メルセデスAMGが、スポーツクーペ「AMG GTクーペ」の新モデルとなる「AMG GT43クーペ」の日本発売を2024年11月28日に発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型AMG GTクーペについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】2Lエントリーモデル!メルセデス「新型AMG GT43クーペ」日本発売!
- メルセデス新型AMG GTクーペの【変更点まとめ】
- スポーティ!新型AMG GTクーペの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!メルセデス新型AMG GTクーペのボディサイズは?
- 最新装備!新型AMG GTクーペの内装(インテリア)デザイン
- さらに走りUP!メルセデス「新型AMG GT63 Pro 4Matic+」も!
- パワフル!新型AMG GTクーペのパワートレインとスペックは?
- メルセデス新型AMG GTクーペを試乗動画でチェック!
- 走り重視!メルセデス新型AMG GTクーペの燃費は?
- 最新システム!メルセデス新型AMG GTクーペの安全装備は?
- 1650万円からに大幅ダウン!メルセデス新型AMG GTクーペの価格は?
- いつ?メルセデス新型AMG GTクーペの発売日は?
- メルセデスAMG GTを「おさらい」
【最新情報】2Lエントリーモデル!メルセデス「新型AMG GT43クーペ」日本発売!
▼メルセデス新型「AMG GT43 クーペ」の画像
メルセデスAMG GTクーペは、ハイパフォーマンスカーを手がけるAMGを代表するスポーツカーとしてラインナップされ、以前販売されていた「SLS AMG」からくるスタイルや高い走行性能が人気となり、派生モデルとして「AMG GT4ドアクーペ」も設定。現行モデルは日本で2024年4月にフルモデルチェンジし新世代となっていました。
新設定された「AMG GT43クーペ」は、全幅1930mmのナローボディを採用し、F1に由来する電気排気ガスターボチャージャーを組み合わせた2Lガソリンターボエンジンを搭載。
48Vマイルドハイブリッドシステムから電力を供給する薄型の電気モーターをターボチャージャーシャフト部に搭載することで、ターボチャージャーに排気が流れる前やアクセルオフ時にも過給圧を高め、アクセルの応答性を大きく向上。
421ps/51.0kgmの出力と後輪駆動による走りを楽しむことができるようになっています。
また、AMG GT43クーペでは、可倒式リアシートによって4名乗車可能な2+2仕様を標準設定。
リアシートを倒せばラゲッジルームを最大675Lまで拡大でき、スポーツカーでありながら、日常使用の利便性が高められています。
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メルセデス新型AMG GTクーペの【変更点まとめ】
▼メルセデス新型AMG GTクーペの変更点
- 「AMG GT43クーペ」を追加設定
▽2024年4月フルモデルチェンジ時の変更点
- エクステリア、インテリアに最新のブランドデザインを採用
- ボディサイズを拡大し、2+2レイアウトを採用
- 11.9インチ大型ディスプレイを装備
- 最新4WDパワートレインを搭載
- アクティブリアアクスルステアリングを装備
スポーティ!新型AMG GTクーペの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデス新型AMG GTクーペの画像
▼参考:AMG GTクーペ(前モデル)の画像
メルセデス新型AMG GTクーペの外装は、ブランドの最新デザインにより、新世代モデルとしての魅力がつくられています。
フロントは、大型のグリルによりワイドな印象とすることで迫力とスピード感を表現。
▼メルセデス新型AMG GTクーペの画像
▼参考:AMG GTクーペ(前モデル)の画像
リアは前モデルと同じく曲線的に仕上げられていますが、新型AMG GTクーペではより緩やかなルーフラインとすることで室内空間を拡大。
空力性能も重視され、グリルの「アクティブエアコントロールシステム」や、時速80km/hで自動的に展開され、5段階に角度を変更することが可能なリアスポイラーも採用することで走行性能が高められています。
拡大!メルセデス新型AMG GTクーペのボディサイズは?
▼メルセデス新型AMG GTクーペの画像
▼参考:AMG GTクーペ(前モデル)の画像
▼メルセデス新型AMG GTクーペのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4730×1985×1355mm
(AMG GT43クーペは全幅1930mm) - ホイールベース:2700mm
- ※参考
・AMG GTクーペ(前モデル)
全長×全幅×全高:4545×1940×1290mm
ホイールベース:2630mm
・メルセデスSLクラス(新世代オープンモデル)
全長×全幅×全高:4700×1915×1370mm
ホイールベース:2700mm
メルセデス新型AMG GTクーペのボディサイズは、ホイールベースを延長することで、前モデルの2シーターから、2+2シートレイアウトに対応する室内空間が確保されています。
後輪には最大2.5度変化するアクティブリアアクスルステアリングが採用され、都市部での取り回し性能や走行性能がアップされています。
最新装備!新型AMG GTクーペの内装(インテリア)デザイン
メルセデス新型AMG GTクーペの内装は、大型ディスプレイを採用するなど、上級ラグジュアリーモデルとしての質感が追求されています。
ディスプレイには、12.3インチデジタルメーターと11.9インチインフォテインメントディスプレイを採用。インフォテインメントディスプレイは角度変更に対応し、太陽光によるまぶしさを軽減。
インフォテインメントシステムには、最新世代「MBUX(メルセデス・ユーザー・エクスペリエンス)」を採用。
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールやAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、「ヘイ・メルセデス」から会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使うことができるように。
ラゲッジスペースは、通常時で前世代の285Lから321Lに拡大。
新たに採用されたリアシートを折り畳むことにより、675Lを利用することができるようになっています。
さらに走りUP!メルセデス「新型AMG GT63 Pro 4Matic+」も!
▼メルセデス新型AMG GTクーペ「AMG GT63 Pro 4Matic+」の画像
メルセデスAMG GTクーペには海外で、「AMG GT63 Pro 4Matic+」が発表されています。
「AMG GT63 Pro 4Matic+」は、シリーズのハイパフォーマンスモデル「AMG GT 63 4MATIC +」から、さらにサーキットでの走行性能を強化したモデルとして制作。
搭載するV型8気筒4Lツインターボエンジンは、「AMG GT 63 4MATIC +」の585ps/81.6kgmから611ps/86.7kgmにまで強化され、0-96km/h加速タイムは3.1秒、最高速度は317km/hを実現。
加えて、安定して高出力を発揮し続けるため、2基の強化ラジエーターと、AWDシステム用の専用ラジエーターを搭載。
エクステリアは開口部を拡大することで冷却性能を高めたほか、ノーズに装備されるアクティブエアパネル、アンダーボディのエアディフレクターとフィン、大型のリアウイングにより、フロントの揚力を30kg低減し、リアのダウンフォースを15kgアップ。
足元には、AMGが設定するカーボンセラミックブレーキで最大となる16.5インチのディスクと6ピストンのキャリパーを標準装備。
また、ディスクの裏側はチタン製とすることでバネ下重量を低減。
軽量の21インチ鍛造ホイールと組み合わせるタイヤには、ミシュラン パイロットスポーツ5のほか、よりグリップ力の高いミシュラン パイロットスポーツカップ2Rを無償オプションとして設定。
リアステアリングシステム、AMGパフォーマンスバケットシート、内外装のカーボン製パーツも採用されています。
▼メルセデス新型AMG GTクーペ「AMG GT63 Pro 4Matic+」の動画
パワフル!新型AMG GTクーペのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス新型AMG GTクーペのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【AMG GT 43】
直列4気筒2Lターボ+マイルドハイブリッド
出力:421ps/51.0kgm
0-100km/h加速:4.6秒
駆動:FR - 【AMG GT 63 4MATIC +】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:585ps/81.6kgm
0-100km/h加速:3.2秒
駆動:4WD「AMGパフォーマンス 4MATIC+」 - トランスミッション:9速AT「AMG SPEEDSHIFT MCT 9G」
▽海外仕様
- 【AMG GT 55 4MATIC +】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:476ps/71.4kgm
0-100km/h加速:3.9秒 - 【AMG GT63 Pro 4Matic+】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:611ps/86.7kgm - 【Mercedes-AMG GT63S Eパフォーマンス】
V型8気筒4Lツインターボ+PHEV
システム合計出力:816ps/142.8kgm
0-100km/h加速:2.8秒
EV航続距離:13km - トランスミッション:9速AT「AMG SPEEDSHIFT MCT 9G」
- 駆動:FR or 4WD「AMGパフォーマンス 4MATIC+」
メルセデス新型AMG GTクーペのパワートレインには、直列4気筒エンジンとV型8気筒エンジンが採用されています。
▼参考:AMG GTクーペ(前モデル)のスペック
- エンジン:V型8気筒4Lツインターボ
- 最高出力
AMG GT:530ps/68.3kgm
AMG GTC:557ps/69.3kgm
AMG GTR:585ps/71.4kgm
AMG GTブラックシリーズ:730ps/81.6kgm - トランスミッション:7速AT
- 駆動方式:FR
駆動方式は前世代のFRからV型8気筒モデルでは4WDに変更され、高いトラクション性能を発揮。
トランスミッションには、トルクコンバーターをウェットクラッチに変更することで重量を低減し、レスポンスや変速時間を改善した「AMG SPEEDSHIFT MCT 9G」トランスミッションが採用されています。
その他、新型AMG GTクーペではブレーキシステムに、フロント390mmディスクと6ピストンアルミニウムキャリパー、リア360mmディスクとシングルピストンアルミニウムキャリパーを採用。
サスペンションには、新開発されたアルミニウム製ダブルウィッシュボーンAMGアクティブライドコントロールサスペンションを採用し、ボディのロールを抑制。
一時的に最低地上高を30mmアップするリフトシステムも採用されています。
メルセデス新型AMG GTクーペを試乗動画でチェック!
走り重視!メルセデス新型AMG GTクーペの燃費は?
▼メルセデス新型AMG GTクーペの燃費(欧州値)
- AMG GT 43(2Lガソリン/FR):10.3L/100km(約9.7km/L)
- AMG GT 63 4MATIC +(4Lガソリン/4WD):14.1L/100km(約7.1km/L)
メルセデス新型AMG GTクーペの燃費は、ボディサイズを拡大し、最新パワートレインを搭載することにより走行性能を重視した数値となっています。
前モデルの燃費は日本で4Lガソリンモデルが9.3km/Lとなっていましたが、新型AMG GTクーペでは欧州値約7.1km/Lとなっています。
▼参考:AMG GTクーペの燃費(前モデル)
- 4Lツインターボ:9.3km/L
最新システム!メルセデス新型AMG GTクーペの安全装備は?
メルセデスベンツ新型AMG GTクーペの安全装備には、フラッグシップセダン「Sクラス」同等の運転支援システム「インテリジェントドライブ」が採用されています。
レーダークルーズコントロール「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付き)」は、停止後30秒以内であればドライバーの操作がなくても自動での再発進に対応。
「アクティブステアリングアシスト」は、車線や先行車を認識することでステアリング操作をアシストし、安全性を向上。
その他、高速道路でウインカーを操作するだけで自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」や、走行中にドライバーに異常があった場合に車線を維持しながら車両を緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」なども搭載されています。
1650万円からに大幅ダウン!メルセデス新型AMG GTクーペの価格は?
▼メルセデス新型AMG GTクーペの価格
- メルセデス AMG GT 43 クーペ:16,500,000円【新設定】
- メルセデス AMG GT 63 4MATIC+ クーペ:27,520,000円
メルセデス新型AMG GTクーペは、新グレード「AMG GT 43 クーペ」が設定されたことによりラインナップが拡大しています。
先に設定されていた「AMG GT 63 4MATIC+ クーペ」との価格差は1102万円と大きくなっており、前世代よりもスタート価格がダウンされています。
▼参考:メルセデス・ベンツAMG GTクーペの価格(前世代)
- メルセデスAMG GT:17,770,000円
- メルセデスAMG GT C:22,430,000円
- メルセデスAMG GT R:24,530,000円
- メルセデスAMG GT ロードスター:19,270,000円
- メルセデスAMG GT C ロードスター:23,520,000円
いつ?メルセデス新型AMG GTクーペの発売日は?
メルセデス新型AMG GTクーペに新設定された「AMG GT43クーペ」は、2024年11月28日に日本で発売されました。
メルセデス・ベンツはハイパフォーマンスブランド「AMG」を代表するモデルとしてAMG GTクーペのラインナップを拡大することで、魅力をアピールしていく予定です。
メルセデスAMG GTを「おさらい」
▼参考:SLS AMG
メルセデスAMG GTは、初代となる前モデルが2014年に登場したスポーツカーです。
登場前に販売された「SLS AMG」の後継車にあたりますが、セグメントを「スーパーカー」から「スポーツカー」にダウンすることで、ポルシェ911などがライバルに設定されました。
全体的なデザインイメージをSLS AMGから引き継ぎつつも、ドアをガルウィングからスイング式に、リアスタイルをトランクからリフトバックに変更するなど、実用性を重視した変更が行われています。
ライバル車に対抗する多彩なモデル展開も特徴とされ、「GT」「GTC」「GTR」のグレードのほか、クーペとロードスターのボディタイプが用意されました。
新型メルセデスAMG GTクーペについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!