メルセデス・マイバッハが、最上級SUVとなる「マイバッハGLSクラス」のマイナーチェンジを発表しました。
最上級ブランドとして魅力をアップした新型マイバッハGLSクラスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】リフレッシュ!メルセデス新型「マイバッハGLSクラス」改良発表!
- メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの【変更点まとめ】
- 圧巻!マイバッハ新型GLSクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 最高峰!マイバッハ新型GLSクラスの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!マイバッハ新型GLSクラスのパワートレインと走行性能は?
- メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの燃費は?
- 最新システム!マイバッハ新型GLSクラスの安全装備は?
- 堂々!マイバッハ新型GLSクラスのボディサイズは?
- マイバッハ新型GLSクラスの価格は?
- メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの発売日は?
- マイバッハを「おさらい」
【最新情報】リフレッシュ!メルセデス新型「マイバッハGLSクラス」改良発表!
▼メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの画像
メルセデス・マイバッハが、SUV「マイバッハ GLS600 4MATIC」のマイナーチェンジを発表しました。
メルセデス・マイバッハGLSクラスは、メルセデスの最上級サブブランドである「メルセデスマイバッハ」が手がける最上級SUVモデルとして企画され、メルセデス・ベンツブランドで販売するSUV「GLSクラス」をベースにさらなる快適性を追求。
改良された新型マイバッハGLSクラスでは、内外装に新しいデザインを採用することでさらなる質感がつくられています。
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスは、2023年4月4日に発表。発売は米国で2023年後半が予定されています。
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メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの【変更点まとめ】
▼メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの変更点
- 内外装に新しいデザインを採用
▽2021年7月新設定時の特徴
- マイバッハブランドの専用デザインを採用
- 専用開発したV型8気筒ツインターボエンジン、48Vマイルドハイブリッドを搭載
- 専用インテリアにより、質感を大幅に向上
- 2列シート4人乗りをシートレイアウトを標準設定し、5人乗り仕様もラインナップ
圧巻!マイバッハ新型GLSクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデスマイバッハGLSクラスの画像
▼参考:メルセデスマイバッハGLSクラス(前モデル)
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの外装は、マイバッハブランド独自の質感を高めたデザインとされています。
▼メルセデスマイバッハGLSクラスの画像
フロントはグリルの高さをアップし、新しいクロームアクセントやエアインテークを採用。
▼メルセデスマイバッハGLSクラスの画像
▼参考:メルセデスマイバッハGLSクラス(前モデル)
新型GLSクラスでは加えて、テールランプのグラフィックが変更され、新しい23インチ鍛造ホイールを採用。
また、新しいライティングシステムにより、ドアを開くととマイバッハのパターンが道路に映し出されるようになっています。
最高峰!マイバッハ新型GLSクラスの内装(インテリア)デザイン
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの内装は、広い室内空間を贅沢に使うことで最上級の質感が追求されています。
改良では、レザーシートに新しいダイヤモンドキルティングを採用することでリフレッシュされています。
その他、マイバッハGLSクラスでは、ベースモデルのメルセデス・ベンツGLSクラスで3列シート7人乗りとされていたシートレイアウトを、後席を2人がけとした2列シート4人乗りに変更。(5人乗りをオプション設定)
これにより、リアシートのレッグスペースは1103mmにまで拡大され、後席の乗員は広い空間でリラックスすることができるようになっています。
インテリアトリムにはナッパレザーを採用し、パノラマサンルーフ、ヒーテッド&ベンチレーションマッサージシート、電動式リアローラーサンブラインド、後部座席用独立エアコンを装備。
後席には専用のエンターテイメントディスプレイのほか、折りたたみテーブルやシャンパンボトル用のスペースを備えた冷蔵庫が設定されています。
また、ダッシュボードには、室内空間の半分もの長さになる最新のツインディスプレイを採用。
インフォテイメントシステムには会話をするように各機能を使うことができる「MBUX」を採用し、大型のタッチパッドや音声認識でコントロールすることができるようになっています。
パワフル!マイバッハ新型GLSクラスのパワートレインと走行性能は?
▼メルセデスマイバッハ新型GLSクラスのパワートレインとスペック
- V型8気筒4Lガソリンツインターボ+48V MHEV
出力(エンジン):558ps/74.4kgm
出力(モーター):22ps/25.5kgm - トランスミッション:9速AT
- 0-100km/h加速:4.2秒
- 最高速度:250km/h
- 駆動方式:4WD
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスのパワートレインには、V型8気筒4Lツインターボエンジンが搭載されています。
V型8気筒エンジンは6000〜6500rpmで最高出力558ps、2500〜5000rpmの幅広い領域で74.4kgmの大トルクを発揮。
このエンジンは48Vマイルドハイブリッドシステムと組み合わされ、低速域では22ps/25.5kgmの出力を持つモーターでアシストされます。
これによりマイバッハGLSクラスは、0-100km/h加速を4.2秒で達成する瞬発力を獲得。
駆動システムはメルセデスの4WD「4MATIC」の最新バージョンとされ、サスペンションにはマイバッハGLSクラス専用にチューニングされ最高峰の乗り心地を提供する48ボルト「E-Active Body Controlアクティブサスペンション」が採用されています。
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの燃費は?
▼新型メルセデスマイバッハGLSクラスの燃費
- 11.7L / 100km(欧州値/約8.5km/L)
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの燃費は、欧州値で約8.5km/Lとされています。
この燃費はサルーンの「マイバッハSクラス」4WDモデルの欧州燃費約9.8km/Lからダウン幅が抑えられています。
▼参考:メルセデスマイバッハ新型Sクラスの燃費
- V型8気筒エンジン(4WD):10.2L/100km(欧州値/約9.8km/L)
最新システム!マイバッハ新型GLSクラスの安全装備は?
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの安全装備には、最新システムが採用されています。
機能には、車間距離を維持し追従走行を行う「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や、周辺状況を検知しステアリングアシストを行う「アクティブステアリングアシスト」などが用意され、安全性がアップされています。
▼メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの安全装備
- アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック
- リモートパーキングアシスト
- PRE-SAFE
- インパルス・サイドアクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
- PRE-SAFEサウンド
- アクティブレーンチェンジングアシスト
- アクティブレーンキーピングアシスト
- トラフィックサインアシスト
- アクティブブラインドスポットアシスト
- 緊急回避補助システム
- 渋滞時緊急ブレーキ機能
堂々!マイバッハ新型GLSクラスのボディサイズは?
▼メルセデスマイバッハGLSクラスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5205×2030×1838mm
- ホイールベース:3135mm
- 車重:2780kg
- ※参考
・メルセデスベンツGLSクラス
全長×全幅×全高:5207×1956×1850mm
ホイールベース:3135mm
メルセデスマイバッハ新型GLSのボディサイズは、ベースとなるメルセデスベンツGLSクラスからホイールベースが維持され基本設計は共通となっています。
プラットフォームには、メルセデス最新の「MHA(モジュラー・ハイ・アーキテクチャ)」を採用し、高剛性と効率のよい室内空間がつくられています。
マイバッハ新型GLSクラスの価格は?
▼メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの価格
- 3000万円~
メルセデス・マイバッハ新型GLSクラスの価格は、改良によりアップします。
前モデルは日本で2915万円からとされていましたが、新型マイバッハGLSクラスでは3000万円ほどが見込まれています。
▼参考:メルセデスマイバッハGLSクラス(前モデル)の価格
- Mercedes-Maybach GLS 600 4MATIC:29,150,000円
メルセデスマイバッハ新型GLSクラスの発売日は?
改良されたメルセデス・マイバッハ新型GLSクラスは、2023年4月4日に発表。発売は米国で2023年後半が予定されています。
メルセデスは、最上級サブブランドであるマイバッハに設定するGLSクラスを改良することで、ベントレー「ベンテイガ」やロールスロイス「カリナン」などの最高級ブランドのSUVに対抗していきたい考えです。
マイバッハを「おさらい」
▼マイバッハ・ランドレー
マイバッハ(Maybach)は、1909年にドイツで創業した高級車・エンジンメーカーです。
ダイムラー社を設立したゴットリープ・ダイムラーとエンジン研究を行っていたヴィルヘルム・マイバッハと息子のカール・マイバッハが設立し、飛行船ツェッペリン号に搭載されたV型12気筒エンジンを製作したことで知名度を高めました。
1920年代から1930年代には高級車の製造を行い、販売にも成功。
1952年のカール・マイバッハ引退にあわせ、ダイムラー・ベンツが50%の株式を所有し、後に傘下に納められました。
2002年に新設された「マイバッハ」ブランドとして復活し、ショートホイールベースの「57」とロングホイールベースの「62」(車名は5700mm、6200mmの車体長に由来)をラインナップ。
後部座席のみをソフトトップとした「マイバッハ・ランドレー」や、飛行船ツェッペリンの名前を冠したモデルも設定。
しかし2012年に、ロールスロイスやベントレーといった競合との販売に苦戦していたことからブランドを廃止。
2014年にメルセデスの最上級サブブランド「メルセデス・マイバッハ」として再度復活し、メルセデス・ベンツSクラスをベースとしたリムジンやカブリオレのほか、Gクラスベースのランドレーを販売しました。
新型マイバッハGLSクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!