ポルシェが、電気自動車「Taycan(タイカン)」の新モデルとなる「タイカン4」、「タイカンGTS」の日本発売を2024年11月13日に発表しました。価格は「タイカン4」が14,160,000円、「タイカンGTS」が19,520,000円となっています。
新モデルにより魅力をアップしたポルシェ新型タイカンについて、スペックやグレード別価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】バリエーション拡大!「新型タイカン4」日本発売!
- ポルシェ新型タイカンの【変更点まとめ】
- 1370万円から!ポルシェ新型タイカンのグレード別価格は?
- 洗練!ポルシェ新型タイカンの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!ポルシェ新型タイカンの内装(インテリア)デザイン
- 高出力!ポルシェ新型タイカンのパワートレインとスペックは?
- 大幅改善!ポルシェ新型タイカンの航続距離と充電時間は?
- 中間!ポルシェ新型タイカンのボディサイズは?
- いつ?ポルシェ新型タイカンの発売日は?
【最新情報】バリエーション拡大!「新型タイカン4」日本発売!
▼ポルシェ新型タイカン4の画像
ポルシェ・タイカンは、ポルシェの新世代を象徴するブランド初めての量産完全電気自動車として制作され、現行モデルは2024年2月にビッグマイナーチェンジを実施。
モデル名の「タイカン」は、ポルシェのエンブレム中央に採用されている「活気ある若馬」に由来しています。
追加設定された新型タイカン4は、これまでクロスオーバーワゴン「タイカンクロスツーリスモ」のみに設定されていたデュアルモーターを搭載するエントリーモデルを、サルーンに新設定。
新型タイカン4では408馬力の出力を発揮し、0-100km/h加速タイムはRWDモデルの4.8秒から4.6秒に短縮。
19インチホイール、マトリックスLEDヘッドライト、ポルシェトラクションマネジメント (PTM)、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント (PASM) 付きアダプティブ エアサスペンションが標準装備されています。
大幅出力アップ!新型タイカンGTSも設定!
▼ポルシェ新型タイカンGTSの画像
追加されたもう1モデルの新型タイカンGTSでは、出力をビッグマイナーチェンジ前の598馬力から700馬力に大幅アップ。
これにより0-100km/h加速タイムは、3.7秒から3.3秒に短縮。
高揚感のある走行音を楽しむことができる「エレクトリック スポーツ サウンド プロファイル」や、空力性能を高めるフロント エプロンとリア エプロンのほか、20インチホイール、リア アクスル ステアリング、アダプティブエアサスペンション、トルクベクタリングを採用。
インテリアには、18wayアダプティブスポーツシートプラス、ヒーター付きステアリング ホイールが装備されています。
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ポルシェ新型タイカンの【変更点まとめ】
▼ポルシェ新型タイカンの変更点
- デュアルモーターモデル「タイカン4」をサルーンに新設定
- ハイスペックモデル「タイカンGTS」を設定
▽2024年3月の変更点
- ハイパフォーマンスモデル「タイカンターボGT」を設定
▽2024年2月の変更点
- 新デザインを採用
- 容量をアップした走行用バッテリーにより航続距離を延長
- 最新モーターにより出力を向上
- アダプティブエアサスペンションを標準装備
- 4WDモデルに「ポルシェアクティブライドサスペンション」をオプション設定
▽2021年11月の変更点
- 航続距離500km以上を達成した「タイカンGTS」を設定
▽2021年3月の変更点
- クロスオーバーワゴン「タイカン・クロスツーリスモ」を設定
▽2021年1月の変更点
- 後輪駆動を採用したベースモデル「タイカン」を設定
▽新設定時の特徴
- 4ドアのスーパーEVとして製作
- カーボン、アルミニウム、スチールを組み合わせたハイブリッドシャシーを採用
- 新世代電気モーターにより、高出力を発揮
- インテリアを4枚のディスプレイにて構成
1370万円から!ポルシェ新型タイカンのグレード別価格は?
▼ポルシェ新型タイカンの価格
▽サルーン
- タイカン:13,700,000円
- タイカン4:14,160,000円【新設定】
- タイカン4S:16,500,000円
- タイカンGTS:19,520,000円【新設定】
- タイカンターボ:22,890,000円
- タイカンターボS:27,460,000円
- タイカンターボGT:31,320,000円
- タイカンターボ GTヴァイザッハパッケージ:31,320,000円
▽クロスオーバー
- タイカン4クロスツーリスモ:15,070,000円
- タイカン4Sクロスツーリスモ:16,700,000円
- タイカンターボクロスツーリスモ:23,080,000円
ポルシェ新型タイカンの価格は、2024年2月のビッグマイナーチェンジによりアップしています。
前モデルは1286万円からとされていましたが、新型タイカンでは1370万円からとされ、アップした性能がアピールされています。
サルーンに新設定された「タイカン4」は、後輪駆動の「タイカン」との価格差が抑えられデュアルモーターモデルを選びやすく。
タイカンGTSは、シリーズの中間となる価格設定とされています。
▼参考:ポルシェ・タイカン(2024年2月改良前モデル)の価格
▽サルーン
- タイカン:1286万円
- タイカン4S:1561万円
- タイカンGTS:1913万円
- タイカンターボ:2188万円
- タイカンターボS:2609万円
▽クロスオーバー
- タイカン4クロスツーリスモ:1424万円
- タイカン4Sクロスツーリスモ:1633万円
- タイカンターボクロスツーリスモ:2207万円
洗練!ポルシェ新型タイカンの外装(エクステリア)デザイン
▼ポルシェ新型タイカンの画像
▼参考:ポルシェ タイカン(前モデル)
ポルシェ新型タイカンの外装は、新しいデザインを採用することにより質感が高められています。
改良では新しいヘッドライトとテールライトが採用され、リアのブランドロゴはライトにより立体的に見えるように。
足元には、空力性能を高めた新デザインのホイールと、転がり抵抗を低減したタイヤが採用されています。
▼ポルシェ新型タイカンクロスツーリスモの画像
▼参考:ポルシェ タイカンクロスツーリスモ(前モデル)
ボディタイプには、最低地上高をアップし、専用のボディクラッディングを採用したクロスオーバーワゴン「タイカン・クロスツーリスモ」も設定され、好みにあわせた選択に対応しています。
最新装備!ポルシェ新型タイカンの内装(インテリア)デザイン
ポルシェ新型タイカンの内装は、4つのディスプレイを使用することで先進的なデザインに仕上げられています。
改良では、インストルメントクラスター、センターディスプレイ、オプションの助手席側ディスプレイに、機能を追加、最適化されたユーザーインターフェースを採用。
新しい車載ビデオ機能により、センターディスプレイと助手席側ディスプレイでビデオストリーミングを楽しむこともできるようになっています。
また、ステアリングホイールにはモードスイッチを標準装備。スポーツクロノパッケージとパフォーマンスバッテリープラス装備車には、一時的に出力をブーストする「プッシュトゥパスボタン」が採用されています。
高出力!ポルシェ新型タイカンのパワートレインとスペックは?
▼ポルシェ新型タイカンのパワートレインとスペック
▽シングルモーターRWDモデル
- パワートレイン:電気モーター×1
- 最高出力
タイカン:408ps - 0-100km/h加速
タイカン:4.8秒
▽デュアルモーターAWDモデル
- パワートレイン:電気モーター×2
- 最高出力
タイカン4(サルーン):408ps
タイカン4(クロスツーリスモ):435ps
タイカンGTS:700ps
タイカンターボS:952ps
タイカンターボGT:1108ps - 0-100km/h加速
・タイカン4(サルーン):4.6秒
・タイカン4(クロスツーリスモ):4.7秒
・タイカンGTS:3.3秒
・タイカンターボS:2.4秒
・タイカンターボGT:2.3秒
ヴァイザッハパッケージ装着車:2.2秒
※他モデルは未公表
ポルシェ新型タイカンには、改良された電動パワートレインが搭載されています。
改良では、新しいモーターを採用することにより軽量化、リアモーターの出力はモデルに応じて最大107馬力アップ。
これにより0-100km/h加速タイムは、後輪駆動の「タイカン」で0.6秒短縮した4.8秒、AWDの「タイカンターボS」では0.4秒短縮した2.4秒が実現されています。
また、新型タイカンでは、エアサスペンションを標準装備。全輪駆動モデルにはオプションでアクティブサスペンションシステム「ポルシェ アクティブ ライド」が設定され、走行性能が高められています。
大幅改善!ポルシェ新型タイカンの航続距離と充電時間は?
▼ポルシェ新型タイカンの航続距離と充電時間
- バッテリー容量:89 kWh or 105kWh
- 航続距離:最大678km
- 充電時間:約18分で80%充電可能
(急速充電システム「Porsche Turbo Charging」使用時)
▼参考:タイカン(前モデル)の航続距離
- 航続距離
・タイカン:431km
(Performance Battery Plusパッケージ装着車:484km)
・タイカン4S:407km
(Performance Battery Plusパッケージ装着車:463km)
・タイカンGTS:504km
・タイカンターボ:450km
・タイカンターボS:412km
ポルシェ新型タイカンは、改良された最新バッテリー、システムを搭載することで航続距離が延長されています。
バッテリー容量は標準で79.2kWhから89kWh、大容量の「Performance Battery Plus」では93.4kWhから105kWhに拡大。
エネルギー回生は、前モデルで最大290kWでしたが、新型タイカンでは400kWにアップ。
また、回生ブレーキと摩擦ブレーキのしきい値も0.3gから0.497gに拡大。
これにより航続距離は前モデルから35%延長した最大678kmを確保。
充電時間も、約18分で80%まで充電可能となっています。
中間!ポルシェ新型タイカンのボディサイズは?
▼ポルシェ新型タイカンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4965×1965×1380mm
- ホイールベース:2900mm
- 車重:2313kg
- ※参考
パナメーラ:5049×1937×1423mm
911:4499×1808×1294mm
ポルシェ新型タイカンのボディサイズは、サルーン「パナメーラ」とスポーツクーペ「911」の中間に位置する設計とされています。
ポルシェ新型タイカンは4ドアを採用していることで「パナメーラ」に寄ったボディサイズとなっていますが、小さめのボディサイズは電動パワートレインで駆動するタイカンの動力性能を高めることにも貢献しています。
車重は「パナメーラハイブリッド」と同程度とされ、電気モーターの性能を活かすことができるようになっています。
いつ?ポルシェ新型タイカンの発売日は?
ポルシェ・タイカンに新設定された「タイカン4」と「タイカンGTS」は、2024年11月13日に発売されました。
ポルシェはタイカンのラインナップを拡大することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
新型ポルシェ新型タイカンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!