日産が、フルモデルチェンジしたミニバン「セレナ」のハイブリッド「セレナe-POWER」の発売を発表しました。
新世代となり魅力をアップした新型セレナについて、価格、スペックなどを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ついに!日産「新型セレナe-POWER」フルモデルチェンジ発売!
- 日産新型セレナの【変更点まとめ】
- 276万円から!日産新型セレナの価格は?
- 新型セレナを試乗動画でチェック!
- 迫力UP!日産新型セレナの外装(エクステリア)デザイン
- 全14パターン!新型セレナのボディカラーは?
- 小変更!日産新型セレナのボディサイズは?
- 新装備!日産新型セレナの内装(インテリア)デザイン
- 多彩なカスタム!新型セレナ「AUTECH」「ステップタイプ」「マルチベッド」設定!
- 最新e-POWER!日産新型セレナのパワートレインとスペックは?
- 20.6km/L!日産新型セレナの燃費は?
- プロパイロット2.0も!日産新型セレナの安全装備は?
- いつ?日産新型セレナの発売日は?
- 日産セレナを「おさらい」
【最新情報】ついに!日産「新型セレナe-POWER」フルモデルチェンジ発売!
日産がフルモデルチェンジしたミニバン「セレナ」のハイブリッド「セレナe-POWER」の発売を発表しました。
日産セレナはブランドの主力ミニバンとしてラインナップされ、部分自動運転技術「プロパイロット」や軽快な走りが人気になっています。
新世代となった新型セレナは2022年11月28日にフルモデルチェンジし、先行してガソリン車が販売されていました。
追加された新型セレナe-POWERは、発電用エンジンの排気量をこれまでの1.2Lから1.4Lに拡大することで高い走行性能と静粛性を両立し、乗車定員を7人乗りから8人乗りに拡大。
その他、新型セレナでは、最新の12.3インチデジタルメーターや大型インフォテインメントシステムを装備することで、使い勝手、質感をアップ。
▼新型セレナ「ハイウェイスター/ルキシオン」の画像
安全システムには「プロパイロット」を全車標準装備したほか、高速道路の同一車線内でハンズオフが可能となる運転支援システム「プロパイロット2.0」を、新たに設定したe-POWER車の最上級グレード「セレナLUXION(ルキシオン)」に採用することで快適性をアップ。
また、障害物を回避する際にドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することができる、メモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」が初搭載されています。
フルモデルチェンジした新型セレナは、ガソリン車を2022年12月22日に、ハイブリッド車「e-POWER」を2023年4月20日に発売し、価格は2,768,700円から4,798,200円。
日産はe-POWER車の発売にあわせ、新型セレナのe-POWER車が受注開始から2万台を突破したことを発表。
「セレナ」を購入したユーザーの半数以上がe-POWER車を選択し、15%以上が最上位グレードの「LUXION(ルキシオン)」を選択。ボディカラーは、プリズムホワイトが1番の人気カラーで、次いでダイヤモンドブラック、2トーンではプリズムホワイト/スーパーブラックが好評としています。
あわせて、1991年に初代モデルを発売して以降、セレナの国内での累計販売台数が200万台に到達したことが発表されています。
▼新型セレナの動画
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▼日産エルグランド
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日産新型セレナの【変更点まとめ】
▼新型セレナの変更点
- 新設計したエクステリア、インテリアデザインを採用
- 改良により出力と燃費性能を向上した「e-POWER」ハイブリッドシステムを搭載
- 「e-POWER」の乗車定員を7人乗りから8人乗りに拡大
- 12.3インチデジタルメーター&12.3インチ大型インフォテインメントシステムを搭載
- ハンズオフに対応する運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載する最上級グレード「ルキシオン」を設定
- 「衝突回避ステアリングアシスト」、「プロパイロット パーキング」を初搭載
- 「e-POWER」にAC100/1500Wコンセントを設定
276万円から!日産新型セレナの価格は?
▼日産新型セレナのグレード、価格
▽2Lガソリン
- X(8人乗り FF/4WD)
FF:2,768,700円、4WD:3,034,900円 - XV(8人乗り FF/4WD)
FF:3,088,800円、4WD:3,355,000円 - ハイウェイスターV(8人乗り FF/4WD)
FF:3,269,200円、4WD:3,535,400円 - AUTECH(8人乗り FF/4WD)
FF:3,733,400円、4WD:3,933,600円
▽1.4L「e-POWER」
- e-POWER X(8人乗り FF)
FF:3,198,800円 - e-POWER XV(8人乗り FF)
FF:3,499,100円 - e-POWER ハイウェイスターV(8人乗り FF)
FF:3,686,100円 - AUTECH(7人乗り FF)
FF:4,150,300円 - LUXION(7人乗り FF)
FF:4,798,200円
▼グレード別装備
- 「X」グレード
LEDヘッドライト
プロパイロット
7インチメーターディスプレイ
本革巻ステアリング
電動パーキングブレーキ
2列目スーパーロングスライド&横スライド
オーディオレス&4スピーカー - 「XV」グレード(Xに加えて)
LEDフォグランプ
両側ハンズフリースライドドア
2列目&3列目シートバックテーブル
メッキ室内ドアハンドル - 「ハイウェイスターV」グレード(XVに加えて)
専用16インチアルミホイール
専用エクステリア
木目調パネル
合皮コンビシート - 「ルキシオン」グレード(ハイウェイスターVに加えて)
アダプティブLEDヘッドライト
シャークフィンアンテナ
インテリジェントアラウンドビューモニター
プロパイロット2.0
プロパイロットパーキング
12.3インチメーターディスプレイ
12.3インチコネクトナビ&6スピーカー
ヘッドアップディスプレイ
前後ドライブレコーダー
専用木目調パネル
アンビエントライティング
▼新型セレナ・カスタムモデルの価格
- 【セレナ・ステップタイプ】(乗員:8人)
・XV
FF:3,300,000円、4WD:3,566,200円
・ハイウェイスターV
FF:3,480,400円、4WD:3,746,600円
・e-POWER XV:FF 3,710,300円
・e-POWER ハイウェイスターV:FF 3,897,300円 - 【セレナ・マルチベッド】(乗員:5人、AUTECHのみ4人)
・XV
FF:3,659,700円、4WD:3,925,900円
・ハイウェイスターV
FF:3,840,100円、4WD:4,106,300円
・AUTECH
FF:4,282,300円、4WD:4,482,500円
・e-POWER XV:FF 4,070,000円
・e-POWER ハイウェイスターV:FF 4,257,000円
・e-POWER AUTECH:FF 4,699,200円
日産新型セレナの価格は、新世代の装備を採用することによりアップしています。
ガソリン車では燃費を向上しながら前モデルに採用されていたマイルドハイブリッドシステムを省略し、スタート価格は19万2500円アップ。
ハイブリッドの「e-POWER」ではエンジンの排気量を1.4Lに拡大し、20万1300円のアップとなっています。
グレード展開は、「e-POWER AUTECH」と最上位グレードの「ルキシオン」のみ7人乗り、他グレードが8人乗りに。ハイブリッドの「e-POWER」車はこれまで通りFFのみとなっています。
▼参考:日産セレナ(前モデル)の価格
- X
FF:2,576,200円、4WD:2,824,800円 - XV
FF:2,736,800円、4WD:2,985,400円 - XV(防水シート車)
FF:2,769,800円、4WD:3,018,400円 - G
FF:3,061,300円、4WD:3,353,900円 - ハイウェイスター
FF:2,758,800円、4WD:3,051,400円 - ハイウェイスターV
FF:2,986,500円、4WD:3,251,600円 - ハイウェイスターV(防水シート車)
FF:3,019,500円、4WD:3,284,600円 - ハイウェイスターG:3,227,400円
- e-POWER X:2,997,500円
- e-POWER XV:3,226,300円
- e-POWER XV(防水シート車):3,259,300円
- e-POWER ハイウェイスター:3,293,400円
- e-POWER G:3,473,800円
- e-POWER ハイウェイスターV:3,499,100円
- e-POWER ハイウェイスターV(防水シート車):3,532,100円
- e-POWER ハイウェイスターG:3,725,700円
▽セレナオーテック
- AUTECH V Package:3,236,200円
- AUTECH Safety Package:3,390,200円
- AUTECH SPORTS SPEC:3,560,700円
- e-POWER AUTECH V Package:3,773,000円
- e-POWER AUTECH Safety Package:3,927,000円
新型セレナを試乗動画でチェック!
迫力UP!日産新型セレナの外装(エクステリア)デザイン
▼新型セレナ「ベースモデル」の画像
▼参考:セレナ(前モデル)
日産新型セレナの外装は、新世代のデザインを採用することにより質感がアップされています。
フロントは縦型の最新ヘッドライトを採用し、バンパーサイドを強調することにより存在感をアップ。
▼新型セレナ「ハイウェイスター/ルキシオン」の画像
カスタムモデルとなる「セレナハイウェイスター」と最上級グレードの「セレナルキシオン」ではグリルを縦方向に拡大し、クロームのアクセントを採用することにより迫力を向上。
足元には、専用の16インチアルミホイールを装備することで質感をアップしています。
全14パターン!新型セレナのボディカラーは?
▼新型セレナの2トーンカラー
▼新型セレナのモノトーンカラー
▼新型セレナのボディカラー
▽2トーン
- ターコイズブルー&スーパーブラック
- 利休-リキュウ-&スーパーブラック
- カーディナルレッド&スーパーブラック
- プリズムホワイト&スーパーブラック
▽モノトーン
- ターコイズブルー
- 利休-リキュウ-
- プリズムホワイト
- インペリアルアンバー
- ダイヤモンドブラック
- カーディナルレッド
- ダークメタルグレー
- ブリリアントシルバー
- アズライトブルー
- ホワイト
新型セレナのボディカラーには、全14パターンが設定されています。
ボディカラーはモノトーン10色のほか、ピラーとルーフをブラックとした2トーンカラー4色も選択できるようになっています。
小変更!日産新型セレナのボディサイズは?
▼日産新型セレナのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
セレナ:4690×1695×1870mm
ハイウェイスター/ルキシオン:4765×1715×1870mm - ホイールベース:2870mm
- 車重:1670kg(e-POWER:1790kg)
- 最小回転半径:5.7m
- 最低地上高:135mm
- タイヤサイズ:205/65R16
- ※参考
▽セレナ(前モデル)
・全長×全幅×全高
セレナ:4685×1695×1865mm
セレナハイウェイスター:4770×1740×1865mm
・ホイールベース:2860mm
日産新型セレナのボディサイズは、ミドルクラスミニバンとしての取り回しを重視し、ベースモデルで全幅1700mm未満とする5ナンバーサイズが維持されています。
しかし、カスタムモデルの「セレナハイウェイスター」と最上級モデルの「セレナルキシオン」では全長と全幅を拡大、3ナンバーサイズとする専用のデザインを採用。
しかし、全幅は前モデルのハイウェイスターの1740mmから1715mmに抑えられています。
新装備!日産新型セレナの内装(インテリア)デザイン
日産新型セレナの内装は、新しい装備を採用することにより使い勝手がアップされています。
ディスプレイには、12.3インチのフルデジタルメーターのほか、12.3インチのインフォテインメントシステムを設定することで多彩な情報の表示に対応。
ドライブセレクトには、日産として初めてスイッチタイプの電制シフトを採用し、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性を実現。
また、10.8インチのヘッドアップディスプレイも装備することで、ドライバーにわかりやすく情報が提供されます。
シートレイアウトは3列とされ、前モデルで7人乗りとされていたハイブリッド「e-POWER」車の乗車定員は、ガソリン車と同じく8人乗りが可能に。
また、シートスライド機構を3列目にも標準装備したことで、フル乗車でもゆったりとした座り心地を実現。
運転席の足元は通過スペースを前モデルから120mm拡大し、運転席と助手席間の移動をしやすく。
室内には各所に収納が設定され、利便性が高められています。
また、ラゲッジスペースは、クラストップの広さを確保。
継続採用される、車体後部のスペースが限られるシーンでもラゲッジに荷物を積み込むことができる「デュアルバックドア」は、開口時のサイズを見直すことで、より狭い駐車スペースでも使用できるように。
スライドドアには、荷物をもった状態でもキックのジェスチャーにより開くことができる「ハンズフリーオートスライドドア」を設定、センサー感度を向上することにより使いやすく仕上げられています。
多彩なカスタム!新型セレナ「AUTECH」「ステップタイプ」「マルチベッド」設定!
▼新型セレナAUTECHの画像
新型セレナには、カスタムモデルとして「セレナAUTECH」、「セレナステップタイプ」、「セレナマルチベッド」が設定されています。
上級スポーツモデルの新型セレナAUTECHでは、どの角度から見ても美しく輝くようにデザインされたドットパターンのフロントグリルや、ブルーに発光するシグネチャーLEDを採用。
また、低重心とワイドスタンスを印象付け、スポーティさを演出するメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備したほか、シグネチャーLEDを囲むフィニッシャーもメタル調フィニッシュとすることで、低重心、安定感をより強調するスタイルに仕上げ。
さらに、細部まで丁寧に作り込んだスポークフォルムにダーク金属調シルバーを組み合わせた専用16インチアルミホイールを採用。
インテリアではシート地に柔らかな手触りで体に馴染むレザレットを採用し、海面の波の動きをモチーフにした模様を採用。
インストフィニッシャーには紫檀(シタン)の木目調パネルを装備。色合いは光を受けるとさりげなくブルーに光るダークグレーに。
インテリア全体はブラック基調でコーディネートされ、ステアリングやシート、ドアトリムなどに「AUTECH」ブランドを象徴するブルーステッチを施し、e-POWER車はセカンドシートに「キャプテンシート」が採用されています。
▼新型セレナステップタイプの画像
新型セレナステップタイプでは、助手席と助手席側スライドドアから乗降する人が、同時に使えるロングステップを採用。
助手席ドアまたは助手席側スライドドアの開閉と連動して、ステップが展開・格納するほか、ステップイルミネーションも装備し、踏面に加えステップ下の路面も照らすことで暗い場所でも安心して乗降ができるようになっています。
▼新型セレナマルチベッドの画像
▼マルチベッド収納時
▼マルチベッド展開時
新型セレナマルチベッドでは、3列目シートを取り去った2列シート仕様とし、収納式のベッドシステムを装備。
ベッドマットにはシートと同じ防水性のある素材を採用。2mを超えるベッド長により、大人2人がゆったり就寝できるようになっています。
最新e-POWER!日産新型セレナのパワートレインとスペックは?
▼新型セレナのパワートレインとスペック
- 【ガソリンモデル】
直列4気筒2Lガソリン
出力:150ps/20.4kgm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF or 4WD - 【セレナe-POWER】【改良】
1.4Lガソリン(発電専用)+電気モーターハイブリッド
エンジン出力:98ps/12.5kgm
モーター出力:163ps/32.1kgm
駆動方式:FF
新型セレナのパワートレインには、前モデルに採用されていたマイルドハイブリッドシステムを省略した2Lガソリンエンジンと、最新の「e-POWER」ハイブリッドが搭載されています。
▼参考:セレナ(前モデル)のスペック
- 【ガソリンモデル】
直列4気筒2L「MR20DD」+電気モーター
最高出力:150ps/6000rpm
最大トルク:20.4kgm/4000rpm
モーター出力:2.6ps/4.9kgm
トランスミッション:CVT - 【セレナe-POWER】
パワートレイン:直列3気筒1.2L「HR12DE」(発電専用)+電気モーター
エンジン出力:84ps/10.5kgm
モーター出力:136ps/32.6kgm
「e-POWER」ハイブリッド車は前モデルで発電用として1.2Lガソリンエンジンが組み合わせられていましたが、新型セレナe-POWERでは排気量を1.4Lに拡大することにより発電量をアップ、発電時間も短縮することで静粛性を向上。
あわせて、前世代から走行用モーターのトルク、出力を向上させ、よりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現。
AC100/1500Wコンセントも設定され、幅広いシーンで活用できるようになっています。
20.6km/L!日産新型セレナの燃費は?
▼日産新型セレナの燃費
- 2Lガソリン
FF:13.4km/L、4WD:11.6km/L - e-POWER
FF:20.6km/L
日産新型セレナの燃費値は、改良されたパワートレインによりアップしています。
前モデルはハイブリッド「e-POWER」で18.0km/Lとされていましたが、新型セレナでは20.6㎞に。
マイルドハイブリッドシステムを省略したガソリンモデルでも、前モデルから0.2km/L燃費が改善されています。
▼参考:日産セレナの燃費(前モデル)
- 2Lマイルドハイブリッド:13.2km/L
- e-POWER:18.0km/L
※WLTCモード値
プロパイロット2.0も!日産新型セレナの安全装備は?
日産新型セレナの安全装備には、一部自動運転技術「プロパイロット」が全車標準採用されています。
採用されるプロパイロットは、ナビとあわせカーブ前で車速を調整する「ナビリンク機能付」のほか、高速道路の同一車線内でハンズオフが可能となる「プロパイロット2.0」を、新設定した最上級グレード「ルキシオン」に採用。
「プロパイロット2.0」は、車両に搭載されたカメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データ(HDマップ)を組み合わせることで、車両の周囲360度の情報と道路上の正確な位置を把握するとともに、ドライバーモニターカメラを装備してドライバーが前方を注視しているか常に監視。
そのうえで「高速道路の複数車線をナビゲーションシステムと連動して設定したルートを走行し、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じ、直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限り」において、同一車線内でハンズオフが可能に。
ルート走行を開始すると、追い越しや分岐なども含めてシステムがルート上にある高速道路の出口までの走行を支援。
▼プロパイロット2.0「車線変更支援」
ナビゲーションと周囲360度のセンシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切な開始タイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案。
ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで車線変更支援が開始されます。
▼日産「プロパイロット2.0」の主な作動シーン
- ナビゲーションシステムで設定したルート上の高速道路の本線に合流し、ナビ連動走行が可能になるとディスプレイの表示と音でドライバーに通知。
- ドライバーがスイッチ操作でナビ連動走行を開始すると、ドライバーが設定した速度を上限に、先行車両との車間距離を一定に保ちながら車線中央を走行するよう支援。同一車線走行時にはドライバーが常に前方に注意し、道路・交通・自車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、ハンズオフが可能に。
- 前方にドライバーが設定した速度より遅い車両が走行している場合、システムが追い越し可能と判断するとディスプレイへの表示と音でドライバーに提案。ドライバーがハンドルに手を添えてスイッチ操作で承認すると、右側の車線へ車線変更する。追い抜きが完了すると、車線変更可能なタイミングをシステムが判断し、同様の操作で元の車線へと戻る。
- ドライバーが自分の意思で車線変更を行ないたいときには、ハンドルに手を添えて方向指示器を操作し、システムが車線変更可能と判断すると車線変更。
- ルート上の高速道路出口に近づくとディスプレイの表示と音でドライバーに知らせ、連絡路へ分岐した後、ナビ連動ルート走行を終了。
その他、新型セレナでは、前方障害物を回避する際にドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」(全車標準装備)や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することができる、メモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」(LUXION標準装備)を初搭載。
さらに「LUXION」では、リモコン操作でクルマの出し入れが可能となる「プロパイロット リモート パーキング」を搭載し、狭いスペースでの乗り降りや荷物の出し入れをスムーズに行なうことが可能になっています。
いつ?日産新型セレナの発売日は?
フルモデルチェンジした新型セレナは、ガソリン車が2022年12月22日に、ハイブリッド車「e-POWER」が2023年4月20日に発売されます。
前モデルは2016年に登場し、2018年にハイブリッドモデルとなる「e-POWER」が追加設定されていましたが、新型セレナでは最新システムに最適化することにより基礎からアップした性能がアピールされています。
日産セレナを「おさらい」
▼日産セレナ(初代C23型)
日産セレナ(SERENA)は、初代が1991年に発売されたミドルクラスミニバンです。
セレナの車名の由来は、スペイン語で「晴々とした」「穏やかな」を意味する言葉となっています。
初代のC23型は、商用のC22型バネットコーチの後継モデル「バネットセレナ」として販売が開始されました。
その経緯から、日産の乗用車は型式の十の位が通常奇数になりますが、セレナでは本来小型商用車を表す「2」が現在まで採用されています。
▼日産セレナ(2代目C24型)
▼日産セレナ(3代目C25型)
3代目のC25型からは、ミドルクラスミニバンを持たないスズキに2007年からOEM供給され、スズキ「ランディ」としても販売。
▼日産セレナ(4代目C26型)
▼スズキ・ランディ(5代目C27型セレナOEM)
2016年に登場した前モデルの5代目C27型セレナは、部分自動運転技術のプロパイロットを搭載したことで人気モデルになり、2016年11月に発表された2017年次RJCカーオブザイヤーでは、ベストカーとテクノロジー部門の2部門を受賞。
2018年2月には期待されていたフルハイブリッド「e-POWER」をラインナップし、ミドルクラスミニバントップの販売台数を記録するなど、大きく人気をアップしました。
新型日産セレナについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!