メルセデス・ベンツが、電気自動車サルーン「EQS」の新モデルとなる「AMG EQS53 4MATIC+」を発表しました。
電気自動車としてブランドを牽引するモデルになる新型EQSについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】AMG初のEV!メルセデス「新型AMG EQS53 4MATIC+」発表!
- メルセデスベンツ新型EQSの【特徴まとめ】
- 流麗!メルセデスベンツ新型EQSの外装(エクステリア)デザイン
- 堂々!新型EQSのボディサイズは?
- 超大画面!メルセデスベンツ新型EQSの内装(インテリア)デザイン
- 高出力!新型EQSのスペック、走行性能は?
- 770km!メルセデスベンツ新型EQSの航続距離、充電時間は?
- 最新システム!新型EQSの安全装備は?
- アップ!メルセデスベンツ新型EQSの価格は?
- いつ?メルセデスベンツ新型EQSの発売日は?
【最新情報】AMG初のEV!メルセデス「新型AMG EQS53 4MATIC+」発表!
▼メルセデスAMG新型EQS53 4MATIC+の画像
メルセデスAMGが、フラッグシップEV「EQS」の新モデル「AMG EQS53 4MATIC+」を発表しました。
メルセデスベンツEQSは、電気自動車の新ブランドとして立ち上げられた「メルセデスEQ」の最上級モデルとして企画され、高い質感を追求したサルーンとして制作されています。
新型AMG EQS53 4MATIC+は、メルセデスのハイパフォーマンスモデルを手掛けるAMG初の電気自動車として制作。
パワートレインは前後に1基ずつモーターを搭載し、通常時で658ps/96.9kgm、AMG DYNAMIC PLUSパッケージ装着車でレーススタートモードを選択することで、761ps/104.0kgmもの出力を発揮。
これにより、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度250km/hのパフォーマンスを実現。
航続距離は107.8kWhバッテリーにより、580kmが確保されています。
足回りは、フロントに6ピストンキャリパー&415mmディスク、リアにシングルピストンキャリパー&378mmディスクを採用し、フロントには440mmAMGセラミックブレーキをオプション設定。
内外装には、AMG専用のデザインを採用することにより、ベースモデルと差別化されています。
メルセデスAMG EQS53 4MATIC+は2021年9月6日に発表。発売は米国で2022年初頭が予定されています。
▼メルセデスAMG新型EQS53 4MATIC+の動画
▼メルセデスEQS SUV
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メルセデスベンツ新型EQSの【特徴まとめ】
▼メルセデスベンツ新型EQSの特徴
- 電気自動車ブランド「メルセデスEQ」のフラッグシップモデル
- 107.8kWh大容量バッテリーにより、航続距離780kmを獲得
- 幅141cmの大型「MBUXハイパースクリーン」をオプション設定
- 動作角10度の「リアアクスルステアリング」を採用
- Cd値0.20を実現
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの動画
流麗!メルセデスベンツ新型EQSの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型EQSの画像
メルセデス・ベンツ新型EQSの外装は、ヘッドライトやテールライト、前後バンパーなどにメルセデスEQブランド独自の先進的デザインが採用されています。
フロントはグリルに相当する大型のパネルを採用し、電動パワートレインの採用により冷却が少なくてすむようになることから、バンパーなどの開口部は小さくスマートに。
ボディは、エンジンを搭載する必要がないことからボンネットの高さをダウンし、フロントガラスも前方に配置。
ルーフからリアのラインを滑らかに処理した4ドアクーペスタイルとすることで、Cd値(空気抵抗係数)は市販車トップクラスとなる0.20を実現。航続距離の延長に貢献しています。
堂々!新型EQSのボディサイズは?
▼新型EQSのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5216×1926×1512mm
- ホイールベース:3210mm
- ※参考
メルセデス・ベンツSクラス
・ベースモデル
全長×全幅×全高:5180×1955×1505mm
ホイールベース:3105mm
・ロング
全長×全幅×全高:5290×1955×1505mm
ホイールベース:3215mm
メルセデス・ベンツ新型EQSのボディサイズは全長が5216mmとされ、フラッグシップセダン「Sクラス」のロングホイールベース仕様に近い設計となっています。
EQSでは新しいEV専用プラットフォームを採用することにより、電動パワートレインを効率的に配置し、室内空間を拡大。
▼リアアクスルステアリング
オプション設定される動作角10度の「リアアクスルステアリング」により回転半径を抑え、取り回しがしやすくなっています。
超大画面!メルセデスベンツ新型EQSの内装(インテリア)デザイン
メルセデス・ベンツ新型EQSの内装には、最新のデジタルメーターやインフォテインメントシステムが採用され、新世代のデザインとなっています。
ディスプレイには、「Sクラス」にも搭載された12.8インチディスプレイが標準装備されますが、オプションとして、3つのOLEDディスプレイにより56インチ幅、141cmにもなる大型の「MBUXハイパースクリーン」を設定。
「MBUXハイパースクリーン」には、8個のCPU、24GBのRAM、最新のMBUXインフォテインメントシステムが搭載され、助手席で映画なども楽しむことができるように。
ドライバーが走行中に助手席のディスプレイを覗き込んだことを室内のカメラが検知するとディスプレイが暗くなる、安全機能も搭載されています。
その他、新型EQSでは、ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションに対応。
装備には、710W15スピーカーのBurmesterサラウンドサウンドシステムのほか、細かいほこりや花粉などを除去するHEPAフィルターも装備され、高い快適性がつくられています。
高出力!新型EQSのスペック、走行性能は?
▼メルセデス・ベンツ新型EQSのパワートレインとスペック
- 【EQS450】
電気モーター×1(RWD)
出力:333ps/57.9kgm
0-100km/h加速:6.2秒 - 【EQS580 4Matic】
電気モーター×2(4WD)
出力:523ps/87.2kgm
0-100km/h加速:4.3秒 - 【AMG EQS53 4Matic】
電気モーター×2(4WD)
出力:658ps/96.9kgm
(レーススタートモード時:761ps/104.0kgm)
0-100km/h加速:3.4秒
メルセデス・ベンツ新型EQSには、最新の電動パワートレインが採用されています。
電気モーターは「EQS450」でリアに1基、「EQS580 4Matic」で前後1基ずつ、合計で2基を搭載。
「EQS580 4Matic」では、4輪駆動とアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを引き出すことができる電気モーターにより、0-100km/h加速を4.3秒に短縮。
ハイパフォーマンスモデルの「AMG EQS53 4Matic」では、出力を658ps/96.9kgmに高め、レーススタートモード選択時には761ps/104.0kgmを発揮。
0-100km/h加速3.4秒のパフォーマンスを楽しむことができるようになっています。
770km!メルセデスベンツ新型EQSの航続距離、充電時間は?
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの航続距離と充電時間
- バッテリー:107.8kWh or 90kWh(追加予定)
- 航続距離
▽107.8kWhバッテリー
EQS450:780km
EQS580 4MATIC+:676km
AMG EQS53 4MATIC+:580km - 充電時間
110kW DC急速充電:35分(10〜80%まで)
240V家庭用ウォールボックス:11時間
メルセデス・ベンツ新型EQSは107.8kWhのバッテリーを搭載することにより、航続距離が780kmまで延長されています。
バッテリーは、急速充電により15分で300kmの走行を可能とすることで、実用性を向上。
インテリジェントナビゲーションシステムも搭載され、目的地までの充電プランもサポートされます。
最新システム!新型EQSの安全装備は?
新型EQSには、ブランドの最新安全システムが採用されています。
システムには、自動緊急ブレーキ、ストップ&ゴーに対応するアクティブクルーズコントロール、アクティブステアリングアシスト、レーンキープアシスト、レーンチェンジアシスト、交通標識認識などを搭載。
ステアリングホイールには静電容量式のハンドオフ認識機能が搭載され、ステアリング操作をすることなく、手を添えるだけで運転支援システムがドライバーを認識することが可能に。
▼インパルスサイド
加えて、新型EQSでは快適性をアップする「Eアクティブボディコントロールサスペンション」を使用し、側面衝突の直前に車両高をアップする「インパルスサイド」機能を搭載。
これにより衝撃力を車両下部のより抵抗力のある構造で吸収することが可能とされ、安全性が高められています。
アップ!メルセデスベンツ新型EQSの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型EQSの価格
- EQS450:110,000ドル(約1200万円)
- EQS580:120,000ドル(約1300万円)
メルセデス・ベンツ新型EQSの価格は、米国で約1200万円からが予定されています。
先に日本で発売された電気自動車SUV「EQC」は895万円からとなっていましたが、新型EQSでは、より大容量のバッテリーと質感をあげた内装の採用により価格がアップします。
▼参考:メルセデス・ベンツEQCの価格
- EQC400 4MATIC:895万円
いつ?メルセデスベンツ新型EQSの発売日は?
メルセデスEQブランドのフラッグシップモデルとして設定されるメルセデス新型EQSは、2021年4月15日に発表、2021年夏から販売が開始されています。
メルセデスベンツは、多くの顧客を持つ最上級サルーン市場に最新の電気自動車モデルを設定することで、存在感をアップしていきたい考えです。
新型メルセデス・ベンツEQSについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!