フィアットが、コンパクトカー「フィアット500」「フィアット500C」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型500のスペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新グレード構成に!フィアット「新型500」改良日本発売!
- フィアット新型500の【変更点まとめ】
- 221万円から!フィアット新型500の価格は?
- レトロ!フィアット新型500の外装(エクステリア)デザイン
- コンパクト!フィアット新型500のボディサイズは?
- 質感UP!フィアット新型500の内装(インテリア)デザイン
- 力強く!フィアット新型500のパワートレインは?
- 実用的!フィアット新型500の燃費は?
- いつ?フィアット新型500の発売日は?
- フィアット500を「おさらい」
【最新情報】新グレード構成に!フィアット「新型500」改良日本発売!
▼フィアット新型500の画像
フィアットが、コンパクトカー「500(チンクエチェント)」「500C」の改良日本発売を発表しました。
フィアット500は、ブランドを代表するコンパクトカーとして設定され、SUVモデルの「500X」とあわせ、そのデザインが人気になっています。
改良では、これまで設定されていた「1.2ポップ」「ラウンジ」グレードに代え、新たに「Cult(カルト)」と「Dolcevita(ドルチェヴィータ)」グレードを設定。
「500/500C カルト」では、クルーズコントロールやパドルスイッチ、スピードリミッターを標準装備し、高速道路での快適性や操る楽しさをアップ。また、シートカラーとドアトリムカラーはブルーに変更し、モダンな雰囲気に仕上げられています。
「500 ツインエア ドルチェヴィータ」でもクルーズコントロールが標準装備され、フロントフェンダーに「Dolcevita」トリムバッジを装備。また、シートカラーはブラック/アイスの2トーンとされ、質感が高められています。
その他、新型500ではボディカラーに「シチリアオレンジ(500/500C カルトのみ)」と「ポンペイグレー」の2色を新設定し、ボサノバホワイト、パソドブレレッドとあわせ全4色が設定されています。
フィアット新型500は2021年6月5日に発売。価格は2,210,000円~2,900,000円となっています。
▼フィアット新型500の試乗動画
▼フィアット500e
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▼フィアット500X
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フィアット新型500の【変更点まとめ】
▼フィアット新型500の変更点
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「1.2ポップ」「ラウンジ」グレードに代え、新グレード「カルト」「ドルチェヴィータ」を設定
- 「500/500C 1.2カルト」に、クルーズコントロール、パドルスイッチ、スピードリミッターを標準装備
- 「500/500C ツインエア ドルチェヴィータ」に、クルーズコントロール、トリムバッジ、2トーンシートを標準装備
- ボディカラーに「シチリアオレンジ」と「ポンペイグレー」の2色を新設定
221万円から!フィアット新型500の価格は?
▼フィアット新型500の価格
- 500 1.2 カルト(1.2Lエンジン):2,210,000円
- 500 ツインエア カルト(0.9Lターボ):2,400,000円
- 500 ツインエア ドルチェヴィータ(0.9Lターボ):2,800,000円
- 500C 1.2 カルト(1.2Lエンジン):2,850,000円
- 500C ツインエア ドルチェヴィータ(0.9Lターボ):2,900,000円
フィアット新型500の価格は、221万円からとなっています。
前モデルは199万8000円からとなっていましたが、原材料価格上昇などによりアップしています。
▼参考:フィアット500(前モデル)の価格
- 500 1.2 Pop:1,998,000円
- 500 TwinAir Pop:2,350,000円
- 500 TwinAir Lounge:2,670,000円
レトロ!フィアット新型500の外装(エクステリア)デザイン
▼フィアット新型500の画像
フィアット新型500の外装は、レトロモダンなデザインにより、「ひと目でフィアット500」とわかるスタイルに仕上げられています。
装備には、クローム加飾バンパーのほか、LEDのヘッドライト、デイタイムライト、テールランプを採用することで質感を向上。
▼フィアット500C
ボディタイプにはオープンモデルとなる「500C」も設定され、好みにあわせた選択ができるようになっています。
コンパクト!フィアット新型500のボディサイズは?
▼フィアット新型500のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3570×1625×1515mm
- ホイールベース:2300mm
- 車重:990kg
- ※参考
・フィアット500X(SUV)
全長×全幅×全高:4280×1795×1610mm
ホイールベース:2570mm
フィアット新型500のボディサイズは、ホイールベースを2300mmとすることで、都市部での取り回しに優れた設計とされています。
SUVモデルの「500X」との比較では全長-710mm、全幅-160mmとされ、車重は990kgまで軽量化されています。
質感UP!フィアット新型500の内装(インテリア)デザイン
▼新型500/500C「カルト」
フィアット新型500の内装は、最新のデザインを採用することにより質感が高められています。
「500/500C カルト」グレードでは、シートカラーとドアトリムカラーをブルーとすることで、モダンな雰囲気をアップ。
▼新型500/500C「ドルチェヴィータ」
「500/500C ドルチェヴィータ」では、シートカラーをブラック/アイスの2トーンとすることで、上質な雰囲気がつくられています。
新型500では、インフォテインメントシステムに7インチタッチパネルを採用した「Uconnect」が装備され、ラジオやUSB入力に対応したメディアプレイヤー機能、Bluetoothハンズフリー通話機能のほか、Apple CarPlayやAndroid Autoを搭載し、スマートフォンとの連携が強化されています。
力強く!フィアット新型500のパワートレインは?
▼フィアット新型500のパワートレインとスペック
- 【1.2Lガソリン】
直列4気筒1.2Lガソリン
出力:69ps/10.4kgm - 【0.9Lツインエア】
直列2気筒0.9Lターボ「TwinAir」
出力:85ps/14.8kgm - 駆動方式:FF
- トランスミッション:ATモード付5速シーケンシャル「デュアロジック」
フィアット新型500には、1.2Lエンジンと0.9Lターボエンジンが搭載されています。
0.9Lターボエンジン「ツインエア」は、2気筒とすることで走行効率をアップしながら、ターボチャージャーを組み合わせることで1.5Lエンジンに匹敵するトルクを獲得。
フィアット500では、トランスミッションにATモード付5速シーケンシャル「デュアロジック」を組み合わせることで、軽快な走りを楽しむことができるようになっています。
実用的!フィアット新型500の燃費は?
▼フィアット新型500の燃費
- 1.2ガソリン
WLTCモード値:18.0km/L
JC08モード値:19.4km/L - 0.9Lターボ
JC08モード値:24.0km/L
フィアット新型500の燃費は、軽量な車体により高められています。
JC08モード値では1.2Lガソリンで19.4km/L、0.9Lターボエンジンで24.0km/Lが確保され、コンパクトカーとしての使い勝手がアップされています。
いつ?フィアット新型500の発売日は?
改良されたフィアット新型500は、2021年6月5日に発売されます。
フィアットは、主力車である500を改良することにより、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
フィアット500を「おさらい」
▼フィアット500(初代)
フィアット500(チンクエチェント)は、初代が1936年に登場したコンパクトカーです。
初代は2人乗りの小型車として設計され、流線型の全鋼製ボディや油圧ブレーキに加え、当時先端技術であった前輪独立懸架、水冷エンジン、FR駆動と、コンパクトカーとして贅沢な設計を採用。
その軽快な走りと愛嬌のあるデザインから、ハツカネズミを意味する「トポリーノ」の愛称で呼ばれ、戦前・戦後を通して大ヒット車になりました。
▼フィアット500C(初代/フェイスリフト版)
1949年にはヘッドライトをフェンダーに埋め込むなど近代的なデザインとなった500Cも登場。
▼参考:フィアット600
後継車種としてリアにエンジンを搭載する「フィアット600(セイチェント)」が登場する1955年まで、長期間販売されました。
▼フィアット500(2代目)
2代目はフィアット600の登場から2年がたった1957年に発表され、コンセプトが初代から大幅に変更されたことからモデル名を「NUOVA 500(新フィアット500)」として登場。
フィアット600から多くのパーツを流用し、ドライブトレインを小さくできるリアエンジン・リアドライブ(RR)レイアウトを採用。
フィアット600から一回り小さな車体により価格を下げ、若干窮屈ながら4人乗りが可能な設計だったことから人気になり、1977年まで約400万台を製造。
車体を延長したワゴンバージョンのフィアット500ジャルディニエラも設定されていました。
▼フィアット500(3代目)
現行モデルの3代目は、2代目の登場から50年の節目となる2007年に登場。
エクステリアデザインは2代目をイメージするものとされましたが、駆動方式はより空間効率に優れるFFレイアウトに変更。
レトロなスタイルなどが評判を呼び、2008年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーや、2009ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞。
当時経営状況が芳しくなかったフィアットの復活にも貢献し、世界的なヒット作となりました。
モデルバリエーションには、キャンバストップを採用しオープンエアを楽しむことができる「500C」、アバルトが手掛けたハイスペックモデル「アバルト595」や「アバルト695」などもラインナップ。
同じデザインコンセプトを採用したミニバンバージョンとなる「500L」や、SUVの「500X」なども開発され、フィアットブランドを代表するモデルになっています。
新型フィアット500については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!