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【ポルシェ新型911 ターボS】「最強モデルもHEV化!711馬力に!」2025年9月7日992型マイナーチェンジ日本発売!

ポルシェが、マイナーチェンジしたスポーツクーペ「911」の追加モデルとなる「911ターボS」の日本発売を2025年9月7日に発表しました。

 

新モデルにより魅力をアップしたポルシェ新型911について、スペックや価格などを詳しくご紹介します。

 

▼この記事の目次

【最新情報】圧倒的性能にHEVをプラス!ポルシェ「新型911ターボS」日本発売!

▼ポルシェ新型911ターボSの画像

ポルシェ911は、リアにエンジンを搭載し後輪を駆動するRRレイアウトを採用。ポルシェを象徴するモデルとして高い評価を受けています。現行モデルの992型は2024年5月に新デザインを採用したほか、「911カレラGTS」に新しくハイブリッドシステムを搭載するなど、マイナーチェンジしていました。

 

追加設定された新型911ターボSはシリーズの最上位モデルとなり、マイナーチェンジ時に「911カレラGTS」に採用されていたハイブリッドシステム「T-Hybrid」を新搭載。

 

「911カレラGTS」では電動ターボチャージャーを1基搭載していましたが、新型911ターボSでは2基搭載し水平対向3.6Lエンジンと組み合わせ。

 

これにより前モデルの650ps/81.6kgmから大幅に出力をアップした711ps/81.6kgmを発揮するとともに、エンジンレスポンスを向上。

 

8速デュアルクラッチトランスミッションにも電気モーターも搭載し、4輪を駆動することで0-100km/h加速タイムは前モデル-0.2秒となる2.5秒、最高速度322km/hのパフォーマンスが実現されています。

 

▼ポルシェ新型911ターボS ニュルブルクリンク北コースタイムアタック動画

また、ドイツ ニュルブルクリンク北コースでは前モデルから-14秒となる7分3秒92のタイムを記録。

 

電気油圧制御式ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールや、フロント420mm、リア410mmのセラミックブレーキ、フロント255/35ZR20、リア325/30ZR21のタイヤを採用することで走行性能を向上。

 

また、車体にはフロントの垂直冷却フラップとアクティブ・フロントディフューザー、伸縮式リアウイングを装備することで空気抵抗を10%低減しながら、空力性能をアップ。

 

▼ポルシェ新型911ターボSカブリオレの画像

ボディタイプにはクーペのほか、コンバーチブルも設定されています。

 

▼ポルシェ新型911ターボSの動画

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▼ポルシェ・タイカン

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ポルシェ新型911の【変更点まとめ】

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▼ポルシェ新型911の変更点

▽最新の変更点

  • 「911ターボS」を設定

▽2025年7月の変更点

  • 「911カレラ4S」を設定

▽2025年1月の変更点

  • 「911カレラS」を設定

▽2024年10月30日の変更点

  • 軽量MTモデル「911カレラT」を設定

▽2024年10月19日の変更点

  • 自然吸気ハイパフォーマンスモデル「911GT3」を設定

▽2024年5月の変更点

  • 新デザインを採用
  • 12.6インチデジタルメーターを搭載
  • 最新インフォテインメントシステムを採用
  • 駐車中のビデオストリーミングに対応
  • 911として初めてスタートボタンを採用
  • パワートレインの出力をアップ
  • 新開発ハイブリッドシステム「Tハイブリッド(T-Hybrid)」を設定

 

先進的!ポルシェ新型911の外装(エクステリア)デザインは?

▼ポルシェ新型911の画像

▼参考:ポルシェ911(前モデル)

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ポルシェ新型911の外装は2024年5月の改良時に、新しいデザインを採用することにより先進的なスタイルとされています。

 

フロントには、ターンシグナルとデイタイムランニングライトを統合した新設計のヘッドライトを採用し、オプションとして、3万2000個のピクセルを備えるHDマトリックスLEDヘッドライトを設定。

 

▼ポルシェ新型911の画像

▼参考:ポルシェ911(前モデル)

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リアでは、“PORSCHE”ロゴを統合した新しいライトデザインを採用。

 

リアバンパーはシンプルな形状とされ、ナンバープレートの位置もこれまでより高い位置に変更。

 

▼ポルシェ新型911カレラGTSの画像

ハイブリッドパワートレインを搭載する911カレラGTSでは、フロントにラジエーター冷却用の縦型アクティブエアフラップとアンダーボディのアダプティブ・ディフューザーが装備され、必要に応じて動作することで空力性能をアップ。

 

▼ポルシェ新型911カブリオレ

▼ポルシェ新型911タルガ

ボディタイプには、ソフトトップルーフを採用した「911カブリオレ」と、電動ハードトップを採用した「911タルガ」も設定され、オープンエアを楽しむことができるようになっています。

  

デジタル化!ポルシェ新型911の内装(インテリア)デザイン

▼ポルシェ新型911の画像

▼参考:ポルシェ911(前モデル)

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ポルシェ新型911の内装は2024年5月の改良時に、最新装備を採用することで機能性が高められています。

 

メーターには新たに12.6インチデジタルメーターを採用し、多彩な表示に対応。

 

10.9インチのインフォテインメントシステムにはハイブリッド専用の表示が追加されているほかコネクティビティ機能も強化され、Apple CarPlayとより深く統合することで、必要に応じてメーターパネルに情報を表示し、Siri音声アシスタントなどを介して車両機能を直接操作可能に。

 

また、駐車中のビデオストリーミングも利用できるようになったほか、SpotifyやApple Musicなどのアプリは、スマートフォンを接続しなくてもネイティブアプリとして使用できるようになっています。

 

また、911として初めて採用されたスタートボタンは、ステアリングホイールの隣に配置。

 

シートレイアウトは標準で2シーター、無償オプションとして2+2シート構成も選択できるようになっています。

 

ハイブリッドも!ポルシェ新型911のパワートレインとスペックは?

▼ポルシェ新型911のパワートレインとスペック

  • 【911カレラ】【911カレラS】【911カレラ4S】【911カレラT】
    ・エンジン:水平対向6気筒3Lツインターボ
    ・最高出力
     911カレラ/911カレラT:394ps/45.8kgm
     911カレラS/911カレラ4S:480ps/54.0kgm
    ・0-100km/h加速
     911カレラ:4.1秒(スポーツクロノパッケージ装着車:3.9秒)
     911カレラT:4.5秒
     911カレラS/911カレラ4S:3.5秒
    ・最高速度
     911カレラ:294km/h
     911カレラT:295km/h
     911カレラS/911カレラ4S:308km/h
    ・トランスミッション
     911カレラ/911カレラS/911カレラ4S:8速デュアルクラッチ「PDK」
     911カレラT:6速MT
    ・駆動方式:RR
  • 【911カレラGTS】
    エンジン:水平対向6気筒3.6Lターボ+電気モーター「T-Hybrid」
    エンジン出力:485ps/58.1kgm
    システム合計出力:541ps/62.2kgm
    0-100km/h加速:3.0秒
    最高速度:312km/h
    トランスミッション:8速デュアルクラッチ「PDK」
    駆動方式:RR or 4WD
  • 【911ターボS】
    エンジン:水平対向6気筒3.6Lターボ+電気モーター「T-Hybrid」
    エンジン出力:640ps/77.5kgm
    システム合計出力:711ps/81.6kgm
    0-100km/h加速:2.5秒
    最高速度:322km/h
    トランスミッション:8速デュアルクラッチ「PDK」
    駆動方式:4WD
  • 【911GT3】
    エンジン:水平対向6気筒4L
    最高出力:510ps/45.9kgm
    0-100km/h加速:3.4秒
    最高速度:294km/h
    トランスミッション:6速MT or 7速デュアルクラッチ「PDK」
    駆動方式:RR

ポルシェ新型911には2024年5月の改良時に、ブランドの最新パワートレインが搭載されています。

 

▼参考:ポルシェ911のスペック(前モデル)

  • 水平対向6気筒3Lツインターボ
    ・出力
     911カレラ/カレラT:385ps
     911カレラS:450ps
     911GTS:480ps
  • 水平対向6気筒3.8Lツインターボ
    ・出力
     911ターボ:580ps/76.5kgm
     911ターボS:650ps/81.6kgm 
  • 水平対向6気筒4L
    ・出力
     911GT3:510ps/47.9kgm
     911GT3RS:525ps/47.9kgm

ベースモデルとなる911カレラは、前モデルの「GTS」に採用されていたターボチャージャーを移植し、出力を394ps/45.8kgmにまでアップ。

 

911カレラGTSでは、「ターボ・ハイブリッド」を意味する新開発されたハイブリッドシステム「Tハイブリッド(T-Hybrid)」を採用。

 

Tハイブリッドは、前モデルのツインターボからボルグワーナー製電動シングルターボに変更することで、瞬時にブースト圧を上昇させレスポンスをアップするほか、ターボチャージャー内の電気モーターにより、最大11kW(15ps)の電力を発生することも可能に。

 

これに前モデルから600cc排気量をアップした3.6Lエンジンとトランスミッション内の電気モーターを組み合わせることで、システム合計出力は541ps/62.2kgmまで向上しています。

 

400Vの電圧で作動する1.9kWh駆動用バッテリーのサイズと重量は従来の12Vバッテリーと同等とされ、車載電源用の12Vシステムには軽量リチウムイオンバッテリーを使用。

 

これにより車重の増加は50kgアップに抑えられ、0-100km/h加速タイムは前モデルから0.4秒短縮した3.0秒、最高速度は312km/hを実現。

 

加えて、911カレラGTSでは後輪操舵システムを標準装備とし、高速走行時の安定性向上と最小旋回半径の縮小を実現。

 

また、車体制御システムのポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール(PDCC)をTハイブリッドと統合し、柔軟性と精度が高められています。

 

走り重視!ポルシェ新型911のボディサイズは?

▼ポルシェ新型911のボディサイズ

  • 全長×全幅×全高:4542×1852×1300mm
  • ホイールベース:2450mm
  • ※参考
    ・ポルシェ911(前世代)
     全長×全幅×全高:4499×1808×1294mm
     ホイールベース:2450mm

ポルシェ新型911のボディサイズは、最新のプラットフォームを採用することで前世代から変更されています。

 

ハイパワーなモデルながら小さめになっていた全長は前モデルから拡大され、全幅も左右タイヤ間の幅(トレッド)を大きくとり+45mmとすることで走行性能が高められています。

 

ターボSは3635万円から!ポルシェ新型911の価格は?

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▼ポルシェ新型911の価格

  • 911カレラ:1853万円
  • 911カレラT:2006万円
  • 911カレラS:2239万円
  • 911カレラ4S:2352万円
  • 911カレラGTS:2379万円
  • 911カレラ4 GTS:2492万円
  • 911カレラカブリオレ:2110万円
  • 911カレラTカブリオレ:2262万円
  • 911カレラSカブリオレ:2493万円
  • 911カレラ4Sカブリオレ:2606万円
  • 911カレラGTSカブリオレ:2633万円
  • 911カレラ4 GTSカブリオレ:2746万円
  • 911タルガ4S:2633万円
  • 911タルガ4 GTS:2747万円
  • 991 GT3:2868万円
  • 911 GT3 with Touring Package:2868万円
  • 911ターボS:3635万円【新設定】
  • 911ターボS カブリオレ:3941万円【新設定】

ポルシェ新型911の価格は1853万円からとなっています。

 

新設定された「911ターボS」はシリーズの最上位モデルとなり、3635万円からとなっています。

 

いつ?ポルシェ新型911の発売日は?

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マイナーチェンジした新型911に追加設定された「911ターボS」は、2025年9月7日にワールドプレミアされ、同日から日本での受注が開始されました。

 

ポルシェは911のラインナップを拡大することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。

 

ポルシェ911を「おさらい」

▼ポルシェ911(初代901型) 

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ポルシェ911は、1964年に初代が登場したスポーツカーです。

 

初代は開発コードが「901型」とされ、市販車のモデル名も同じになる予定でしたが、プジョーが2桁目に「0」が入った3桁の数字をすべて商標登録していたため、現在の「911」に変更されました。

 

車体は、前後シートにそれぞれ2人ずつ乗り込むことができる2+2のシートレイアウトを実現するために、駆動系を車体後端に搭載したRRレイアウトとされています。

 

以前はRRレイアウトを採用した車両も多く販売されていましたが、室内空間を拡大するためには車両後部にラゲッジスペースをとることができるFFレイアウトが有利、スポーツカーとしての重量バランスを考えた場合には、エンジンを車体中心に配置できるFRやMRに魅力があることから、現在ではRRのポルシェ911は異色の存在になっています。

 

また、搭載するエンジンも採用メーカーが少なくなった水平対向式とされ、1998年まで製造された4代目の993型まではエンジンの冷却方式も一般的な水冷式ではなく空冷式を採用。

 

エンジンを後部に搭載することにより、強力なトラクションとブレーキ性能を持つ独自のモデルとして販売されています。

 

2011年に登場した前モデルの7代目991型では、アルミやマグネシウムなどの軽量素材を使用することで車重を60kg軽量化。

 

レーシングチームからの要望にこたえ、車両の安定性を増すためにホイールベースやトレッドが拡大されました。

 

新型ポルシェ911については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!

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