ダイハツが、2024年10月での生産終了を発表していた「ハイゼットトラック」を改良し2025年2月25日の発売を予定しています。価格は962,500円~1,529,000円となっています。
改良により変更されるダイハツ新型ハイゼットトラックについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ついに価格見直し!「新型ハイゼットトラック」改良発売!
- ダイハツ新型ハイゼットトラックの【変更点まとめ】
- 96万円から!ダイハツ新型ハイゼットトラックの価格は?
- タフ!新型ハイゼットトラックの外装(エクステリア)デザイン
- 3タイプ!新型ハイゼットトラックのボディサイズは?
- 実用的!新型ハイゼットトラックの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!新型ハイゼットトラックのエンジンとスペックは?
- 新型ハイゼットトラックを試乗動画でチェック!
- 改善!ダイハツ新型ハイゼットトラックの燃費は?
- 充実!ダイハツ新型ハイゼットトラックの安全装備は?
- いつ?ダイハツ新型ハイゼットトラックの発売日は?
- ダイハツ・ハイゼットを「おさらい」
【最新情報】ついに価格見直し!「新型ハイゼットトラック」改良発売!
ダイハツ・ハイゼットトラックは、ブランドの軽トラックとして販売され、現行モデルは2021年12月に大幅改良が実施されていました。
新型ハイゼットトラックでは改良により最新の法規に対応することで、法規対応が間に合わず、2024年10月の生産終了の後に在庫のみの販売となっていたハイゼットトラックの生産を再開。
また、2023年4月の発表後に、部品供給不足による工場の稼働停止や認証不正問題により延期されていた、原材料費や物流費などの高騰に伴う価格改定が実施されます。
▼ダイハツ・ハイゼットカーゴ
【新型ハイゼットカーゴ】改良「価格UP&最新法規対応」発売!
▼ダイハツ・アトレー
▼スバル・サンバートラック(OEMモデル)
▼トヨタ・ピクシストラック(OEMモデル)
ダイハツ新型ハイゼットトラックの【変更点まとめ】
▼ダイハツ新型ハイゼットトラックの変更点
- 最新の法規に対応
- 原材料費等の高騰により価格をアップ
▽2021年12月の変更点
- フロントに新デザインを採用
- 4速ATに代え、FR車専用に新開発したCVTを搭載
- 電子制御式4WDを採用し、CVT用スーパーデフロックを搭載
- 電動格納式ドアミラーを軽トラック初採用
- ディスプレイオーディオを設定
- 安全システム「スマートアシスト」で、自転車と夜間の歩行者検知に対応
- 「エアコン・パワステレス」グレードを廃止
- 「ハイゼットジャンボ」に、新しいエントリーグレードを設定
▽2020年8月の変更点
- 安全システム「スマートアシストIII t」装着車に「バックソナー及び後方誤発進抑制制御機能」を標準装備
- 特装車に軽トラック特装車初となる「スマートアシストIII t」を設定
- オートライトを全車標準装備
- 新燃費規格WLTCモードに対応
96万円から!ダイハツ新型ハイゼットトラックの価格は?
▼ダイハツ新型ハイゼットトラックの価格
- スタンダード スマートアシスト非装着車
5速MT:FR 962,500円、4WD 1,094,500円
CVT:FR 1,017,500円、4WD 1,171,500円 - スタンダード
5速MT:FR 1,028,500円、4WD 1,160,500円
CVT:FR 1,083,500円、4WD 1,237,500円 - スタンダード “農用スペシャル” スマートアシスト非装着車
5速MT:4WD 1,122,000円
CVT:4WD 1,199,000円 - スタンダード“農用スペシャル”
5速MT:4WD 1,188,000円
CVT:4WD 1,265,000円 - ハイルーフ
5速MT:FR 1,045,000円、4WD 1,177,000円
CVT:FR 1,100,000円、4WD 1,254,000円 - エクストラ
5速MT:FR 1,199,000円、4WD 1,353,000円
CVT:FR 1,254,000円、4WD 1,408,000円 - ジャンボスタンダード
5速MT:FR 1,160,500円、4WD 1,292,500円
CVT:FR 1,215,500円、4WD 1,369,500円 - ジャンボエクストラ
5速MT:FR 1,320,000円、4WD 1,474,000円
CVT:FR 1,375,000円、4WD 1,529,000円
ダイハツ新型ハイゼットトラックの価格は、改良と、原材料費や物流費などの高騰に伴いアップします。
価格アップは、延期されていた2023年4月の価格改定発表時と同じく、グレードにより6万500円~7万7000円となります。
▼参考:ハイゼットトラック(前モデル)の価格
- スタンダード スマートアシスト非装着車
5速MT:FR 902,000円、4WD 1,034,000円
CVT:FR 957,000円、4WD 1,111,000円 - スタンダード
5速MT:FR 968,000円、4WD 1,100,000円
CVT:FR 1,023,000円、4WD 1,177,000円 - スタンダード “農用スペシャル” スマートアシスト非装着車
5速MT:4WD 1,067,000円
CVT:4WD 1,138,500円 - スタンダード“農用スペシャル”
5速MT:4WD 1,127,500円
CVT:4WD 1,204,500円 - ハイルーフ
5速MT:FR 984,500円、4WD 1,116,500円
CVT:FR 1,039,500円、4WD 1,193,500円 - エクストラ
5速MT:FR 1,133,000円、4WD 1,287,000円
CVT:FR 1,188,000円、4WD 1,342,000円 - ジャンボスタンダード
5速MT:FR 1,094,500円、4WD 1,226,500円
CVT:FR 1,149,500円、4WD 1,303,500円 - ジャンボエクストラ
5速MT:FR 1,243,000円、4WD 1,397,000円
CVT:FR 1,298,000円、4WD 1,452,000円
タフ!新型ハイゼットトラックの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ハイゼットトラック「スタンダード」の画像
▼新型ハイゼットトラック「エクストラ」の画像
▼参考:ハイゼットトラック(前モデル)の画像
ダイハツ新型ハイゼットトラックの外装は2021年の改良により、フロントに新デザインを採用することでタフなイメージがアップされています。
▼ハイゼットトラックジャンボ
ハイゼットトラックには、大型キャビンモデルとしてハイゼットトラックジャンボもラインナップされ、拡大されたキャビンの下側を荷台として使用できるようにすることで、軽トラックとしての利便性をアップ。
改良ではその他、夜間の作業時などに便利なLED荷台作業灯を採用。
キーを取り出すことなくドアの開閉やエンジン始動が可能なキーフリーシステム&プッシュボタンスタートや、狭い駐車場での駐車時も便利な電動格納式ドアミラーといった快適装備もクラス初採用されています。
3タイプ!新型ハイゼットトラックのボディサイズは?
▼ダイハツ新型ハイゼットトラックのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
ベースモデル:3395×1475×1780mm
ハイゼットジャンボ&ハイルーフ仕様:3395×1475×1885mm - ホイールベース:1900mm
- 荷台長×荷台幅×荷台高
ベースモデル&ハイルーフ仕様:1940×1410×285mm
ハイゼットジャンボ:1650×1410×285mm - 最小回転半径:3.6m
- 車重
ベースモデル:740kg
ハイゼットジャンボ:800kg
ダイハツ新型ハイゼットトラックのボディサイズは、ベースモデルのほか、大型キャビン仕様のハイゼットジャンボとハイルーフ仕様の3種類が用意されています。
ハイゼットジャンボはハイルーフ仕様と同じ全高とされ、キャビンを大型化することで荷台長が変更されています。
実用的!新型ハイゼットトラックの内装(インテリア)デザイン
▼新型ハイゼットトラックの画像
ダイハツ新型ハイゼットトラックの内装は、フロントガラスを前に出すことで開放感がある空間に設計されています。
2021年の改良では、ダイハツコネクト、Android Auto、Apple CarPlayに対応した6.8インチと9インチのディスプレイオーディオを設定することで実用性を向上。
インパネにはアッパートレイを新設し、収納スペースが充実しています。
▼ハイルーフ仕様
その他、ハイゼットトラックでは、キャビンフロア高を415mmと低床化し、ドア開度を67度まで広げることで乗り降りもしやすく。
ハイルーフ仕様では頭上に90mmの余裕ができることで、背の高い人でも圧迫感なく使うことができるように。
▼ハイゼットトラックジャンボ
大型キャビンとなるハイゼットトラックジャンボでは、シート後部に荷物を積むことができるほか、シートリクライニングにも対応することで快適性を向上しています。
軽快!新型ハイゼットトラックのエンジンとスペックは?
▼ダイハツ新型ハイゼットトラックのエンジンとスペック
- エンジン:直列3気筒660cc「KF型」
- 出力:46ps/6.1kgm
- トランスミッション:5速MT or FR車専用CVT
- 駆動方式:FR or 4WD
ダイハツ新型ハイゼットトラックのエンジンには、走行性能と環境性能を両立した「TOPAZ NEO(トパーズネオ)」エンジンが採用されています。
2021年の改良ではトランスミッションに、FR車専用に新開発されたCVTを設定。
CVTは変速比幅を拡大し、発進時はローギヤ化したことにより力強い発進性能を実現するとともに、駆動力が途切れることがない無段階変速により、スムーズな加速で登坂時も快適な運転が可能に。
加えてCVT車には、クラス初となる「電子制御式4WD」を採用。
スイッチ操作で「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードが利用できるようにするとともに、4WD AUTOモードでは路面に合わせて最適な前後駆動力配分を行なうことで、滑りすい路面での安定性をアップし、乾燥した路面でのタイトコーナーブレーキング現象も抑制されています。
またCVT車では、従来MT車のみに搭載されていたスーパーデフロックを軽キャブトラックで初設定し、ぬかるみなどでの悪路走行がサポートされます。
新型ハイゼットトラックを試乗動画でチェック!
改善!ダイハツ新型ハイゼットトラックの燃費は?
▼ダイハツ新型ハイゼットトラックの燃費(WLTCモード値)
- ハイゼットトラック
5速MT:15.6km/L、CVT:16.5km/L
ダイハツ新型ハイゼットトラックの燃費は、新開発されたCVTを採用することで改善しています。
前モデルは、全グレード15.3km/Lとされていましたが、新型ハイゼットトラックではFR車専用CVT搭載車で16.5km/Lとなっています。
▼参考:ハイゼットトラック(前モデル)の燃費
- ハイゼットトラック(全グレード)
WLTCモード:15.3km/L
充実!ダイハツ新型ハイゼットトラックの安全装備は?
ダイハツ新型ハイゼットトラックには、安全性を高めた「スマートアシスト」が採用されています。
システムは、衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度を向上させ、従来の車両・歩行者に加えて、二輪車・自転車も追加するとともに、夜間の歩行者検知も可能に。
加えて、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)を搭載したほか、車線逸脱抑制制御機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)も追加されています。
いつ?ダイハツ新型ハイゼットトラックの発売日は?
改良される新型ハイゼットトラックは、2025年2月25日の発売が予定されています。
ダイハツは商用車であるハイゼットトラックの設定を見直し、再度ユーザーにアピールしていく予定です。
ダイハツ・ハイゼットを「おさらい」
▼ハイゼットカーゴ
ダイハツ・ハイゼット(HIJET)は、初代が1960年に登場した軽自動車規格の商用車です。
ハイゼットのモデル名の由来は、高性能を意味する「HI」と、超小型を意味する「MIDGET」を組み合わせた造語となっています。
現在販売されている軽自動車の商標の中では、最も古い歴史を持つモデルになっています。
初代はボンネットタイプのライトバンと軽トラックでしたが、2代目からはキャブオーバータイプのバンとトラックに変更されました。
現行モデルは、ハイゼットカーゴが2021年に11代目、ハイゼットトラックが2014年に10代目にそれぞれフルモデルチェンジ。
スバル「サンバー」、トヨタ「ピクシストラック」「ピクシスバン」としてOEM供給もされています。
▼ハイゼットキャディー
2016年には、同車の軽自動車「ウェイク」をベースとし、FF車ならではの乗り降りや運転のしやすさを特徴とした「ハイゼットキャディー」もラインナップ。
ハイゼットトラックは2010年から2017年まで、8年連続軽トラック1位の販売台数を獲得する人気モデルになっています。
新型ダイハツ・ハイゼットトラックについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!