マツダが、コンパクトカー「マツダ2」のグレードラインナップ変更と、新モデルとなる「15 SPORT+(スポルトプラス)」、「BD i Selection(アイ セレクション)」の設定を2024年11月29日に発表しました。発売日は2025年12月25日、価格は1,548,800円~2,501,400円となっています。
新モデルにより魅力をアップした新型マツダ2について、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新モデル追加、廃止グレードも!「新型マツダ2」改良日本発売!
- 新型マツダ2の【変更点まとめ】
- 154万円から!新型マツダ2の価格は?
- 洗練!新型マツダ2の外装(エクステリア)デザイン
- 上質!新型マツダ2の内装(インテリア)デザイン
- 力強く!新型マツダ2のエンジンとスペックは?
- 新型マツダ2を動画でチェック!
- 走り両立!新型マツダ2の燃費は?
- 最新システム!新型マツダ2の安全装備は?
- 軽快!新型マツダ2のボディサイズは?
- いつ?新型マツダ2の発売日は?
- デミオ/マツダ2を「おさらい」
【最新情報】新モデル追加、廃止グレードも!「新型マツダ2」改良日本発売!
▼新型マツダ2 15 SPORT+の画像
マツダ2は、2019年に「デミオ」から世界統一の名称に変更されたブランドのエントリーモデルで、上位モデルからくる上質な内外装デザインや軽快な走りが人気に。現行モデルは2023年1月に新デザインを採用するなどマイナーチェンジ。2023年9月には、8.8インチ「新世代マツダコネクト」を採用するなど機能をアップしていました。
新設定された「15 SPORT+」は、「15 SPORT」専用メーカーオプションであった「SPORT+パッケージ」を標準装備。
アダプティブLEDヘッドライト、ステアリングヒーター、グランリュクスドアトリム、運転席&助手席シートヒーター、レザー/ラックススウェードシート、オフブラックインパネ、ヘッドランプ内シグネチャーLEDランプ、サテンクロームメッキインナードアハンドル、運転席6Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能が採用されます。
▼新型マツダ2 BD i Selectionの画像
もう1モデルとなる「BD i Selection」では、ユーザーの関心が高い装備を採用し、マツダ2ではステアリングヒーター、運転席&助手席シートヒーターを標準採用。
改良にあわせ、これまで設定されていた「15S BD」を廃止、「15 SPORT」のMT車の価格がダウンしています。
▼マツダCX-3
▼マツダ3
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新型マツダ2の【変更点まとめ】
▼新型マツダ2の変更点
▽最新の変更点
- 新モデル「15 SPORT+」、「BD i Selection」を設定
- 「15S BD」を廃止
- 「15 SPORT」のMT車の価格を変更
▽2024年9月の変更点
- ディーゼル車を廃止
▽2024年4月の変更点
- 「15 BD」と「XD BD」グレードに「ウォームコンフォートパッケージ」をオプション設定
- 「15 SPORT」グレードに「SPORT+パッケージ」をオプション設定
▽2023年9月の変更点
- インフォテインメントシステムを8.8インチ「新世代マツダコネクト」に変更
- 「15 BD」「XD BD」に、用品架装パッケージ車「SCI-FI(サイファイ)」を追加
- 「15 SPORT」「XD SPORT+」に、ボディ同色のルーフフィルム/ドアミラーカバー/シャークフィンアンテナを採用。ブラックをメーカーオプション設定
- 「XD」にユーティリティパッケージを標準装備
- 「Sunlit Citrus」を廃止
▽2023年1月の変更点
- エクステリアに新デザインを採用
- グレードに「15BD」と「XD BD」、「15 SPORT」と「XD SPORT+」を新設定
- 「15 Sunlit Citrus」に、ホワイトルーフフィルム、本革ステアリングとシフトノブ、パワーシート、安全システムを標準装備
- 新しいボディカラーとして「エアストリームブルーメタリック」、「エアログレーメタリック」を設定
▽2021年6月の変更点
- 「SKYACTIV-G 1.5」エンジンにて圧縮比を向上し、燃費を改善。
エンジンの制御プログラムを改良し、アクセル操作に対するクルマの応答性とコントロール性を向上 - ワイヤレス充電(Qi)とApple CarPlayワイヤレス接続をオプション設定
- 4WD車にワイパーデアイサーを全車標準装備
- ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」を追加
- 特別仕様車「Sunlit Citrus」を設定
154万円から!新型マツダ2の価格は?
▼新型マツダ2の価格
▽1.5Lガソリン
- 15C
6AT 2WD:1,548,800円、4WD:1,768,800円 - 15 BD i Selection【新設定】
6AT 2WD:1,777,600円、4WD:1,997,600円 - 15 SPORT
6AT 2WD:2,083,400円、4WD:2,303,400円
6MT 2WD:2,083,400円 - 15 SPORT+【新設定】
6AT 2WD:2,281,400円、4WD:2,501,400円
6MT 2WD:2,281,400円 - 15MB(モータースポーツベース車)
6MT 2WD:1,768,800円
新型マツダ2の価格は、改良にあわせ変化しています。
グレードでは、「15S BD」に代わるモデルとして「15 BD i Selection」を設定。
「15 SPORT+」の新設定にあわせ、「15 SPORT」のMT車の価格がダウンされ、AT車と同価格となっています。
▼参考:マツダ2(前モデル)の価格
▽1.5Lガソリン
- 15C
6AT 2WD:1,548,800円、4WD:1,768,800円 - 15S BD
6AT 2WD:1,741,300円、4WD:1,961,300円 - 15 SPORT
6AT 2WD:2,083,400円、4WD:2,303,400円
6MT 2WD:2,138,400円 - 15MB(モータースポーツベース車)
6MT 2WD:1,768,800円
洗練!新型マツダ2の外装(エクステリア)デザイン
▼参考:マツダ2(前モデル)
新型マツダ2の外装は2023年1月の改良時に、グリルやバンパーに最新のデザインが採用され質感が高められています。
また、専用メッシュグリルによりデザインを差別化した「15 SPORT」グレードも設定され、好みにあわせた選択ができるようになっています。
上質!新型マツダ2の内装(インテリア)デザイン
新型マツダ2の内装は、最新のデザインを採用することで質感が高められています。
シート構造には、新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の考えが取り入れられ、頭がぶれにくく、クルマとの一体感を高め、運転をしやすく。
装備には、「運転席 6Way パワーシート&ドライビングポジションメモリー機能(シート位置/アクティブ・ドライビング・ディスプレイ)」や「自動防眩ルームミラー」を設定し、快適性をアップ。
インフォテインメントシステムのマツダコネクトでは、Apple CarplayとAndroid Autoに対応することで、スマートフォンとの連携を強化。
また、室内空間は、ノイズ対策を施すことで会話のしやすい静粛性が実現されています。
ラゲッジスペースもスッキリと使いやすい空間がつくられ、後席を折りたたむことでサイズの大きい荷物にも余裕をもって対応できるようになっています。
力強く!新型マツダ2のエンジンとスペックは?
▼新型マツダ2のエンジンとスペック
- 【高圧縮SKYACTIV-G1.5】
直列4気筒1.5Lガソリン
出力:110ps/14.5kgm - 【SKYACTIV-D1.5】【廃止】
直列4気筒1.5Lディーゼルターボ
出力:105ps/25.5kgm - トランスミッション:6速AT or 6速MT
- 駆動方式:FF or 4WD
新型マツダ2には2021年の改良時、新たに、高圧縮とされた1.5Lガソリンが搭載されています。
▼「Diagonal Vortex Combustion」
高圧縮1.5Lガソリンエンジンは、「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)」を加え、圧縮比を12から14に高め、最大トルクを+0.1kgmとするとともに、燃費を最大6.8%向上。
加えて、制御プログラムには新世代エンジン「e-SKYACTIV X」の開発で培ったエンジン制御技術を採用し、アクセル操作に対するクルマの応答性とコントロール性がアップされています。
新型マツダ2を動画でチェック!
走り両立!新型マツダ2の燃費は?
▼マツダ2の燃費(WLTCモード値)
- 1.5Lガソリン:20.3km/L
- 1.5Lディーゼル:25.2km/L
新型マツダ2の燃費は、2021年の改良時に新搭載された高圧縮1.5Lガソリンエンジンにより改善しています。
改善幅は19.0km/Lから20.3km/Lへ6.8%のアップとなり、より優れた環境性能が実現されています。
最新システム!新型マツダ2の安全装備は?
新型マツダ2の安全装備には、2019年の改良時に「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付]」と「レーンキープアシストシステム(LAS)」が新採用されています。
また、夜間のより早い危険認知を追求し、左右20ブロックに分割したLEDを個別に点・消灯する「アダプティブLEDヘッドライト(ALH)」も設定されています。
▼新型マツダ2の安全装備
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- 360°ビュー・モニター
- AT誤発進抑制機能(前進/後退)
- アダプティブ・LED・ヘッドライト
- ハイ・ビーム・コントロールシステム
- 車線逸脱警報システム
- スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- ブラインド・スポット・モニタリング
- リア・クロス・トラフィック・アラート
- リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
軽快!新型マツダ2のボディサイズは?
▼新型マツダ2のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4080×1695×1500mm
- ホイールベース:2570mm
- 室内長×室内幅×室内高:1805×1445×1210mm
- 乗員:5人乗り
- 車重:1060kg(ディーゼル車は1150kg)
- 最低地上高:145mm
- 参考
・マツダCX-3
全長×全幅×全高:4275×1765×1550mm
ホイールベース:2570mm
室内長×室内幅×室内高:1810×1435×1210mm
乗員:5人乗り
最低地上高:160mm
車重:1230kg(ディーゼル車は1270kg)
新型マツダ2のボディサイズは、コンパクトクロスオーバーの「CX-3」から全長-195mm、全幅-70mm、全高-50mmとされ、取り回しの良さが魅力になっています。
しかし、ホイールベースは同じ2570mmとなっていることから室内サイズは「CX-3」とほぼ同サイズとなっており、使い勝手やスタイルの違いで選択することができます。
他車で135mm前後が多い最低地上高は、デザインを重視しながらも余裕がある145mmが確保されており、CX-3とは15mm差になっています。
いつ?新型マツダ2の発売日は?
改良された新型マツダ2は、2024年11月29日に発表され、2024年12月25日に発売されます。
マツダは、コンパクトカーのマツダ2のラインナップを変更することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
デミオ/マツダ2を「おさらい」
▼マツダ・デミオ(初代)
マツダ・デミオ(DEMIO)は、初代が1996年に発売されたコンパクトカーです。
デミオの車名の由来は、スペイン語で「私の」を意味する「de Mio」からとなっており、「自分流を楽しむ車」として命名されました。
初代は、バブル崩壊後のマツダ経営難の状況で開発され、既存のコンポーネントを活用することで短期間で発売。
ミニバンブームで全高1550mmまでの機械式駐車場に対応しないモデルが多くなる中、車高は機械式駐車場に入るぎりぎりのサイズとされ、フルフラット化が可能なシートなどにより実用性を重視した設計で評判に。
RJCカーオブザイヤー、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞も獲得しヒット作になり、マツダの経営回復にも貢献しました。
▼マツダ・デミオ(2代目/マツダ2初代)
2代目デミオでは、初代の 「広く実用的なコンパクトカー」というコンセプトを引き継ぎながらも、プラットフォームやパワートレインを一新することで競争力を向上。
海外では、それまでマツダ「121」として販売していた小型車を統合し、名称も「Mazda 2」へ変更されました。
▼マツダ・デミオ(3代目/マツダ2 2代目)
3代目デミオでは、2代目までのコンパクトミニバンから一般的なコンパクトハッチバックにスタイルを改め、モデルライフ中盤のマイナーチェンジではマツダの次世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を初採用することでガソリン車で30km/Lの燃費を実現し話題に。
海外仕様のマツダ2では初めて3ドアと4ドアセダンが設定され、ユーザーが拡大しました。
▼マツダ・デミオ(4代目/マツダ2 3代目)
現行モデルの4代目デミオ、3代目マツダ2は、ブランド共通デザイン「魂動」を取り入れ2014年に登場。
クラスをこえた上質な内外装と、ディーゼルやマニュアルトランスミッションも選択できるパワートレインなどが人気になっています。
新型マツダ2については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!