メルセデス・ベンツが、上級SUV「GLEクラス」のハイパフォーマンスモデルとなる「AMG GLE 63 S 4MATIC+」の日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型GLEクラスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】612馬力!メルセデス「新型AMG GLE63S 4MATIC+」日本発売!
- メルセデスベンツ新型GLEクラスの【主な変更点まとめ】
- 954万円から!メルセデスベンツ新型GLEクラスの価格は?
- 迫力!新型GLEクラスの外装(エクステリア)デザインは?
- 7人乗り!新型GLEクラスの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!新型GLEクラスのパワートレインとスペックは?
- タフ!メルセデスベンツ新型GLEクラスの走行システムは?
- メルセデスベンツ新型GLEクラスを試乗動画でチェック!
- 走り両立!メルセデスベンツ新型GLEクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデスベンツ新型GLEクラスの安全装備は?
- 広く!メルセデスベンツ新型GLEクラスのボディサイズは?
- メルセデスベンツ新型GLEクラスの発売日は?
- メルセデスベンツGLEクラスを「おさらい」
【最新情報】612馬力!メルセデス「新型AMG GLE63S 4MATIC+」日本発売!
▼メルセデスAMG新型GLE63S 4MATIC+の画像
メルセデスAMGが、メルセデス・ベンツブランドの上級SUV「GLEクラス」のハイパフォーマンスモデルとなる「AMG GLE63S 4MATIC+」の日本発売を発表しました。
新型AMG GLE63S 4MATIC+は、V型8気筒4Lツインターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステム「EQ Boost」を組み合わせ搭載。
出力は612ps/86.7kgmまでアップし、0-100km/h加速タイムは3.8秒まで短縮されています。
装備には、9速AT、アダプティブダンピングシステム、アクティブロールスタビリティコントロールを搭載。
エクステリアにはAMG専用グリルやエアロのほか、21インチホイールを採用。
インテリアにも、AMGナッパレザーシートやAMGバッジ、アルミ製シフトパドル付きパフォーマンスステアリングホイールなどが装備されています。
新型AMG GLE63S 4MATIC+は2020年12月15日に発売。価格は19,580,000円となっています。
▼メルセデスAMG新型GLE63Sの動画
▼メルセデスベンツGLEクーペ
【メルセデス新型GLEクーペ】612馬力!「AMG GLE63Sクーペ」日本発売!最新情報、サイズ、価格は?
メルセデスベンツ新型GLEクラスの【主な変更点まとめ】
▼新型GLEクラスの変更点
- ハイパフォーマンスモデル「AMG GLE63S 4MATIC+」を設定
▽2020年5月の変更点
- ハイスペックモデル「AMG GLE53 4MATIC+」を設定。
「AMG ACTIVE RIDE CONTROL」を初採用
▽2019年6月フルモデルチェンジ時の変更点
- コードネーム「W167」として開発
- 全モデルに3列シートを標準装備し、7人乗りに対応
- メルセデス・ベンツの新世代SUVプラットフォーム「MHA」(モジュラー・ハイ・アーキテクチャー)を採用
- ホイールベースを延長しクラス最大級の居住空間を確保
- 最新世代の運転支援システムを全モデルに標準装備。
国内初導入となる「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」を採用 - 空気抵抗係数Cd値を0.29へ改善
- マイルドハイブリッド3Lエンジンのほか、新世代ディーゼルモデルもラインナップし燃費を向上
メルセデス・ベンツGLEクラスは、前世代の前期型まで「Mクラス」のモデル名で販売され、クーペSUVモデル「GLEクーペ」の新規投入にあわせた改良で「GLEクラス」にモデル名が変更されていました。
現行モデルは2019年6月に日本でフルモデルチェンジし、新世代となっています。
▼メルセデスベンツ新型GLEクラスの動画
954万円から!メルセデスベンツ新型GLEクラスの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型GLEクラスの価格
- GLE 300 d 4MATIC:9,540,000円
- GLE 400 d 4MATIC:11,410,000円
- GLE 450 4MATIC スポーツ:11,860,000円
- AMG GLE 53 4MATIC+:13,320,000円
- AMG GLE63S 4MATIC+:19,580,000円【新設定】
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスの日本価格は、954万円からに設定されています。
前モデルの日本価格は868万円からとされていましたが、7人乗りへの対応や最新のパワートレイン、装備が搭載されたことで価格がアップしています。
迫力!新型GLEクラスの外装(エクステリア)デザインは?
▼メルセデス・ベンツ新型GLEクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスの外装には、先進的印象を持つ新しいメルセデスSUVデザインが採用されています。
滑らかなボディは空気抵抗係数(cd値)を低減する設計とされ、前モデルの0.32から、新型GLEクラスではSUVトップクラスの0.29まで改善。
風切り音を減らすほか、燃費向上にも貢献するスタイルになっています。
前後に装備されるランプは最新のブランドデザインとし、グリルは配置するラインを太くすることでタフな印象に仕上げられています。
▼新型AMG GLE53の画像
ハイスペックモデルとなる新型AMG GLE53は、専用のエアロパーツやホイールなどを採用し、高いパフォーマンスが表現されています。
新型GLEクラスを前モデルと比較!
▼GLEクラス(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスを前モデルと比較すると、オーソドックスなSUVとしての設計を維持しながら、大きく印象をかえています。
前モデルでは角を強調することで力強さが表現されていましたが、新型GLEクラスではボディのボリュームが感じられるようになっています。
7人乗り!新型GLEクラスの内装(インテリア)デザイン
新型GLEクラスの内装には、さまざまな情報が提供される「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が搭載されています。
▼MBUXコネクティビティシステム
MBUXコネクティビティシステムは、先に最新世代になった「Aクラス」から採用されたシステムで、ボイスコントロールやAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、「ヘイ・メルセデス」の呼びかけから会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使うことができるようになっています。
加えて新型GLEクラスでは、拡大した室内空間を利用する3列目シートが全車標準装備とされ、7人乗りSUVとして使用できるようになっています。
ラゲッジスペースは、3列目シート使用時に160Lとなっていますが、2列目と3列目シートを倒すことで最大2055Lを使用することができるようになっています。
パワフル!新型GLEクラスのパワートレインとスペックは?
▼新型GLEクラスのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【GLE 300d】
出力:245ps/51.0kgm - 【GLE 400d】
直列6気筒3Lディーゼルターボ
出力:330ps/71.4kgm - 【GLE450】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
エンジン出力:367ps/51.0kgm
モーター出力:22ps/25.5kgm - 【AMG GLE53】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
エンジン出力:435ps/53.0kgm
モーター出力:21ps/25.5kgm - 【AMG GLE63S】【新設定】
V型8気筒4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
出力(エンジン):612ps/86.7kgm
出力(モーター):22ps/20.3kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:4WD「4MATIC」
▽海外仕様
- 【GLE 350de】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+電気モータープラグインハイブリッド
出力:320ps/71.4kgm
EV航続距離:99km - 【GLE 580】
V型8気筒4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
出力(エンジン):489ps/71.3kgm
出力(モーター):22ps/20.3kgm - 【AMG GLE63】
V型8気筒4Lガソリンツインターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
出力(エンジン):571ps/76.5kgm
出力(モーター):22ps/20.3kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスには、ブランドの最新パワートレインが搭載されています。
「GLE 300d」に搭載される直列4気筒2Lディーゼルターボは、シリンダーブロックとピストンに熱膨張率の異なる素材を採用したことや、表面コーティングNANOSLIDEの導入によって摩擦を低減し効率性を向上。
上位モデルの「GLE 400d」には最高出力330ps、最大トルク71.4kgmと、メルセデスの乗用車で最高水準の出力を持つ直列6気筒3Lディーゼルターボが搭載され、2ステージターボチャージャーを採用し、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を実現。
ガソリンモデルとなる「GLE 450」は、マイルドハイブリッドシステム「EQ Boost」のモーターが2.5Lエンジンなみの大きなトルクでエンジンをサポートし、燃費と運動性能をアップ。
トランスミッションは全車9速オートマチックトランスミッションとされ、エンジン回転数を大幅に低減し、優れたエネルギー効率と快適性が確保されています。
▼メルセデス・ベンツGLE 350de
海外で設定するプラグインハイブリッドモデル「GLE 350de」は、エンジンにハイブリッド車では珍しいディーゼルを採用し、電気モーターと組み合わせることで71.4kgmの高トルクを発揮。
電力のみで走行するEV航続距離も99kmと長くなっています。
タフ!メルセデスベンツ新型GLEクラスの走行システムは?
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスの走行システムには、新たに「E-アクティブボディコントロールシステム」が採用されています。
「E-アクティブボディコントロールシステム」は、48Vの電気システムを使用し、エアサスペンションのダンパーを各コーナーで個別に制御。
オフロードでスタックするような場合には、システムがサスペンションを上げ下げすることでタイヤの接地圧を変化させ、トラクションを向上させることができるようになっています。
メルセデスベンツ新型GLEクラスを試乗動画でチェック!
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスは、試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった上質感や基礎性能が高い評価を受けています。
走り両立!メルセデスベンツ新型GLEクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型GLEクラスの燃費
- 2Lディーゼル:12.5km/L
- 3Lディーゼル:11.1km/L
(WLTCモード値)
新型GLEクラスの燃費は、2Lディーゼルエンジンで12.5km/Lとなっています。
上位モデルとなる3Lディーゼルエンジンでも11.1km/Lとされ、選択しやすくなっています。
最新システム!メルセデスベンツ新型GLEクラスの安全装備は?
新型GLEクラスには、メルセデスの最新運転支援システムが全車標準搭載されています。
システムには、国内初導入となる「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」が採用され、対向車線を横切って右折するときに長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラで対向車線を検知し、衝突する危険がある場合は自動ブレーキが作動するようになっています。
その他、新型GLEクラスには、先行車に追従する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付)」と「アクティブステアリングアシスト」を装備。
渋滞時の安全性を高める「渋滞時緊急ブレーキ機能」や、高速道路で自動で車線変更を行なう「アクティブレーンチェンジングアシスト」などが採用されています。
広く!メルセデスベンツ新型GLEクラスのボディサイズは?
▼メルセデスベンツ新型GLEクラスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4924×1947×1772mm
- ホイールベース:2995mm
- ※参考
・GLEクラス(前モデル)
全長×全幅×全高:4825×1935×1795mm
ホイールベース:2915mm
新型GLEクラスのボディサイズは、プラットフォームが最新世代とされ、ホイールベースが前モデルから80mm延長されています。
これにより、2列目シートで足元空間が最大69mm、ヘッドルームを33mm拡大し快適性をアップ。
7人乗り3列シート仕様でも充分な室内空間がつくられています。
メルセデスベンツ新型GLEクラスの発売日は?
メルセデス・ベンツ新型GLEクラスに追加されたハイパフォーマンスモデル「AMG GLE63S 4MATIC+」は2020年12月15日に受注が開始されました。
メルセデス・ベンツは派生モデル「GLEクーペ」とあわせ、ブランドの主力SUVとしてアピールしていく予定です。
メルセデスベンツGLEクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツMクラス
メルセデス・ベンツ・GLEクラス(Mercedes-Benz GLE-Class)は、Mクラスの後継モデルとして初代が2015年に登場したSUVです。
後継車として発表されましたが、前モデルは2011年に登場した3代目Mクラスの実質的フェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルとなっています。
モデル名は、メルセデス・ベンツ内の新しい命名ルールにより、メルセデスでSUVを表す「GL」に「Eクラス」相当であるということからつけられました。
▼メルセデス・ベンツGLEクーペ
ベースモデルのフェイスリフトの翌年には、派生車としてBMW X6に対抗するクーペSUVのGLEクーペを追加ラインナップ。
フルモデルチェンジされた新型GLEクラスは、モデル名を変更して初の全面改良となっています。
新型GLEクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!