マツダが、コンパクトカー「マツダ2」のフルモデルチェンジを2026年に予定しています。
新世代となり魅力をアップする新型マツダ2について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!「新型マツダ2」フルモデルチェンジ!
- 新型マツダ2の【変更点まとめ】
- 最新スタイル!新型マツダ2の外装(エクステリア)デザイン
- 延長!新型マツダ2のボディサイズは?
- 質感UP!新型マツダ2の内装(インテリア)デザイン
- 新開発!新型マツダ2のパワートレインとスペックは?
- 改善!新型マツダ2の燃費は?
- 機能向上!新型マツダ2の安全装備は?
- アップ!新型マツダ2の価格は?
- いつ?新型マツダ2の発売日は?
- デミオ/マツダ2を「おさらい」
【最新情報】新世代!「新型マツダ2」フルモデルチェンジ!
マツダ2は、ブランドのエントリーモデルとして設定され、上位モデルからくる上質な内外装デザインと軽快な走りが人気になっています。
フルモデルチェンジする新型マツダ2では、他の新世代モデルからくるデザインを採用。
パワートレインには、ロータリーエンジンにより発電しモーターで駆動、ユニットのサイズを抑えることでコンパクトモデルにも搭載可能とした「ロータリーEV」を採用することで走行性能が高められます。
新型マツダ2の【変更点まとめ】
▼新型マツダ2の変更点
- エクステリアとインテリアに、新世代のデザインを採用
- ボディサイズを延長
- 新開発の直列3気筒1.5Lガソリンエンジンを搭載
- ロータリーエンジンを発電用として使用するプラグインハイブリッドモデルを設定
最新スタイル!新型マツダ2の外装(エクステリア)デザイン
via:Spyder7
▼参考:マツダ2(現行モデル)
新型マツダ2の外装は、最新のブランドデザイン「魂動」を採用することで、クラスの枠を超えた上質な仕上げとされます。
▼新型マツダ3
フロントは、上位モデルの「マツダ3」からくる、ロングノーズと滑らかなボディラインが特徴に。
大型化したグリルを採用し、薄型のワイドヘッドライトと低重心なバンパーを組み合わせることで存在感を強調。
リアランプは奥行き感ある円形とすることで、ボディの滑らかさを印象付けるデザインとされます。
延長!新型マツダ2のボディサイズは?
▼新型マツダ2のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4100×1695×1520mm
- ホイールベース:2600mm
- 車重:1150kg
- ※参考
・マツダ2(現行モデル)
全長×全幅×全高:4080×1695×1500mm
ホイールベース:2570mm
車重:1060kg(ディーゼル車は1150kg)
新型マツダ2のボディサイズは、拡大することにより伸びやかなプロポーションと広い室内空間が確保されます。
▼マツダSKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE
加えて、シャシーも新世代車両構造の採用により高い剛性を確保し、乗り心地がアップされます。
質感UP!新型マツダ2の内装(インテリア)デザイン
新型マツダ2の内装は、最新技術と高い質感をもつ素材、魅力的なデザインが融合した仕上げとされます。
ダッシュボードは、助手席側から緩やかなラインで運転席に向かって広がり、メーターパネルがインテリアと馴染む形状に。
ドライバー前には、視線移動を小さくして情報を確認できるヘッドアップディスプレイを配置。
センターにはタッチ操作に対応する最新のインフォテイメントシステムが採用され、インテリアトリムはこれまで以上に上質に。
操作ボタンを少なく、全体の印象を軽くすることで、エクステリアと印象をあわせたスピード感あるデザインとされます。
新開発!新型マツダ2のパワートレインとスペックは?
▼新型マツダ2のパワートレインとスペック
- 【SKYACTIV-G1.5】
エンジン:直列3気筒1.5Lガソリン+マイルドハイブリッド
エンジン出力:111ps/14.7kgm
モーター出力:6.5ps/6.2kgm
トランスミッション:6速AT - 【e-SKYACTIV R-EV】
電気モーター+830ccロータリーエンジン(発電専用)
エンジン出力:75ps/11.8kgm
システム出力:170ps/26.5kgm
バッテリー容量:17.8kWh
EV航続距離:90km
・充電時間
普通充電:1時間40分
急速充電:25分(20%~80%) - 駆動方式:FF or 4WD
新型マツダ2のパワートレインには、新開発される1.5Lのガソリンエンジンと、ロータリープラグインハイブリッド「e-SKYACTIV R-EV」が設定されます。
1.5Lガソリンエンジンは以前、上位モデルの「アクセラ」に搭載されていましたが、マツダ2でも余裕のある走行性能を追求するため、現行モデルで1.3Lガソリンを廃止しラインナップ。
新型マツダ2ではより効率をあげるため、直列3気筒とした新開発エンジンを採用するとともにマイルドハイブリッドシステムを採用します。
また、新型マツダ2には、電気自動車に発電専用のロータリーエンジンを組み合わせた「e-SKYACTIV R-EV」を採用。
e-SKYACTIV R-EVは、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと、発電専用のロータリーエンジンを組み合わせることで、独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステムを実現。
バッテリーのみでの走行を可能とするほか、11.9:1の高圧縮発電用ロータリーエンジン「エンジン型式:8C」によりガソリン車同等の航続距離を確保。
ロータリーエンジンのコンパクトさを活かし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置することで、モータールームに搭載。
また、普通・急速両方の方式に対応した充電機能、1500Wの給電機能、使用シーンに合わせて選択できる「EVモード」「ノーマルモード」「チャージモード」の3つの走行モードを備えるなど、多彩なシーンに対応できるようになります。
改善!新型マツダ2の燃費は?
▼新型マツダ2の燃費
- ガソリン:21.5km/L
新型マツダ2の燃費は、搭載される最新パワートレインにより改善されます。
現行モデルは1.5Lガソリンモデルで19.8km/Lとなっていましたが、新型マツダ2では1km/Lほど燃費を改善。
新設定が予定されるプラグインハイブリッドでは25km/Lほどの燃費値が見込まれています。
▼参考:マツダ2の燃費(現行モデル)
- 1.5Lガソリン:20.3km/L
機能向上!新型マツダ2の安全装備は?
新型マツダ2の安全装備には、機能をアップした先進安全システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」が採用されます。
システムには、アクセル、ブレーキ、ステアリングを制御する機能を備えた渋滞支援機能、前方交差交通警報を追加。
夜間における歩行者認識精度を向上した「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)夜間歩行者検知機能付」などの機能とあわせ、高い安全性が確保されます。
アップ!新型マツダ2の価格は?
▼新型マツダ2の価格
- 165万円~270万円
新型マツダ2のスタート価格は、最新装備の採用によりアップします。
新設定が予定されるレンジエクステンダーEVモデルは最上級グレードとされ、270万円ほどでラインナップされるとみられています。
▼参考:マツダ2の価格(現行モデル)
▽ガソリン
- 15C
6AT 2WD:1,548,800円、4WD:1,768,800円 - 15 BD i Selection
6AT 2WD:1,777,600円、4WD:1,997,600円 - 15 SPORT
6AT 2WD:2,083,400円、4WD:2,303,400円
6MT 2WD:2,083,400円 - 15 SPORT+
6AT 2WD:2,281,400円、4WD:2,501,400円
6MT 2WD:2,281,400円 - 15MB(モータースポーツベース車)
6MT 2WD:1,768,800円
いつ?新型マツダ2の発売日は?
フルモデルチェンジする新型マツダ2の発売日は、2026年が予定されています。
マツダはマツダ3、CX-30とあわせ、ブランドのエントリーモデルをアピールしていきたい考えです。
デミオ/マツダ2を「おさらい」
▼マツダ・デミオ(初代)
マツダ・デミオ(DEMIO)は、初代が1996年に発売されたコンパクトカーです。
デミオの車名の由来は、スペイン語で「私の」を意味する「de Mio」からとなっており、「自分流を楽しむ車」として命名されました。
海外では「Mazda2」のモデル名で販売されており、欧州ではBセグメントに分類されています。
初代は、バブル崩壊後のマツダ経営難の状況で開発され、既存のコンポーネントを活用することで短期間で発売。
ミニバンブームで全高1550mmまでの機械式駐車場に対応しないモデルが多くなる中、車高は機械式駐車場に入るぎりぎりのサイズとされ、フルフラット化が可能なシートなどにより実用性を重視した設計で評判になりました。
RJCカーオブザイヤー、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞も獲得しヒット作になり、マツダの経営回復にも貢献しました。
▼マツダ・デミオ(2代目/マツダ2初代)
2代目デミオでは、初代の 「広く実用的なコンパクトカー」というコンセプトを引き継ぎながらも、プラットフォームやパワートレインを一新することで競争力を向上。
海外では、それまでマツダ「121」として販売していた小型車を統合し、名称も「Mazda 2」へ変更されました。
▼マツダ・デミオ(3代目/マツダ2 2代目)
3代目デミオでは、2代目までのコンパクトミニバンから一般的なコンパクトハッチバックにスタイルを改め、モデルライフ中盤のマイナーチェンジではマツダの次世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を初採用することでガソリン車で30km/Lの燃費を実現し話題に。
海外仕様のマツダ2では初めて3ドアと4ドアセダンが設定され、ユーザーが拡大しました。
▼マツダ・デミオ(4代目/マツダ2 3代目)
現行モデルの4代目デミオは、ブランド共通デザイン「魂動」を取り入れ2014年に登場。
クラスをこえた上質な内外装と、ディーゼルやマニュアルトランスミッションも選択できるパワートレインなどが人気になっています。
新型マツダ・マツダ2については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!