ポルシェが、フラッグシップサルーン「パナメーラ」の新モデルとなる「パナメーラターボS E-ハイブリッド」と「パナメーラGTS」の日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップしたポルシェ新型パナメーラについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】V8ハイスペック!「パナメーラターボS E-ハイブリッド」&「パナメーラGTS」日本発売!
- ポルシェ新型パナメーラの【変更点まとめ】
- 1466万円から!ポルシェ新型パナメーラの価格は?
- 先進的!ポルシェ新型パナメーラの外装(エクステリア)デザイン
- 維持!ポルシェ新型パナメーラのボディサイズは?
- 上質に!ポルシェ新型パナメーラの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!ポルシェ新型パナメーラのスペック、走行性能は?
- いつ?ポルシェ新型パナメーラの発売日は?
- ポルシェ・パナメーラを「おさらい」
【最新情報】V8ハイスペック!「パナメーラターボS E-ハイブリッド」&「パナメーラGTS」日本発売!
▼ポルシェ新型パナメーラターボS E-ハイブリッドの画像
ポルシェ・パナメーラは、ブランドのフラッグシップサルーンとしてラインナップされ、高い走行性能と上質な乗り心地が人気に。現行モデルは2023年11月にフルモデルチェンジし3代目となっていました。
▼新型パナメーラターボS E-ハイブリッド ニュルブルクリンク タイムアタック動画
新設定された「パナメーラターボS E-ハイブリッド」は、シリーズの最上位モデルとなり、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでハイブリッドラグジュアリーサルーンとして最速となる7分24秒172を記録。
パワートレインにはV型8気筒4Lガソリンターボエンジンとプラグインハイブリッドシステムを採用し、システム出力は前世代を102ps/15.3kgm上回る782ps/102.0kgmを発揮。
これにより0-100km/h加速タイムは前世代から-0.5秒となる2.9秒、最高速度は+25km/hとなる325km/hを実現しながら、EV航続距離も88kmを確保。
イエローブレーキキャリパーのポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)、ポルシェアクティブライドサスペンションが標準装備されています。
▼ポルシェ新型パナメーラGTSの画像
追加されるもう1モデルの「パナメーラGTS」は、内燃機関単独のモデルとして最上位となり、前世代から20psアップし500ps/67.3kgmを発揮するV型8気筒4Lツインターボエンジンを搭載。
0-100km/h加速タイムは3.8秒、最高速度は302km/hとされ、パワフルなサウンドを楽しむことができる専用開発のスポーツエキゾーストシステムを装備。
標準装備されるデュアルチャンバー2バルブエアサスペンション(PASMを含む)は、特にスポーティなチューニングが施され、10mmダウンされたボディと強化されたスタビライザーによって、さらにダイレクトなドライビングを楽しむことができるようになっています。
また、新型パナメーラGTSでは、ボディの両サイドとリアのブラックのGTSロゴ、専用のフロントセクション、ダークティンテッドHDマトリックスLEDヘッドライトおよびテールライト、レッドのブレーキキャリパー、スポーツパッケージのサテンマットブラックのボディトリムエレメント、アンスラサイトグレーの21インチ ターボSセンターロックホイールを採用。
インテリアでは、ルーフライニング、アームレスト、ドアパネル、18way調節機能付アダプティブスポーツシートのセンターパネルに、スエード調のRace-Texを贅沢に使用。
カーマインレッドまたはスレートグレーネオの2つのGTS専用インテリアパッケージも用意されています。
新設定された「パナメーラターボS E-ハイブリッド」と「パナメーラGTS」は2024年7月18日にワールドプレミアされ、7月19日に日本発売。価格は「パナメーラGTS」が22,670,000円、「パナメーラターボS E-ハイブリッド」が33,250,000円となっています。
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ポルシェ新型パナメーラの【変更点まとめ】
▼ポルシェ新型パナメーラの変更点
- 「パナメーラターボS E-ハイブリッド」と「パナメーラGTS」を新設定
▽2023年11月フルモデルチェンジ時の変更点
- 新設計のエクステリアデザインを採用
- 最新パワートレインを搭載
- 12.7インチデジタルメーター、12.3インチインフォテインメントシステム、助手席10.9インチエンターテイメントディスプレイを装備
- プラグインハイブリッドモデルのバッテリー容量を拡大
▼ポルシェ新型パナメーラの動画
1466万円から!ポルシェ新型パナメーラの価格は?
▼ポルシェ新型パナメーラの価格
- パナメーラ:14,660,000円
- パナメーラ4:15,210,000円
- パナメーラGTS:22,670,000円【新設定】
- パナメーラ4 E-ハイブリッド:16,690,000円
- パナメーラ4S E-ハイブリッド:19,400,000円
- パナメーラターボEハイブリッド:29,540,000円
- パナメーラターボS E-ハイブリッド:33,250,000円【新設定】
ポルシェ新型パナメーラの価格は、1466万円からとされています。
新設定された「パナメーラGTS」はV型8気筒エンジンと専用の装備を採用することで、V型6気筒エンジンの「パナメーラ4」から746万円アップ。
「パナメーラターボS E-ハイブリッド」は出力を高めることで、同じくV型8気筒プラグインハイブリッドシステムを搭載する「パナメーラターボEハイブリッド」から371万円のアップとなっています。
先進的!ポルシェ新型パナメーラの外装(エクステリア)デザイン
▼ポルシェ新型パナメーラの画像
▼参考:パナメーラ(前モデル)
ポルシェ新型パナメーラの外装は、新世代のデザインを採用することで先進的な印象に仕上げられています。
ヘッドライトには、マトリックスLEDヘッドライトが標準装備され、1つのヘッドライトで32,000ピクセルを超え、照射距離を最大600メートルとした高解像度HDマトリクスLEDライティングシステムもオプション設定。
▼ポルシェ新型パナメーラの画像
リアには、左右を接続したテールランプを採用し質感を向上。
足元には、21インチのセンターロックホイールがオプション設定されています。
維持!ポルシェ新型パナメーラのボディサイズは?
▼ポルシェ新型パナメーラのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:5052×1937×1423mm
- ホイールベース:2950mm
- ※参考
▽ポルシェ パナメーラ(前モデル)
・全長×全幅×全高
パナメーラ:5049×1937×1423mm
パナメーラスポーツツーリスモ:5049×1937×1428mm
・ホイールベース:2950mm
ポルシェ新型パナメーラのボディサイズは、大幅な変更はなく維持されています。
車体は、設計の見直しにより剛性をアップし、走行性能が高められています。
上質に!ポルシェ新型パナメーラの内装(インテリア)デザイン
▼ポルシェ新型パナメーラの画像
ポルシェ新型パナメーラの内装は、新しいデザインや装備を採用することにより快適性をアップしています。
装備には、12.7インチデジタルメーター、12.3インチインフォテインメントシステムのほか、助手席正面にも10.9インチのエンターテイメントディスプレイを採用。
室内空間は後席まで余裕のあるつくりとされ、ラゲッジスペースは通常時494L、リアシートを収納することで1328Lを利用できるようになっています。
パワフル!ポルシェ新型パナメーラのスペック、走行性能は?
▼ポルシェ新型パナメーラのパワートレインとスペック
- 【パナメーラ】【パナメーラ4】
V型6気筒2.9Lガソリンターボ
出力:353ps/51.0kgm
0-100km/h加速:5.1秒
最高速度:272km/h - 【パナメーラGTS】
V型8気筒4Lガソリンターボ
出力:500ps/67.3kgm
0-100km/h加速:3.8秒
最高速度:302km/h - 【パナメーラ4 E-Hybrid】
V型6気筒2.9Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:470ps/66.3kgm
バッテリー容量:25.9kWh
0-100km/h加速:4.1秒
最高速度:280km/h
EV航続距離:96km(欧州値) - 【パナメーラ4S E-Hybrid】
V型6気筒2.9Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:544ps/76.5kgm
バッテリー容量:25.9kWh
0-100km/h加速:3.7秒
最高速度:290km/h
EV航続距離:96km(欧州値) - 【パナメーラTurbo E-Hybrid】
V型8気筒4Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:680ps/94.8kgm
バッテリー容量:25.9kWh
0-100km/h加速:3.2秒
最高速度:315km/h
EV航続距離:91km(欧州値) - 【パナメーラターボS E-ハイブリッド】
V型8気筒4Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:782ps/102.0kgm
バッテリー容量:25.9kWh
0-100km/h加速:2.9秒
最高速度:325km/h
EV航続距離:88km(欧州値) - トランスミッション:8速DCT
- 駆動方式:4WD or FR(パナメーラベースグレード)
ポルシェ新型パナメーラのパワートレインには、ブランドの最新パワートレインが設定されています。
ガソリンモデルに採用されるV型6気筒2.9Lターボエンジンは、前モデルから出力を23ps/5.1kgmアップ。
ハイパフォーマンスPHEVの「パナメーラTurbo E-Hybrid」は、25.9kWhに容量をアップしたバッテリーを採用し、680ps/94.8kgmの高出力を発揮。
総合的に設計を見直した8速PDKデュアルクラッチトランスミッションのハウジングに電気モーターを組み込み、独立したEモーターハウジングを廃止することで約5kgの軽量化が実現されています。
その他、新型パナメーラには、ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)を備える2チャンバー、2バルブ技術のエアサスペンションを標準装備。
2バルブ技術は、ダンパー制御の伸長段階と圧縮段階を分離することで、快適さとスポーティさの幅をさらに拡大。路面の損傷や横方向に伸びる路面の継ぎ目による衝撃を大幅に緩和すると同時に、ダイナミックな走行状況での車体の安定性を確保。オプションの全輪ステアリングを利用することで、さらなるハンドリング性を楽しむこともできるように。
また、パナメーラEハイブリッドモデルには、革新的なポルシェアクティブライドアクティブサスペンションシステムも設定。
ポルシェアクティブライドアクティブサスペンションシステムは、2バルブ技術を採用した新開発のアクティブショックアブソーバーを電動式の油圧ポンプに接続することで、ボディとホイールの間に必要な力を正確かつ瞬時に発生。
これにより、路面形状などにより生じる力をほぼ完全に相殺することが可能に。
サスペンションは対応するモードが選択されている場合、ピッチングやローリングの傾向を強く打ち消すように補正を行い、コーナーではバイクのように傾いて侵入、加速時にはフロントを、減速時にはリアをそれぞれ下げることで車体姿勢が保たれます。
いつ?ポルシェ新型パナメーラの発売日は?
ポルシェ新型パナメーラに新設定された「パナメーラターボS E-ハイブリッド」と「パナメーラGTS」は2024年7月18日にワールドプレミアされ、7月19日に日本で発売されました。
ポルシェは内燃機関を搭載する新世代のパナメーラのラインナップを拡大することで、幅広いユーザーにアピールしていく予定です。
ポルシェ・パナメーラを「おさらい」
▼ポルシェ・パナメーラ(初代)
ポルシェ・パナメーラ(Panamera)は、初代が2009年に登場した高級スポーツサルーンです。
車名の「パナメーラ」は、1950年代前半にメキシコで行われていた公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」からインスピレーションを受けたものとなっており、911シリーズに用意されている「カレラ」の名前もこのレースに由来しています。
ポルシェ初のフル4シーターの4ドアセダンとして企画され、一流のスポーツカーでありながら高級サルーンの快適さを兼ねるモデルとしてつくられました。
初代はラゲッジを大きくとることで、独自のデザインと高い実用性を持つ設計となっていました。
2代目の前モデルは2016年に登場し、前モデルの丸みを帯びたテールデザインをシャープに変更。
新たにスポーティなリアスタイルを持つシューティングブレークスタイルのワゴン「パナメーラスポーツツーリスモ」も設定されました。
新型ポルシェ・パナメーラについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!