レクサスが、新型電気自動車SUV「RZ450e」の日本発売を予定しています。
新世代パワートレインを搭載するレクサス新型RZ450eについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】出力アップ!レクサス「新型RZ450e」発表!
- レクサス新型RZ450eの【特徴まとめ】
- 洗練!レクサス新型RZ450eの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!レクサス新型RZ450eの車体設計、サイズは?
- 新世代装備!レクサス新型RZ450eの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!レクサス新型RZ450eのスペック、走行性能は?
- 450km!レクサス新型RZ450eの走行距離と充電時間は?
- 最新システム!レクサス新型RZ450eの安全性能は?
- アップ!レクサス新型RZ450eの価格は?
- いつ?レクサス新型RZ450eの発売日は?
【最新情報】出力アップ!レクサス「新型RZ450e」発表!
▼レクサス新型RZの画像
レクサスが、発売を予定する電気自動車SUV「RZ」の詳細を発表しました。
レクサスRZは、2021年3月に公開されたコンセプトモデル「LF-Zエレクトリファイド」をベースとし、レクサスの電気自動車専用モデル第1弾として制作。
トヨタとスバルが共同開発した電気自動車「bZ4X」「ソルテラ」と基礎を共有しながら、高出力のモーターを搭載することでシステム出力は「bZ4X」の218psから313psまで向上。
パワートレインは最新のバッテリーを搭載することで航続距離を450kmまで伸ばし、ステアリング・サスペンション・ブレーキなどを統合的に制御する新開発全輪駆動システム「DIRECT4」を採用することで走行性能をアップ。
加えてステアリングには、ステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のない「ステアバイワイヤシステム」と「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」を採用。
ステアリングの回転角度を持ち替え不要な約±150°に設定し、タイヤからの不要な振動は遮断しながら、ロードインフォメーションなど必要な振動のみ伝達。
また、冬場の暖房による消費電力を減らすため、ヒートポンプ式エアコンとシートヒーター、ステアリングヒーターのほか、前席乗員足元の輻射ヒーターが採用されています。
レクサス新型RZは2022年4月20日に詳細を発表。発売は2022年後半が予定されています。
▼レクサス新型RZの動画
▼トヨタbZ4X
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▼スバル・ソルテラ
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▼レクサスUX300e
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レクサス新型RZ450eの【特徴まとめ】
▼レクサス新型RZ450eの特徴
- 新開発した「e-TNGA」プラットフォームを採用
- 電動全輪駆動システム「DIRECT4」を初採用
- システム出力を向上し、走行性能をアップ
- モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」と、充電機能、電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」を採用
- 「ステアバイワイヤシステム」と「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」を採用
- スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能となる「デジタルキー」を設定
- 前席乗員足元の輻射ヒーターを採用
洗練!レクサス新型RZ450eの外装(エクステリア)デザイン
レクサス新型RZ450eの外装は、専用のデザインを採用することにより、電気自動車としての先進性がアップされています。
フロントは、電動パワートレインの搭載により冷却に余裕ができることからグリルを閉じた「スピンドルボディ」デザインが採用され、要素を絞り込むことで洗練。
ドアには、ドアのラッチ/アンラッチ機構をスイッチによる電気制御に置き換えた「e-ラッチシステム」が採用され、スムーズなドア操作と滑らかな操作フィーリングに。
ボディタイプにはクーペSUVスタイルを採用し、空気抵抗を低減。
ルーフには、航続距離を延長するソーラーパネルのほか、大型のガラスルーフを設定することで開放感あるドライブを楽しむことができるように。
▼ボディカラー「ソニックカッパー×ブラック」
▼ボディカラー「イーサーメタリック×ブラック」
▼ボディカラー「ソニッククロム×ブラック」
また、ボディカラーにはイーサーメタリック、ソニックカッパーを含む6色を設定。
さらに、スピンドルボディ正面からボンネット、ルーフまでをソリッドブラックで塗り分ける特徴的な2トーンカラーもラインナップ。
▼18インチアルミホイール
▼20インチアルミホイール(2種)
ホイールには、18インチと20インチが設定されます。
広く!レクサス新型RZ450eの車体設計、サイズは?
▼レクサス新型RZ450eのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
- ホイールベース:2850mm
- ※参考
・トヨタbZ4X
全長×全幅×全高:4690×1860×1650mm
ホイールベース:2850mm
レクサス新型RZ450eのボディサイズは、専用のデザインを採用することで基礎を共有するトヨタ「bZ4X」から拡大されています。
車体には新開発した「e-TNGA」プラットフォームを使用し、バッテリーを床下に配置するほか、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「e-Axle」と、充電機能、電力分配機能を集約した「Electricity Supply Unit(ESU)」を採用することで低重心化。
操縦安定性や乗り心地向上のため、ボディ骨格の接合にはLSW(レーザースクリューウェルディング)や構造用接着剤、レーザーピーニング溶接技術を積極採用。
素材には、1.8GPaや1.5GPaの高張力鋼板、1470MPaの冷間圧延鋼板のほか、フードには軽量アルミ材を使用することで軽量化。
また、事故発生時の衝撃からバッテリーを保護するボディ構造が採用されています。
新世代装備!レクサス新型RZ450eの内装(インテリア)デザイン
レクサス新型RZ450eの内装は、最新の装備を採用することで使い勝手がアップされています。
シフト操作には、より直感的で簡便な操作を実現した「ダイヤル式シフト」をレクサス初採用。
ステアリングには円形ステアリングに加え、ステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のない「ステアバイワイヤシステム」と「異形ステアリングホイール」を組み合わせた「ワンモーショングリップ」を採用。
ワンモーショングリップは、ステアリングの回転角度を持ち替え不要な約±150°に設定し、ドライバーが感じる操舵トルクと、タイヤの転舵角度を独立に制御することにより操舵感を向上。
タイヤからの不要な振動は遮断しながら、ロードインフォメーションなど必要な振動のみ伝達。ドライビングポジションの自由度や乗降性も向上します。
マルチメディアシステムには、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。通常のナビゲーション機能に加え、移動支援、充電施設表示、航続可能エリア表示等、BEV専用の機能にも対応。
また、音声認識機能も充実し、ワイパーやエアコンなども動作可能に。
OTA(Over the Air、無線通信)によるソフトウェアアップデートにより、販売店へ入庫することなく性能の向上に対応。
スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでロック、アンロック、システムスタートが可能となる「デジタルキー」も設定され、スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しが可能なため、家族や友人間で離れた場所での車両の貸し借りもできるようになっています。
加えて新型RZでは、大開口パノラマルーフや遮音性の高いガラス、落ち着いた室内を演出するインテリアトリムにより快適性もアップ。
パノラマルーフではサンシェードを廃止し、遮熱・断熱・紫外線を99%カットする「Low-Eガラス」を採用。調光機能により、乗員のニーズに合わせて瞬時に遮光できるように。
前後シート間の距離は1,000mmまで拡大しながら、リヤシートでも圧迫感のないヘッドクリアランスが確保されています。
▼インテリアカラー「オラージュ」
▼インテリアカラー「ヘーゼル」
▼インテリアカラー「グレースケール」
インテリアカラーには、先進性とクリーンさをあわせ持つ「ORAGE(オラージュ)」、華やかな「HAZEL(ヘーゼル)」、モダンな「GRAYSCALE(グレースケール)」の3色を設定。
また、冬場の暖房による消費電力を減らすため、ヒートポンプ式エアコンとシートヒーター、ステアリングヒーターのほか、前席乗員足元の輻射ヒーターを採用。
ラゲッジスペースは拡大したボディサイズを利用し、広い空間がつくられています。
パワフル!レクサス新型RZ450eのスペック、走行性能は?
▼レクサス新型RZ450eのパワートレインとスペック
- 電気モーター×2基
- フロントモーター出力:204ps
- リアモーター出力:109ps
- システム合計出力:313ps
- 駆動方式:4WD「DIRECT4」
レクサス新型RZ450eには、新世代電気自動車に向けて開発された最新のEVパワートレインが採用されています。
▼参考:トヨタ「bZ4X」のスペック
- 【FWD車】
電気モーター×1基
出力:204ps/27.1kgm
0-100km/h加速:7.5秒 - 【4WD車】
電気モーター×2基
前後モーター出力:109ps/17.2kgm
システム合計出力:218ps/34.4kgm
0-100km/h加速:6.9秒
新世代EVパワートレインは、最新の電気モーターを搭載することで、素早いレスポンス、リニアな加速感、高精度な出力制御を実現。
システム出力は、基礎を共有するトヨタ「bZ4X」より高出力のフロントモーターを搭載することにより313psにまでアップ。
▼レクサス「DIRECT4」の動画
加えて新型RZ450eでは、新開発した全輪駆動システム「DIRECT4」を採用し、前輪と後輪の駆動比を0:100~100:0の間でコントロール。
発進時や直進加速時は車両のピッチングを抑えダイレクトな加速感が得られるように前輪:後輪を40:60~60:40ほどで制御。
コーナリング時には車速、舵角などの状態に応じて、ステアリングの切り始めにはフロント寄りの駆動力配分(75:25~50:50)、コーナー脱出時はリア寄りの駆動力配分(50:50~20:80)とすることで気持ちのよい旋回フィーリングを実現。
また、システムの最大効率で前後駆動力をコントロールし消費電力を低減する「Range」モードもレクサスで初採用されています。
450km!レクサス新型RZ450eの走行距離と充電時間は?
▼レクサスRZ450eの航続距離と充電時間
- バッテリー容量:71.4kWh
- 航続距離:450km(開発目標値)
- AC充電器最大出力:6.6kW
- DC充電最大出力:最大150kW
- 充電時間
90kW急速充電使用時:40分(80%まで)
普通充電(200V/6kW/30A)使用時:約12時間(100%まで)
レクサス新型RZ450eの航続距離は、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することで実用的な距離が確保されています。
バッテリーは低温・高温の状況でも正常な動作を可能とするため温度調節機能を搭載し、過充電防止システムをはじめとする多重監視のセーフティネットを用意することで信頼性を向上。
▼ルーフソーラーパネル
加えて、EVならではの環境性能をさらに上積みするルーフソーラーパネルを採用することで、優れた航続可能距離に貢献。
充電スタンドがない駐車場等でも充電可能なほか、災害などの緊急時でも太陽光により充電、DC外部給電機能により住宅や家電に供給することが可能になっています。
最新システム!レクサス新型RZ450eの安全性能は?
レクサス新型RZ450eの安全装備には、先進システム「Lexus Safety System +」が採用されています。
システムは、ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、交差する車両や右折時に前方からくる対向直進車、右左折時に前方から接近する横断歩行者/自転車運転者との衝突回避支援に対応。
ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援に加え、システムが衝突の危険性が高いと判断した際に自動(被害軽減)ブレーキと操舵制御を行うアクティブ操舵支援機能が設定されます。
また、渋滞時支援機能「アドバンストドライブ」、駐車を支援する「アドバンストパーク」を採用し、「アドバンストパーク」では並列駐車シーンにおいて前向き駐車、バック出庫、前向き出庫が可能に。
加えて、車外からスマートキーを携帯したドライバーが専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンを車外から操作することで、遠隔操作での並列・縦列駐車および出庫が可能となっています。
アップ!レクサス新型RZ450eの価格は?
▼レクサス新型RZ450eの価格
- 750万円~
レクサス新型RZ450eの価格は、大容量バッテリーと最新4WD技術を採用することで、レクサスの電気自動車第1弾として設定された「UX300e」からアップします。
「UX300e」は駆動方式がFFのみ、スタート価格が580万円からとされていましたが、新型RZ450eでは750万円ほどからが見込まれています。
▼参考:レクサスUX300eの価格
- UX300e “version C”:FF 5,800,000円
- UX300e “version L”:FF 6,350,000円
いつ?レクサス新型RZ450eの発売日は?
新設定されるレクサス新型RZ450eは、2022年4月20日に詳細を発表。発売は2022年後半が予定されています。
レクサスは新世代技術を搭載した電気自動車SUVをラインナップすることで、世界的な電気自動車のニーズに対応していきたい考えです。
新型レクサスRZ450eについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!