ダイハツが、軽自動車「アトレー」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
新世代となり魅力をアップした新型アトレーのスペックや価格などについてご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ついに!ダイハツ「新型アトレー」フルモデルチェンジ発売!
- 新型アトレーの【変更点まとめ】
- 156.2万円から!新型アトレーの価格は?
- タフ!新型アトレーの外装(エクステリア)デザイン
- 全6色!新型アトレーのボディカラーは?
- 快適性UP!新型アトレーの内装(インテリア)デザイン
- 新開発CVT!新型アトレーのエンジンとスペックは?
- 改善!新型アトレーの燃費は?
- 電気自動車!新型e-アトレーも設定!
- 充実!新型アトレーの安全装備は?
- 4ナンバー化!新型アトレーのボディサイズは?
- いつ?新型アトレーの発売日は?
【最新情報】ついに!ダイハツ「新型アトレー」フルモデルチェンジ発売!
▼新型アトレーの画像
ダイハツが、「アトレー」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
アトレーは、軽商用バンの「ハイゼットカーゴ」をベースにした上位モデルとして設定され、大きな室内空間が魅力のモデルになっています。
ベースとなるハイゼットシリーズは、トラックが2014年にフルモデルチェンジしていましたが、前モデルのハイゼットカーゴは2004年から販売を継続していました。
今回17年ぶりにフルモデルチェンジした新世代モデルでは、商用車に初めて新世代プラットフォーム「DNGA」を採用し基礎性能をアップしたほか、車両区分をこれまでの小型乗用車「5ナンバー」から小型貨物車「4ナンバー」に変更することで税額を下げ、維持費も魅力に。
▼新型アトレーデッキバン
ボディタイプには、オープンデッキを備え、幅広いレジャーで活躍する「アトレーデッキバン」を新設定。
また、これまで搭載していた4速ATに代え、新たにFR車専用に開発したCVTを搭載することにより変速比幅を拡大し、発進時はローギヤ化したことにより力強い発進性能を実現するとともに、駆動力が途切れることがない無段階変速により、スムーズな加速で登坂時も快適な運転が可能に。
加えてCVT車には、クラス初となる「電子制御式4WD」を採用。スイッチ操作で「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードが利用できるようにするとともに、4WD AUTOモードでは路面に合わせて最適な前後駆動力配分を行なうことで、滑りすい路面での安定性をアップし、乾燥した路面でのタイトコーナーブレーキング現象も抑制されています。
新型アトレーは、フルモデルチェンジした商用バンの「ハイゼットカーゴ」、ビッグマイナーチェンジした「ハイゼットトラック」とあわせ、2021年12月20日に発売。価格は156万2000円~182万6000円となっています。
▼新型アトレーの試乗動画
▼ハイゼットカーゴ
【新型ハイゼットカーゴ】「新世代!」フルモデルチェンジ発売!最新情報、燃費、価格は?
▼ハイゼットトラック
【新型ハイゼットトラック】ビッグマイナーチェンジ発売!最新情報、燃費、価格は?
新型アトレーの【変更点まとめ】
▼新型アトレーの変更点
- 最新のエクステリアデザインを採用
- 「アトレーデッキバン」を新設定
- 基礎から設計を見直し、室内空間を拡大
- 全高を高め、ハイルーフ仕様に統一
- 車両区分を小型貨物車「4ナンバー」に変更
- FR車専用新開発CVTにより、燃費性能を向上
- 電制4WDを採用し、燃費と走行性能を両立
- 電動両側スライドドアを採用
- デジタルミラーをクラス初メーカーオプション設定
- 「ダイハツコネクト」に対応する9インチ、6.8インチのディスプレイオーディオを設定
- 安全システム「スマートアシスト」で、自転車と夜間の歩行者検知に対応。
アダプティブクルーズコントロールを採用
156.2万円から!新型アトレーの価格は?
▼ダイハツ新型アトレーの価格
- グレード(全車ターボエンジン&CVT)
・「X」
CVT:FR 1,562,000円、4WD 1,716,000円
・「RS」
CVT:FR 1,672,000円、4WD 1,826,000円
・「アトレーデッキバン」
CVT:FR 1,914,000円、4WD 2,068,000円
ダイハツ新型アトレーの価格は、最新装備を採用しながら、前モデルと同等の価格設定となっています。
ラインナップは前モデルと同じくターボエンジン車のみとされ、余裕のある走りが魅力となっています。
▼参考:アトレー(前モデル)の価格
- アトレーカスタムターボRS“SA Ⅲ”
FR:1,573,000円、4WD:1,710,500円 - アトレーカスタムターボRS“リミテッド SA Ⅲ”
FR:1,683,000円、4WD:1,820,500円
タフ!新型アトレーの外装(エクステリア)デザイン
▼新型アトレーの画像
▼参考:アトレー(前モデル)の画像
新型アトレーの外装は、最新のデザインを採用することにより、質感が高められています。
フロントデザインやルーフは、前モデルより角を強調し、力強いスタイルに。
全グレードにLEDヘッドライトを標準装備し、メッキフロントグリルの加飾パーツなど、アトレー専用のエクステリアパーツを豊富に採用。
あわせて、テールゲートに配置していたエンブレムをステッカーに変更することでテールゲートの厚みを抑え、室内空間を最大限拡大することで使いやすさを向上しています。
▼新型アトレーデッキバン
また、4人乗ることができ、汚れても大丈夫な荷物スペースを備えた「アトレーデッキバン」が初設定され、ニーズにあわせた選択に対応しています。
全6色!新型アトレーのボディカラーは?
▼新型アトレーのボディカラー
- トニコオレンジメタリック
- レーザーブルークリスタイルシャイン
- オフビートカーキメタリック
- ブラックマイカメタリック
- ブライトシルバーメタリック
- シャイニングホワイトパール
新型アトレーには、全6色のボディカラーが設定されています。
このうち「レーザーブルークリスタイルシャイン」は、ベースモデルの「ハイゼットカーゴ」には設定されないカラーとなっています。
快適性UP!新型アトレーの内装(インテリア)デザイン
▼新型アトレーの画像
新型アトレーの内装は、新しいデザインや装備を採用することにより、快適性がアップされています。
装備には、マルチインフォメーションディスプレイ付メーターや、「ダイハツコネクト」、Android Auto、Apple CarPlayに対応した6.8インチと9インチのディスプレイオーディオを設定することで実用性を向上。
▼スマートインナーミラー
加えて、バックカメラの映像を表示することで、悪天候時や荷物を積んでいる状態でも車両後方を確認しやすいスマートインナーミラーをクラス初オプション設定。
また、キーを取り出すことなくドアの開閉やエンジン始動が可能なキーフリーシステム&プッシュボタンスタートをクラス初採用したほか、キャンプなどで両手がふさがった状態でもドアの開閉が便利な両側パワースライドドアや、両側スライドドアイージークローザーをクラス初採用。
最新プラットフォームにより拡大したラゲッジスペースは、リアシートをフラットに収納することで車中泊に対応し、アクティブに使うユーザーの利便性をアップ。
汚れたアウトドア用品を積んでも掃除がしやすい「イージーケアマット」や、さまざまな荷物の取り付けや固定に便利な荷室ナット(ユースフルナット)と、マルチフックを設定。
その他、車中泊の際などに換気ができ、快適な車内空間を実現する「ポップアップ機構付リアガラス」、後席での快適性を向上させるボトルホルダーやデッキサイドポケットなどの収納スペースを採用。
ラゲッジボードを組み合わせることで、ワーケーションなどに最適なスリット付のデッキサイドトリムなど、アトレーならではの荷室装備も利用できるようになっています。
荷室幅は軽キャブオーバーバンで最大となる1410mm、荷室長は1820mm、荷室高は1215mmを確保。バックドアの開口幅は1310mmとなっています。
新開発CVT!新型アトレーのエンジンとスペックは?
▼新型アトレーのエンジンとスペック
- エンジン:直列3気筒660ccターボ
最高出力:64ps/5700rpm
最大トルク:9.3kgm/2800rpm - トランスミッション:FR車専用CVT【新開発】
- 駆動方式:FR or 4WD
新型アトレーには、最新の660ccターボエンジンが搭載されています。
パワートレインは、アイドリングストップ機能や電動パワーステアリングを採用することで環境性能を向上。
トランスミッションにはこれまで搭載していた4速ATに代え、新たにFR車専用に開発したCVTを搭載。
CVTは変速比幅を拡大し、発進時はローギヤ化したことにより力強い発進性能を実現するとともに、駆動力が途切れることがない無段階変速により、スムーズな加速で登坂時も快適な運転が可能に。
加えてCVT車には、クラス初となる「電子制御式4WD」を採用。
スイッチ操作で「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードが利用できるようにするとともに、4WD AUTOモードでは路面に合わせて最適な前後駆動力配分を行なうことで、滑りすい路面での安定性をアップし、乾燥した路面でのタイトコーナーブレーキング現象も抑制されています。
改善!新型アトレーの燃費は?
▼新型アトレーの燃費(WLTCモード値)
- ターボエンジン
CVT:14.7km/L
新型アトレーの燃費は、最新のプラットフォームやパワートレインを採用することで改善しています。
前モデルはWLTCモード値14.2km/Lとされていましたが、新型アトレーでは新たにFR車専用CVTを搭載することで、14.7km/Lとなっています。
▼参考:アトレー(前モデル)の燃費
※WLTCモード
- 660ccターボエンジン
FR:14.2km/L、4WD:13.4km/L
電気自動車!新型e-アトレーも設定!
ダイハツ新型アトレーは、特許庁に「e-ATRAI(e-アトレー)」の商標登録が行われており、電気自動車モデルの設定が予定されています。
新型e-アトレーは、同じく商標登録されている新世代電動パワートレイン「e-SMART ELECTRIC」を搭載し、物流業界で「ラストワンマイル」と呼ばれる短距離輸送に対応。
バッテリーによる航続距離を200km前後とすることで1日の利用距離に充分対応しながら、補助金を利用することで200万円未満の価格が見込まれています。
充実!新型アトレーの安全装備は?
新型アトレーの安全装備には、ダイハツの先進安全システム「スマートアシスト」が採用されています。
システムは、衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度を向上させ、従来の車両・歩行者に加えて、二輪車・自転車も追加するとともに、夜間の歩行者検知も可能に。
加えて、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)を搭載したほか、車線逸脱抑制制御機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)を追加。
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKC(レーンキープコントロール)により、長時間の高速走行時の疲労軽減も可能となっています。
4ナンバー化!新型アトレーのボディサイズは?
▼新型アトレーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
3395×1475×1890mm - ホイールベース:2450mm
- 車重:960kg
- ※参考
・アトレー(前モデル)
全長×全幅×全高:3395×1475×1875mm
ホイールベース:2450mm
車重:1000kg
ダイハツ新型アトレーのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格をいっぱいまでつかった設計となっているため、前モデルから維持されています。
しかし、車両区分はこれまでの小型乗用車「5ナンバー」から、小型貨物車「4ナンバー」に変更。
全高は前モデル+15mmとされ、基礎から設計を見直すことにより室内空間を拡大。より広く使うことができるようになっています。
いつ?新型アトレーの発売日は?
フルモデルチェンジしたダイハツ新型アトレーは、2021年12月20日に発売されました。
ダイハツはアトレーを新世代とすることで、ユーザーの要望に対応していく予定です。
新型ダイハツ・アトレーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!