スバルが、スポーツセダン「WRX S4」のE型年次改良発売を2024年12月12日に発表しました。価格は447万7000円~530万2000円となっています。
改良により魅力をアップしたスバル新型WRX S4について、スペックや装備などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】黒RECAROシート特別仕様車設定!スバル「新型WRX S4」E型改良発売!
- スバル新型WRX S4の【変更点まとめ】
- 447万円から!スバル新型WRX S4の価格、グレードは?
- 力強く!スバル新型WRX S4の外装デザインは?
- 最新装備!スバル新型WRX S4の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!スバル新型WRX S4のスペックは?
- スバル新型WRX S4を試乗動画でチェック!
- 最新システム!スバル新型WRX S4の安全装備は?
- 走り両立!スバル新型WRX S4の燃費は?
- 拡大!スバル新型WRX S4のボディサイズは?
- いつ?スバル新型WRX S4の発売日は?
- スバルWRXを「おさらい」
【最新情報】黒RECAROシート特別仕様車設定!スバル「新型WRX S4」E型改良発売!
▼新型WRX S4「ボディカラー:ギャラクシーパープルパール」の画像
スバルWRX S4はブランドのスポーツセダンとして開発され、現行モデルは2021年11月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
E型へと年次改良された新型WRX S4では、「STI Sport R EX」のホイールデザインを、切削光輝からブラック塗装へ変更。ボルドー/ブラック本革シートの配色を変更することで、スポーティさをより感じさせるとともに、一体感のあるインテリアデザインに。
新しいボディカラーとして「ギャラクシーパープルパール」を追加し、「ソーラーオレンジ・パール」を廃止。
運転支援装備では、「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」の連携を強化。
長時間のステアリング無操作のみならず、ドライバーのわき見や居眠りでも、「ドライバー異常時対応システム」が作動するように。
また、断続的なブレーキでドライバーに注意を促すパルスブレーキと、コーストダウン(惰性走行)を追加するとともに、「ドライバー異常時対応システム」作動によるハザードランプ点滅のタイミングを、減速制御開始と同時に変更。
さらに、アイサイトの「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」を改良。直線路の車線中央付近を走行中は、介入操舵がしやすいように軽めの操舵感とし、急なカーブや白線付近を走行している場合は安全性を考慮して重めの操舵感にすることで、より安心で、快適なロングドライブができるようになっています。
▼WRX S4「STI SPORT Rブラックリミテッド」の画像
加えて、新しい特別仕様車として、「STI Sport R EX」グレードをベースとした「STI SPORT Rブラックリミテッド」をラインナップ。
新型WRX S4 STI SPORT Rブラックリミテッドでは、インパネミッドトリム、およびドアトリムをスエード調にするとともに、ブラックのRECAROフロントシート(STIロゴ入り)を採用。また、エクステリアは、ドアミラーやルーフアンテナなどをブラックにすることで、スポーティさをアップ。
あわせてE型に年次改良された「レヴォーグ」にも同じ特別仕様車を設定することで、好みのボディタイプを選択できるようになっています。
▼「STI SPORT Rブラックリミテッド」の特別装備
- ドアミラー(ブラック塗装)
- RECAROフロントシート(STIロゴ入り)[ウルトラスエード、ブラック(レッドステッチ)]
- 運転席8ウェイパワーシート
- インパネミッドトリム/ドアトリム スエード調(レッドステッチ)
- センタートレイ加飾/フロアコンソールリッド/ドアアームレスト ブラック表皮巻(レッドステッチ)
- ルーフアンテナ(ブラック塗装)
▼スバル・レヴォーグ
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スバル新型WRX S4の【変更点まとめ】
▼スバル新型WRX S4の変更点
▽最新の変更点
- ボディカラーに「ギャラクシーパープルパール」を新設定し、「ソーラーオレンジ・パール」を廃止
- 新しい特別仕様車「STI SPORT Rブラックリミテッド」を設定
- 「STI Sport R EX」のホイールデザインを、切削光輝からブラック塗装へ変更。
ボルドー/ブラック本革シートの配色を変更 - 「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」の連携を強化
- アイサイトの「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」を改良
▽2024年1月の変更点
- 限定車「STIスポーツシャープ」を設定
▽2023年10月の変更点
- 「STI Sport」グレードに大型リアスポイラーを新設定
- 「アイサイト」にトリプルカメラを採用し、性能を向上
- コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」に、リモートエアコン機能を追加
- 「STI sports」に、Harman Kardon製オーディオを採用
- 新機能「フロントビュー自動表示(AUTO モード)」を採用したマルチビューモニターを標準装備
- 「アイサイトX」を全車標準装備し、非搭載グレードを廃止
▽2022年11月の変更点
- ヘッドランプ/室内灯消し忘れ時の自動消灯機能を追加
- リレーアタック対策として、スマートキーへスリープ機能、モーションセンサーを搭載
- ライティングスイッチの操作性を変更
447万円から!スバル新型WRX S4の価格、グレードは?
▼スバル新型WRX S4の価格
- GT-H EX:447万7000円
- STI Sport R EX:502万7000円
- 【特別仕様車】【新設定】
STI SPORT Rブラックリミテッド:530万2000円
改良されたスバル新型WRX S4の価格は、変更なく維持されています。
新設定された特別仕様車「STI SPORT Rブラックリミテッド」は、ベースグレードから28万円ほどのアップとされ、専用の装備による質感がアピールされています。
▼参考:スバルWRX S4(前モデル)の価格
- GT-H EX:4,477,000円
- STI Sport R EX:5,027,000円
- 【500台限定】
WRX S4 STI Sport ♯:6,237,000円
力強く!スバル新型WRX S4の外装デザインは?
▼スバル新型WRX S4の画像
▼参考:WRX S4(前モデル)
スバル新型WRX S4の外装には、最新のブランドデザインが採用されています。
スタイルは、低重心で前進感のある硬質なボディ造形を採用し、高い走行パフォーマンスを強調。
また、一体感を持って立体的に構築したフロントグリルとヘッドランプにより水平対向エンジンのアイデンティティを表現。
▼スバル新型WRX S4の画像
▼参考:WRX S4(前モデル)
ボディの四隅に配した力強いフェンダーは、スポーツサイドガーニッシュやサイドシルスポイラーなどに、空気の流れを整えるヘキサゴンパターンの空力テクスチャーを採用することで、コーナリング時や高速走行時の操縦安定性が高められています。
最新装備!スバル新型WRX S4の内装(インテリア)デザイン
スバル新型WRX S4の内装は、最新の装備を採用することにより、機能がアップされています。
装備には、11.6インチ大型インフォテインメントディスプレイを採用し、Apple CarPlay、Android Autoにも対応することでスマートフォンとの連携を強化。
インテリアは黒を基調とし、レッドステッチを使用することで、アグレッシブなイメージを表現。
シートには、運転席10ウェイ、助手席8ウェイのパワーシートが採用され、前モデルからホールド力をアップした新設計のRECARO製シートも設定されています。
その他、新型WRX S4ではボディサイズを拡大することで、前後席それぞれのショルダールームを拡大し、ゆとりある室内空間を実現。
また、拡大したホイールベースに合わせて後席空間を大幅に拡張。座面長、レッグルームの拡大によって、後席乗員もくつろげる空間に。
トランクは、前モデルと同じくベビーカーやゴルフバッグが入る容量を確保することで、実用性が高められています。
パワフル!スバル新型WRX S4のスペックは?
▼スバル新型WRX S4のパワートレインとスペック
- 【WRX S4】
・水平対向4気筒2.4L直噴ターボ
最高出力:275ps/38.2kgm
トランスミッション:CVT
▼参考:スバルWRX(前モデル)のスペック
- WRX S4
エンジン:水平対向4気筒2Lターボ「FA20直噴ターボ」
出力:300ps/40.8kgm - WRX STI
エンジン:水平対向4気筒2Lターボ「EJ20」
出力:308ps/43.0kgm
スバル新型WRX S4には、新世代の2.4Lターボエンジンが採用されています。
走行性能を高めた「STI Sport」グレードでは、電子制御ダンパーを装備することで走行性能を向上し、ステアリングやダンパー、エアコンに至るまで、さまざまなユニットの制御を細かく調整可能とする「ドライブモードセレクト」を採用。
ドライブモードセレクトには、LSDトルクを制御することでさらに回頭性を高めるAWDスポーツモードも設定されています。
スバル新型WRX S4を試乗動画でチェック!
最新システム!スバル新型WRX S4の安全装備は?
スバル新型WRX S4の安全装備には、ブランドの最新システムが採用されています。
最新のアイサイトでは、トリプルカメラとすることで、以前搭載していたステレオカメラから画角を約2倍に拡大。
画像認識ソフトや制御ソフトを改良することで、より広く遠い範囲まで認識できるようにするほか、フロントガラス取り付け式に変更するとともに、レンズフードを採用することで、レンズに誤って触れることがないように。
加えて、低速での走行時に新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラも採用することで、プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大。
また、ハイ&ロービームランプとポジションランプに加え、ターンランプもLED化。さらに交差点での右左折時などに進行方向を照らすLEDコーナリングランプを採用し、夜間の視認性をアップしています。
加えて、「アイサイトX」では、3D高精度地図やGPS、準天頂衛星「みちびき」により自車位置を正確に特定。
カーブ前減速のほか、渋滞時(0km/h~約50km/h)に一定条件を満たした場合、自動車専用道路でハンズオフ走行が可能となっています。
走り両立!スバル新型WRX S4の燃費は?
▼スバル新型WRXの燃費
- WRX S4:10.8km/L
スバル新型WRX S4の燃費は、最新パワートレインを採用することによりWLTCモード値10.8km/Lが確保されています。
前モデルは11.2km/Lとされていましたが、新型WRX S4では排気量を拡大しながら燃費の低下が抑えられています。
▼参考:スバルWRX(前モデル)の燃費
- WRX S4
WLTCモード:11.2km/L
JC08モード:11.8km/L - WRX STI
JC08モード:9.4km/L
拡大!スバル新型WRX S4のボディサイズは?
▼スバル新型WRX S4のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4670×1825×1465mm
- ホイールベース:2675mm
- 車重:1590kg
- ※参考
・WRX S4(前モデル)
全長×全幅×全高:4595×1795×1475mm
ホイールベース:2650mm
車重:1540kg
・WRX STI(前モデル)
全長×全幅×全高:4595×1795×1475mm
ホイールベース:2650mm
車重:1490kg
スバル新型WRX S4のボディサイズは、前モデルから全長+75mm、全幅+30mmと拡大されています。
さらに、拡大された全長にあわせホイールベースも25mm延長することにより、走行安定性を向上しています。
またボディには、インナーフレームのみをアンダーボディに溶接で取り付け、その後にアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。
加えて、サブフレームの代わりにリアスタビライザーをボディに取り付けるようにすることで、ねじり剛性を28%、サスペンション取り付け部の剛性を75%向上。
サスペンションはしなやかな動きを実現するため、前モデルから実用ストロークを伸ばし、接地性や安定感を向上をアップ。
モーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸とした2ピニオン方式の電動パワーステアリングも採用することで、滑らかで応答遅れのないスポーティなステアリングフィールが実現されています。
いつ?スバル新型WRX S4の発売日は?
E型へと改良されたスバル新型WRX S4は、2024年12月12日に発表されました。
スバルはWRX S4の魅力を高め、ユーザーのニーズに対応していく予定です。
スバルWRXを「おさらい」
▼インプレッサWRX
スバルWRXは、前モデルとなるインプレッサWRXの初代が1992年に登場したスポーツセダンです。
それまで世界ラリー選手権(WRC)に参戦していた「レガシィRS」にかわる車両として、EJ20型ターボエンジンが240馬力仕様で搭載されました。
WRCでの活躍や、三菱ランサーエボリューションとのライバル関係などから人気が高まり、ボディタイプには一時2ドアクーペやワゴンも登場。
その後インプレッサシリーズとして3代目まで販売されましたが、2014年に登場した4代目(前モデル)から、基礎を新モデルの「レヴォーグ」と共有するようになり「スバルWRX」として独立。
モータースポーツで評価が高いEJ20型エンジンにマニュアルトランスミッションを組み合わせた「WRX STI」と、新世代のFA20型エンジンとCVTを組み合わせることで「レヴォーグ・セダン」としての性格が強い「WRX S4」の2モデルがラインナップされました。
海外ではWRX STIに2.5L水平対向4気筒ターボエンジンが搭載されていましたが、出力は2Lエンジンと比較し+1ps/-2.9kgmとされ、ハイスペックより低回転のトルクを重視した味付けになっていました。
新型スバルWRXについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!