日産が、コンパクトカー「ノートオーラ」の新モデルとなる「ノートオーラ オーテック スポーツスペック(AUTECH SPORTS SPEC)」の発売を2024年12月19日に発表しました。発売日は2025年2月4日、価格は3,198,800円となっています。
新モデルにより魅力をアップした日産新型ノートオーラについて、スペックや装備などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】上質に走りを+!「新型ノートオーラ オーテック スポーツスペック」発売!
- 日産新型ノートオーラの【変更点まとめ】
- AUTECH SPORTS SPECは319万円!日産新型ノートオーラの価格は?
- 新スタイル!日産新型ノートオーラの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!日産新型ノートオーラの内装(インテリア)デザイン
- ベース車変更!新型ノートオーラAUTECH設定!
- 高出力化4WDも!「新型ノートオーラニスモ」設定!
- 力強く!日産新型ノートオーラのパワートレインとスペックは?
- 走り両立!日産新型ノートオーラの燃費は?
- プロパイロット!日産新型ノートオーラの安全装備は?
- 3ナンバー!日産新型ノートオーラのボディサイズは?
- いつ?日産新型ノートオーラの発売日は?
- 日産ノートを「おさらい」
【最新情報】上質に走りを+!「新型ノートオーラ オーテック スポーツスペック」発売!
▼新型ノートオーラAUTECH SPORTS SPECの画像
日産ノートオーラは、ベースとなる「ノート」からボディサイズを拡大し、搭載する「e-POWER」ハイブリッドの出力をアップした上級モデルとして2021年6月に設定され、2024年6月には新デザインにマイナーチェンジしていました。
新設定された新型ノートオーラAUTECH SPORTS SPEC(オーテック スポーツスペック)は、マイナーチェンジ時にベース車を「ノート」から「ノートオーラ」に変更し新設定されていた上級カスタムモデル「ノートオーラ オーテック」の走行性能を向上したモデルとして「セレナ」に続いて設定。
トータルバランスに優れたタイヤ「MICHELIN e·PRIMACY」や、車体への入力を効果的に減衰させるパフォーマンスダンパー、大型のルーフスポイラーなどの採用を軸に、熟練のテストドライバーが徹底的に走り込みを行い、車両姿勢やサスペンション仕様、パワーステアリング特性をチューニング。
さらに、加速フィールを司るコンピュータも専用仕様とすることで、安心感が高いハンドリングと爽快で質感の高い乗り味を実現。
また、「TUNED BY NMC」の専用エンブレムがインテリアに採用されています。
▼ノートオーラ AUTECH SPORTS SPECの特別装備
- AUTECH SPORTS SPEC専用メカニズム
(専用チューニングコンピューター(VCM)、専用サスペンション(スプリング、ショックアブソーバー)、パフォーマンスダンパー) - AUTECH SPORTS SPEC専用エクステリア
(ルーフスポイラー、AUTECH SPORTS SPECエンブレム〈リヤ〉) - 専用車速感応式電動パワーステアリング
- 205/50R17 93W XLタイヤ (MICHELIN e・PRIMACY)
- AUTECH SPORTS SPECエンブレム〈センターコンソール〉
新型ノートオーラAUTECH SPORTS SPECを試乗動画でチェック!
▼日産ノート
【新型ノート】「新デザイン!」マイナーチェンジ日本発売!最新情報、サイズ、燃費、価格は?
日産新型ノートオーラの【変更点まとめ】
▼日産新型ノートオーラの変更点
▽最新の変更点
- 「ノートオーラ オーテック スポーツスペック」を設定
▽2024年7月の変更点
- マイナーチェンジした「ノートオーラNISMO」を追加設定。
新しいフロントグリルやバンパーを採用。
4WDモデルを新設定。
BOSE製サウンドシステムをオプション設定。
ボディカラーに「ステルスグレー×スーパーブラック2トーン」を新設定
▽2024年6月の変更点
- 新しいデザインを採用
- グローブボックスの容量を拡大
- 運転席電動パワーシートを全車標準装備
- カスタムモデル「オーテック」のベース車を「ノート」から「ノートオーラ」に変更
- ボディカラーに「フォレストグリーン×スーパーブラック2トーン」、「スミレ×スーパーブラック2トーン」を追加
- 内装色に新色ワイマラナーを設定
- 日産創立90年記念特別仕様車を設定
AUTECH SPORTS SPECは319万円!日産新型ノートオーラの価格は?
▼日産新型ノートオーラの価格
- 【G】
FF:277万9700円、4WD:306万1300円
・【G レザーエディション】
FF:286万9900円、4WD:315万1500円 - 【AUTECH】
FF:305万300円、4WD:333万1900円 - 【AUTECH SPORTS SPEC】【新設定】
FF:3,198,800円 - 【NISMO】
FF:307万2300円
NISMO tuned e-POWER 4WD:347万3800円 - 【特別仕様車】
・90周年記念車
FF:2,889,700円、4WD:3,171,300円
日産新型ノートオーラの価格は、2024年6月のマイナーチェンジにあわせアップしています。
アップ幅はベースグレードのFF車で8万円ほど、4WD車で10万円ほどとされ、新グレードとしてベース車を「ノート」から「ノートオーラ」に変更した「オーテック」を設定。
遅れて追加された「ノートオーラNISMO」ではFFモデルで91,300円アップ、新設定された4WDモデルはFFモデルから401,500円のアップとなっています。
今回さらに追加設定された「AUTECH SPORTS SPEC」は、専用の装備を採用することで走行性能を高め、ベース車から148,500円のアップとされ、駆動方式は前輪駆動のみとなっています。
▼参考:日産ノートオーラ(2024年改良前モデル)の価格
- 【G】
FF:2,699,400円、4WD:2,957,900円
・【G レザーエディション】
FF:2,783,000円、4WD:3,041,500円 - 【NISMO】
FF:2,981,000円
新スタイル!日産新型ノートオーラの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ノートオーラの画像
▼参考:日産ノートオーラ(前モデル)
日産ノートオーラの外装は、新世代のデザインを採用することにより質感がアップされています。
ブランドデザインのVモーションは、ヘッドランプ下にボディカラーと同色、またはダークメタルグレーのアクセントを採用。
グリルは、日本の伝統工芸を感じさせるデザインとされ、ヘッドランプ下までワイドに広げることでクルマの存在感をアップしています。
▼新型ノートオーラの画像
▼参考:日産ノートオーラ(前モデル)
また、新型ノートオーラでは、ウイング形状のフロント・リヤバンパーも採用することで、e-POWERの俊敏な走りを表現。
新デザインの17インチホイールは、見る角度によって光と影が織りなす移ろいが美しく変化する、モダンで先進感のあるデザインに。
加えて、ボディサイドの風の流れをスムースにして高い空力性能を確保するとともに、ホイールの軽量化も実現されています。
最新装備!日産新型ノートオーラの内装(インテリア)デザイン
日産新型ノートオーラの内装は、最新の装備を採用することにより、使い勝手と質感がアップされています。
インストルメントパネルには、インフォテインメントディスプレイと大型のデジタルメーターを装備。
フロントセンターアームレストには、腕を置いたまま、指先だけで楽に操作することが可能な電動シフトを採用。
オーディオには、BOSEと共同開発した「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」が設定され、運転席、助手席のヘッドレストにスピーカーを配置し、広がりのあるプレミアムな音響を提供。
新型ノートオーラではドアとルーフに吸音材、ドアに遮音ガラスが使用され、よりドライブを楽しむことができるようになっています。
ベース車変更!新型ノートオーラAUTECH設定!
▼新型ノートオーラAUTECHの画像
新型ノートオーラには、ベース車を「ノート」から「ノートオーラ」に変更した「ノートオーラAUTECH」が設定されています。
ノートオーラAUTECHは、ブランド共通のドットパターンのフロントグリルや、低重心とワイドスタンスを印象づけ、スポーティさを演出するメタル調フィニッシュの専用パーツ、細部まで丁寧に作り込んだスポークフォルムをダーク金属調塗装で仕上げた専用アルミホイールなどを採用。
また、「AUTECH」ブランド発祥の地である湘南・茅ヶ崎の海にインスパイアされたデザインとして、海を進むボートの後方に生じる波のパターン「航跡波」をモチーフとした模様を取り入れた専用シグネチャーLEDも装備。
インテリアは全体をブラック基調でコーディネートし、上質な本革で仕立てたシートをはじめ、ステアリング、インストパネル、アームレストなどにブルーステッチを採用。
さらに、鮮やかな木目が特徴的な高級材、紫檀(シタン)の柄に、光を受けるとさりげなくブルーに光るダークグレーを施した専用フィニッシャーを、インストパネルの一部やコンソールに採用。
ボディカラーには、オーロラフレアブルーパールにスーパーブラックのルーフを組み合わせた2トーンが「AUTECH」専用カラーとして設定されています。
▼新型ノートオーラAUTECHの動画
高出力化4WDも!「新型ノートオーラニスモ」設定!
▼新型ノートオーラNISMOの画像
ノートオーラには、スポーツモデル「ノートオーラNISMO」が設定されています。
新型ノートオーラNISMOは2024年7月の改良時に、それまで前輪駆動のみとされていた駆動方式に、ベースグレードの68ps/10.2kgmから82ps/15.3kgmに出力を高めたリヤモーターを搭載する4WDモデル「ノートオーラNISMO tuned e-POWER 4WD」を新設定。
「ノートオーラNISMO tuned e-POWER 4WD」では、さまざまなシーンにおいて旋回性能を向上させるとともに、雨天や雪道などの滑りやすい路面においても高いライントレース性を実現。
また、ステアリング操作に対する応答の正確性を向上させ、少ない操舵でより速くクルマの向きを変えられることにより、コーナーリングでクルマが外に膨らまず、安心感のある気持ちの良い旋回加速を実現。
▼左:NISMO FF車、右:NISMO 4WD車ホイール
加えて、強度を確保しながら軽量化を図った「NISMO tuned e-POWER 4WD」専用デザインのアルミホイールは、ホイールハウスの内圧を低減するデザインにより、走行中にダウンフォースを発生させるなど、走行性能と空力性能の両方に貢献する機能的なデザインとされています。
▼新型ノートオーラNISMOの画像
▼参考:ノートオーラNISMO(前モデル)
その他、新型ノートオーラNISMOでは4WDモデルの設定にあわせ新デザインを採用し、NISMO専用のフロントグリルは、冷却性能と空気抵抗の低減を両立するフラッシュタイプのデザインとすることで、ボディとの一体感をアップ。
グリル表面に施された硬質でモダンな印象のクリスタル・カットデザインは、光の移ろいによって美しく煌めくように。
▼新型ノートオーラNISMOの画像
▼参考:ノートオーラNISMO(前モデル)
NISMO専用デザインのリアバンパーの両端部に配されたエアスプリッターは、ボディサイドからの風を理想的に剥離。
エッジが重なって見えるレイヤード・ディフィーザーは床下からの風をきれいに流す形状とされ、空気抵抗の低減に寄与。
インテリアでは、運転席にパワーシートを標準装備するとともに、よりスポーティーさを求めるユーザーに好評の、高いホールド性を持ちながら体圧分散に優れた「NISMO専用チューニングRECAROスポーツシート」に、パワーリクライニング機能を搭載。
さらに、ベースモデルで好評の「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」が新たにオプションとして選択できるように。
▼「ステルスグレー×スーパーブラック2トーン」
ボディカラーには「ステルスグレー×スーパーブラック2トーン」が新設定されています。
新型ノートオーラNISMOを試乗動画でチェック!
力強く!日産新型ノートオーラのパワートレインとスペックは?
▼日産e-POWERパワートレイン
▼日産新型ノートオーラのパワートレインとスペック
- 【e-POWER】
パワートレイン:電気モーター+直列3気筒1.2L(発電専用) - エンジン出力(発電用):82ps/10.5kgm
- モーター出力(駆動用)
・フロント:136ps/30.6kgm
(※参考:ノート/標準車:116ps/28.6kgm)
・リア(4WD車)
ノートオーラ(ベース車):68ps/10.2kgm
ノートオーラNISMO 4WD:82ps/15.3kgm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
日産新型ノートオーラのパワートレインには、出力をアップした第2世代「e-POWER」ハイブリッドが搭載されています。
第2世代のe-POWERでは、ベースとなる「ノート」で前世代からトルクを10%、出力を6%向上させ、よりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現。
加えて、インバーターは、第1世代よりも40%小型化、30%軽量化し、パワートレインを軽量化するとともに室内空間を拡大。
上位モデルとなるノートオーラでは駆動用モーターの出力を標準の116ps/28.6kgmから136ps/30.6kgmにまで高めることで余裕のある走行性能を実現し、ダイナミックダンパーを使用したドライブシャフトにより振動を低減。
e-POWERシステムの制御は、路面状況とロードノイズの大きさを予測しエンジンの始動を制御することで、発電を行うエンジンのノイズが車内に侵入するのを抑え、さらなる静粛性を確保。
▼新型ノートオーラ4WD車のシステム
また、4WD車に採用される後輪用モーターは出力を前世代から大幅に引き上げ、作動する最高速度も発進加速を重視していた前モデルから全域に拡大、幅広い走行シーンでのアシストが可能に。
スポーツモデルのノートオーラNISMOに設定される4WD車は、ベースグレードからさらに出力をアップし、高い走行性能を楽しむことができるようになっています。
走り両立!日産新型ノートオーラの燃費は?
▼日産新型ノートオーラの燃費(WLTCモード値)
- FF:27.2km/L
- 4WD:22.7km/L
日産新型ノートオーラの燃費は、ボディサイズを拡大することでベースとなる「ノート」からダウンしています。
しかし、新世代の「e-POWER」ハイブリッドにより低下幅は抑えられ、新燃費規格WLTCモード値で27.2km/Lが実現されています。
▼参考:日産ノートの燃費
- e-POWER
WLTCモード値:29.5km/L(Fグレード以外は28.4km/L)
JC08モード値:38.2km/L(Fグレード以外は34.8km/L)
プロパイロット!日産新型ノートオーラの安全装備は?
日産新型ノートオーラの安全装備には、一部自動運転技術「プロパイロット」が採用されています。
搭載されるプロパイロットはシステムを改良し、ナビとあわせカーブ前で車速を調整。
また、新型ノートオーラでは、標識検知機能、前方衝突予測アラート、ふらつき警報を全車に標準装備。
ブラインドスポットアラート&後側方衝突防止アシストも設定され、安全性が高められています。
3ナンバー!日産新型ノートオーラのボディサイズは?
▼日産新型ノートオーラのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
ノートオーラ:4045×1735×1525mm
ノートオーラNISMO:4120×1735×1505mm - ホイールベース:2580mm
- タイヤサイズ:205/50R17
- ※参考
・ノート(ベースモデル)
全長×全幅×全高:4045×1695×1505~1520mm
ホイールベース:2580mm
車重:1190kg
最低地上高:120mm(4WD車:125mm)
日産新型ノートオーラのボディサイズは、全幅を「ノート」から40mm拡大した1735mmとすることで、5ナンバーサイズから3ナンバーサイズに拡大されています。
あわせて全高は、ホイールを1インチ大きい17インチとすることで5mmアップ。
これによりエクステリアデザインの質感が高められています。
いつ?日産新型ノートオーラの発売日は?
日産ノートオーラに追加設定された「ノートオーラAUTECH SPORTS SPEC」は、2024年12月19日に発表され、2025年2月4日に発売されます。
日産は主力モデルであるノートオーラに新グレードを設定することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
日産ノートを「おさらい」
▼日産ノート(初代)
日産ノート(NOTE)は、初代が2004年に発売されたコンパクトカーです。
車名のノートの由来は、英語で同じ表記の「音符」と「筆記帳」と掛け、「日常に溶け込み、使用者の生活の一部になって欲しい」という思いから採用されました。
世界的に販売が行われるブランドの主力モデルとされ、欧州では小型ミニバンに分類される車体サイズが確保されていることから、初代ではコンパクトカーでは排気量が大きい1.5Lエンジンがエントリーグレードになっていました。
2012年に2代目として登場した前モデルでは、プラットフォームから見直し70kg軽量化するのにあわせ、エンジンの排気量を1.2Lに縮小。
上位グレードとして1.2Lスーパーチャージャーのパワートレインも用意され、エンジンをミラーサイクル化し電磁クラッチを持つスーパーチャージャーにより補助することで、1.2L自然吸気エンジン以上の出力と燃費が実現されました。
2016年のマイナーチェンジでは、1.2Lエンジンを発電機として使用し、電気モーターでのみ走行する「e-POWER」ハイブリッドを追加設定したことで、販売台数を大幅にアップ。
スポーツ性能を伸ばしたノートニスモや、クロスオーバースタイルのノートCギアなど、ユーザーニーズにこたえた多彩なモデルラインナップも人気要素になりました。
新型日産ノートオーラについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!