スバルが、ミドルクラスワゴン「レヴォーグ」のマイナーチェンジ発売を予定しています。
改良により魅力をアップする新型レヴォーグについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】「レヴォーグレイバック」追加!D型年次改良発売!
- スバル新型レヴォーグの【変更点まとめ】
- 363万円から!スバル新型レヴォーグの価格は?
- スバル新型レヴォーグレイバックを試乗動画でチェック!
- 躍動感+!新型レヴォーグの外装(エクステリア)デザインは?
- 広く!スバル新型レヴォーグのボディサイズは?
- 質感UP!スバル新型レヴォーグの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!スバル新型レヴォーグのエンジンとスペックは?
- 最新システム!スバル新型レヴォーグの安全装備は?
- 走り両立!スバル新型レヴォーグの燃費は?
- いつ?スバル新型レヴォーグの発売日は?
- スバル・レヴォーグを「おさらい」
【最新情報】「レヴォーグレイバック」追加!D型年次改良発売!
▼新型レヴォーグ「レイバック」の画像
スバルが、スポーツワゴン「レヴォーグ」のマイナーチェンジ発売を予定しています。
スバル・レヴォーグは、ブランドのミドルクラスワゴンとして設定され、現行モデルは2020年10月にフルモデルチェンジし新世代となっていました。
▼新型レヴォーグ「レイバック」の動画
マイナーチェンジする新型レヴォーグでは、クロスオーバーの新モデルとして「レヴォーグLAYBACK(レイバック)」を設定。
車名の「レイバック(LAYBACK)」は、「くつろぐ」や「ゆったり」「リラックスできる」という意味の英語「laid back」をもとにした造語とされ、「ゆとりある豊かな時間や空間を大切にする気持ち」からネーミングされています。
レヴォーグレイバックは1.8Lターボエンジンを搭載する「Limited EX」グレードをラインナップ。外観はどこに行っても映える洗練されたデザインとし、内装には明るく華やかな雰囲気を演出するブラックとアッシュカラーのコントラストを採用。
さらに、高い遮音・吸音・制振性能と、オールシーズンタイヤ採用による優れた静粛性、標準装備されるハーマンカードンサウンドシステムにより、快適な室内空間を実現。
最低地上高は標準車から+55mmとなる200mmまでアップされ、SUVならではの悪路走破性もアップされています。
▼新型レヴォーグSTI Sport「Black Interior Selection」の画像
その他、新型レヴォーグでは、「STI Sport」グレードの特別仕様車として通常のボルドー色内装から、心地よい肌触りのウルトラスエード仕立てのブラック内装とした特別仕様車「Black Interior Selection」を設定。
安全システム「アイサイト」に新しくトリプルカメラを使用することで性能を向上。
新機能「フロントビュー自動表示(AUTO モード)」を採用したマルチビューモニターを標準装備。
コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」の機能も強化され、新機能としてリモートエアコンを追加。
グレードでは「GT」を廃止し、特別仕様車「スマートエディション」を標準グレード化。
高度運転支援システム「アイサイトX」は非搭載グレードが廃止され、標準採用する「EX」仕様のみを設定。
「STI sports」グレードには、Harman Kardon製オーディオが採用されます。
マイナーチェンジする新型レヴォーグは、2023年9月7日に先行予約が開始され、2023年10月の発売を予定。価格は363万円~508万2000円となっています。
▼スバル・レガシィアウトバック
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スバル新型レヴォーグの【変更点まとめ】
▼スバル新型レヴォーグの変更点
- クロスオーバーモデル「レイバック」を設定
- 安全システム「アイサイト」にトリプルカメラを採用し、性能を向上
- 「アイサイトX」を全車標準装備
- 「STI Sport」の特別仕様車「Black Interior Selection」を設定
- 「STI sports」に、Harman Kardon製オーディオを採用
- 新機能「フロントビュー自動表示(AUTO モード)」を採用したマルチビューモニターを標準装備
- コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」に、リモートエアコン機能を追加
- 「GT」グレードを廃止し、特別仕様車「スマートエディション」を標準グレード化
▽2021年11月の変更点
- 「STI Sport R」グレードに、2.4L水平対向4気筒ターボエンジン「FA24」を新設定
- オプションにサンルーフを新設定
- ドアロック時でも、パワーリヤゲートを運転席スイッチで開閉可能に
- アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能による停車時に、全てのドアを自動で開錠するように変更
- ボディカラーに「セラミックホワイト」「サファイアブルーパール」「イグニッションレッド」を新設定し、「クールグレーカーキ」、「ラピスブルーパール」を廃止
363万円から!スバル新型レヴォーグの価格は?
▼スバル新型レヴォーグの価格
- レヴォーグ
・Smart Editon EX(1.8Lターボ):363万円
・GT-H EX(1.8Lターボ):379万5000円
・STI Sport EX(1.8Lターボ):434万5000円
・STI Sport R EX(2.4Lターボ):502万7000円
【特別仕様車】【新設定】
・STI Sport EX Black Interior Selection:440万円
・STI Sport R EX Black Interior Selection:508万2000円 - レヴォーグ レイバック
・Limited EX(1.8Lターボ):399万3000円【新設定】
新型レヴォーグの価格は、「GT」グレードの廃止と「アイサイトX」の全車標準採用によりアップしています。
新型レヴォーグでは特別仕様車として設定されていた「Smart Editon」を標準ラインナップするエントリーグレードに変更し363万円からに。
「STI Sport EX」グレードでは前モデルから25万3000円のアップとされ、5万5000円の価格差で「Black Interior Selection」を新設定。
新モデルのクロスオーバー「レイバック」は、専用装備を採用しながら399万3000円からとされています。
▼参考:レヴォーグ(前モデル)の価格
▽1.8Lターボエンジン
- GT:3,102,000円
・GT EX:3,487,000円 - GT-H:3,322,000円
・GT-H EX:3,707,000円 - STI Sport:3,707,000円
・STI Sport EX:4,092,000円 - 【特別仕様車】
「Smart Editon」
アイサイトX無し:3,432,000円
アイサイトX有り:3,542,000円
▽2.4Lターボエンジン
- STI Sport R:4,389,000円
・STI Sport R EX:4,774,000円
スバル新型レヴォーグレイバックを試乗動画でチェック!
躍動感+!新型レヴォーグの外装(エクステリア)デザインは?
スバル新型レヴォーグの外装には、ブランドデザインの「DYNAMIC x SOLID」を深化させ、それぞれのクルマが持つ価値をより大胆に際立たせた新デザインコンセプト「BOLDER」が採用されています。
ヘッドライトのデザインは、ボクサーエンジン内を移動するピストンをイメージしたC字型とし、六角形のフロントグリルと組み合わせ。
ボディは、ヘキサゴングリルから始まる前傾姿勢の硬質なボディラインに、内側から強い圧力で張り出した躍動感あふれる4つのフェンダーを組み合わせることで、走りの愉しさと安心感を表現。
リアには大きなカーゴスペースを設け、アクティブギアとしての実用性も向上しています。
また、専用カスタムパーツとして「Traditional Sporty」、「Dynamic&Stylish」、「STI Performance」の3つのエアロパーツが設定され、個性をアップすることができるようになっています。
広く!スバル新型レヴォーグのボディサイズは?
▼スバル新型レヴォーグのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
レヴォーグ:4755×1795×1500mm
レヴォーグレイバック:4770×1820×1570mm - ホイールベース:2670mm
- 最低地上高
レヴォーグ:145mm
レヴォーグレイバック:200mm - 車重
1.8Lエンジン:1550kg
2.4Lエンジン:1630kg - ※参考
・レヴォーグ(前モデル)
全長×全幅×全高:4690×1780×1495mm
ホイールベース:2650mm
乗車定員:5名
スバル新型レヴォーグのボディサイズは、前世代から大きく延長され、全長が4755mmとなっています。
あわせてホイールベースも延長することでで、より広い室内空間を獲得。
新設定された「レヴォーグレイバック」は、標準車から全長、全幅、全高を拡大し、最低地上高は+55mmの200mmが確保されています。
その他、新型レヴォーグはボディに、インナーフレームのみをアンダーボディに溶接で取り付け、その後にアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。
インナーとアウター側を溶接したうえでアンダーボディに取り付ける従来の製造方法より部品点数を減らし、ボルトによる骨格同士の接合をスポット溶接に置き換えることで、ねじり剛性を前モデルとの比較で44%高剛性化。
静粛性も高められ、高速道路では3デシベル室内に入り込む音が低減されています。
質感UP!スバル新型レヴォーグの内装(インテリア)デザイン
スバル新型レヴォーグの内装は、最新の技術を採用することにより質感が高められています。
装備には、「運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート」「後席左右シートヒーター」「インパネアンビエント照明」などが採用され快適性を向上。
新型レヴォーグでは12.3インチのデジタルメーターを採用し、ナビゲーションや安全システム「アイサイト」の情報表示に対応。
加えて、デジタルメーターとあわせインフォテインメントシステム用として11.6インチ大型ディスプレイも搭載され、Apple CarPlay、Android Autoにも対応することでスマートフォンとの連携を強化。
ラゲッジへのアクセスでは、エンブレムに体の一部を近づけると開く「パワーリアゲート」を採用することで利便性をアップ。
ラゲッジスペースは、カーゴフロアボード上部492L、サブトランク69Lをあわせ、合計561Lが確保されます。
パワフル!スバル新型レヴォーグのエンジンとスペックは?
▼スバル新型レヴォーグのエンジンとスペック
- 【レヴォーグ】【レヴォーグレイバック】
水平対向4気筒1.8Lターボ
出力:177ps/30.6kgm - 【レヴォーグSTI Sport R】
水平対向4気筒2.4L直噴ターボ
出力:275ps/38.2kgm - トランスミッション
マニュアルモード付CVT「リニアトロニック」 - 駆動方式:4WD「シンメトリカルAWD」
新型レヴォーグには、最新の1.8Lターボエンジンと2.4Lターボエンジンが搭載されます。
▼1.8L水平対向ターボエンジン解説動画
新型レヴォーグに搭載される第4世代BOXERターボエンジンでは、リーン(希薄)燃焼技術を採用し、環境性能を高めながら、大きなトルクによるストレスのない質感高い走りを実現。
その他、新型レヴォーグではトランスミッションに約8割の部品を新製した「リニアトロニックCVT」を組み合わせ、変速比幅を前モデルの3.581~0.570(変速比幅 約6.28)から、4.066~0.503(変速比幅 約8.08)へとワイド化することで、走行効率をアップ。
ステアリングは、電動パワーステアリングのモーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸とする2ピニオン方式を採用することにより、より滑らかでリニアなステアリングフィールが実現されます。
最新システム!スバル新型レヴォーグの安全装備は?
スバル新型レヴォーグの安全装備には、最新の「アイサイト」のほか、ハンズオフが可能となる「アイサイトX」が採用されます。
最新のアイサイトではトリプルカメラを採用し、これまで搭載していたステレオカメラから画角を約2倍に拡大。
画像認識ソフトや制御ソフトを改良することで、より広く遠い範囲まで認識できるようにするほか、フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用することで、レンズに誤って触れることがないように。
加えて、低速での走行時に新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラも採用することで、プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大。
また、ハイ&ロービームランプとポジションランプに加え、ターンランプもLED化。さらに交差点での右左折時などに進行方向を照らすLEDコーナリングランプを採用し、夜間の視認性をアップします。
加えて「アイサイトX」では、3D高精度地図やGPS、準天頂衛星「みちびき」により自車位置を正確に特定。
カーブ前減速のほか、渋滞時(0km/h~約50km/h)に一定条件を満たした場合、自動車専用道路でハンズオフ走行が可能となります。
走り両立!スバル新型レヴォーグの燃費は?
▼スバル新型レヴォーグの燃費
- 1.8Lターボ
JC08モード燃費:16.6km/L
WLTCモード燃費:13.7km/L - 2.4Lターボ
WLTCモード燃費:11.0km/L
スバル新型レヴォーグの燃費は、新世代ダウンサイジングターボエンジンの搭載により、前世代から改善しています。
前世代はJC08モード値で1.6Lターボエンジンが16.0km/L、2Lターボエンジンが13.2km/Lでしたが、新しい1.8Lエンジンでは16.6km/Lとなり、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモード値でも13.7km/Lとなっています。
▼参考:スバル・レヴォーグ(前モデル)の燃費
- 1.6Lターボ:16.0km/L
- 2Lターボ:13.2km/L
※JC08モード値
いつ?スバル新型レヴォーグの発売日は?
マイナーチェンジする新型レヴォーグは、2023年9月7日に先行予約が開始され、2023年10月の発売が予定されています。
スバルは主力モデルのレヴォーグをリフレッシュすることで、ブランド力を高めていきたい考えです。
スバル・レヴォーグを「おさらい」
スバル・レヴォーグ(LEVORG)は、初代となる前モデルが2013年に登場したワゴンです。
レヴォーグのモデル名の由来は、「”LE”gacy」(大いなる伝承物)、「re”VO”lution」(変革)、「tou”R”in”G”」からの造語となっており、伝統を引き継ぎながらも次世代への変革により、新たなツーリングカーの時代を切り拓くという意味が込められています。
ボディサイズは日本での取り回しに重視し、北米での人気が高まったことから大型化していたレガシィツーリングワゴンより全長を100mm短縮、全高は70mmダウンされました。
レヴォーグの発売により、それまで販売されていた5代目レガシィは2014年6月で受注を終了し、後に発表されたレガシィはセダンとクロスオーバー「レガシィアウトバック」の2タイプのみが設定されました。
当初、レヴォーグは国内専用車とされていましたが、ステーションワゴンの需要が高い欧州にも投入されることになり2015年から販売を開始。
同じ2015年には香港、2016年からはオセアニア、台湾、シンガポール、フィリピンなどでも販売されるグローバルモデルになっています。
新型レヴォーグについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!