
ポルシェが、フラッグシップSUV「カイエン(Cayenne)」の新世代モデルとなる「カイエンElectric」のフルモデルチェンジ発売を2025年11月に予定しています。
新世代となり魅力をアップするポルシェ新型カイエンについて、スペックや装備などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】電気自動車化!ポルシェ「新型カイエンElectric」フルモデルチェンジ発売!
- ポルシェ新型カイエンElectricの【変更点まとめ】
- 先進的!ポルシェ新型カイエンElectricの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!ポルシェ新型カイエンElectricのボディサイズは?
- 最新装備!ポルシェ新型カイエンElectricの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!ポルシェ新型カイエンElectricのスペック、航続距離は?
- アップ!ポルシェ新型カイエンElectricの価格は?
- いつ?ポルシェ新型カイエンElectricの発売日は?
- ポルシェ・カイエンを「おさらい」
【最新情報】電気自動車化!ポルシェ「新型カイエンElectric」フルモデルチェンジ発売!
▼ポルシェ新型カイエンElectric プロトタイプの画像

ポルシェ・カイエンはブランドのフラッグシップSUVとして設定され、ボディタイプにはクーペSUV「カイエンクーペ」もラインナップ。前モデルは2023年4月にビッグマイナーチェンジが実施されていました。
▼ポルシェ新型カイエンElectric のティザー画像

フルモデルチェンジする新型カイエンはパワートレインがEVのみとされ、内燃機関を搭載する前モデルと並行し「カイエンElectric」として販売。
新型カイエンElectricでは、フレームを廃止した新開発バッテリーにより重量を軽減し、エネルギー密度を向上。ワイヤレス充電にも対応することで使い勝手をアップ。
最大600kmを超える航続距離を確保するほか、ハイパフォーマンスモデルとなる「カイエンターボElectric」では、油冷式リヤモーターの採用などにより出力は1000馬力以上まで高められ、大型SUVながら0-100km/h加速タイム3秒未満を実現。
インテリアでは、曲面OLEDディスプレイを中心に、助手席用ディスプレイやARヘッドアップディスプレイも採用することで魅力をアップします。
▼ポルシェ・カイエン(内燃機関モデル)
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ポルシェ新型カイエンElectricの【変更点まとめ】
▼ポルシェ新型カイエンElectricの変更点
- ブランドの最新デザインを採用し、質感を向上
- ボディサイズを拡大
- 新開発バッテリーを採用
- ワイヤレス充電に対応
- 14.25インチ曲面OLEDディスプレイを中心とした最新インフォテインメントシステムを採用
- 内燃機関を設定せず、最新のEVパワートレインのみを搭載するピュア電気自動車としてラインナップ
- 前モデルを内燃機関搭載車として併売
先進的!ポルシェ新型カイエンElectricの外装(エクステリア)デザイン
▼ポルシェ新型カイエンElectricの画像

▼参考:カイエン(内燃機関モデル)
ポルシェ新型カイエンElectricの外装は、フルモデルチェンジにあわせて、より空力性能を重視したデザインに変更されます。
ヘッドライトには最新のLEDが採用され、先進的イメージをアップ。
▼ポルシェ新型カイエンElectricの画像

▼参考:カイエン(内燃機関モデル)
リアには、新時代のポルシェを象徴する左右をつなげたLEDテールライトストリップを採用。
ボディタイプには標準モデルのほか、クーペSUVとなる「カイエンクーペ」の設定も予定されています。
拡大!ポルシェ新型カイエンElectricのボディサイズは?
▼ポルシェ新型カイエンElectricの画像

▼参考:カイエン(内燃機関モデル)
▼ポルシェ新型カイエンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:5000×2000×1650mm
- ホイールベース:3000mm
- ※参考
・【カイエン】(内燃機関モデル)
全長×全幅×全高:4930×1983×1698mm
ホイールベース:2895mm
・【カイエンクーペ】(内燃機関モデル)
全長×全幅×全高:4930×1983×1678mm
ホイールベース:2895mm
ポルシェ新型カイエンElectricのボディサイズは、内燃機関モデルから全長とホイールベースが延長されます。
これにより、空間効率の高いEVパワートレインとあわせ、内燃機関モデル以上の快適性が実現されます。
最新装備!ポルシェ新型カイエンElectricの内装(インテリア)デザイン
▼新型カイエンElectricの画像


ポルシェ新型カイエンElectricの内装は、上級素材と新世代技術を融合した質感の高い仕上げとされています。




ディスプレイには、14.25インチの曲面OLEDディスプレイを中心に、デジタルメーター、14.9インチ助手席用ディスプレイ、87インチサイズのARヘッドアップディスプレイを採用。
加えて、最大7人のユーザーと共有できるポルシェデジタルキーや、新しいAI搭載音声アシスタントも搭載。
ポルシェ史上最大級となるガラスルーフは、スライド式のフロントエリアと、クリア、半透明、マットの3段階調光機能を備えたバリアブルライトコントロール機能を採用することで快適性が高められています。
パワフル!ポルシェ新型カイエンElectricのスペック、航続距離は?

▼ポルシェ新型カイエンElectricのスペック
- 【カイエン】
パワートレイン:電気モーター×1
出力:400ps
駆動方式:RWD - 【カイエン4】
パワートレイン:電気モーター×2
出力:600ps
駆動方式:AWD - 【カイエンターボ】
パワートレイン:電気モーター×2
出力:1050ps
0-100km/h加速:3.0秒未満
駆動方式:AWD - バッテリー容量:113kWh
- 航続距離:600km以上
- 充電時間
約10分で300km走行分
約16分で10%~80%まで
ポルシェ新型カイエンElectricには、最新の電動パワートレインが搭載されます。
▼参考:ポルシェ・カイエン(内燃機関モデル)のスペック
- 【カイエン】
V型6気筒3Lガソリンターボ
出力:353ps/51.0kgm - 【カイエンS】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:474ps/61.1kgm - 【カイエンGTS】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:500p/67.3kgm - 【カイエン E-ハイブリッド】
V型6気筒3Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:470ps/66.1kgm
EV航続距離:90km - 【カイエンS E-ハイブリッド】
V型6気筒3Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:519ps/76.5kgm
EV航続距離:90km - 【カイエンターボE-ハイブリッド】
V型8気筒4Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:739ps/96.8kgm
EV航続距離:82km - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
▼新型バッテリー

搭載されるバッテリーは新設計され、従来のフレームを廃止し、代わりに個々のモジュールを車体に直接取り付けることで、重量を軽減、エネルギー密度を向上。
ファイバーグラス製のアンダーボディパネルを外すことで、モジュールを車体下面から取り外すこともでき、各モジュールは個別に交換もできるように。
▼ワイヤレス充電システム

航続距離は600km以上が確保されるほか充電時間も短縮、加えてワイヤレスでの充電にも対応することで実用性を向上。
出力は、ハイパフォーマンスモデルの「カイエンターボElectric」で、油冷式リヤモーターなどの採用により1000馬力以上まで高められ、0-100km/h加速タイム3秒未満が実現されます。
アップ!ポルシェ新型カイエンElectricの価格は?
▼ポルシェ新型カイエンElectricの価格
- 1400万円~
ポルシェ新型カイエンElectricの価格は、電動パワートレインや最新装備の採用などによりアップします。
内燃機関モデルとして併売される前モデルは日本で1254万円からとされていますが、新型カイエンElectricは1400万円ほどからとされ、最新電気自動車SUVとしての魅力がアピールされます。
▼参考:ポルシェ・カイエン(内燃機関モデル)の価格
▽カイエン
- カイエン:12,540,000円
- カイエン E-ハイブリッド:14,540,000円
- カイエンS:16,300,000円
- カイエン S E-ハイブリッド:16,600,000円
- カイエンGTS:18,930,000円
- カイエン ターボE-ハイブリッド:24,670,000円
▽カイエンクーペ
- カイエンクーペ:13,320,000円
- カイエン E-ハイブリッドクーペ:15,040,000円
- カイエン S クーペ:17,190,000円
- カイエンS E-ハイブリッドクーペ:17,250,000円
- カイエンGTSクーペ:19,480,000円
- カイエン ターボ E-ハイブリッドクーペ:25,250,000円
- カイエン ターボE-ハイブリッドクーペGTパッケージ:28,800,000円
いつ?ポルシェ新型カイエンElectricの発売日は?
ポルシェ新型カイエンElectricは、2025年11月の発売が予定されています。
ポルシェはカイエンElectricに新世代の技術を採用することで、走りと環境性能の向上をアピールしていきたい考えです。
ポルシェ・カイエンを「おさらい」
▼ポルシェ・カイエン(初代)
ポルシェ・カイエン(Cayenne)は、初代が2002年に登場したポルシェ初のSUV、5ドアモデルです。
車名の「Cayenne」は赤唐辛子(カイエンペッパー)に由来し、ポルシェは「痛快」や「冒険心」をイメージしたとしています。
初代は、SUVへの参入を検討していたポルシェと、高級SUVへ参入したかったフォルクスワーゲンの思惑が一致したことから、開発費用を分担することでフォルクスワーゲンのフラッグシップSUV「トゥアレグ」と共同開発されました。
人気モデルになったことからその後、同じフォルクスワーゲングループ内で、アウディ「Q7」やベントレー「ベンテイガ」の基礎を共有するSUVが登場しました。
前モデルの3代目は2017年に登場し、フォルクスワーゲンの新開発プラットフォームを使用することで車重を前モデルから200kg軽量化。
下位となるSUVのマカンとあわせ、ポルシェの主力ラインナップとして販売されています。
新型ポルシェ・カイエンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!





