ランボルギーニが、スーパースポーツ「ウラカンEVO」の新モデルとなる「ウラカン・ステラート」を発表しました。
新モデルにより魅力をアップしたランボルギーニ新型ウラカンEVOについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】クロスオーバー化!「新型ウラカン・ステラート」設定!
- ランボルギーニ新型ウラカンの【変更点まとめ】
- 走りのため!新型ウラカンEVOの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!ランボルギーニ新型ウラカンEVOのボディサイズは?
- 新装備!新型ウラカンEVOの内装(インテリア)デザイン
- 75%カーボン!ランボルギーニ「新型ウラカンSTO」も!
- パワフル!ランボルギーニ新型ウラカンEVOのエンジンとスペックは?
- 新型ウラカンエボに新システム「LDVI」搭載!
- ランボルギーニ・ウラカンの走行性能を試乗動画でチェック!
- 改善!ランボルギーニ新型ウラカンEVOの燃費は?
- ランボルギーニ新型ウラカンEVOの価格は?
- ランボルギーニ新型ウラカンEVOの発売日は?
- ランボルギーニ・ウラカンを「おさらい」
【最新情報】クロスオーバー化!「新型ウラカン・ステラート」設定!
▼ランボルギーニ新型ウラカン・ステラートの画像
ランボルギーニが、スーパースポーツ「ウラカンEVO」の新モデルとなる「ウラカン・ステラート(Sterrato)」を発表しました。
新型ウラカン・ステラートは、2019年にコンセプトモデルが公開されていたウラカンのオフロードモデルの市販バージョンとして制作。
外装は車高を44mmアップしたほか、フロント30mm、リア34mm拡大されたトレッドに組み合わせられた専用開発のブリヂストンDueler AT002 19インチオールテレーンタイヤを収納する、力強いデザインのボルトオンフェンダーを採用。
タイヤはランフラット技術により、悪路を走行しタイヤがダメージを負い空気圧ゼロとなった場合でも時速80kmで距離80kmの走行が可能になっています。
その他、新型ウラカンステラートでは、車体下部をアルミニウム製のアンダーボディパネルにより保護。フロントバンパーLED、ルーフレールによりアクティブな印象をアップしたほか、専用設計のエアインテークによりクリーンな空気をエンジンに供給。
搭載されるV型10気筒5.2L自然吸気エンジンは、610ps/57.1kgmを出力し、7速デュアルクラッチ式トランスミッションを介して4輪を駆動。
オフロードモデルながら0-100km/hは3.4秒、最高速度は260km/hを実現。
ドライブモードセレクターには、グリップの低い状況にあわせた「Rally」モードが設定されています。
ランボルギーニ新型ウラカンステラートは、2022年11月30日に発表され、2023年2月から1,499台限定で生産されます。
▼ランボルギーニ新型ウラカンステラートの動画
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ランボルギーニ新型ウラカンの【変更点まとめ】
▼ランボルギーニ新型ウラカンの変更点
- オフロードモデル「ウラカン・ステラート」を設定
▽2022年4月の変更点
- 後輪操舵を採用したハイスペックRWDモデル「ウラカン・テクニカ」を設定
▽2020年11月の変更点
- ハイパフォーマンスモデル「ウラカンSTO」を設定。
後輪駆動とカーボンパーツにより軽量化し、エンジン出力を640psまで向上
▽2020年1月の変更点
- 後輪駆動モデル「ウラカンEVO RWD」を設定。
エンジン出力を前モデルの580psから610psまで向上
▽2019年マイナーチェンジ時の変更点
- モデル名を「ウラカンエボ」に変更
- 新デザインのフロント、リアバンパーを採用
- エンジン出力を30psアップし、走行性能をアップデート
- センターコンソールに8.4インチタッチスクリーンを装備
- 新走行システム「LDVI」を採用
ランボルギーニ・ウラカンは、ブランドのエントリーとしてラインナップされ、上位モデルの「アヴェンタドール」より軽快な走りが人気になっています。
2019年のマイナーチェンジでは、モデル名を「ウラカンエボ」に変更。
新設計のエアロを採用するとともにエンジン出力を向上し、さらなる走行パフォーマンスを発揮しています。
走りのため!新型ウラカンEVOの外装(エクステリア)デザイン
▼ランボルギーニ新型ウラカンエボの画像
ランボルギーニ新型ウラカンエボの外装は2019年の改良時に、フロントに新デザインのフロントバンパーとエアインテークが採用され、空力性能がアップしています。
リアはエキゾーストパイプが高い位置に移動され、ディフューザーも大型化。
車体幅一杯までエアロを拡大することで、これまでより大きなダウンフォースを獲得しています。
▼ランボルギーニ新型ウラカンエボスパイダーの画像
ボディタイプには、クーペとオープンモデル「スパイダー」の2種が設定され、スパイダーは電動油圧式ソフトトップにより50km/hでの走行中でも17秒でルーフの開閉ができるようになっています。
ランボルギーニ新型ウラカンエボを前モデルと比較!
▼ランボルギーニ・ウラカンクーペ(前モデル)
▼ランボルギーニ・ウラカンスパイダー(前モデル)
ランボルギーニ新型ウラカンエボを前モデルと比較すると、より特徴的なフロントデザインに仕上げられています。
新型ウラカンではデザインの変更を空力性能のアップに活かし、より高いパフォーマンスをアピールしています。
拡大!ランボルギーニ新型ウラカンEVOのボディサイズは?
▼ランボルギーニ新型ウラカンエボのボディサイズと比較
- 【ウラカンエボ】
全長×全幅×全高:4520×1933×1165mm
ホイールベース:2620mm
車重:1422kg(スパイダーは+120kg) - 【ウラカンエボRWD】
全長×全幅×全高:4520×1933×1165mm
ホイールベース:2620mm
車重:1389kg
前後重量配分:40:60 - ※参考 前モデルのスペック
【ウラカン】
全長×全幅×全高:4459×1924×1165mm
ホイールベース:2620mm
車重:1422kg(スパイダー:1542kg)
【ウラカンRWD】
全長×全幅×全高:4459×1924×1165mm
車重:1389kg(スパイダー:1509kg)
前後重量配分:40:60
【ウラカン・ペルフォルマンテ】
全長×全幅×全高:4506×1924×1165mm
車重:1382kg(スパイダー:1507kg)
前後重量配分:43:57
ランボルギーニ新型ウラカンエボのボディサイズは、2019年の改良時にデザインの変更により前モデルから全長と全幅が拡大されています。
しかし車重は維持されており、空力性能のアップが魅力の設計になっています。
新装備!新型ウラカンEVOの内装(インテリア)デザイン
ランボルギーニ新型ウラカンエボの内装は、2019年の改良時にセンターコンソールに8.4インチの静電容量方式タッチスクリーンが採用されています。
▼新型ウラカンエボ
▼ウラカン(前モデル)
前モデルではタッチパネルの場所に物理的なスイッチが搭載されていましたが、新型ウラカンエボでは車体などのセッティングをわかりやすく変更することが可能になっています。
また、インフォテイメントシステムはボイスコマンドにも対応し、空調からアップル・カープレイまで、声で操作することができるようになりました。
オプションには新しく、大容量ハードディスクとセットになったデュアル・カメラ式テレメトリーシステムも用意され、走りをより楽しむことができるようになっています。
75%カーボン!ランボルギーニ「新型ウラカンSTO」も!
▼ランボルギーニ新型ウラカンSTOの画像
「ウラカンEVO」には、サーキットでの走行性能を高めた「ウラカンSTO」が設定されています。
新型ウラカンSTOは、デイトナ24時間耐久レースで2018年から2020年まで3連覇したレーシングカー「ウラカン GT3 EVO」の技術を取り入れたモデルとして開発。
軽量な後輪駆動の「ウラカンEVO RWD」をベースに、エンジン出力を640ps/61.2kgmにまでアップ。
また、ランボルギーニの伝説的モデル「ミウラ」からくるフロントフードとフェンダー、フロントバンパーを一体化した構造の採用や、ボディの75%をカーボンファイバーに変更することで、それまで最上位モデルとなっていた「ウラカン・ペルフォルマンテ」から43kg軽量化。
これにより0-100km/h加速タイムは3.0秒、最高速度は310km/hが実現されています。
加えて、新型ウラカンSTOでは、手動で角度を変更できるリアウイングなどの専用エアロなどにより、空力抵抗を37%低減しながら、ダウンフォースを53%増加。
ブレーキシステムにはCCM-Rカーボンセラミックブレーキシステムを搭載することで、耐久性は60%、ストッピングパワーは25%アップされています。
▼ランボルギーニ新型ウラカンSTOの試乗動画
パワフル!ランボルギーニ新型ウラカンEVOのエンジンとスペックは?
▼ランボルギーニ新型ウラカンエボのエンジンとスペック
- エンジン:V型10気筒5.2L自然吸気
- トランスミッション:7速デュアルクラッチ
- 【ウラカンエボ】
出力:640ps/61.2kgm
0-100km/h加速:2.9秒(スパイダー:3.1秒)
0-200km/h加速:9.0秒
駆動方式:4WD - 【ウラカンエボRWD】【ウラカン・ステラート】
出力:610ps/57.1kgm
0-100km/h加速:3.3秒
0-200km/h加速:9.3秒
▽駆動方式
エボRWD:MR
ステラート:4WD - 【ウラカンSTO】【ウラカンテクニカ】
出力:640ps/61.2kgm
0-100km/h加速:3.0秒(テクニカ:3.2秒)
0-200km/h加速:9.0秒
駆動方式:MR
ランボルギーニ新型ウラカンエボには、2019年の改良時に出力をアップした新エンジンが採用されています。
▼参考:ランボルギーニ・ウラカン(前モデル)のスペック
- エンジン:V型10気筒5.2L自然吸気
- 【ウラカン】
出力:610ps/57.1kgm
最高速度:325km/h(スパイダー:324km/h)
0-100km/h加速:3.2秒(スパイダー:3.4秒) - 【ウラカンペルフォルマンテ】
出力:640ps/61.2kgm
最高速度:325km/h(スパイダー:クーペと同値)
0-100km/h加速:2.9秒(スパイダー:3.1秒) - 【ウラカンRWD】
出力:580ps/55.0kgm
最高速度:320km/h(スパイダー:319km/h)
0-100km/h加速:3.4秒(スパイダー:3.6秒) - トランスミッション:7速デュアルクラッチ
- 駆動方式:4WD(RWDはMR)
前モデルのランボルギーニ・ウラカンには、ベースモデル、RWD、ペルフォルマンテで3種類のスペックがあるV型10気筒5.2Lエンジンが搭載され、最大トルクの75%を1000rpmの極低回転で発揮し、8000rpm超の最高出力発生回転数まで滑らかにマシンを加速。
低負荷時には半分の5気筒の燃料を休止することで、クルージングでの環境性能をアップすることができるようになっていました。
改良された新型ウラカンエボでは、新しい環境規制に対応するため微粒子フィルターを装着しながらも、エンジン出力を前上位モデルのウラカンペルフォルマンテ同等の640psまでアップ。
0-100km/h加速タイムは前ベースモデルから0.3秒も短縮し、2秒台となりました。
スパイダーは120kgの車重アップにより、ハードトップと比較して0-100km/h加速が0.2秒ダウンするものの、最高速度は同じになっています。
トランスミッションには、短時間で変速が可能な7速デュアルクラッチ式を組み合わせ。
駆動方式はベースモデルで4WDとなっていますが、後輪駆動とすることで積極的なコントロールを楽しむことができるウラカンEVO RWDも設定されています。
新型ウラカンエボに新システム「LDVI」搭載!
ランボルギーニ新型ウラカンエボには、「ランボルギーニ・ダイナミカ・ヴィーコロ・インテグラータ(LDVI)」と名付けられた新システムが採用されています。
「LDVI」は新しいシャシーコントロール・システムとなっており、加速度、ロール、ピッチング、ヨーをシステムが監視し、ドライバーの操作を常に予測。
データを統合的にシャシーコントロールに反映させるシステムになっています。
このシステムには新世代の磁性流体ダンパーが大きな効果を発揮しており、緻密な制御に対応。
また、4WDシステムのトルクベクタリング機能の性能を高めることでトラクションをアップ。
さらに、コーナリング時の細かな操舵へのレスポンスを改善したダイナミック・ステアリング・システムにより、鋭い走りが可能になっています。
ランボルギーニ・ウラカンの走行性能を試乗動画でチェック!
ランボルギーニ新型ウラカンは、多くの試乗動画が公開されています。
改良によりアップした走りが高い評価をうけています。
改善!ランボルギーニ新型ウラカンEVOの燃費は?
▼ランボルギーニ新型ウラカンEVOの燃費
- ウラカンEVOクーペ:13.7L/100km(約7.3km/L)
- ウラカンEVOスパイダー:14.2L/100km(約7.0km/L)
- ウラカンEVO RWD:13.8L/100km(約7.2km/L)
ランボルギーニ新型ウラカンEVOの燃費は、2019年の改良前モデルからアップしています。
改善幅はクーペで約0.4km/Lとなっており、出力を高めながらも環境性能が改善されています。
▼参考:ランボルギーニ・ウラカンの燃費(前モデル)
- ウラカン
クーペ:14.5L/100km(約6.9km/L)
スパイダー:14.6L/100km(約6.8km/L) - ウラカンRWD
クーペ:14.3L/100km(約7.0km/L)
スパイダー:14.5L/100km(約6.9km/L) - ウラカンペルフォルマンテ
クーペ:13.7L/100km(約7.3km/L)
スパイダー:14.0L/100km(約7.1km/L)
ランボルギーニ新型ウラカンEVOの価格は?
▼ランボルギーニ新型ウラカンEVOの価格
- ウラカンEVO:32,827,601円
- ウラカンEVOスパイダー:36,110,362円
- ウラカン EVO RWD:26,539,635円
- ウラカン EVO RWDスパイダー:29,193,599円
- ウラカンSTO:41,250,000円
ランボルギーニ新型ウラカンエボの価格は、スペックを大幅にアップしましたが、2019年の改良前モデルからほぼ維持されています。
サーキットでの性能を重視したウラカンSTOは4125万円とされ、シリーズの最上位モデルとなっています。
ランボルギーニ新型ウラカンEVOの発売日は?
新設定されたランボルギーニ新型ウラカンステラートは2022年11月30日に発表され、2023年2月から1,499台限定で生産されます。
ランボルギーニは人気になったSUV「ウルス」とあわせ、主力スーパーカーであるウラカンにオフロードモデルを設定することで販売を伸ばしたい考えです。
ランボルギーニ・ウラカンを「おさらい」
ランボルギーニ・ウラカン (Huracán) は、2014年に初代となる現行モデルが登場したスポーツカーです。
車名の「ウラカン」はスペイン語で「ハリケーン」を意味し、1879年8月のスペイン・アリカンテで行われた試合で活躍した闘牛から名付けられました。
約10年間生産され、ランボルギーニ最大のヒット作となった「ガヤルド」の後継車種として製作されたことで、正式発表前にはティザー動画シリーズが公開されるなど、ちからの入ったアピールが行われました。
デザインはフィリッポ・ペリーニ氏が担当し、特徴あるルーフラインは日本の折り紙がモチーフになっています。
搭載するエンジンは、同じフォルクスワーゲングループのアウディ「R8」と共有するV型10気筒5.2Lエンジンとされ、ベースモデルは610馬力を出力。
走行システムには、イタリア語で「魂」を意味する「ANIMA(アニマ、Adaptive Network Intelligent Management)」が採用され、高い走行性能を最大限発揮することができるようになっています。
新型ウラカンEVOについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!