トヨタが、フラッグシップ「クラウン」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
新世代となり魅力をアップする新型クラウンのスペックやグレードなどについて最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】クロスオーバーから!「新型クラウン」フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型クラウンの【変更点まとめ】
- 435万円から!トヨタ新型クラウンの価格は?
- 2トーンも!新型クラウンの外装(エクステリア)デザイン
- 大きく!新型クラウンのボディサイズは?
- 最新装備!新型クラウンの内装(インテリア)デザイン
- 全車ハイブリッド4WD!新型クラウンのスペックは?
- 最新システム!トヨタ新型クラウンの安全装備は?
- 改善!トヨタ新型クラウンの燃費は?
- いつ?トヨタ新型クラウンの発売日は?
- トヨタ・クラウンを「おさらい」
【最新情報】クロスオーバーから!「新型クラウン」フルモデルチェンジ発売!
▼新型クラウンクロスオーバーの意匠登録画像
▼新型クラウンのティザー画像
トヨタが、フラッグシップモデル「クラウン」のフルモデルチェンジ発売を予定しています。
トヨタ・クラウンは日本市場に向け開発、販売され、トヨタブランドのフラッグシップセダンとして快適な乗り心地や高い質感が評価されていました。
2018年の前モデル登場から早期の世代交代となる新型クラウンは、北米や中国、中東など、海外にも販売を拡大し、新たに「新世代クラウンシリーズ」として展開。ボディタイプには今回発売される「クロスオーバー」のほか、後にワゴン、SUVの設定を予定。
プラットフォームは、前モデルの後輪駆動ベースから前輪駆動ベースに変更することで室内空間を拡大しながら、全車4WDとすることで高い走行性能をアピール。
パワートレインには2.5Lハイブリッドのほか、「RS」グレードに2.4Lターボハイブリッドを搭載し、内装には最新の12.3インチデジタルメーターを採用することにより質感を向上。
また、ホイールの締結にレクサス車に使用されていたハブボルトを採用することで、締結力の強化と質量の低減を図り、気持ちの良いハンドリングとブレーキングを実現。
安全システムには、最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載することで安全性と快適性をアップします。
フルモデルチェンジする新型クラウンシリーズは、第1弾となる「クロスオーバー」を2022年7月15日に日本発売予定。価格は435万円~640万円となっています。
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トヨタ新型クラウンの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型クラウンの変更点
- 「新世代クラウンシリーズ」として第1弾「クロスオーバー」を設定
- 前輪駆動プラットフォームを採用し、全車4WD化
- 最新のターボエンジンとハイブリッドシステムを搭載
- ホイールの締結にハブボルトを使用し、剛性を向上
- 12.3インチデジタルメーターを装備
- 安全システムに最新の「トヨタセーフティセンス」を採用
435万円から!トヨタ新型クラウンの価格は?
▼新型クラウンのグレード、価格
▽クロスオーバー「2.5Lハイブリッド4WD」
- X:435万円
- G:475万円
- G ADVANCED:510万円
- G LEATHER:540万円
- G ADVANCED LEATHER:570万円
▽クロスオーバー「2.4Lターボハイブリッド4WD」
- RS:605万円
- RS ADVANCED:640万円
▽グレード別装備
- 【X】グレード
ファブリック&合成皮革シート
19インチアルミホイール
LEDヘッドランプ
ディスプレイオーディオレス
6スピーカー - 【G】グレード(Xに加え)
上級ファブリック&合成皮革シート
運転席8ウェイパワーシート
12.3インチディスプレイオーディオ
バックガイドモニター
自動防眩インナーミラー
雨滴感応式ワイパー
電動チルト&テレスコピック
電動ランバーサポート - 【G ADVANCED】グレード(Gに加え)
床下透過表示対応パノラミックビューモニター
カラーヘッドアップディスプレイ
前後方ドライブレコーダー
パーキングサポートブレーキ
ハンズフリーパワートランクリッド
ブラインドスポットモニター
安心降車アシスト
リアクロストラフィックアラート - 【G LEATHER】グレード(Gに加え)
本革シート
21インチアルミホイール
4眼LEDヘッドライト
ステアリングヒーター
助手席4ウェイパワーシート
トヨタ新型クラウンは、最新の装備を採用し全車がハイブリッド4WDとされ、第1弾のボディタイプとなるクロスオーバーが435万円からとなっています。
ラインナップは2.5Lハイブリッド4WDのほか、出力を高めた2.4Lターボハイブリッドシステムを搭載する「RS」が設定されています。
▼参考:トヨタ・クラウン(前モデル)の価格
▽2Lターボエンジン
- RS:509万9000円
- RS Advance:575万9000円
▽2.5Lハイブリッド(FR駆動)
- B:489万9000円
- S:520万2000円
- G:587万9000円
- RS-B:495万3000円
- RS:531万9000円
- RS Advance:597万9000円
▽2.5Lハイブリッド(4WD駆動)
- B Four:511万9000円
- S Four:542万2000円
- G Four:609万9000円
- RS-B Four:517万3000円
- RS Four:553万9000円
- RS Advance Four:619万9000円
- G Executive Four:651万3000円
▽3.5Lハイブリッド
- RS Advance:710万7000円
- G Executive:739万3000円
2トーンも!新型クラウンの外装(エクステリア)デザイン
▼参考:クラウン(前モデル)
新型クラウンの外装は、最新のデザインを採用することにより質感がアップされます。
キャビンはFFベースの最新プラットフォームを採用することにより前側に拡大され、広い室内空間を獲得。
ヘッドライトには、上位グレード「RS」と「HI”Leather Package”」に4眼LEDライトを採用。
▼新型クラウンの意匠登録画像
▼参考:クラウン(前モデル)
ルーフはリアに緩やかなラインにより接続され、フロントにあわせよりワイドさを強調する一文字テールランプを装備。
足元には21インチの大径ホイールを設定することで、力強いスタンスがつくられます。
▼新型クラウンのボディカラー
- プレシャスホワイトパール(2トーン有り)
- プレシャスシルバー(2トーン有り)
- プレシャスメタル(2トーン有り)
- ブラックマイカ
- エモーショナルレッド2(2トーン有り)
- プレシャスブロンズ(2トーン有り)
- プレシャスレイ(RS専用2トーンのみ)
ボディカラーには7色が用意されるほか、エンジンフード、ルーフ、リヤまでをブラックとした特徴的な2トーンカラーも設定されています。
大きく!新型クラウンのボディサイズは?
▼新型クラウンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4930×1840×1540mm
- タイヤサイズ
225/55R19 or 225/45R21 - 最低地上高:150mm
- ※参考
・トヨタ クラウン(前モデル)
全長×全幅×全高:4910×1800×1455mm
ホイールベース:2920mm
車重:1690kg~1900kg
新型クラウンのボディサイズは、前モデルから全長+20mm、全幅+40mmと拡大されています。
あわせて、全幅は+40mm、全高は95mmもアップすることで、さらなる快適性が追求されています。
最新装備!新型クラウンの内装(インテリア)デザイン
新型クラウンの内装は、最新の装備を採用することで質感がアップされます。
ディスプレイにはインフォテインメント用の大型12.3インチディスプレイオーディオのほか、新たに12.3インチデジタルメーターを採用。
これによりドライバー前にナビや車両情報のほか、多彩な情報を表示することができるようになり、各種コネクティッドサービスとの連携を強化。
インテリアトリムは、本革シート表皮や木目、メタル加飾を組み合わせ、上級モデルとしての質感を向上。
室内空間は前輪駆動をベースとしたプラットフォームを採用することによりこれまでより拡大し、ラゲッジスペースは前世代から+74Lとなる450Lが確保されます。
全車ハイブリッド4WD!新型クラウンのスペックは?
▼新型クラウンのパワートレインとスペック
- 【ベースモデル】
直列4気筒2.5Lハイブリッド
エンジン出力:186ps/22.5kgm
フロントモーター出力:120ps/20.6kgm
リアモーター出力:54ps/12.3kgm
トランスミッション:CVT - 【RS】グレード
直列4気筒2.4Lターボハイブリッド
エンジン出力:272ps/46.9kgm
フロントモーター出力:83ps/29.8kgm
リアモーター出力:80ps/17.2kgm
トランスミッション:Direct Shift 6速AT - 駆動方式:4WD「E-four」
新型クラウンには、新世代の2.5Lと2.4Lターボのハイブリッドが搭載されます。
▼参考:クラウン(前モデル)のスペック
- 直列4気筒2Lターボエンジン
出力:245ps/35.7kgm
トランスミッション:8速AT - 直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+モーターハイブリッド
エンジン出力:184ps/22.5kgm
モーター出力:143ps/30.6kgm
システム出力:226ps - V型6気筒3.5L+電気モーターハイブリッド「マルチステージハイブリッド」
エンジン出力:299ps/36.3kgm
モーター出力:180ps/30.6kgm
システム出力:359ps
新型クラウンの駆動方式は全車4WD「E-four」とされ、前後駆動力を100:0から20:80の間で可変させることで高い走行性能を獲得。
スポーツモデル「RS」では、ベースモデルの2.5Lハイブリッドから大幅に出力を高めた2.4Lターボハイブリッドを搭載し、トランスミッションもDirect Shift 6速ATとすることでダイレクト感のある走りに仕上げ。
▼従来型バッテリーとバイポーラ型バッテリーの構造比較
ハイブリッドシステムに組み合わせられるバッテリーは、出力を従来の約2倍としたバイポーラニッケル水素バッテリーを全車に採用することで効率をアップします。
最新システム!トヨタ新型クラウンの安全装備は?
トヨタ新型クラウンには、最新の「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が装備されます。
搭載されるシステムは、「プロアクティブドライビングアシスト機能」に加え、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を採用。
「プロアクティブドライビングアシスト機能」では、これまでの安全システムより早く歩行者の横断などの危険性を検知し、事前にステアリングやブレーキなどにより運転を支援。
「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」は、0~40km/hにおける渋滞時のレーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシスト作動中に、ドライバーモニタリングカメラによりドライバーが前を向いていることが確認されるなど一定条件を満たすとシステムが作動。
自動追従走行、3分間の停止機能、ステアリングのハンズオフドライブなど、高度な支援機能が可能とされます。
また、高度な機能を活かして、スマートフォンを使っての「アドバンストパーク(リモート機能付)」にも対応。
「アドバンストパーク(リモート機能付)」では、バック駐車に加え前向き駐車も可能となります。
改善!トヨタ新型クラウンの燃費は?
▼新型クラウンの燃費(WLTCモード値)
- 2.5Lハイブリッド:22.4km/L
- 「RS」(2.4Lターボハイブリッド):15.7km/L
トヨタ新型クラウンの燃費は、全車に4WDを採用しながら、最新のハイブリッドシステムを採用することによりアップします。
前モデルは2.5Lハイブリッド車でWLTCモード値最高20.0km/Lとされていましたが、新型クラウンでは走行性能を重視した上級モデルながら22.4km/Lに改善しています。
▼参考:トヨタ・クラウン(前モデル)の燃費
- 3.5Lハイブリッド
JC08モード:18.0km/L
WLTCモード:16.0km/L - 2.5Lハイブリッド
JC08モード:24.0km/L
WLTCモード:20.0km/L - 2Lターボ
JC08モード:12.8km/L
WLTCモード:12.4km/L
いつ?トヨタ新型クラウンの発売日は?
フルモデルチェンジする新型クラウンは、2022年7月15日の発売が予定されています。
トヨタはクラウンに最新のトレンドをプラスすることにより、さらなるユーザーにアピールしていきたい考えです。
トヨタ・クラウンを「おさらい」
▼トヨタクラウンアスリートS若草色edition(2015年モデル)
クラウンは、初代が1955年に登場したトヨタが製造する高級乗用車です。
7代目クラウンの宣伝キャッチコピー「いつかはクラウン」は、人々が憧れる高級セダンとしてクラウンの知名度を大きくあげ、レクサスが日本に導入された現在も、”日本の高級車”としてクラウンを指名買いするユーザーも多い人気車になっています。
前モデルのクラウンは14代目で、ユーザーのニーズにあわせ変化してきたクラウンを象徴する新しいコンセプトとしてスポーツ性能が打ち出されました。
モデルバリエーションは、上級セダンらしい表情のクラウンロイヤル、若い世代にもアピールするクラウンアスリートのほか、上級モデルのクラウンマジェスタをラインナップ。
クラウンマジェスタに採用されていたV型8気筒エンジンは廃止されましたが、新しく高環境性能とちから強い走りが可能なハイブリッドモデルと2Lターボモデルを用意。
ミニバンやSUV人気から販売が減少しているセダンにもう一度注目してもらうため、ピンクや若草色などの特徴的ボディカラーを販売したことも話題になりました。
▼トヨタ・クラウン(15代目/前モデル)
15代目の前モデルは2018年に登場し、新世代プラットフォーム「TNGA」に基づく「GA-Lプラットフォーム」を採用。
シャーシをドイツ・ニュルブルクリンクで開発することで走行性能を向上し、スポーティなセダンとしての魅力をアップ。
また車載通信機DCMを全車に標準搭載し、「初代コネクティッドカー」としてアピールされました。
新型トヨタ・クラウンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!