プジョーが、ミドルSUV「3008」の改良を発表しました。
改良により魅力をアップしたプジョー新型3008について、スペック、価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代48V MHEV!プジョー「新型3008ハイブリッド」発表!
- プジョー新型3008の【変更点まとめ】
- 鋭く!プジョー新型3008の外装(エクステリア)デザイン
- 上質!プジョー新型3008の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!プジョー新型3008のパワートレインとスペックは?
- プジョー新型3008を試乗動画でチェック!
- 大幅改善!プジョー新型3008の燃費は?
- 最新システム!プジョー新型3008の安全装備は?
- 使いやすく!プジョー新型3008のボディサイズは?
- プジョー新型3008の価格は?
- プジョー新型3008の発売日は?
- プジョー3008を「おさらい」
【最新情報】新世代48V MHEV!プジョー「新型3008ハイブリッド」発表!
プジョーが、クロスオーバーSUV「3008」の改良を発表しました。
プジョー3008は、ブランドの主力SUVとしてラインナップされ、2018年の日本販売ではブランドの25%の販売台数を獲得した人気モデルになっています。
改良された新型3008では、海外で設定されていた1.2Lガソリンターボエンジン「PureTech 130」に代え、新開発した48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.2Lガソリンターボエンジンを搭載。
48Vマイルドハイブリッドシステムは28ps/5.6kgmを発揮する電気モーターを採用し、フルハイブリッドシステムより小さいバッテリー容量ながら、発進、駐車、低速時など、50%以上の走行時間で動作が可能とされ、燃費を15%改善。
組み合わせる1.2Lエンジンは、可変ジオメトリーターボチャージャーを備え、ミラーサイクルで動作。6速デュアルクラッチ式トランスミッションにより前輪を駆動。
システム合計出力は、これまでの1.2Lガソリンターボエンジンから6psアップした136ps/23.5kgmを発揮し、最大で100kmあたり1Lの燃料を節約することができるように。
室内のデジタルメーターでは、エネルギーの流れ、パワーメーター (Charge、Eco、Power)、バッテリーの充電レベル、走行後のゼロ エミッション運転のパーセンテージを確認することができるようになっています。
プジョー新型3008は2023年2月17日に発表され、欧州で2023年第2四半期に発売。
48Vマイルドハイブリッドシステムは今後、グループブランドのモデルに広く展開される予定です。
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プジョー新型3008の【変更点まとめ】
▼プジョー新型3008の変更点
- 新開発48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
▽2021年1月の変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- プラグインハイブリッドモデル「GT HYBRID4」を新設定
- 1.6Lガソリンエンジンの燃費を大幅に改善
- フルLEDヘッドライトを初採用し、リアフォグランプの点灯にあわせ、フロントロービームの輝度を下げて点灯する「フォグモード」を搭載
- 安全装備を全車標準採用
▽2019年5月の変更点
- Euro 6.2に対応する改良型ガソリンエンジンと8速ATを搭載
- ディーゼルモデルで70%以上装着された、「運転席メモリー付き電動シート&マルチポイントランバーサポート」「前席シートヒーター」「パノラミックサンルーフ」「360°ビジョン」をセットにした「ファーストクラスパッケージ」を「3008 GT Line」に設定
鋭く!プジョー新型3008の外装(エクステリア)デザイン
▼プジョー新型3008の画像
▼参考:プジョー3008(前モデル)
プジョー新型3008の外装は2021年の改良時に、最新のデザインを採用することで先進的な印象に仕上げられています。
▼プジョー新型3008の画像
▼参考:プジョー3008(前モデル)
フロントは、新世代モデルが発表されたコンパクトカー「208」からくるライトデザインとされ、ブランドエンブレムにも採用されるライオンの爪をイメージした縦長のデイタイムライト/ウインカーユニットを装備。
グリルはフレームレスとすることで、デザイン性を向上しています。
ヘッドライトにはフルLEDが初採用され、リアフォグランプの点灯にあわせフロントロービームの輝度を下げて点灯する「フォグモード」を搭載。
▼プジョー新型3008の画像
▼参考:プジョー3008(前モデル)
リアでは、テールランプの内部グラフィックを新しくするとともに、シーケンシャルターンランプを採用。
▼新型3008GT
また、スポーティモデルとして「3008GT」も設定され、専用のグリルやカラーパターンにより、ベースモデルと差別化されています。
上質!プジョー新型3008の内装(インテリア)デザイン
▼プジョー新型3008の画像
▼参考:プジョー3008(前モデル)
プジョー新型3008は2021年の改良時に、新しいデザインを採用することで質感がアップされています。
▼新型3008「GT HYBRID4」
新設定されたプラグインハイブリッドモデルの「HYBRID4」には、アルカンタラ&テップレザーのライトグレー基調のシートを装備。
▼新型3008「GT」
ディーゼルとガソリンが用意される「GT」では、アルカンタラ&テップレザーのダークグレー基調の表皮を使用。
これらはフロントシートヒーター、運転席メモリー付きパワーシートとマルチポイントランバーサポートシートとなっています。
ルーフには、オープンエアを楽しむこともできるパノラミックサンルーフを採用することで開放感をアップ。
ラゲッジ容量は通常時で520L、後席を収納することで最大1482Lを使うことができるようになっています。
パワフル!プジョー新型3008のパワートレインとスペックは?
▼プジョー製1.6Lガソリンエンジン
▼プジョー新型3008のパワートレインとスペック
- 直列4気筒1.6Lガソリンターボ
出力:180ps/25.5kgm - 直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:177ps/40.8kgm - 【HYBRID4(プラグインハイブリッド)】
直列4気筒1.6Lガソリンターボ+電気モーター×2
出力:300ps/53.0kgm
0-100km/h加速:5.9秒
EV航続距離:64km - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:FF or 4WD(PHEV)
▽海外仕様
- 直列3気筒1.2Lガソリンターボ+48V MHEV【新開発】
出力:136ps/23.5kgm - トランスミッション:6速DCT
プジョー新型3008の日本仕様のパワートレインには、1.6Lガソリンターボエンジンと2Lディーゼルターボエンジン、プラグインハイブリッドが搭載されています。
1.6Lガソリンターボエンジンは、ガソリン微粒子フィルタを採用して排出ガスをクリーン化するとともに、フリクションを低減して欧州新排ガス規制のEuro 6.2に対応し、燃費性能を改善。
最高出力180psを発揮し、電子制御ウエストゲートバルブの採用により高効率化とハイレスポンス、スムーズな吹け上がりを実現。
2Lディーゼルエンジンは40.8kgmものトルクを発揮しながら、燃費性能にも優れたパワートレインに。
1.6Lプラグインハイブリッドモデルは、2基のモーターを搭載することで4WDとされ、システム最高出力300ps、最大トルクは53.0kgmを発揮。
走行用バッテリー容量は13.2kWhとされ、EV走行距離は64kmと、実用性の高い数値になっています。
また、「HYBRID4」はスマートフォンのアプリを利用した「eリモートコントロール」に対応し、遠隔での充電操作が可能な「リモートチャージング」、エアコンの作動が可能な「プリコンディショニング」に対応しています。
▼8速オートマチックトランスミッション「EAT8」
いずれのパワートレインも組み合わせるトランスミッションは新世代電子制御8速AT「EAT8」となり、多彩なドライブモードを用意。
「エコモード」はエアコンの最適化、フリーホイール機能により低燃費走行に貢献。
「通常モード」はシフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートを最適化。
「スポーツモード」は、シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリングフィールの変更を行うことができるようになっています。
プジョー新型3008を試乗動画でチェック!
大幅改善!プジョー新型3008の燃費は?
▼プジョー新型3008の燃費(WLTCモード値)
- 2Lディーゼル:21.2km/L
- 1.6Lガソリン:15.6km/L
- 1.6Lプラグインハイブリッド
4WD(電気モーター×2):15.3km/L(ハイブリッドモード時)
プジョー新型3008の燃費は2021年の改良時に、1.6Lエンジンで前モデルのWLTCモード値13.4km/Lから、15.6km/Lまで大幅に改善しています。
新設定されたプラグインハイブリッドモデルはハイブリッドモード時に15.3km/Lとなりますが、充電した電力を使用し実燃費をアップすることができるようになっています。
最新システム!プジョー新型3008の安全装備は?
プジョー新型3008の安全装備には、ブランドの先進システムが全車標準装備されています。
安全システムには、「アクティブ・セーフティ・ブレーキ」「アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)」「レーンポジショニングアシスト」などを装備。
その他、「アクティブブラインドスポットモニターシステム」「インテリジェントハイビーム」「トラフィックサインインフォメーション」「フロントソナー/バックソナー/ワイドバックアイカメラ」により、ドライバーのアシストが行われます。
使いやすく!プジョー新型3008のボディサイズは?
▼プジョー新型3008のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4450×1840×1630mm
- ホイールベース:2675mm
- 車重:1480kg
- ※参考
・プジョー308(ハッチバック)
全長×全幅×全高:4275×1805×1470mm
・プジョー308SW(ワゴン)
全長×全幅×全高:4600×1805×1470mm
プジョー新型3008のボディサイズは、ミドルクラスSUVとして、ハッチバックモデルの「308」から全長が175mm延長されています。
しかし、ワゴンの308SWより全長-150mmとすることで、取り回しのしやすさが重視されています。
プジョー新型3008の価格は?
▼プジョー新型3008の価格
- Allure(1.6Lガソリン):4,670,000円
- GT(1.6Lガソリン):5,311,000円
- GT BlueHDi(2Lディーゼル):5,716,000円
- GT HYBRID4(1.6L PHEV):6,898,000円
プジョー新型3008の価格は、467万円からとされています。
パワートレインはガソリンとディーゼル、PHEVから選択できるようになっています。
プジョー新型3008の発売日は?
改良されたプジョー新型3008は2023年2月17日に発表され、欧州で2023年第2四半期に発売されます。
プジョーは好調な販売を記録する3008をリフレッシュすることにより、ブランドの他モデルとの相乗効果を高めていく予定です。
プジョー3008を「おさらい」
▼プジョー3008(初代)
プジョー3008は、初代が2009年に登場したクロスオーバーSUVです。
初代はプジョー「307」やシトロエン「C4」と共通したプラットフォームを使用したクロスオーバーモデルとして企画。
エクステリアにはボンネットとキャビンを一体とするモノフォルム形状を採り入れることで、コンパクトサイズでありながら高効率なパッケージを実現。
走行システムには、前輪駆動でも高い走破性能を発揮する「グリップコントロール」をプジョー車で初めて採用。
「グリップコントロール」は、マッド&スノータイヤと、「標準」「雪道」「オフロード」「砂地」「ESPオフ」の5種を任意に選択し、最適なトラクションコントロールが可能とされました。
現行モデルとなる2代目は2017年にフルモデルチェンジし、新世代のプラットフォームを採用することで効率を向上。
ボディデザインを前モデルのクロスオーバーMPVから、SUVスタイルに大幅変更。
これにより高い人気を獲得し、一般公開から約半年間でヨーロッパにおいて10万台のオーダーを獲得。
その半数は過去にプジョー車を所有したことがないユーザーであったことが発表されています。
新型プジョー3008については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!