スバルが、スポーツクーペ「BRZ」のD型改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップしたスバル新型BRZについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】走りUP!スバル「新型BRZ D型」改良発売!
- スバル新型BRZの【変更点まとめ】
- 332万円からにアップ!スバル新型BRZの価格は?
- 鋭く!スバル新型BRZの外装(エクステリア)デザインは?
- 小変更!スバル新型BRZのボディサイズは?
- 最新装備!スバル新型BRZの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!スバル新型BRZのエンジンとスペックは?
- 走り両立!スバル新型BRZの燃費は?
- 最新システム!スバル新型BRZの安全装備は?
- いつ?スバル新型BRZの発売日は?
- スバル・BRZを「おさらい」
【最新情報】走りUP!スバル「新型BRZ D型」改良発売!
スバルが「BRZ」の改良日本発売を発表しました。
スバルBRZは、スバルブランドで販売される本格スポーツクーペとして企画され、トヨタの兄弟モデル「GR86」と共同開発し、国内外でその走りが人気に。現行モデルは2021年7月にフルモデルチェンジが実施され、新世代となっていました。
改良された新型BRZでは、スーパー耐久シリーズに参戦しているTeam SDA Engineeringの取り組みで得た知見から生まれた、MT車専用「SPORTモード」を新たに採用。
▼「SPORTモード」スイッチ
▼「SPORTモード」表示
SPORTモードは、全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとすることで、アクセルコントロール性を向上。
また、アクティブサウンドコントロールの音量が切り替わり、ドライバーの高揚感をアップします。
加えて新型BRZでは、AT車のマニュアルダウンシフト制御において、ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定とし、オーバーレブの危険性がない状況ではドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域を拡大。
さらに、「R」、「S」および「Cup Car Basic」グレードのダンパー減衰力特性と、全グレードの電動パワーステアリングのアシスト特性を最適化することで、スポーツカーらしい操縦安定性および乗り心地を実現。
定位置に戻る方式になっていたウインカーレバーはロック式に変更され、使い勝手を向上。
▼デイタイムランニングライト
Cup Car Basicを以外のグレードには、デイタイムランニングライトが採用されています。
改良された新型BRZは、トヨタ「GR86」とあわせ2024年7月12日に発表。価格は332万2000円~381万7000円となっています。
▼新型スバルBRZの動画
▼トヨタGR86
【新型GR86 D型】「限定リッジグリーンリミテッド設定!」改良日本発売!最新情報、スペック、価格は?
スバル新型BRZの【変更点まとめ】
▼スバル新型BRZの変更点
- MT車に専用SPORTモード、走行モード連動アクティブサウンドコントロール音量切替機能を追加
- AT車マニュアルダウンシフト制御の許容回転数拡大
- 「R」、「S」、「Cup Car Basic」グレードのダンパー減衰力特性を最適化
- 電動パワーステアリングのアシスト特性を最適化
- デイタイムランニングライトを採用(Cup Car Basicを除く)
- ウインカーレバーの操作方式をロック式に変更
▽2023年9月の変更点
- STIがチューニングを手掛けた「BRZ STIスポーツ」を新設定
- マニュアル車に安全システム「アイサイト」を採用
- VDC(ビークルダイナミクスコントロール)の制御を最適化
- 「R」グレード装着の17インチタイヤに新パターンタイヤ採用
332万円からにアップ!スバル新型BRZの価格は?
▼スバル新型BRZの価格
- 【R】
MT:332万2000円、AT:335万5000円 - 【S】
MT:350万9000円、AT:354万2000円 - 【STI Sport】
MT:378万4000円、AT:381万7000円 - 【BRZ Cup Car Basic】(ワンメイクレース用車両)
MT:372万2400円
スバル新型BRZの価格は、改良にあわせアップしています。
アップ幅はMT車で一律2万2000円とされ、AT車では前モデルから維持されています。
▼参考:スバルBRZ(前モデル)の価格
- 【R】
MT:330万円、AT:335万5000円 - 【S】
MT:348万7000円、AT:354万2000円 - 【STI Sport】
MT:376万2000円、AT:381万7000円 - 【BRZ Cup Car Basic】(ワンメイクレース用車両)
MT:370万400円
鋭く!スバル新型BRZの外装(エクステリア)デザインは?
▼スバル新型BRZの画像
▼参考:スバルBRZ(前モデル)
スバル新型BRZの外装は、ブランドデザインを取り入れながら、走行性能の高さを感じさせる独自のスタイルとされています。
フロントは開口部を水平に拡大し、エンジンの冷却性能を向上。
ボディサイドには、サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方エアアウトレットが配置され、空力性能をアップ。
足元には18インチアルミホイールが設定され、215/40R18サイズのミシュラン製「パイロットスポーツ4」タイヤを採用することで、優れたコントロール性能と応答性能を実現。
リアもボディラインを絞り込むことで、軽快な印象をアップ。
また、専用のカスタムパーツも設定され、走行性能をアップすることができるようになっています。
小変更!スバル新型BRZのボディサイズは?
▼スバル新型BRZのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4265×1775×1310mm
- ホイールベース:2575mm
- 車重:1270kg
- ※参考
・スバルBRZ(前世代)
全長×全幅×全高:4240×1775×1320mm
ホイールベース:2570mm
車重:1230kg
スバル新型BRZのボディサイズは、前世代から全長が+25mmとなっていますが、2ドアクーペとしての軽快さが維持されています。
ルーフ、フード、フロントフェンダーには軽量なアルミ素材を採用することで、エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制し、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現。
また、ボディ剛性は「スバルグローバルプラットフォーム」の開発から得たノウハウを取り入れ、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用することで、前モデルからフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。
ステアリング操作への応答性を高め、旋回時のトラクション性能もアップされています。
最新装備!スバル新型BRZの内装(インテリア)デザイン
スバル新型BRZの内装は最新の装備を採用することで、よりドライブを楽しむことができるようになっています。
インテリアは、水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより広い視界を確保。
装備には、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーター「BOXERメーター」を採用し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することが可能に。
加えて、新型BRZでは高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが装備され、クルマの挙動を正確にドライバーに伝達。
ラゲッジはスポーツクーペながら、後席を倒したときにタイヤ4本を積載可能な空間が確保されています。
パワフル!スバル新型BRZのエンジンとスペックは?
▼スバル製水平対向2.4Lエンジン
▼スバル新型BRZのエンジンとスペック
- エンジン:スバル製水平対向4気筒2.4L
- 最高出力:235ps/7000rpm
- 最大トルク:25.5kgm/3700rpm
- 0-100km/h加速:6.3秒
- トランスミッション:6速MT or 6速AT
- 駆動方式:FR
スバル新型BRZのエンジンには、前モデルから400cc排気量をアップしたスバル製水平対向4気筒2.4Lエンジンが搭載されています。
▼参考:スバル・BRZのスペック(前モデル)
- エンジン:水平対向4気筒2L
- 最高出力:207ps/7000rpm
- 最大トルク:21.6kgm/6400-6800rpm
- 0-100km/h加速:7.4秒
新型BRZでは排気量をアップしたエンジンにより、トルクアップを望む声が大きかった海外ユーザーに対応。
徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によってトルクを15%向上したほか、レスポンスをあげ、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングを実現。
トランスミッションには前モデルと同じく6速マニュアルとオートマチックが用意され、AT搭載車ではSPORTモードの制御を進化することで、車両がスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動的に行ない、ダイレクト感のあるコーナリングが可能になっています。
走り両立!スバル新型BRZの燃費は?
▼スバル新型BRZの燃費(WLTCモード値)
- 「R」グレード
6速MT:12.0km/L、6速AT:11.8km/L - 「S」グレード
6速MT:11.9km/L、6速AT:11.7km/L
スバル新型BRZの燃費は、排気量をアップしながらも効率をあげたエンジンにより、前モデルに近い燃費が確保されています。
前モデルは6速ATモデルで12.4km/Lになっていましたが、新型BRZでは余裕があるエンジンのトルクを活かしたギヤ比設定により、「R」グレードの6速MT車で12.0km/Lとされ、パフォーマンスと環境性能を両立しています。
▼参考:スバルBRZの燃費(前モデル)
- 6速AT:12.4km/L
- 6速MT:11.8km/L
最新システム!スバル新型BRZの安全装備は?
スバル新型BRZには、スバルの先進安全システム「アイサイト」が標準搭載されています。
「アイサイト」は、プリクラッシュブレーキや追従機能付クルーズコントロールにより快適な移動をサポート。
2023年の改良ではマニュアルトランスミッション用アイサイトが採用され、安全性と快適性をアップ。
新型BRZではその他、高張力鋼板の採用拡大などによりボディを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムにより、衝突安全性能を向上しています。
いつ?スバル新型BRZの発売日は?
改良されたスバル新型BRZは、2024年7月12日に発表されました。
スバルはBRZを改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スバル・BRZを「おさらい」
▼参考:トヨタ86
スバル・BRZ(ビーアールゼット)は、初代となる前モデルが2012年に登場したスポーツクーペです。
スバルとして、初の市販FR車になりました。
モデル名の由来は、「B」が「ボクサーエンジン (Boxer Engine)」、「R」が「後輪駆動 (Rear wheel drive)」、「Z」が「究極 (Zenith)」からきています。
開発はトヨタと技術を持ち寄り、開発費も折半したことからトヨタで販売された「86(現行:GR86)」の姉妹車に。
搭載されているエンジンはスバルが得意とし低重心な水平対向型に、トヨタの筒内直接噴射・ポート噴射同時制御技術である「D-4S」を組み合わせた新開発の水平対向4気筒2Lエンジン「FA20型」とされ、自然吸気エンジンながら高い出力を確保。
トヨタ86とスバルBRZの違いは、外装や内装のデザインのほか、サスペンションセッティングがそれぞれ独自の味付けとされています。
新型スバルBRZについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!