
アストン・マーティンがスポーツクーペ「DB12」のハイスペックモデルとなる「DB12 S」を2025年10月8日に発表しました。
新モデルによりパフォーマンスをアップしたアストンマーティンDB12のスペックや装備などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】出力&走り大幅UP!アストンマーティン「新型DB12S」発表!
- アストンマーティン新型DB12の【変更点まとめ】
- アストンマーティン新型DB12を試乗動画でチェック!
- 鋭く!アストンマーティン新型DB12の外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!アストンマーティン新型DB12の内装(インテリア)デザイン
- 出力UP!アストンマーティン新型DB12のパワートレインとスペックは?
- アストンマーティン新型DB12の価格は?
- いつ?アストンマーティン新型DB12の発売日は?
- 前モデル アストンマーティンDB11を「おさらい」
【最新情報】出力&走り大幅UP!アストンマーティン「新型DB12S」発表!
▼アストンマーティン新型DB12Sの画像

アストンマーティンDB12は、高級スポーツカーメーカーのアストン・マーティンが製作する代表的モデル「DB」シリーズの最新世代となり、2023年に「DB11」の後継モデルとしてラインナップされていました。

ハイスペックモデルとして新設定されたDB12 Sは、搭載するV型8気筒4Lツインターボエンジンの出力をベースモデルの680psから700psにアップし、後輪を駆動。
また、ローンチコントロールシステムの最適化によりギアシフト時間を50%以上短縮し、0-96km/h加速タイムは-0.1秒となる3.4秒を実現。
さらに、Sモデル専用の新しいスロットルマップにより、フィーリングを改善、ドライバーとの一体感が高められています。

新採用されたクアッドテールパイプは、全回転域を通じてエンジン周波数を際立たせるようにチューニング。
オプションのチタニウム製エキゾーストシステムは、サウンドを増幅して全域の周波数をさらに高め、ステンレススチール製に比べ11.7kgの軽量化が実現されています。

その他、新型DB12SではビルシュタインDTXダンパーの制御を変更し、剛性を高めたリアアンチロールバーおよび足回りのジオメトリ設定と調和させることで、フロントの安定感と全体的なレスポンスを向上。
加えて、電子制御デフ(E-デフ)のチューニングにより、より早いタイミングでのコーナー脱出時のアクセルオンを可能に。

フロント410mm、リア360mmのカーボンセラミックブレーキ(CCB)を標準装備し、ブレーキ性能を向上とともにバネ下重量を27kg軽量化することで、乗り心地、ハンドリング性能を向上。
また、「次世代コーナーブレーキコントロール(CBC)システム」により、コーナーでタイトなラインを描くことができるようになっています。




エクステリアは、新しいフロントスプリッターにより、ワイド&ローなスタイルを強調するとともにダウンフォースを発生。

エンジンの熱を排出するボンネットルーバーには、グロスブラック仕上げまたはオプションでカーボン製を設定。



サイドではグロスブラックのサイドシルを追加、リアには固定式リアスポイラーを採用。新しいリアディフューザーも装備することで空力性能をアップ。






インテリアでは、16Wayスポーツプラス電動シートを標準装備するほか、オプションでカーボンファイバー製パフォーマンスシートも選択できるようになっています。
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アストンマーティン新型DB12の【変更点まとめ】
▼アストンマーティン新型DB12の変更点
▽最新の変更点
- ハイスペックモデル「DB12S」を設定
▽2023年5月フルモデルチェンジ時の変更点
- DBシリーズの新世代モデルとして開発
- 最新のエクステリアデザインを採用
- 出力をアップした最新パワートレインを搭載
- 新世代インフォテインメントシステムを採用
- ボディ剛性を強化
アストンマーティン新型DB12を試乗動画でチェック!
鋭く!アストンマーティン新型DB12の外装(エクステリア)デザイン
▼アストンマーティン新型DB12の画像


▼参考:アストン・マーティンDB11
アストン・マーティン新型DB12は、最新のデザインを採用することにより、質感が高められています。


フロントには、新しいバンパーや大型化されたグリルのほか、最新のLEDヘッドライトを採用。



Aピラーから後部はDB11から引き継がれていますが、新しく、スリム化されたサイドミラーや、背面のアストンマーティンロゴを採用。

新採用された21インチホイールは、DB11の20インチホイールから8kg軽量化され、専用開発されたミシュラン パイロット5sタイヤを装着。
タイヤは、内部に装着されるノイズキャンセリングポリウレタンフォームにより、車内に侵入するノイズが20%低減されています。
▼新型DB12ヴォランテの画像



また、新型DB12には、オープントップモデルとなる「DB12ヴォランテ」も設定。
8層の断熱材を備えたファブリック製ルーフは、時速50km/hまでの速度でオープン動作を14秒、クローズ動作を16秒で完了。
半径2mの範囲では、リモートでのルーフ開閉も可能に。
ルーフカラーには「ブラック」のほか、「レッド」「ブルー」「ブラック&シルバー」が設定されています。
最新装備!アストンマーティン新型DB12の内装(インテリア)デザイン

アストンマーティンDB12の内装は、最新の装備を採用することにより機能性が高められています。

新しいステアリングホイールの先には最新のデジタルメーターが配置され、センターの新世代10.25インチインフォテインメントシステムと組み合わせ。


インフォテインメントシステムは、Android AutoとApple CarPlay、モバイル接続、音声アシスタント、ワイヤレスアップデートに対応。
音響には、11スピーカーのオーディオシステムが標準装備されますが、オプションで15スピーカーBowers & Wilkinsプレミアムオーディオシステムも設定。
また新型DB12では、カーボン製パフォーマンスシートや、アルミ、ウッド、カーボンのトリムも選択できるようになっています。
出力UP!アストンマーティン新型DB12のパワートレインとスペックは?

▼アストンマーティン新型DB12のスペック
- メルセデスAMG製V型8気筒4Lツインターボ
- 出力
ベースモデル:680ps/81.6kgm
DB12S:680ps/81.6kgm - トランスミッション:8速AT
- 最高速度:325km/h
- 駆動方式:FR
アストンマーティン新型DB12には、メルセデスとの協力関係により提供されるメルセデスAMG製V型8気筒4Lツインターボエンジンが搭載されています。
▼参考:アストンマーティンDB11のスペック
- V型12気筒5.2Lツインターボ
出力:639ps/71.4kgm
0-100km/h加速:3.7秒
最高速度:334km/h - メルセデスAMG製V型8気筒4Lツインターボ
出力:535ps/68.8kgm
0-100km/h加速:4.0秒
最高速度:309km/h - トランスミッション:8速AT
V型8気筒4Lツインターボエンジンは、「DB11」に設定されていたV型12気筒5.2Lツインターボエンジンの639ps/71.4kgmを大幅に超える680ps/81.6kgmを出力。
これにより0-100km/h加速タイムは3.6秒まで短縮されています。
また、新型DB12では、エンジンクロスブレース、フロントおよびリアアンダートレイ、フロントクロスメンバー、リアバルクヘッドの変更により7%剛性を向上。
電子制御LSDや、より硬いアンチロールバー、新しいアダプティブダンパー、改良されたスタビリティコントロールを採用。
加えて、カーボンセラミックブレーキが設定され、重量を27kg軽減するとともに、サーキットでのフェードも抑えられています。
アストンマーティン新型DB12の価格は?
▼アストンマーティン型DB12の価格
- 2990万円~
アストンマーティン新型DB12の日本価格は、2990万円からとされています。
ラインナップは、前モデルに設定されていたV型12気筒モデルが廃止され、高出力化したV型8気筒エンジンに集約されています。
いつ?アストンマーティン新型DB12の発売日は?
アストンマーティンDB12に新設定された「DB12 S」は2025年10月8日に発表され、納車開始は2026年3月が予定されています。
アストンマーティンは伝統あるDBシリーズのラインナップを拡大することで、ブランド力を高めていきたい考えです。
前モデル アストンマーティンDB11を「おさらい」
▼アストン・マーティンDB11
アストンマーティンDB11はイギリスの自動車メーカー、アストンマーティンが2016年に発売したスポーツカーです。
2016年3月のジュネーヴ・モーターショーで、それまで販売されていたDB9の後継モデルとしてデビューしました。
アストンマーティンの次世代計画で製作された最初のモデルとなり、アストン・マーティンとメルセデス・ベンツなどのブランドを擁するダイムラーとの提携後に発表された最初のモデルにもなりました。
そのため搭載するエンジンには、改良されたアストン・マーティンのV型12気筒エンジンのほか、高環境性能モデルとしてメルセデスAMG製のV型8気筒エンジンが2017年6月に追加ラインナップされました。
アストンマーティンはDB11について、初公開された2016年3月のジュネーブモーターショーから、生産が開始された2016年9月28日までに1400台以上のオーダーを獲得したことを発表。
この数字は、年間販売台数がそれまで4000台ほどだったアストンマーティンにとって、驚きの受注数となりました。
その後、アストンマーティンは2016年12月までに1000台を超えるDB11を製造し、以前販売していたDB5の生産数を超えたことを発表。
同じく新世代の技術を採用したDBSスーパーレッジェーラも発表され、アストンマーティンの販売を牽引する人気モデルとなりました。
新型アストンマーティンDB12については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!





