,160円 - L(CVT)
FF:1,227,960円、4WD:1,338,120円 - S(CVT)
FF:1,306,800円、4WD:1,409,400円 - X(CVT)
FF:1,411,560円、4WD:1,514,160円 - アルトラパンモード(CVT)
FF:1,385,640円、4WD:1,485,000円
レトロ!スズキ新型アルトラパンの外装(エクステリア)デザイン
▼スズキ・アルトラパン
スズキ新型アルトラパンの外装は、「ぬくもりのあるカタチ」をコンセプトに、「四角いカタチ」「レトロな雰囲気」「シンプルな造形」が追求されています。
ヘッドライトとリアランプは丸型とされ、四角をイメージしたボディラインを強調。
フロントグリルはシルバーのボリュームあるラインを中心に、格子状の細いラインで支えることでモダンなスタイルになっています。
ルーフカラーには、ボディを上下に色分けするホワイトの2トーンが設定され、淡い色合いのボディカラーの魅力をより楽しむことができるようになっています。
“大人かわいい”!新型ラパンモード設定!
▼新型ラパンモードの画像
スズキ新型ラパンには、デザイン性をアップした「ラパンモード」が設定されています。
新型ラパンモードは、「もっと違うラパンが欲しい」「かわいいだけじゃなくて大人っぽさが欲しい」といったユーザーの声を踏まえ、シックでクールな印象の中にも女性らしいかわいさを感じられる「大人かわいいラパン」をコンセプトに採用。
エクステリアには、専用のメッキフロントグリルやウサギのマークをブルーに着色したフロントのラパンエンブレム、シルバーとホワイトの14インチ2トーンフルホイールキャップ、文字部をブルーに着色したバックドアのMODEエンブレムを採用。
2トーンのフルホイールキャップに映えるブルーメタリックのラパンマークをあしらったデカールも新たに設定されています。
インテリアには、ブラックパールのインパネガーニッシュとブラックのエアコンルーバーを特別装備するとともに、インパネオーナメントを専用のヘリンボーン木目調に変更。
さらに、シートファブリック、シートパイピング、ドアトリムクロス、フロアマットを専用のネイビーで統一し、ベージュ内装との“鉄板コーディネート”として、落ち着きと上質感のある特別な空間を演出。
その他、ナノイー搭載のフルオートエアコンやステアリングオーディオスイッチ、インパネシフトガーニッシュ(一部シルバー塗装)、助手席シートヒーターといった特別装備を採用して快適装備も充実しています。
デザイン性UP!新型アルトラパンの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型アルトラパンの内装は、外装とイメージをあわせたレトロでシンプルなデザインが特徴になっています。
無機質なイメージになりやすいインフォテイメントシステムやメーターも専用にデザインとされ、空間との調和を重視。
インパネの中心には家具のような自然な風合いを持つパーツを採用し、落ち着いた空間に仕上げ。
ルーフもキルティングをイメージしたデザインとすることで、親しみやすさがつくられています。
シートには複数のデザインが用意され、オーナーの好みによって楽しめるように。
新型アルトラパンで大きくなった室内空間は、多彩なシートレイアウトにより使い勝手がアップされています。
高効率!スズキ新型アルトラパンのエンジンとスペックは?
▼スズキ新型アルトラパンのパワートレインとスペック
- エンジン:直列3気筒660cc+エネチャージ
- 最高出力:52ps/6500rpm
- 最大トルク:6.4kgm/4000rpm
- トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
スズキ新型アルトラパンのパワートレインには、減速時のエネルギーを電装品のほか、アイドリングストップからのエンジン再始動に使用する「エネチャージ」が採用されています。
これによりアイドリングストップの時間を長くとり、燃費を向上。
発電によりエンジンにかかる負荷も低減されています。
改良では、5速マニュアルトランスミッションを自動で変速する「5速オートギヤシフト(5速AGS)」が廃止され、全車CVTに変更されています。
WLTCモード値に!スズキ新型アルトラパンの燃費は?
▼スズキ新型アルトラパンの燃費
- アルトラパン(CVT)
JC08モード値:FF 30.2km/L、4WD 28.6km/L
WLTCモード値:FF 25.2km/L、4WD 23.4km/L
スズキ新型アルトラパンの燃費は、新燃費規格WLTCモードに対応し25.2km/Lとなっています。
あわせてJC08モード値も変更され、実燃費が重視されています。
▼参考:アルトラパン(前モデル)の燃費
※JC08モード値
- アルトラパン(CVT)
FF:35.6km/L、4WD:33.2km/L - アルトラパン(5速AGS)
FF:29.6km/L、4WD:27.4km/L
充実!スズキ新型アルトラパンの安全装備は?
スズキ新型アルトラパンの安全装備には、予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」として、最新システム「デュアルセンサーブレーキサポート」や、後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」などが全車に標準装備されています。
デュアルセンサーブレーキサポートは、車両や歩行者を検知し、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、標識認識機能[車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度]など、最新の安全機能が提供されます。
軽快!スズキ新型アルトラパンのボディサイズは?
▼スズキ新型アルトラパンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1525mm
- ホイールベース:2460mm
- 車重:650kg
- ※参考
・スズキ アルト
全長×全幅×全高:3395×1475×1500mm
ホイールベース:2460mm
車重:650kg
スズキ新型アルトラパンのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格を一杯につかったサイズとなっています。
全高はベースになっているアルトから25mm大きくとられ、余裕がある室内空間を確保。
車体はアルトからくる最新のプラットフォームにより650kgと軽自動車最軽量まで軽くされ、軽快な走りと低燃費が両立されています。
スズキ新型アルトラパンの発売日は?
改良されたスズキ新型アルトラパンは、2020年10月14日に発売されました。
スズキはユーザーの9割以上が女性となっているアルトラパンの装備を充実することで、より魅力をアピールしていきたい考えです。
スズキ・アルトラパンを「おさらい」
▼スズキ・アルトラパン(初代)
スズキ・アルトラパン(ALTO Lapin)は、初代が2002年に登場した軽自動車です。
軽自動車セダンの「アルト」をベースにつくられた派生車種となっています。
モデル名の「Lapin」はフランス語で「うさぎ」を表し、エンブレムにはうさぎのモチーフが使用されています。
初代はランチボックスをモチーフとした丸みのある箱型の外観デザインとし、低めの車体高で広い室内空間を確保したパッケージングに、家具や雑貨などを連想させるデザインのパーツを採用。
主力車種のアルトのユーザーが男性や高齢者に移行していたことから、改めて若い女性層にターゲットを当てて開発されました。
開発コンセプトは「ゆるさ」とされ、静粛性・乗り心地・使い勝手の良さに配慮して「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」がアピールポイントとされました。
また、多彩なモデルが用意されたことも特徴となっており、ターボエンジンを搭載し男性をターゲットとしたスポーツモデル「SS」、キャンバストップを装備した特装車「キャンバストップ」、現行モデルで復活した「モード」などをラインナップ。
マツダには「スピアーノ」としてOEM提供されていました。
▼スズキ・アルトラパン(2代目)
2008年に登場した2代目では、前後の車軸間距離(ホイールベース)を延長することで室内空間を拡大。
▼スズキ・アルトラパンショコラ(2代目ベース)
2013年の改良時には、丸型のヘッドライトや専用のデザインを採用した「ラパン・ショコラ」が設定され、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。
2015年に登場した現行モデルの3代目では、2代目のユーザーの9割は女性であり、うち6割が20代から30代の若い女性であったことから、社内の商品企画や技術企画のスタッフなどで構成される「女性ワーキンググループ」を立ち上げ。
この中で、購買層の中心となる若い女性が「可愛いものは好きだけど、子供っぽいのは好きじゃない」「ナチュラルである。シンプルである」と考えていたことから、マーケティングの方向性が2代目の派生モデルである「ラパンショコラ」とほぼ同じとなり、「ラパンショコラ」は3代目へのフルモデルチェンジに合わせて廃止。
ラパンショコラからくる丸型のヘッドライトや上質さをアップしたデザインなどが、ラパンのベースモデルに採用されました。
新型スズキ・アルトラパンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!