トヨタが、次世代車両技術「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」により開発された新型のパワートレインを発表
トヨタの走りをかえるメカたち
走りをもっと楽しく!トヨタ TNGA 新型 パワートレイン 今後さらにバリエーション拡大
▼直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジン・トランスアクスル 画像
トヨタ TNGA 新型 エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステム 概要
- 次世代車両技術「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」により、エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステムを一新し、2017年以降、搭載車種を一気に拡大
- 2021年までの5年間で、エンジンは9機種(17バリエーション)、トランスミッションは多段化AT、新機構のCVTなど4機種(10バリエーション)、ハイブリッドシステムは6機種(10バリエーション)を投入予定
2.5L ガソリン・ハイブリッド用 エンジン
- 「Dynamic Force Engine」と呼ぶ新型エンジン
- 高速燃焼技術、可変制御システムなどを採用し、様々なエネルギーロスを減らし、熱効率向上と高出力を両立
- 熱効率は、ガソリン車用で40%、ハイブリッド車用で41%を達成
- 高レスポンス化と全速度域での高トルク化など、新技術を採用
8速・10速オートマチックトランスミッション
- 8速はFFモデル、10速はFRモデル用
- ギヤ歯面の摩擦係数を低くする新たな加工を施してエネルギー伝達ロスを削減し、クラッチ機構内の摩擦材形状を最適化
- 回転時のクラッチの損失トルクを、従来の6速ATと比較し約50%低減し世界トップレベルの伝達効率を達成
- ギヤをワイド化し、高性能・小型トルクコンバーターを新開発、ロックアップ領域を拡大
- アクセル操作に素早く、滑らかに反応することで、ダイレクト感あふれる走りを追求
- 10速ATはトータルギヤ数を増やしながら、低中速域を中心に、各段の使用領域を最適化するクロスギヤを採用し、FRプレミアム車にふさわしいスムースかつ世界最速レベルのクイックな変速を実現
ハイブリッド・プラグインハイブリッド システム
- FR用の高性能マルチステージTHS IIを新開発。
ハイブリッド車のイメージを一新する高い発進加速性能とダイレクト感溢れる走りを実現
高速走行時のシステム効率向上に加え、高車速域でもエンジン間欠運転を可能にし、高速燃費を向上 - プラグインハイブリッドシステムは従来のモーター走行に加え、これまで発電機として使用していたモーターを、走行用としても使用するデュアルモードドライブシステムにより、力強いEVモード走行を実現
トヨタの主力「プリウス」から採用された、次世代車両技術「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」
プリウス:4WDも!トヨタ 新型 プリウス 燃費40.8km/L 価格242万円 試乗動画
プリウスでは低燃費が特に注目されたが、TNGAを構成するパワートレインとして新発表された2.5Lエンジンやオートマチックトランスミッション、ハイブリッドシステムでは、走り味の進化もトピック
世界中で厳しくなり続ける環境性能アップの要望にこたえながら、走りは「ダイレクト&スムース」をテーマに各モジュールごとに対応
▼FF用8速オートマチックトランスミッション 画像
▼FR用10速オートマチックトランスミッション 画像
パワートレインのみで動力性能を約10%、燃費を約20%アップ
1台のクルマとしてはさらに、空力、軽量化など車体の性能進化も加わるため、改善幅をあげることができるとのこと
▼マルチステージTHSⅡ 画像
▼マルチステージハイブリッドシステム 画像
2017年以降搭載車種を投入しながらラインナップを拡大、5年後の2021年にはトヨタ車の60%をカバーするTNGAパワートレイン
スペックにでにくい走り味の部分にも注目だね