ジープが、クロスカントリー車「ラングラー」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型ラングラーについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】進化!ジープ「新型ラングラー」マイナーチェンジ日本発売!
- ジープ新型ラングラーの【変更点まとめ】
- 799万円から!ジープ新型ラングラーの価格、グレードは?
- リフレッシュ!新型ラングラーの外装(エクステリア)デザインは?
- 最新装備!ジープ新型ラングラーの内装(インテリア)デザイン
- 力強く!ジープ新型ラングラーのパワートレイン、スペックは?
- 走り重視!ジープ新型ラングラーの燃費は?
- 充実!ジープ新型ラングラーの安全装備は?
- 2タイプ!ジープ新型ラングラーのボディサイズは?
- いつ?ジープ新型ラングラーの日本発売日は?
- ジープ・ラングラーを「おさらい」
【最新情報】進化!ジープ「新型ラングラー」マイナーチェンジ日本発売!
ジープが、「ラングラー」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
ジープ・ラングラーは、悪路走破性能をブランドのセールスポイントにするジープ車の中でも特に走行性能を重視したモデルとして設定され、現行モデルは2018年11月に日本でフルモデルチェンジしていました。
マイナーチェンジした新型ラングラーでは、エクステリアに新しいデザインを採用。
装備には、これまでの8.4インチから12.3インチに大型化したタッチスクリーンインフォテインメントシステムを採用し、ワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応。
加えて、フロントガラス一体型のトレイル対応ステルスアンテナ、12wayパワーフロントシートを採用。
ラングラーとして初めて、サイドカーテンエアバッグをフロントおよびリアに全グレード標準装備。
▼「ダナ製フル・フロート・リアアクスル」
最高峰のオフロード性能を追求した「Unlimited Rubicon」グレードには、アクスルシャフトから分離したホイールハブ・アセンブリで構成された「ダナ製フル・フロート・リアアクスル」を初搭載。
これにより、車両重量はアクスルチューブに荷重しアクスルシャフトは駆動するトルクのみを負担。従来のセミフロート構造と比べてより強固で堅牢な構造としたことにより、最大牽引能力をアップしています。
▼新型ラングラー「Unlimited Rubicon High Velocity」の画像
さらに、新型ラングラーの導入を記念した限定車として「Unlimited Rubicon High Velocity(アンリミテッド ルビコン ハイ ベロシティ)」(10台限定)および、「Unlimited Sahara ローンチエディション」(300台限定)を設定。
「Unlimited Rubicon High Velocity」は、新型ラングラーのアイデンティティを際立たせる、ビビッドな黄色のボディカラーを採用。
▼新型ラングラー「Unlimited Sahara ローンチエディション」の画像
「Unlimited Sahara ローンチエディション」は、「Unlimited Sahara」グレードをベースに、トレドノース(ラングラーの生産工場)の地形柄入りフェンダーデカール、およびジープの誕生年である「1941」のロゴ入りテールゲートデカールを特別装備。ボディカラーは、限定モデルならではの特別色アンヴィル C/Cとなっています。
新型ラングラーは2024年5月10日に日本発売。価格は7,990,000円~8,990,000円となっています。
▼ジープ新型ラングラーの動画
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ジープ新型ラングラーの【変更点まとめ】
▼新型ラングラーの変更点
- エクステリアに新しいデザインを採用
- 12.3インチの大型タッチスクリーンインフォテインメントシステムを搭載
- フロントガラス一体型トレイル対応ステルスアンテナ、12wayパワーフロントシートを採用
- サイドカーテンエアバッグ(フロント/リア)を全グレード標準装備
- 「Unlimited Rubicon」に、「ダナ製フル・フロート・リアアクスル」を初搭載
- 限定車「Unlimited Rubicon High Velocity」、「Unlimited Sahara ローンチエディション」を設定
799万円から!ジープ新型ラングラーの価格、グレードは?
▼ジープ新型ラングラーの価格
- Unlimited Sport:7,990,000円
- Unlimited Sahara:8,390,000円
- Unlimited Rubicon:8,890,000円
- 【限定車】
・限定10台
Unlimited Rubicon High Velocity:8,990,000円
・限定300台
Jeep Wrangler Unlimited Sahara ローンチエディション:8,490,000円
ジープ新型ラングラーの価格は、799万円からとなっています。
日本仕様のラインナップは4ドアの「Unlimited」のみとされ、最上位グレードでも100万円の価格差で選択できるようになっています。
リフレッシュ!新型ラングラーの外装(エクステリア)デザインは?
▼新型ラングラーの画像
▼参考:ラングラー(前モデル)
新型ラングラーの外装は、新しいデザインを採用することによりリフレッシュされています。
▼新型ラングラーの画像
▼参考:ラングラー(前モデル)
改良では、ブランドデザインの7スロットグリルをよりスリムなデザインとし、メッシュと組み合わせることで質感を向上。
「Unlimited Sport」および「Unlimited Rubicon」グレードにはニュートラルグレーメタリック、「Unlimited Sahara」グレードにはプラチナシルバーのグリルサラウンドを採用。
また、フロントガラス一体型のトレイル対応ステルスアンテナを装備することで、オフロード走行時の小枝の引っ掛かりを防止。
新デザインのホイールも設定され、「Unlimited Sport」グレードには、グレーアクセント入りの17インチアルミホイールにオールテレインタイヤ、「Unlimited Sahara」グレードには、18インチアルミホイールにオールシーズンタイヤを装着。
ラングラーの中で、最もハードコアなグレードの「Unlimited Rubicon」には、専用の17インチアルミホイールにマッド&テレインタイヤが装備されています。
最新装備!ジープ新型ラングラーの内装(インテリア)デザイン
▼新型ラングラーの画像
▼参考:ラングラー(前モデル)
ジープ新型ラングラーの内装は、最新の装備を採用することにより、機能性を向上させた新スタイルとされています。
▼新型ラングラーの画像
▼参考:ラングラー(前モデル)
ディスプレイにはデジタルメーターのほか、新たに、これまでの8.4インチから12.3インチに大型化されたインフォテインメントシステムを採用し、ワイヤレスApple CarPlay 、Android Autoに対応。
車両や安全システムなどの多彩な情報を、よりグラフィカルにわかりやすく表示。
また、12wayパワーフロントシートも採用することにより、快適性が高められています。
力強く!ジープ新型ラングラーのパワートレイン、スペックは?
▼ジープ新型ラングラーのパワートレインとスペック
- 直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:272ps/40.8kgm - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
▽海外仕様
- 【4xe(PHEV)】
パワートレイン:直列4気筒2Lターボ+電気モーター×2
エンジン出力:272ps/40.8kgm
モーター出力(2基):63ps/5.5kgm、145ps/26.0kgm
システム出力:380ps/65.0kgm
EV航続距離:42km - V型6気筒3.6Lガソリン
出力:284ps/35.4kgm - V型8気筒6.4Lガソリン
出力:477ps/65.0kgm - トランスミッション:8速AT or 6速MT
- 駆動方式:4WD
ジープ新型ラングラーには、ブランドの最新パワートレインが採用されています。
▼ジープ製2Lガソリンターボエンジン
2Lガソリンターボエンジンは、V型6気筒エンジンより1.6Lも排気量が縮小されていますが、ターボチャージャーによりトルクをアップ。
減速の低速時からエンジンを停止するコースティング対応アイドリングストップなども組み合わせることで燃費性能を向上。
トランスミッションには、8速まで多段化したオートマチックトランスミッションが設定されています。
その他、新型ラングラーでは、海外で設定されるプラグインハイブリッドモデル「4xe」で、2Lガソリンターボエンジンに2基の電気モーターを組み合わせることで瞬時に最大トルクを発揮し、高い走行性能を楽しむことができるようになっています。
走り重視!ジープ新型ラングラーの燃費は?
▼ジープ新型ラングラーの燃費(WLTCモード値)
- 【2Lターボ】
9.8km/L - ▽海外仕様
【2L PHEV】
ハイブリッドモード時:8.6km/L
EV航続距離:42km
ジープ新型ラングラーの燃費は、2LターボエンジンでWLTCモード値9.8km/Lとされています。
海外で設定されるプラグインハイブリッドモデルはハイブリッドモード時で8.6km/Lとなりますが、充電した電力を使用することで環境性能を高めることができるようになっています。
充実!ジープ新型ラングラーの安全装備は?
新型ラングラーの安全装備には、ブランドの最新システムが採用されています。
システムには自動ブレーキや衝突警告、ブラインドスポットモニタリング、リアクロスパスディテクションなどが搭載され、安心して運転を楽しむことができるようになっています。
2タイプ!ジープ新型ラングラーのボディサイズは?
▼ジープ新型ラングラーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
2ドア:4320×1895×1825mm(海外仕様)
4ドア:4870×1895×1845mm
※ルビコンは全幅1930mm、全高1855mm - 車重
4ドア:1990kg、2ドア:1830kg(海外仕様) - 乗員:2ドア 4人乗り、4ドア 5人乗り
- ※参考
ラングラー(前世代)
・全長×全幅×全高
2ドア:4185×1880×1845mm
4ドア:4705×1880×1845mm
・車重
2ドア:1860kg、4ドア:2040kg
ジープ新型ラングラーのボディサイズは、全長が前世代から延長されています。
2ドアは+135mm、4ドアは+165mmと延長幅を変えることで、それぞれのモデルにあった使い勝手が追求されています。
ボディパネルは軽量かつ高強度の素材で構成され、ドアパネルやフェンダー、ウインドシールドフレームにはアルミニウムを、スイングゲートの骨格部分や内側パネルにはマグネシウムを用いることで、車両重量を軽量化。
最小回転半径も大幅に改善されており、4ドアモデルで6.2m(前世代:7.1m)、2ドアモデルでは5.3m(同6.0m)となっています。
いつ?ジープ新型ラングラーの日本発売日は?
マイナーチェンジした新型ラングラーは2023年6月7日にワールドプレミアされ、日本で2024年5月10日に発売されました。
ジープはブランドのアイコンとなっている「ラングラー」をリフレッシュすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
ジープ・ラングラーを「おさらい」
▼ジープ・ラングラー(前モデルJK型)
ジープ・ラングラー (Jeep Wrangler) は、1987年からジープブランドで販売されているクロスカントリー車です。
初代から一貫して、ラダーフレームとリジットアクスルを組み合わせた耐久性を重視した設計を採用し、モノコックボディを採用したクロスオーバーSUVとは差別化されたつくりになっています。
これまで初代のYJ、2代目のTJ、3代目のJKと進化し、搭載されるエンジンは初代の直列4気筒2.5Lから3代目ではV型6気筒3.6Lに大型化。
2代目ではモデルラインナップが拡大され、ジープも走行テストを行う米国オフローダーの聖地ルビコントレイルの名前を冠し走破性能をさらに伸ばした 「ラングラー・ルビコン」、ホイールベースを延長した「ラングラー・アンリミテッド」を追加。
その走行性能はジープブランドの伝統を色濃く残すとして、世界中のオフロードマシンファンから注目されるものになっています。
▼ジープ・ラングラーの豪雪走行動画
新型ジープ・ラングラーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!