ランドローバーが、フラッグシップSUV「レンジローバー」の改良日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型レンジローバーについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】大幅進化!「新型レンジローバー」2024年MYマイナーチェンジ日本発売!
- 新型レンジローバーの【変更点まとめ】
- 1747万円から!新型レンジローバーの価格は?
- 精悍!新型レンジローバーの外装(エクステリア)デザイン
- LWBも!新型レンジローバーのサイズ、車体設計は?
- 最新装備!新型レンジローバーの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型レンジローバーのスペック、走行性能は?
- 改善!新型レンジローバーの燃費は?
- 充実!新型レンジローバーの安全装備は?
- いつ?新型レンジローバーの発売日は?
- ランドローバー・レンジローバーを「おさらい」
【最新情報】大幅進化!「新型レンジローバー」2024年MYマイナーチェンジ日本発売!
▼新型レンジローバーの画像
ランドローバーが、2024年モデルとして改良したフラッグシップSUV「レンジローバー」の日本発売を発表しました。
レンジローバーは、ランドローバーブランドの上級SUVシリーズ「レンジローバー」の最上位モデルとして販売され、シリーズにはサイズの大きい順にレンジローバー、レンジローバースポーツ、レンジローバーヴェラール、レンジローバーイヴォークをラインナップ。
現行モデルのレンジローバーは2021年にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
改良された新型レンジローバーでは、V型8気筒4.4Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを採用。最上位グレード「SV」では、最高出力を530psから615psにまで大幅アップ。
また、これまで「P440e」および「P510e」として設定されていたプラグインハイブリッドモデルも「P460e」と「P550e」に変更され、最高出力をそれぞれ440psから460ps、510psから550psに向上。
加えて新型レンジローバーでは、最新世代のPivi Proインフォテインメントシステムを搭載し、従来センターコンソールに配置していたスイッチ類を「Pivi Pro」内に統合、より洗練されたデザインを追求。
クルマへの乗り降りをスムーズにする「電動ディプロイアブルサイドステップ」を全モデルに標準装備。
オフロードでも安心感に満ちたドライビングをアシストする「アダプティブオフロードクルーズコントロール」を「D300」以外に標準採用。
また、新たにSV BESPOKEサービスを導入し、膨大な種類のカラー、テーマ、SV専用オプション、素材、ベニア、フィニッシャー、カスタマイズ、パーソナライゼーションなど、7つのステップを経て、唯一無二のパーソナライゼーションを実現。
インテリアは最大391種類、エクステリアは230色のSV BESPOKEペイントパレットに加え、SV BESPOKE MATCH TO SAMPLEペイントサービスでオリジナルカラーを作ることもできるようになっています。
新型レンジローバーは2023年5月31日に日本での受注を開始。価格は17,470,000円~31,710,000円となっています。
▼レンジローバースポーツ
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新型レンジローバーの【変更点まとめ】
▼新型レンジローバーの変更点
- V型8気筒4.4Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを採用
- 「SV」グレードのV型8気筒エンジンの出力を向上
- プラグインハイブリッドモデルの出力を向上し、「P440e」と「P510e」から、「P460e」と「P550e」に変更
- 最新世代のPivi Proインフォテインメントシステムを搭載し、センターコンソールのスイッチ類をPivi Pro内に統合
- 「電動ディプロイアブルサイドステップ」を全モデルに標準装備
- 「アダプティブオフロードクルーズコントロール」を「D300」以外に標準装備
▽2021年フルモデルチェンジ時の変更点
- 最新のブランドデザインを採用し、Cd値を0.30まで低減
- 前世代から全長を拡大
- パワートレインに、PHEVやBMW製V型8気筒エンジンを設定
- 13.7インチデジタルメーターや13.1インチタッチスクリーンインフォテインメントを装備
- 35個のスピーカー、1,600Wの出力を持つMeridianシグネチャーサウンドシステムを採用
- 後輪にリアステアリングシステムを搭載
- マイルドハイブリッドパワートレインを採用し、燃費を向上
- 2024年までにフルEVバージョンの設定を予定
1747万円から!新型レンジローバーの価格は?
▼新型レンジローバーの価格
▽D300(3.0L直列6気筒ディーゼルMHEV 300ps/66.3kgm)
- SE D300(SWB):17,470,000円
- HSE D300(SWB):18,660,000円
- AUTOBIOGRAPHY D300(SWB):20,990,000円
▽P550e(PHEV 550ps)
- SE P550e(SWB):19,910,000円
- HSE P550e(SWB):21,080,000円
- AUTOBIOGRAPHY P550e(SWB):23,300,000円
- SV P550e(SWB):26,730,000円
▽P530(4.4LV型8気筒ツインターボ 530ps/76.5kgm)
- HSE P530(SWB):21,670,000円
- HSE P530(LWB):22,200,000円
- HSE P530(LWB / 7シート):22,410,000円
- AUTOBIOGRAPHY P530(SWB):24,120,000円
- AUTOBIOGRAPHY P530(LWB):24,550,000円
- AUTOBIOGRAPHY P530(LWB / 7シート):24,160,000円
▽P615(4.4LV型8気筒ツインターボ 615ps/76.5kgm)【新設定】
- SV P615(SWB):28,580,000円
- SV P615(LWB):31,710,000円
新型レンジローバーの価格は、1747万円からとされています。
出力を大幅にアップした「SV」グレードのV型8気筒モデルは2858万円からとされ、ロングホイールベースモデルも設定されています。
精悍!新型レンジローバーの外装(エクステリア)デザイン
▼新型レンジローバーの画像
▼参考:レンジローバー(前世代)
新型レンジローバーの外装には、最新のブランドデザインが採用されています。
フロントには新しいグリル、シンプルな長方形とされた下部エアインテークを装備。
ヘッドライトには、個別に制御可能な120万個のマイクロミラーで構成されるマイクロプロセッサーを内蔵し、0.1度単位まで制御して必要な場所に光ビームを照射、最大16個の対象物をシャドーイングする高解像度アダプティブドライビングビームを備えた、イメージプロジェクション機能付デジタルLEDヘッドライトを初採用することで視認性を向上。
サイドでは、フラットに格納することで空力性能を高めるフラッシュドアハンドルを装備し、カラーを変更することでデザイン性を高めたアクセントを採用。
足回りには、最大23インチのホイールが設定されています。
▼新型レンジローバー
リアは、スリムな直立ランプユニットがリアウィンドウ下の水平の黒いパネルに融合することで先進的なデザインに。
ボディスタイルは、空力性能を重視することでCd値を0.30まで低減しています。
LWBも!新型レンジローバーのサイズ、車体設計は?
▼新型レンジローバーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
ショートホイールベース:5052×2050×1870mm
ロングホイールベース:5252×2050×1870mm - ホイールベース
ショートホイールベース:2997mm
ロングホイールベース:3197mm - ※参考
・レンジローバー(前モデル/標準ボディ)
全長×全幅×全高:5005×1985×1865mm
ホイールベース:2920mm
車重:2340kg
・レンジローバーロングホイールベース(前モデル/LWB)
全長×全幅×全高:5205×1985×1865mm
ホイールベース:3120mm
車重:2620kg
ランドローバー新型レンジローバーのボディサイズは、前世代から全長が47mm延長されています。
より広い室内空間を利用できるロングホイールベースモデルも設定され、前世代と同じく標準モデルから全長とホイールベースを200mm拡大しています。
足回りには、ナビゲーションシステムと連携して前方の道路に合わせてシステムを微調整するアダプティブエアサスペンションと電制アクティブアンチロールバーを組み合わせることにより乗り心地を向上。
後輪には、最大7.3度まで動かすことができるリアステアリングシステムも採用され、高速走行時の安定感を高めたほか、都市部での取り回しもしやすくなっています。
最新装備!新型レンジローバーの内装(インテリア)デザイン
▼新型レンジローバーの画像
新型レンジローバーの内装は、最新の装備を採用することにより質感が高められています。
シートレイアウトには、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りに加え、広い室内空間を優雅に使用する4人乗りを設定。
ディスプレイには、13.7インチのデジタルメーターのほか、触覚フィードバックを備えた13.1インチタッチスクリーンインフォテインメントを採用。
また、リアシート用として11.4インチのエンターテインメントディスプレイ、中央アームレストに8.0インチタッチスクリーンが装備されています。
オーディオは、「Autobiography」グレードに35個のスピーカー、1,600Wの出力を持つMeridianシグネチャーサウンドシステムを採用。
サウンドシステムは、ノイズキャンセリング機能を備えるほか、4つのメインヘッドレストに20Wのペアスピーカーを配置することで、ハイエンドヘッドホンを使用するのと同様の効果が実現されています。
バックミラーには「ClearSight Rear View」を装備し、スイッチを押すだけでミラーをHDディスプレイに変更。リアウィンドウの上に取り付けられたカメラからの映像を表示。
リアに荷物を積みこんだ時や外の光が弱い場合でも、より見やすく広い視野で安全確認をすることができるようになっています。
パワフル!新型レンジローバーのスペック、走行性能は?
▼新型レンジローバーのパワートレインとスペック
- 【D300】
直列6気筒3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:300ps/66.3kgm - 【P460e】【改良】
直列6気筒3Lガソリンターボ+プラグインハイブリッド
システム出力:460ps
バッテリー容量:38.2kWh
EV航続距離:121km(欧州値) - 【P550e】【改良】
直列6気筒3Lガソリンターボ+プラグインハイブリッド
システム出力:550ps
バッテリー容量:38.2kWh
EV航続距離:121km(欧州値) - 【P530】【改良】
BMW製V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド
出力:530ps/76.5kgm - 【P615】【新設定】
BMW製V型8気筒4.4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド
出力:615ps/76.5kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
新型レンジローバーには、48Vマイルドハイブリッドシステムをあわせた新世代エンジンのほか、PHEVやV型8気筒エンジンが搭載されています。
プラグインハイブリッドモデルでは、3Lエンジンに電気モーターを組み合わせ、容量38.2kWhのバッテリーを搭載することでEV航続距離は100km以上を確保し、日常では充電した電力のみで走行させることが可能に。
最上位モデルとなるV型8気筒エンジンは、前世代で採用していたフォード製のV型8気筒5Lスーパーチャージャーエンジンを、新たに協力関係となったBMW製4.4Lツインターボエンジンに変更。
改良では、V型8気筒4.4Lツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを採用。最上位グレード「SV」では、最高出力を530psから615psまで大幅にアップ。
また、これまで「P440e」および「P510e」として設定されていたプラグインハイブリッドモデルも「P460e」と「P550e」に変更され、最高出力をそれぞれ440psから460ps、510psから550psに向上。
加えて新型レンジローバーでは、2024年までに完全電気自動車バージョンの設定を予定していることも発表されています。
新型レンジローバーの駆動方式は全車4WDとされ、アクティブロック式のリアデフにより左右のトルクを制御。
走行システムには「TerrainResponse」を採用することで、幅広いシーンに対応。
渡河水深は900mmが確保されています。
改善!新型レンジローバーの燃費は?
▼新型レンジローバーの燃費
- 3Lディーゼルマイルドハイブリッド:36.7mpg(英国値/約15.6km/L)
- 4.4Lガソリンターボマイルドハイブリッド:24.9mpg(英国値/約10.6km/L)
新型レンジローバーの燃費は、最新のマイルドハイブリッドシステムの採用により改善され、3Lディーゼルモデルは英国値で約15.6km/Lとなっています。
エンジンをBMW製に変更したV型8気筒モデルは、前モデルで日本燃費7.4km/Lでしたが、新型レンジローバーでは英国値で約10.6km/Lとされています。
▼参考:レンジローバー(前モデル)の燃費
- 2Lプラグインハイブリッド:2.8L/100km(欧州値/約35.7km/L)
- 3Lディーゼル:12.4km/L
- 5Lガソリン(525ps):7.4km/L
- 5Lガソリン(565ps):6.7km/L
充実!新型レンジローバーの安全装備は?
新型レンジローバーの安全システムには、自動緊急ブレーキ、レーンデパーチャーワーニング、360度ビュー&パーキングガイド機能付きサラウンドカメラシステムやブラインドスポットアシスト、レーンキープアシストなど、最新機能が採用されています。
その他、車両の旋回性能を高めるトルクベクタリングバイブレーキ、アダプティブダイナミクス、ダイナミックスタビリティーコントロールに、オフロード走破性を高めるヒルディセントコントロール、テレインレスポンスなどの走行システムも採用することで、安全性と走行性能が両立されています。
いつ?新型レンジローバーの発売日は?
2024年モデルに改良されたランドローバー新型レンジローバーは、2023年5月31日に日本での受注が開始されました。
ランドローバーは新世代となり人気になっているレンジローバーを改良することで、ブランド力をアップしていく予定です。
ランドローバー・レンジローバーを「おさらい」
▼ランドローバー・レンジローバー(初代)
ランドローバー・レンジローバー(Range Rover)は、初代が1970年に登場したランドローバーブランドのフラッグシップモデルです。
初代は開発コンセプトが「ラグジュアリーカー、エステートカー、パフォーマンスカー、クロスカントリーカーの4つの車の役割を1台で可能にする」とされ、現代のプレミアムSUVにつながる設計が採用されました。
初代は発売当初2ドアモデルのみが設定されていましたが、後に4ドアモデルも用意され、使い勝手を向上しました。
4代目の前モデルは2013年に登場し、レンジローバーで初めてオールアルミモノコックの車体を採用することで、前モデルから車重を420kgも軽量化されました。
新型ランドローバー・レンジローバーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!