スバルが「ジャスティ」のビッグマイナーチェンジ発売を予定しています。
ジャスティはロングライフモデルとなっていたことから、当初2024年の新世代モデルへのフルモデルチェンジが予定されていましたが、ダイハツの認証不正問題による新車開発プロジェクトの大幅見直しにより新世代モデルの発売が2027年以降に延期されたため、大幅改良を実施し現行モデルを継続販売します。
改良により魅力をアップするスバル新型ジャスティについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】大幅改良で新技術搭載!「新型ジャスティ」マイナーチェンジ発売!
- スバル新型ジャスティの【変更点まとめ】
- 精悍!スバル新型ジャスティの外装(エクステリア)デザイン
- 使いやすさUP!スバル新型ジャスティの内装(インテリア)デザイン
- ハイブリッド設定!新型ジャスティのパワートレインとスペックは?
- 最新システム!スバル新型ジャスティの安全装備は?
- 改善!スバル新型ジャスティの燃費は?
- 軽快!スバル新型ジャスティのボディサイズは?
- アップ!スバル新型ジャスティの価格は?
- いつ?スバル新型ジャスティの発売日は?
- スバル・ジャスティを「おさらい」
【最新情報】大幅改良で新技術搭載!「新型ジャスティ」マイナーチェンジ発売!
スバル・ジャスティは、ダイハツが販売する「トール」のOEMモデルとなっており、現行モデルは2016年11月に発売されていました。
ビッグマイナーチェンジする新型ジャスティでは、エクステリアに新しいデザインを採用するほか、サスペンションなどのセッティングを見直すことで質感を向上。
パワートレインには、ダイハツのSUV「ロッキー」に採用されていた「eスマートハイブリッド」システムを搭載する「ジャスティハイブリッド」を新設定し、発電用の直列3気筒1.2Lエンジンと走行用の電気モーターを組み合わせたシリーズハイブリッド構成を採用することで走行性能と燃費をアップ。
インテリアには、10.5インチ大型インフォテインメントシステムを採用。
安全システムには新たに、ブラインドスポットアラートとリアクロストラフィックアラート、レーンキープアシスト機能が採用されます。
スバル新型ジャスティの【変更点まとめ】
▼スバル新型ジャスティの変更点
- 最新のデザインを採用
- サスペンションセッティングを見直し、乗り心地を向上
- 1.2Lハイブリッドを搭載する「ジャスティハイブリッド」を新設定
- 10.5インチ大型インフォテインメントシステムを設定
- 安全システムに、ブラインドスポットアラートとリアクロストラフィックアラート、レーンキープアシスト機能を採用
精悍!スバル新型ジャスティの外装(エクステリア)デザイン
▼参考:ジャスティ(現行モデル)
スバル新型ジャスティの外装は、最新のデザインを採用することにより質感が高められます。
ジャスティは2020年の改良時に、トヨタ「タンク」が「ルーミー」に統合されたことから、ジャスティの前モデルで採用されていたベースモデルのデザインが廃止され、ベースグレードがトヨタ「ルーミー」とダイハツ「トール」のカスタムモデルのデザインとなっています。
新型ジャスティでは、現行モデルで人気になっている大型グリルを引き継ぎ、専用のクロームアクセントを採用することで、存在感がアップされます。
使いやすさUP!スバル新型ジャスティの内装(インテリア)デザイン
スバル新型ジャスティの内装は、質感と使い勝手を両立したデザインとされます。
装備には、電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能を採用。
インフォテインメントシステムには10.5インチの大型ディスプレイを採用し、スマートフォンとの連携やコネクティッド機能を強化することで、多彩なサービスを利用できるように。
室内空間は、多彩なシートアレンジが可能とされ、車中泊にも対応。
各所に収納スペースを配置することで、使い勝手が高められます。
ハイブリッド設定!新型ジャスティのパワートレインとスペックは?
▼スバル新型ジャスティのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
・エンジン:直列3気筒1L「1KR-FE」
出力:69ps/9.4kgm
・トランスミッション:CVT
・駆動方式:FF or 4WD - 【ジャスティハイブリッド】【新設定】
直列3気筒1.2Lエンジン+電気モーター「eスマートハイブリッド」
システム出力:120ps
駆動方式:FF
スバル新型ジャスティには、新たにハイブリッドモデルが設定されます。
ハイブリッドモデルはダイハツのSUV「ロッキー」に設定されていた「eスマートハイブリッド」システムを採用し、発電用となる直列3気筒1.2Lエンジンと、走行用の電気モーターを組み合わせることで走行性能と燃費性能をアップ。
ガソリン車に設定される1L自然吸気エンジンは、吸気ポートのデュアルインジェクター&デュアルポート化を行うとともに、ピストン形状の最適化による高圧縮比、低フリクション化を実施することで滑らかな加速感と高い燃費性能が実現されます。
最新システム!スバル新型ジャスティの安全装備は?
スバル新型ジャスティの安全システムには、最新の「スマートアシスト」が搭載されます。
スマートアシストでは新型のステレオカメラ搭載により、衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能を、夜間歩行者検知、追従二輪車検知に対応させるとともに、検知距離、対応速度の向上を実現。
また、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールも備え、運転時の疲労が軽減されます。
改善!スバル新型ジャスティの燃費は?
▼スバル新型ジャスティの燃費
- 1L自然吸気エンジン:18.4km/L
- ジャスティハイブリッド:30km/L【新設定】
スバル新型ジャスティの燃費は新たにハイブリッドモデルを設定することで改善します。
ハイブリッドシステムはダイハツのSUV「ロッキー」で28.0km/Lとなっていましたが、ジャスティでは30km/Lが見込まれ、コンパクトカーとしての使いやすさがアピールされます。
軽快!スバル新型ジャスティのボディサイズは?
▼スバル新型ジャスティのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:3705×1670×1735mm
- ホイールベース:2490mm
- 最低地上高:130mm
- 車重:1090kg
スバル新型ジャスティのボディサイズは、軽自動車からのクラスアップユーザーに対応する扱いやすいサイズとされています。
ホイールベースは2490mmに抑えることで、取り回しのしやすさも高められています。
アップ!スバル新型ジャスティの価格は?
▼スバル新型ジャスティの価格
- ガソリン:220万円~240万円
- ジャスティハイブリッド:240万円~260万円
スバル新型ジャスティは、ハイブリッドモデルを新設定することにより価格帯が拡大します。
新設定されるジャスティハイブリッドは240万円ほどからとされ、高い燃費性能がアピールされます。
▼参考:スバル・ジャスティの価格(現行モデル)
▽1L自然吸気エンジン
- ジャスティ
FF:2,169,200円、4WD:2,394,400円
いつ?スバル新型ジャスティの発売日は?
スバル新型ジャスティは、当初2024年の新世代モデルへのフルモデルチェンジが予定されていましたが、ダイハツの認証不正問題による新車開発プロジェクトの大幅見直しにより新世代モデルの発売が2027年以降に延期されたため、2025年11月に大幅改良が実施され現行モデルが継続販売されます。
スバルは主力コンパクトカーのジャスティに新世代技術を採用することで、ユーザーにアピールしていく予定です。
スバル・ジャスティを「おさらい」
▼スバル・ジャスティ(初代)
スバル・ジャスティ(JUSTY)は、初代が1986年に登場したコンパクトカーです。
車名の「JUSTY」の由来は、英語で「丁度良い」や「ぴったり」を表す「Just(ジャスト)」からくる造語になっています。
初代は、軽自動車のスバル「レックス」をベースにボディを拡大したモデルとして開発され、エンジンは直列3気筒1L、ボディタイプは3ドアと5ドアのハッチバックが用意されました。
1994年まで販売が継続されましたが、1989年発売のスバル・レガシィが大ヒットとなり、ダウンサイズしたスバル・インプレッサへの開発コスト集中が必要と判断されたことから、自社で後継車の開発は行われませんでした。
▼スバル・ジャスティ(2代目)
▼スバル・ジャスティ(3代目)
2代目以降は欧州専用のOEM提供を受けるモデルとして用意され、2代目と3代目はスズキと契約。
2代目はスズキの欧州名「スイフト」(日本名:カルタス)、3代目は欧州名「イグニス」(日本名:スイフト/初代)と基本を共通したモデルとされました。
▼スバル・ジャスティ(4代目)
欧州で2007年に発売された4代目では、トヨタとの関係が深まったことからグループ会社のダイハツ「シリオン」(日本名:ブーン)を販売。
通算5代目となる現行モデルは、2016年に日本で復活(日本向けとしては2代目)。
ダイハツが開発した「トール」をベースとし、当初トヨペット店とネッツ店で販売される「タンク」、トヨタ店とカローラ店で販売される「ルーミー」と、ジャスティを含めて基本共通の4モデルが展開されましたが、2020年の改良にあわせ「タンク」が「ルーミー」に統合されました。
コンセプトは、Living(リビング)とDriving(ドライビング)を掛け合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」とされ、自宅のような快適性を持つクルマとしてつくられました。
登場前に販売されていたトヨタ「bB」「ラクティス」、ダイハツ「COO」、スバル「DEX」「トレジア」を統合し、両側スライドドアにより高い利便性が確保されたことで安定した販売を記録する人気モデルになっています。
新型スバル・ジャスティについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!