トヨタが、新世代となったフラッグシップ「クラウン」の追加ボディタイプとなる「クラウンセダン」の発売を予定しています。
新世代技術を採用し魅力をアップする新型クラウンセダンのスペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】第3弾は上級セダン!「新型クラウンセダン」発売!
- トヨタ新型クラウンセダンの【特徴まとめ】
- 先進的!新型クラウンセダンの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!新型クラウンセダンのボディサイズ、車体設計は?
- 最新装備!新型クラウンセダンの内装(インテリア)デザイン
- 全車ハイブリッド4WD!新型クラウンセダンのスペックは?
- 最新システム!トヨタ新型クラウンセダンの安全装備は?
- 良好!トヨタ新型クラウンセダンの燃費は?
- 最上級!トヨタ新型クラウンセダンの価格は?
- いつ?トヨタ新型クラウンセダンの発売日は?
- トヨタ・クラウンを「おさらい」
【最新情報】第3弾は上級セダン!「新型クラウンセダン」発売!
▼新型クラウンセダン
トヨタが、フラッグシップモデル「クラウン」の追加ボディタイプとなる「クラウンセダン」の発売を予定しています。
▼新型クラウンクロスオーバー
▼新型クラウンスポーツ
▼新型クラウンエステート
トヨタ・クラウンはブランドのフラッグシップモデルとして設定され、2022年7月に発表された新世代モデルでは、北米や中国、中東など、海外にも販売を拡大し、新たなボディタイプをラインナップすることで「新世代クラウンシリーズ」として展開。
第1弾となるクロスオーバーセダン「クラウンクロスオーバー」に続き、第2弾としてSUV「クラウンスポーツ」、第3弾「クラウンセダン」、第4弾にクロスオーバーワゴン「クラウンエステート」を設定。
プラットフォームは、前世代の後輪駆動ベースから前輪駆動ベースに変更することで室内空間を拡大し、全車4WDとすることで高い走行性能を獲得。
パワートレインには2.5Lハイブリッドのほか、プラグインハイブリッド、「RS」グレードには2.4Lターボハイブリッドを搭載し、内装には最新の12.3インチデジタルメーターを採用することにより質感を向上。
また、ホイールの締結にレクサス車に使用されていたハブボルトを採用することで、締結力の強化と質量の低減を図り、後輪操舵システム「ダイナミックリアステアリング」も採用することで運動性能を向上。
安全システムには、最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載することで安全性と快適性をアップします。
追加設定される新型クラウンセダンは、第1弾「クラウンクロスオーバー」、第2弾「クラウンスポーツ」の発売に続き、2023年10月の発売が予定されています。
▼新型クラウン発表会動画
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トヨタ新型クラウンセダンの【特徴まとめ】
▼トヨタ新型クラウンセダンの特徴
- 「新世代クラウンシリーズ」として第3弾「セダン」を設定
- 前輪駆動プラットフォームを採用し、全車4WD化
- 新開発のターボエンジンハイブリッドシステムを搭載
- プラグインハイブリッドを設定
- 後輪操舵システム「ダイナミックリアステアリング」を採用
- ホイールの締結にハブボルトを使用し、剛性を向上
- 12.3インチデジタルメーターを装備
- 安全システムに最新の「トヨタセーフティセンス」を採用
先進的!新型クラウンセダンの外装(エクステリア)デザイン
▼新型クラウンセダンの画像
▼新型クラウンクロスオーバーの画像
▼新型クラウンスポーツの画像
▼新型クラウンエステートの画像
▼参考:クラウン(前モデル)
新型クラウンセダンの外装は、最新のデザインを採用することにより質感がアップされています。
キャビンはFFベースの最新プラットフォームを採用することにより前側に拡大され、広い室内空間を獲得。
フロントは他のボディタイプとエアインテークのデザインを差別化することで、個性をアップ。
▼新型クラウンセダンの画像
▼新型クラウンクロスオーバーの画像
▼新型クラウンスポーツの画像
▼新型クラウンエステートの画像
▼参考:クラウン(前モデル)
リアは、フロントにあわせよりワイドさを強調する一文字テールランプを装備。
ボディスタイルは、新世代クラウンシリーズでセダン以外のモデルが車高をアップしたクロスオーバーとされていますが、新型クラウンセダンは前モデルからくるスタイルを採用。
車体を延長することでショーファーニーズにも対応し、さらなる質感を追求します。
また、新型クラウンは、床下の整流やグリルシャッターの採用などにより空力性能を高め、走行効率がアップされます。
広く!新型クラウンセダンのボディサイズ、車体設計は?
▼新型クラウンセダン
▼新型クラウンクロスオーバー
▼新型クラウンスポーツ
▼新型クラウンエステート
▼新型クラウンセダンのボディサイズと比較
- 【新型クラウンセダン】
全長×全幅×全高:5030×1890×1470mm
ホイールベース:3000mm - 【新型クラウンクロスオーバー】
全長×全幅×全高:4930×1840×1540mm
ホイールベース:2850mm - 【新型クラウンスポーツ】
全長×全幅×全高:4710×1880×1560mm
ホイールベース:2770mm - 【新型クラウンエステート】
全長×全幅×全高:4930×1880×1620mm
ホイールベース:2850mm - ※参考
・トヨタ クラウン(前モデル)
全長×全幅×全高:4910×1800×1455mm
ホイールベース:2920mm
車重:1690kg
・トヨタ ハリアー
全長×全幅×全高:4740×1855×1660mm
ホイールベース:2690mm
新型クラウンセダンのボディサイズは、「クロスオーバー」から全長が+100mmとされています。
あわせて、ホイールベースを+150mmとすることで、効率良く広い室内空間を獲得。
新世代クラウンシリーズの車体は、TNGAプラットフォームによる軽量かつバランスの取れた高剛性ボディに、フロントはマクファーソンストラット式、リヤには新開発マルチリンク式のサスペンションを採用。
▼ダイナミックリアステアリング解説動画
また、後輪操舵システム「ダイナミックリアステアリング」を採用することで、取り回しの良さと高い走行安定性が確保されます。
最新装備!新型クラウンセダンの内装(インテリア)デザイン
新型クラウンセダンの内装は、最新の装備を採用することで質感がアップされます。
▼インフォテインメントシステム
▼ヘッドアップディスプレイ
▼デジタルメーター
ディスプレイにはインフォテインメント用の大型12.3インチディスプレイオーディオ、ヘッドアップディスプレイのほか、新たに12.3インチデジタルメーターを採用。
これによりドライバー前にナビや車両情報のほか、多彩な情報を表示することができるようになり、各種コネクティッドサービスとの連携も強化。
インフォテインメントシステムは、ステアリングの音声認識スイッチにより運転中にステアリングから手を離すことなく、ドライビングポジションメモリー、パワーウインドゥ、ワイパーなどを音声で操作することができるようになります。
インテリアトリムは、本革シート表皮や温味を感じられる金属加飾「WARM STEEL」を組み合わせ、上級モデルとしての質感を向上。
オーディオには、10スピーカー/8chアンプを備えるトヨタプレミアムサウンドシステムを設定。
リアシートには、40/20/40分割リクライニングに対応するパワーシートを採用。
室内空間は延長された車体と前輪駆動をベースとしたプラットフォームを採用することにより拡大し、余裕のあるラゲッジスペースも確保されます。
全車ハイブリッド4WD!新型クラウンセダンのスペックは?
▼新型クラウンセダンのパワートレインとスペック
- 【ベースモデル】
直列4気筒2.5Lハイブリッド
エンジン出力:186ps/22.5kgm
フロントモーター出力:120ps/20.6kgm
リアモーター出力:54ps/12.3kgm
トランスミッション:CVT - 【RS】グレード
「デュアルブーストハイブリッドシステム」
直列4気筒2.4Lターボハイブリッド
エンジン出力:272ps/46.9kgm
フロントモーター出力:83ps/29.8kgm
リアモーター出力:80ps/17.2kgm
トランスミッション:Direct Shift 6速AT - 【クラウンPHEV】
パワートレイン:直列4気筒2.5L+電気モーター×2
システム最高出力:309ps
エンジン出力:185ps/23.2kgm
フロントモーター:182ps/27.5kgm
リアモーター:54ps/12.3kgm
EV航続距離:100km - 駆動方式:4WD「E-four」
新型クラウンセダンには、新世代の2.5Lと2.4Lターボのハイブリッドのほか、プラグインハイブリッドが搭載されます。
▼参考:クラウン(前モデル)のスペック
- 直列4気筒2Lターボエンジン
出力:245ps/35.7kgm
トランスミッション:8速AT - 直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+モーターハイブリッド
エンジン出力:184ps/22.5kgm
モーター出力:143ps/30.6kgm
システム出力:226ps - V型6気筒3.5L+電気モーターハイブリッド「マルチステージハイブリッド」
エンジン出力:299ps/36.3kgm
モーター出力:180ps/30.6kgm
システム出力:359ps
新型クラウンセダンの駆動方式は全車4WD「E-four」とされ、前後駆動力を100:0から20:80の間で可変させることで高い走行性能を獲得。
スポーツモデル「RS」では、ベースモデルの2.5Lハイブリッドから大幅に出力を高めた2.4Lターボハイブリッドを搭載し、高い駆動力を発揮する最新の電動パワートレーン「eAxle」を採用。トランスミッションもDirect Shift 6速ATとすることでダイレクト感のある走りに仕上げ。
▼従来型バッテリーとバイポーラ型バッテリーの構造比較
ハイブリッドシステムに組み合わせられるバッテリーは、出力を従来の約2倍としたバイポーラニッケル水素バッテリーを全車に採用することで効率をアップ。
プラグインハイブリッドモデルでは、クラストップレベルのEV走行可能距離と高出力を両立。
走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から任意で選択可能となり、AUTO EV/HVモードではナビの目的地にあわせ、電池の残量や交通情報データなどを考慮したエネルギー効率の良い走りが可能となります。
最新システム!トヨタ新型クラウンセダンの安全装備は?
トヨタ新型クラウンセダンには、最新の「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が装備されます。
搭載されるシステムは、「プロアクティブドライビングアシスト機能」に加え、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を採用。
「プロアクティブドライビングアシスト機能」では、これまでの安全システムより早く歩行者の横断などの危険性を検知し、事前にステアリングやブレーキなどにより運転を支援。
「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」は、0~40km/hにおける渋滞時のレーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシスト作動中に、ドライバーモニタリングカメラによりドライバーが前を向いていることが確認されるなど一定条件を満たすとシステムが作動。
自動追従走行、3分間の停止機能、ステアリングのハンズオフドライブなど、高度な支援機能が可能となります。
また、高度な機能を活かして、スマートフォンを使っての「アドバンストパーク(リモート機能付)」にも対応。
「アドバンストパーク(リモート機能付)」では、バック駐車に加え前向き駐車も可能となります。
良好!トヨタ新型クラウンセダンの燃費は?
▼新型クラウンセダンの燃費(WLTCモード値)
- 2.5Lハイブリッド:21.0km/L
- 「RS」(2.4Lターボハイブリッド):15.0km/L
- 2.5L PHEV:18.0km/L(ハイブリッドモード時)
トヨタ新型クラウンセダンの燃費は、全車に4WDを採用しボディサイズを拡大しながら、最新のハイブリッドシステムを採用することにより前世代からアップします。
前世代は2.5Lハイブリッドで20.0km/Lとされていましたが、新型クラウンセダンでは21km/Lが見込まれています。
▼参考:トヨタ・クラウンの燃費
- 【クラウン(前モデル)】
・3.5Lハイブリッド
WLTCモード:16.0km/L
・2.5Lハイブリッド
WLTCモード:20.0km/L
・2Lターボ
WLTCモード:12.4km/L - 【新型クラウンクロスオーバー(新世代モデル)】
2.5Lハイブリッド:22.4km/L
「RS」(2.4Lターボハイブリッド):15.7km/L
最上級!トヨタ新型クラウンセダンの価格は?
▼新型クラウンセダンの価格
- 2.5Lハイブリッド4WD:470万円~605万円
- 2.4Lターボハイブリッド4WD:640万円~675万円
- 2.5L PHEV 4WD:650万円~690万円
トヨタ新型クラウンセダンは、最新の装備を採用し全車がハイブリッド4WDとされ、シリーズで最も大きい車体により第1弾「クロスオーバー」から価格をアップします。
「クロスオーバー」はスタート価格が435万円からとされていましたが、新型クラウンセダンでは470万円ほどからが見込まれ、上級セダンとしての魅力がアピールされます。
▼参考:トヨタ新世代クラウンの価格
▽「2.5Lハイブリッド4WD」
- クロスオーバーX:435万円
- クロスオーバーG:475万円
- クロスオーバーG ADVANCED:510万円
- クロスオーバーG LEATHER:540万円
- クロスオーバーG ADVANCED LEATHER:570万円
▽「2.4Lターボハイブリッド4WD」
- クロスオーバーRS:605万円
- クロスオーバーRS ADVANCED:640万円
いつ?トヨタ新型クラウンセダンの発売日は?
追加設定される新型クラウンセダンは、第1弾「クラウンクロスオーバー」、第2弾「クラウンスポーツ」の発売に続き、2023年10月の発売が予定されています。
トヨタはクラウンをグローバルモデルに変更し、最新のトレンドをプラスすることにより、さらなるユーザーにアピールしていきたい考えです。
トヨタ・クラウンを「おさらい」
▼トヨタクラウンアスリートS若草色edition(2015年モデル)
クラウンは、初代が1955年に登場したトヨタが製造する高級乗用車です。
7代目クラウンの宣伝キャッチコピー「いつかはクラウン」は、人々が憧れる高級セダンとしてクラウンの知名度を大きくあげ、レクサスが日本に導入された現在も、”日本の高級車”としてクラウンを指名買いするユーザーも多い人気車になっています。
前モデルのクラウンは14代目で、ユーザーのニーズにあわせ変化してきたクラウンを象徴する新しいコンセプトとしてスポーツ性能が打ち出されました。
モデルバリエーションは、上級セダンらしい表情のクラウンロイヤル、若い世代にもアピールするクラウンアスリートのほか、上級モデルのクラウンマジェスタをラインナップ。
クラウンマジェスタに採用されていたV型8気筒エンジンは廃止されましたが、新しく高環境性能とちから強い走りが可能なハイブリッドモデルと2Lターボモデルを用意。
ミニバンやSUV人気から販売が減少しているセダンにもう一度注目してもらうため、ピンクや若草色などの特徴的ボディカラーを販売したことも話題になりました。
▼トヨタ・クラウン(15代目/前モデル)
15代目の前モデルは2018年に登場し、新世代プラットフォーム「TNGA」に基づく「GA-Lプラットフォーム」を採用。
シャーシをドイツ・ニュルブルクリンクで開発することで走行性能を向上し、スポーティなセダンとしての魅力をアップ。
また車載通信機DCMを全車に標準搭載し、「初代コネクティッドカー」としてアピールされました。
新型トヨタ・クラウンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!