スバルが、クロスオーバー「クロストレック」の新しいハイブリッドモデル「クロストレックSHEV」を設定、当初2024年8月の発売が予定されていましたが延期され、2024年10月の発売を予定しています。
改良により魅力をアップするスバル新型クロストレックについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】上位装備も追加!「新型クロストレックSHEV」発売!
- スバル新型クロストレックの【変更点まとめ】
- ラインナップ拡大!スバル新型クロストレックの価格は?
- タフ!スバル新型クロストレックの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!スバル新型クロストレックの内装(インテリア)デザイン
- 車高UP!「新型クロストレック・ウィルダネス」も!
- SHEV!スバル新型クロストレックのスペック、走行性能は?
- スバル新型クロストレックを試乗動画でチェック!
- 改善!スバル新型クロストレックの燃費は?
- 最新システム!スバル新型クロストレックの安全装備は?
- 拡大!スバル新型クロストレックのボディサイズは?
- いつ?スバル新型クロストレックの発売日は?
- スバル・XVを「おさらい」
【最新情報】上位装備も追加!「新型クロストレックSHEV」発売!
スバル・クロストレックは、ブランドのミドルクラス「インプレッサ」をベースにしたクロスオーバーSUVモデルとしてラインナップされ、モデル名は2022年12月のフルモデルチェンジ時に前モデルの「XV」から海外仕様と同じ「クロストレック」に変更されていました。
改良される新型クロストレックは、海外で2023年11月に新世代モデルが発表されていた「フォレスター」への追加設定が予告されていた次世代e-BOXERハイブリッドシステム「SHEV」を、日本市場では「フォレスター」より先行して搭載。
新型クロストレックSHEVは、2Lエンジンのアシストをメインとしていたこれまでの「e-BOXER」から、海外仕様に採用されている2.5Lエンジンに、トヨタから提供されるハイブリッドシステム「THS」の技術を組み合わせたストロングハイブリッドとすることで、海外市場にも対応する今後のブランドの主力パワートレインとして設定。
駆動方式は4WDのみとされ、燃費性能は18km/hを確保。「レヴォーグ」などに採用されている12.3インチデジタルメーターを装備し、アイサイトXをオプション設定することで機能性もアップ。
日本では既存の2Lエンジン「e-BOXER」と併売することで、幅広いユーザーのニーズに対応します。
2024年9月13日には先行してクロストレックB型に改良!
▼新型クロストレック「ボディカラー:デイブレイクブルー・パール」
スバル・クロストレックは「SHEV」の設定は当初の予定から延期されましたが、2024年9月13日に先行してB型への年次改良が発表されています。
年次改良によりB型となった新型クロストレックでは、オートビークルホールドボタンをホームボタンエリアに配置することで、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの使い勝手を向上。
SUBARU STARLINKでは、リモートエアコン機能を採用、マイカー検索にハザード点滅機能を追加。
オーディオレス車では、シルバー加飾付本革巻シフトレバー、ピアノブラック調シフトパネル、シルバーステッチシフトブーツを採用することで内装の質感を向上。
ボディカラーには新しく「デイブレイクブルー・パール」が設定されています。
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スバル新型クロストレックの【変更点まとめ】
▼スバル新型クロストレックの変更点
- 2.5L次世代e-BOXER「クロストレックSHEV」を新設定
- 既存の2L「e-BOXER」を継続設定
▽2024年9月の変更点
- オートビークルホールドボタンをホームボタンエリアに配置し、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの使い勝手を向上
- SUBARU STARLINKに、リモートエアコン機能を採用、マイカー検索にハザード点滅機能を追加
- オーディオレス車に、シルバー加飾付本革巻シフトレバー、ピアノブラック調シフトパネル、シルバーステッチシフトブーツを採用
- ボディカラーに「デイブレイクブルー・パール」を設定
▽2022年12月フルモデルチェンジ時の変更点
- モデル名を「XV」から「クロストレック」に変更
- 新世代の外装、内装デザインを採用
- フルインナーフレーム構造を採用し、ねじり剛性を強化
- 内装に、11.6インチ大型インフォテインメントシステムを設定
- 安全システム「アイサイト」にトリプルカメラを採用し、性能を向上
- LEDコーナリングランプをスバル車初採用
- コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」に対応
- FF駆動モデルを新設定
- 1.6Lエンジンを廃止
ラインナップ拡大!スバル新型クロストレックの価格は?
▼スバル新型クロストレックの価格
▽2L「e-BOXER」
- Tourring
FF:2,931,500円、4WD:3,162,500円 - Limited
FF:3,234,000円、4WD:3,448,500円
▽2.5L新世代e-BOXER「SHEV」
- 370万円~
スバル新型クロストレックは2024年9月のB型への改良により、「Tourring」グレードで前モデルから269,500円、「Limited」グレードで165,000円価格がアップしています。
追加設定が予定される新世代e-BOXER「クロストレックSHEV」は、2.5Lエンジンを搭載し、12.3インチデジタルメーターなどを採用することにより価格を2L「e-BOXER」から50万円ほどアップ。既存の2L「e-BOXER」と併売されます。
▼参考:スバル・クロストレック(前モデル)の価格
▽2L「e-BOXER」
- Tourring
FF:2,662,000円、4WD:2,882,000円 - Limited
FF:3,069,000円、4WD:3,289,000円
タフ!スバル新型クロストレックの外装(エクステリア)デザイン
▼スバル新型クロストレックの画像
▼参考:スバルXV(前モデル)
スバル新型クロストレックの外装は、ブランドデザインを深化させ、クルマの特徴を大胆に際立たせたデザインとされています。
ヘッドライトのデザインは、前モデルよりシャープなスタイルとされ、より力強いデザインとしたエンジンフードやバンパーと組み合わせ。
▼スバル新型クロストレックの画像
▼参考:スバルXV(前モデル)
リアはバンパーのボリュームをアップし、フラッグシップモデルの「レガシィアウトバック」をイメージするデザインに。
車体には、障害物への耐久力をアップする専用のガードを採用することで、タフなデザインに仕上げ。
足元には、新デザインの18インチアルミホイールが採用されています。
最新装備!スバル新型クロストレックの内装(インテリア)デザイン
スバル新型クロストレックの内装は、最新の装備を採用することにより上質感が追求されています。
装備にはインフォテインメントシステム用11.6インチ大型ディスプレイが設定され、Apple CarPlay、Android Autoにも対応することでスマートフォンとの連携を強化。
シートは医学的知見を取り入れ、仙骨を押さえて骨盤を支える新型フロントシートを採用し、頭の揺れを抑制することで乗り心地を高めるとともに疲労を軽減。
さらに、シートと車体の固定構造を従来のブラケットを介した方法から、シートレールを直接車体に固定する構造に変更。これにより、取り付け部の剛性と振動収束性を向上。シートそのものの揺れを押さえ、乗り心地の質をアップ。
ラゲッジスペースは大きな荷室開口部と荷室容量を確保。6:4分割可倒式リアシートを活用することで、大きな荷物や長尺物の搭載も可能に。
加えて、荷室部分とリアゲート下部のサイドシルプレートに、滑り止め機能のほか、傷がつくのを防止する、山をモチーフとした実用的なテクスチャーを採用。
サイドシルプレートは形状を最適化し、足をかけた際の安定性をアップ。ルーフに荷物を載せたり、屋根を拭き上げたりする際のステップとして活用できるようになっています。
車高UP!「新型クロストレック・ウィルダネス」も!
▼スバル新型クロストレック・ウィルダネスの画像
新型クロストレックには北米で、新モデルとなる「クロストレックWilderness(ウィルダネス)」が発表されています。
「クロストレックウィルダネス」は、「レガシィアウトバック」「フォレスター」に続くウィルダネス第3弾とされ、専用の前後バンパーやフロントグリル、スキッドプレート、LEDフォグランプを採用。
足回りは、最低地上高を234mmまでアップし、17インチのヨコハマGEOLANDARオールテレーンタイヤを装着。
パワートレインには水平対向4気筒2.5Lエンジンが搭載され、トランスミッションは最終減速比をベースモデルの3.70:1から4.11:1に変更することで駆動力をアップ。
ルーフレールは積載量をアップし、大型のルーフテントを装着することもできるように。
インテリアにはStarTex撥水素材のほか、エンボス加工されたロゴなどが採用されています。
SHEV!スバル新型クロストレックのスペック、走行性能は?
▼スバル新型クロストレックのパワートレインとスペック
- 【e-BOXER】
水平対向4気筒2L+電気モーター
エンジン出力:148ps/20.0kgm
モーター出力:13.6ps/6.6kgm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF or 4WD - 新世代e-BOXER【SHEV】【新設定】
水平対向4気筒2.5L+電気モーター
エンジン出力:160ps
モーター出力:120ps
システム出力:280ps
駆動方式:4WD
スバル新型クロストレックのパワートレインには、新たにストロングハイブリッド「SHEV」が採用されます。
▼スバル「e-BOXER」パワートレイン
これまで採用されていた「e-BOXER」ハイブリッドは、13.6ps/6.6kgmの出力を持つモーターによる低速トルクのアップがメインとされていましたが、新設定される「SHEV」ハイブリッドシステムでは、協力関係にあるトヨタのハイブリッドシステム「THS」を活用することでEV走行範囲を拡大。
海外仕様に設定されている2.5L水平対向エンジンをハイブリッド車専用にチューニングし組み合わせることで燃費を改善するほか、瞬時に駆動力を配分することができる高出力モーターにより4WDシステムの性能を向上。
オンロードでのコーナリング性能や、悪路での走破力をアップ。
新型クロストレックでは既存の2L「e-BOXER」も継続設定することで、幅広いユーザーのニーズに対応します。
スバル新型クロストレックを試乗動画でチェック!
改善!スバル新型クロストレックの燃費は?
▼スバル新型クロストレックの燃費
- 2L「e-BOXER」:16.4km/L
- 2.5L「SHEV」:18.0km/L
スバル新型クロストレックの燃費は、新世代ハイブリッドシステムを採用することにより大幅に改善します。
これまで設定されていた2Lハイブリッドシステムはモーターがエンジンをアシストすることにより16.4km/Lとされていましたが、新世代e-BOXER「SHEV」ではモーターでの走行をメインとすることで18.0km/Lとなります。
最新システム!スバル新型クロストレックの安全装備は?
スバル新型クロストレックの安全装備には、改良された「アイサイト」が採用されています。
新型クロストレックに装備される「アイサイト」では、以前搭載されていたステレオカメラから画角を約2倍に拡大。
画像認識ソフトや制御ソフトを改良することで、より広く遠い範囲まで認識できるようにしたほか、フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用することで、レンズに誤って触れることがないように。
加えて、低速での走行時に新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラも新採用することで、プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大。
また、ハイ&ロービームランプとポジションランプに加え、ターンランプもLED化。さらに交差点での右左折時などに進行方向を照らすLEDコーナリングランプをスバル車として初採用し、夜間の視認性をアップしています。
拡大!スバル新型クロストレックのボディサイズは?
▼スバル新型クロストレックの画像
▼参考:スバルXV(前モデル)
▼スバル新型クロストレックのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4480×1800×1580mm
(ルーフレール/シャークフィンアンテナなしは全高1550mm) - ホイールベース:2670mm
- 最低地上高:200mm
- 最小回転半径:5.4m
- 室内長×室内幅×室内高:1930×1505×1200mm
- 乗員:5名
- 車重:1540~1620kg
- タイヤサイズ:225/60R17 or 225/55R18
- ※参考
▽XV(前モデル)
全長×全幅×全高:4465×1800×1550mm
ホイールベース:2670mm
▽レヴォーグ
全長×全幅×全高:4755×1795×1500mm
ホイールベース:2670mm
スバル新型クロストレックは、新世代モデルでボディサイズが拡大された「レヴォーグ」にあわせ全長を延長することで、モデル間のバランスがとられています。
しかし、ホイールベースは維持され、取り回しのしやすい設計に。
ボディは、インナーフレームのみをアンダーボディに溶接で取り付け、その後にアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。
インナーとアウター側を溶接したうえでアンダーボディに取り付ける従来の製造方法より部品点数を減らし、ボルトによる骨格同士の接合をスポット溶接に置き換えることで、ねじり剛性を強化。
また、新型クロストレックでは、ルーフパネルとブレースの間に高減衰マスチック(弾性接着剤)を採用することで、ルーフの振動によって発生する騒音を低減。
構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性向上などにより、乗り心地を向上。
さらに、応答遅れが少ないスポーティで上質なステアリングフィールを実現する、2ピニオン電動パワーステアリングを採用。ドライバーのステアリング操作軸をモーターアシスト軸から分離した構造とし、操舵初期のフリクションを低減。
リニアで滑らかなトルク伝達を可能にするとともに、操舵角に応じてステアリングのギヤ比が変化する「VGR(Variable Gear Ratio)」を継続採用することで、低速時の取り回しのよさと高速走行時の直進安定性を両立しています。
いつ?スバル新型クロストレックの発売日は?
スバル新型クロストレックに追加設定される「クロストレックSHEV」は、当初2024年8月の発売が予定されていましたが延期され、2024年10月の発売を予定しています。
スバルは新世代主力ハイブリッドシステムを採用することで、ブランド力を高めていきたい考えです。
スバル・XVを「おさらい」
▼スバル・インプレッサXV
スバルXV(エックスブイ)は、初代となる「インプレッサXV」が2010年に登場したクロスオーバーモデルです。
車名「XV」の由来は、「Crossover(=X-over)Vehicle」からになっています。
初代は3代目インプレッサの派生モデルとして「インプレッサXV」のモデル名で販売されましたが、2代目以降はインプレッサの名前が使用されず独自色を強く。
月販売目標台数は初代で200台となっていましたが、人気になったことから2代目では月1000台、前モデルの3代目では月2200台とされました。
インプレッサとの違いは、オフロード走行性能を高めるために装備されるリフトアップサスペンションやオーバーフェンダー、専用バンパーなどになっています。
パワートレインは基本インプレッサと同じラインナップとされましたが、2代目では「XVハイブリッド」のラインナップにより、スバル初のハイブリッド車となりました。
新型クロストレックについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!