スバルが、ミドルクラス「インプレッサ」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
新世代とすることにより魅力をアップするスバル新型インプレッサについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最新技術搭載!スバル「新型インプレッサ」フルモデルチェンジ!
- スバル新型インプレッサの【主な変更点まとめ】
- 先進的!スバル新型インプレッサの外装(エクステリア)デザイン
- 小変更!スバル新型インプレッサのボディサイズは?
- 最新装備!スバル新型インプレッサの内装(インテリア)デザイン
- 新開発!スバル新型インプレッサのスペック、走行性能は?
- 改善!スバル新型インプレッサの燃費は?
- 最新システム!スバル新型インプレッサの安全装備は?
- アップ!スバル新型インプレッサの価格は?
- いつ?スバル新型インプレッサの発売日は?
- スバルインプレッサを「おさらい」
【最新情報】最新技術搭載!スバル「新型インプレッサ」フルモデルチェンジ!
スバルが「インプレッサ」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
スバル・インプレッサは、ブランドのミドルクラスとしてハッチバックの「スポーツ」、セダンの「G4」を設定。派生クロスオーバーモデルとして「XV」もラインナップされています。
フルモデルチェンジする新型インプレッサでは、最新のデザインを採用するほか、新世代の11.6インチ大型インフォテインメントシステムを搭載。
パワートレインには新開発される1.5Lターボエンジンを設定することで、走行性能がアップされます。
▼スバル・レガシィアウトバック
【スバル新型レガシィアウトバック最新情報】フルモデルチェンジ!A型2.4Lターボ、発売日や燃費、価格は?
スバル新型インプレッサの【主な変更点まとめ】
▼スバル新型インプレッサの変更点
- 新世代の外装、内装デザインを採用
- フルインナーフレーム構造を採用し、ねじり剛性を強化
- 新開発の1.5Lターボエンジンを搭載
- 内装に、11.6インチ大型インフォテインメントシステムを設定
- 安全システムに360度センシングを可能とした「新世代アイサイト」、ハンズオフが可能となる新世代「アイサイトX」を設定
- コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」に対応
先進的!スバル新型インプレッサの外装(エクステリア)デザイン
via:Spyder7
▼参考:インプレッサ(現行モデル)
スバル新型インプレッサの外装は、これまで採用されていたブランドデザイン「DYNAMIC x SOLID」を深化させ、各クルマの特徴を大胆に際立たせた新デザインコンセプト「BOLDER」が採用されます。
ヘッドライト内のデザインは、新世代モデルが発表されている「レヴォーグ」からくるボクサーエンジン内を移動するピストンをイメージしたC字型とされ、六角形のフロントグリルと組み合わせ。
ボディタイプはこれまでと同じく、ハッチバックのインプレッサスポーツと、セダンのインプレッサG4が設定され、用途にあわせた選択ができるようになります。
小変更!スバル新型インプレッサのボディサイズは?
▼スバル新型インプレッサのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4500×1775×1480mm
- ホイールベース:2670mm
- ※参考
▽インプレッサ(現行モデル)
・全長×全幅×全高
5ドアハッチバック:4475×1775×1480mm
4ドアセダン:4640×1775×1455mm
・ホイールベース:2670mm
▽レヴォーグ
全長×全幅×全高:4755×1795×1500mm
ホイールベース:2670mm
スバル新型インプレッサは、新世代モデルでボディサイズが拡大された「レヴォーグ」にあわせ全長を延長することで、モデル間のバランスがとられます。
しかし、ホイールベースは維持され、取り回しのしやすい設計に。
ボディは、インナーフレームのみをアンダーボディに溶接で取り付け、その後にアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。
インナーとアウター側を溶接したうえでアンダーボディに取り付ける従来の製造方法より部品点数を減らし、ボルトによる骨格同士の接合をスポット溶接に置き換えることできることで、ねじり剛性を強化。
静粛性も高められ、室内に入り込む音が低減されます。
最新装備!スバル新型インプレッサの内装(インテリア)デザイン
スバル新型インプレッサの内装は、最新の装備を採用することにより上質感が追求されます。
装備には上位グレードでインフォテインメントシステム用11.6インチ大型ディスプレイが設定され、Apple CarPlay、Android Autoにも対応することでスマートフォンとの連携を強化。
運転席にはシートポジションメモリー機能を装備し、ドアミラーメモリー&オート格納機能も採用することでシート位置とドアミラー角度を記憶。ボタン操作により再現できるようになります。
新開発!スバル新型インプレッサのスペック、走行性能は?
▼スバル新型インプレッサのパワートレインとスペック
- 水平対向4気筒1.6L「FB16」
出力:115ps/15.1kgm - 水平対向4気筒1.5Lターボ【新開発】
出力:155ps/24.5kgm - 【e-BOXER】
水平対向4気筒2L「FB20」+「e-BOXER」ハイブリッド
エンジン出力:148ps/20.0kgm
モーター出力:13.6ps/6.6kgm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
スバル新型インプレッサのパワートレインには、これまで設定されていた2Lガソリンエンジンに代え、新開発される1.5Lターボエンジンが搭載されます。
1.5Lターボエンジンは、「レヴォーグ」に採用された新世代1.8Lターボエンジンのダウンサイジング版となり、出力を2Lガソリンエンジンの154ps/20.0kgmから強化し、大きなトルクにより低速域から軽快な走りを実現。
排気量も抑えることで、燃費性能も改善されます。
▼スバル「e-BOXER」パワートレイン
その他、新型インプレッサにはハイブリッド「e-BOXER」も設定され、モーターアシストによる低速トルクアップをメインとしながら、ガソリンエンジンより低燃費となります。
改善!スバル新型インプレッサの燃費は?
▼スバル新型インプレッサの燃費
- 1.6Lガソリン:14.0km/L
- 1.5Lガソリンターボ:15.0km/L
- 2L「e-BOXER」:15.5km/L
スバル新型インプレッサの燃費は、新世代の1.5Lターボエンジンを搭載することで改善します。
現行モデルは2Lガソリンエンジンで最高14.0km/Lとされていましたが、新型インプレッサでは1.5Lターボエンジンの大きな低速トルクを活かすことにより効率をアップし、15km/Lが見込まれています。
▼参考:インプレッサ(現行モデル)の燃費
- 1.6Lガソリン:13.5~14.1km/L
- 2Lガソリン:12.4~14.0km/L
- 2L「e-BOXER」:15.2km/L
※WLTCモード値
最新システム!スバル新型インプレッサの安全装備は?
スバル新型インプレッサの安全装備には、現行モデルに搭載されていた「アイサイト・ツーリングアシスト」を進化させた「新世代アイサイト」のほか、上位グレードにはハンズオフが可能となる「アイサイトX」が採用されます。
現行モデルの「アイサイトツーリングアシスト」では、全車速追従機能付きクルーズコントロールと、車線中央維持、先行者追従操舵によるステアリング操作アシスト機能をあわせることで安全性を高めるほか、ドライバーの疲れが軽減されていました。
新型インプレッサに装備される「新世代アイサイト」では、ステレオカメラと前後4つのレーダーにより、360度センシングを実現。
これにより、見通しの悪い交差点での出合い頭や右左折時まで、プリクラッシュブレーキの作動範囲が拡大されます。
加えて、上位グレードに搭載される「アイサイトX」では、3D高精度地図やGPS、準天頂衛星「みちびき」により自車位置を正確に特定。
カーブ前減速のほか、渋滞時(0km/h~約50km/h)に一定条件を満たした場合、自動車専用道路でハンズオフ走行が可能に。
さらにコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」として、万が一の衝突事故時に自動で通報する先進事故自動通報システムを採用。
緊急時にボタンひとつでコールセンターからサポートをうけることができるようになります。
▼スバルの新世代安全機能
- 【アイサイト コアテクノロジー】
・プリクラッシュブレーキ
・前側方プリクラッシュブレーキ
・緊急時プリクラッシュステアリング
・後退時ブレーキアシスト
・AT誤後進抑制制御
・ツーリングアシスト
・全車速追従機能付クルーズコントロール
・定速クルーズコントロール
・車線逸脱抑制
・車線逸脱警報
・ふらつき警報
・先行車発進お知らせ機能
・青信号お知らせ機能
・アイサイトアシストモニター - 【アイサイトセイフティプラス(運転支援テクノロジー)】
・スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)
・エマージェンシーレーンキープアシスト
・アレイ式アダプティブドライビングビーム - 【アイサイトセイフティプラス(視界拡張テクノロジー)】
・デジタルマルチビューモニター(フロント/サイド/リア)
・前側方警戒アシスト - 【アイサイトXテクノロジー(高度運転支援システム)】
・渋滞時ハンズオフアシスト
・渋滞時発進アシスト
・アクティブレーンチェンジアシスト
・カーブ前速度制御
・料金所前速度制御
・ドライバー異常時対応システム
スバルでは、アイサイトの技術を「コアテクノロジー」、アイサイトセイフティプラスの「運転支援テクノロジー」「視界拡張テクノロジー」、高度運転支援システムとなる「アイサイトXテクノロジー」の4つに分類。
「コアテクノロジー」と「運転支援テクノロジー」は標準装備とされ、追加設定される「視界拡張テクノロジー」と「アイサイトXテクノロジー」を選択することで、安全性を高めることができるようになります。
アップ!スバル新型インプレッサの価格は?
▼スバル新型インプレッサの価格
- 210万円~320万円
スバル新型インプレッサの価格は、最新の装備を採用することでアップします。
現行モデルは200万2000円からとされていましたが、新型インプレッサではエントリーグレードで10万円ほどアップし、大型ディスプレイや新世代安全システムを標準採用する上位グレードでは40万円ほどのアップとなります。
▼参考:インプレッサ(現行モデル)の価格
▽インプレッサスポーツ(ハッチバック)
- 1.6i-L EyeSight
FF:2,002,000円、4WD:2,222,000円 - 1.6i-S EyeSight
FF:2,244,000円、4WD:2,464,000円 - 2.0i-L EyeSight
FF:2,244,000円 - 2.0e-L EyeSight
4WD:2,563,000円 - Advance
4WD:2,783,000円 - STI Sport
FF:2,706,000円、4WD:2,926,000円
▽インプレッサG4(セダン)
- 1.6i-L EyeSight
FF:2,002,000円、4WD:2,222,000円 - 1.6i-S EyeSight
FF:2,244,000円、4WD:2,464,000円 - 2.0i-L EyeSight
FF:2,244,000円、4WD:2,464,000円 - 2.0i-S EyeSight
FF:2,486,000円、4WD:2,706,000円
いつ?スバル新型インプレッサの発売日は?
フルモデルチェンジするスバル新型インプレッサは、2022年10月の発売が予定されています。
現行車は2020年10月に最終モデルとなる「E型」への改良が発表され、次期型への移行が進められています。
スバルは主力モデルであるインプレッサを新世代とすることで、他モデルとの相乗効果をアップしていきたい考えです。
スバルインプレッサを「おさらい」
▼インプレッサWRX STI(初代GC8型)
スバル インプレッサ(IMPREZA)は、初代が1992年に登場した乗用車です。
ボディタイプは現在も販売されているセダンやハッチバックのほか、過去にはワゴンや2ドアクーペも製作されました。
レガシィの下位モデルという位置付けで登場し、以前レガシィが参戦していたWRC(世界ラリー選手権)での活躍で知名度を大きくあげました。
今は別モデルとして販売されているWRX STIは、インプレッサWRX STIとして初代から3代目までラインナップされスバルのスポーツイメージを牽引する存在に。
5代目の現行モデルは2016年に登場し、スバルの新世代プラットフォームであるスバルグローバルプラットフォームを初めて採用することで、走行性能を向上。
「IMPREZA」のモデル名は、「紋章」「金言」などを表す英語の"IMPRESA"が由来となった造語になっています。
新型インプレッサについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!