マツダが、コンパクトカー「マツダ2」のフルモデルチェンジを予定しています。
新世代とし魅力をアップする新型マツダ2について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新型マツダ2にフルモデルチェンジへ!
- 新型マツダ2の【主な変更点まとめ】
- 最新スタイル!新型マツダ2の外装(エクステリア)デザイン
- 延長!新型マツダ2のボディサイズは?
- 質感UP!新型マツダ2の内装(インテリア)デザイン
- 新開発!新型マツダ2のエンジンとスペックは?
- 電気自動車!新型マツダ2にロータリーレンジエクステンダーEV搭載!
- 走りUP!新型マツダ2に「GVC Plus」搭載!
- 改善!新型マツダ2の燃費は?
- 機能向上!新型マツダ2の安全装備は?
- 抑えめ1新型マツダ2の価格は?
- いつ?新型マツダ2の発売日は?
- デミオ/マツダ2を「おさらい」
【最新情報】新型マツダ2にフルモデルチェンジへ!
マツダがコンパクトカー「マツダ2」のフルモデルチェンジを予定しています。
マツダ2は、日本では「デミオ」のモデル名で販売され、ブランドのエントリーモデルながら、上位モデルからくる上質な内外装デザインとこだわりの走りが人気になっています。
ブランドの新世代コンパクトとなる新型マツダ2では、上位モデル「マツダ3」からくるデザインや最新のパワートレインを採用することで魅力がアップされます。
▼マツダ6
【新型マツダ6最新情報】アテンザマイナーチェンジ日本発売!2.5T、セダン&ワゴンの価格、発売日、燃費は?
▼マツダ3
【新型マツダ3最新情報】フルモデルチェンジ!スポーツ/セダン、ディーゼルやスカイアクティブXハイブリッド燃費、サイズ、価格、発売日は?
▼マツダCX-30
【マツダ新型CX-30最新情報】新型SUV日本発売!SKYACTIV-Xやディーゼル、ロータリーEV、ボディサイズ、燃費、価格は?
新型マツダ2の【主な変更点まとめ】
▼新型マツダ2の変更点
- エクステリアとインテリアに、新世代の「魂動」デザインを採用
- ボディサイズを延長
- 新開発の直列3気筒1.5Lのガソリンとディーゼルエンジンを搭載
- 「SKYACTIV-X」の3気筒バージョンを設定
- ロータリーエンジンを発電用として使用する「レンジエクステンダーEV」モデルを設定
最新スタイル!新型マツダ2の外装(エクステリア)デザイン
via:Spyder7
▼参考:マツダ2(現行モデル)
新型マツダ2の外装は、最新のブランドデザイン「魂動」を採用することで、クラスの枠を超えた上質な仕上げとされます。
▼新型マツダ3
最新の魂動デザインは先に新世代になった「マツダ3」に採用され、ロングノーズと滑らかなボディラインが特徴になっています。
フロントには大型化したグリルを採用し、薄型のワイドヘッドライトと低重心なバンパーを組み合わせることで存在感を強調。
リアランプは奥行き感ある円形とすることで、ボディの滑らかさを印象付けるデザインとされます。
延長!新型マツダ2のボディサイズは?
▼新型マツダ2のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4100×1695×1520mm
- ホイールベース:2600mm
- 車重:1150kg
- ※参考
・マツダ2(現行モデル)
全長×全幅×全高:4065×1695×1500mm
ホイールベース:2570mm
車重:1060kg(ディーゼル車は1150kg)
新型マツダ2のボディサイズは、拡大することにより伸びやかなプロポーションと広い室内空間が確保されます。
▼マツダSKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE
加えて、シャシーも新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の採用により高い剛性を確保し、乗り心地がアップされます。
質感UP!新型マツダ2の内装(インテリア)デザイン
新型マツダ2の内装は、最新技術と高い質感をもつ素材、魅力的なデザインが融合した仕上げとされます。
ダッシュボードは、助手席側から緩やかなラインで運転席に向かって広がり、メーターパネルがインテリアと馴染む形状に。
ドライバー前には、視線移動を小さくして情報を確認できるヘッドアップディスプレイを配置。
センターにはタッチ操作に対応する8.8インチのインフォテイメントシステムが採用され、インテリアトリムはこれまで以上に上質に。
操作ボタンを少なく、全体の印象を軽くすることで、エクステリアと印象をあわせたスピード感あるデザインとされます。
新開発!新型マツダ2のエンジンとスペックは?
▼新型マツダ2のエンジンとスペック
- 【SKYACTIV-G1.5】
エンジン:直列3気筒1.5Lガソリン+マイルドハイブリッド
エンジン出力:111ps/14.7kgm
モーター出力:6.5ps/6.2kgm - 【SKYACTIV-D1.5】
エンジン:直列3気筒1.5Lディーゼルターボ
出力:105ps/25.5kgm - トランスミッション:6速AT or 6速MT
- 駆動方式:FF or 4WD
新型マツダ2のパワートレインには、新開発される1.5Lのガソリンとディーゼルエンジンが搭載されます。
1.5Lガソリンエンジンは以前、上位モデルの「アクセラ」に搭載されていましたが、マツダ2でも余裕のある走行性能を追求するため、現行モデルで1.3Lガソリンを廃止し新しくラインナップ。
新型マツダ2ではより効率をあげるため、直列3気筒とした新開発エンジンを採用するとともにマイルドハイブリッドシステムを採用。
先に新世代に代わっているマツダ3で採用された直列4気筒2Lエンジンの基本構造を利用することで、開発ノウハウが活かされます。
また、マツダ3で設定された「SKYACTIV-X」エンジンの3気筒バージョンも開発され、世界最高峰の環境性能を持つ内燃機関となります。
電気自動車!新型マツダ2にロータリーレンジエクステンダーEV搭載!
▼マツダ最新電気自動車プロトタイプの動画
新型マツダ2には、電気自動車にロータリーエンジンを組み合わせた「ロータリーレンジエクステンダーEV」の設定が予定されています。
ロータリーレンジエクステンダーEVは、2013年にデミオをベースに新システムを搭載したプロトタイプが公開されており、2018年10月に行われたマツダの技術説明会にて市販化を名言。
最新の電気自動車プロトタイプでも、採用を前提にしていることが説明されています。
同システムは、軽量コンパクトで振動が少ないロータリーエンジンの特性を生かし、駆動力ではなく発電専用とすることでエネルギー効率を向上。
エクステンダーは「拡張する」を意味し、発電専用ロータリーエンジンを使うことで、電気自動車の航続距離を気にせず走行が可能な電気自動車ハイブリッドになります。
2013年のプロトタイプでは、330㏄と小型なシングルロータリーエンジンをラゲッジルームの下側に搭載。
市販バージョンでも同様のパッケージングとすることで、コンパクトカーに最適な次世代電動システムとなる予定です。
走りUP!新型マツダ2に「GVC Plus」搭載!
新型マツダ2には、新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第二弾となる、「G-ベクタリング コントロール プラス (G-Vectoring Control Plus)」が搭載されます。
「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾である「G-ベクタリング コントロール(GVC)」は、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術となっていました。
第二弾となる「GVC Plus」では、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現。
旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで安定性を向上。
ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しています。
これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、人間にとって制御しやすく、より安心感の高い動きに仕上げられます。
改善!新型マツダ2の燃費は?
▼新型マツダ2の燃費(WLTCモード)
- ガソリン:21km/L
- ディーゼル:26km/L
新型マツダ2の燃費は、改良される最新パワートレインにより改善されます。
現行モデルは、新燃費テスト「WLTCモード」の数値が公開され、1.5Lディーゼルモデルで25.2km/Lとなっていました。
新型マツダ2ではそれぞれ1km/L前後燃費が改善され、新設定が予定されるレンジエクステンダーEVでは40km/Lほどの燃費値が見込まれています。
▼参考:マツダ2の燃費(現行モデル)
- 1.5Lガソリン
複合:19.8km/L
市街地:15.8km/L
郊外:20.4km/L
高速道路:21.7km/L - 1.5Lディーゼル
複合:25.2km/L
市街地:23.3km/L
郊外:25.0km/L
高速道路:26.3km/L
機能向上!新型マツダ2の安全装備は?
新型マツダ2の安全装備には、機能をアップした先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が採用されます。
システムには、アクセル、ブレーキ、ステアリングを制御する機能を備えた渋滞支援機能、前方交差交通警報を追加。
夜間における歩行者認識精度を向上した「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」などの機能とあわせ、高い安全性が確保されます。
抑えめ1新型マツダ2の価格は?
▼新型マツダ2の価格
- 145万円~250万円
新型マツダ2のスタート価格は、車格が維持されることから、大幅な変更はないと見られています。
新設定が予定されるレンジエクステンダーEVモデルは最上級グレードとされ、250万円ほどでラインナップされるとみられています。
▼参考:マツダ2の価格(現行モデル)
▽ガソリン
- 15C
FF:6AT 1,393,200円
4WD:6AT 1,598,400円 - 15S
FF:6AT 1,490,400円、6MT 1,490,400円
4WD:6AT 1,695,600円 - 15S Touring
FF:6AT 1,733,400円、6MT 1,733,400円
4WD:6AT 1,938,600円 - 15S Touring L Package
FF:6AT 1,814,400円、6MT 1,814,400円
4WD:6AT 2,019,600円 - 15S Noble Crimson
FF:6AT 1,792,800円
4WD:6AT 1,998,000円 - 15S Mist Maroon
FF:6AT 1,782,000円
4WD:6AT 1,987,200円
▽ディーゼル
- XD
FF:6AT 1,814,400円、6MT 1,814,400円
4WD:6AT 2,019,600円 - XD Touring
FF:6AT 2,014,200円、6MT 2,014,200円
4WD:6AT 2,219,400円 - XD Touring L Package
FF:6AT 2,073,600円、6MT 2,073,600円
4WD:6AT 2,278,800円 - XD Noble Crimson
FF:6AT 2,073,600円
4WD:6AT 2,278,800円 - XD Mist Maroon
FF:6AT 2,062,800円
4WD:6AT 2,268,000円
いつ?新型マツダ2の発売日は?
フルモデルチェンジする新型マツダ2の発売日は2023年が予定され、開発が進行しています。
マツダは先にフルモデルチェンジしたマツダ3、CX-30とあわせ、ブランドのエントリーモデルをアピールしていきたい考えです。
デミオ/マツダ2を「おさらい」
▼マツダ・デミオ(初代)
マツダ・デミオ(DEMIO)は、初代が1996年に発売されたコンパクトカーです。
デミオの車名の由来は、スペイン語で「私の」を意味する「de Mio」からとなっており、「自分流を楽しむ車」として命名されました。
海外では「Mazda2」のモデル名で販売されており、欧州ではBセグメントに分類されています。
初代は、バブル崩壊後のマツダ経営難の状況で開発され、既存のコンポーネントを活用することで短期間で発売。
ミニバンブームで全高1550mmまでの機械式駐車場に対応しないモデルが多くなる中、車高は機械式駐車場に入るぎりぎりのサイズとされ、フルフラット化が可能なシートなどにより実用性を重視した設計で評判になりました。
RJCカーオブザイヤー、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞も獲得しヒット作になり、マツダの経営回復にも貢献しました。
▼マツダ・デミオ(2代目/マツダ2初代)
2代目デミオでは、初代の 「広く実用的なコンパクトカー」というコンセプトを引き継ぎながらも、プラットフォームやパワートレインを一新することで競争力を向上。
海外では、それまでマツダ「121」として販売していた小型車を統合し、名称も「Mazda 2」へ変更されました。
▼マツダ・デミオ(3代目/マツダ2 2代目)
3代目デミオでは、2代目までのコンパクトミニバンから一般的なコンパクトハッチバックにスタイルを改め、モデルライフ中盤のマイナーチェンジではマツダの次世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を初採用することでガソリン車で30km/Lの燃費を実現し話題に。
海外仕様のマツダ2では初めて3ドアと4ドアセダンが設定され、ユーザーが拡大しました。
▼マツダ・デミオ(4代目/マツダ2 3代目)
現行モデルの4代目デミオは、ブランド共通デザイン「魂動」を取り入れ2014年に登場。
クラスをこえた上質な内外装と、ディーゼルやマニュアルトランスミッションも選択できるパワートレインなどが人気になっています。
新型マツダ・マツダ2については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!