フォルクスワーゲンが、主力車「ゴルフ」のハイパフォーマンスモデル「ゴルフR」のフルモデルチェンジを発表しました。
世代交代により大幅に性能を伸ばしたフォルクスワーゲン新型ゴルフRについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ハイスペック!VW「新型ゴルフR」フルモデルチェンジ!
- VW新型ゴルフRの【主な変更点まとめ】
- 迫力!VW新型ゴルフRの外装(エクステリア)デザイン
- 専用装備!VW新型ゴルフRの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!VW新型ゴルフRのスペック、走行性能は?
- アップ!VW新型ゴルフRの価格は?
- いつ?VW新型ゴルフRの日本発売日は?
- フォルクスワーゲン・ゴルフを「おさらい」
【最新情報】ハイスペック!VW「新型ゴルフR」フルモデルチェンジ!
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフRの画像
フォルクスワーゲンが、新世代「ゴルフ8」のハイパフォーマンスモデルとなる「ゴルフR」を発表しました。
フォルクスワーゲン・ゴルフRは、ブランドの主力車としてラインナップされている「ゴルフ」をベースにした4WDハイパフォーマンスカーとして設定され、FF最高峰モデルの「ゴルフGTI」とあわせ、フォルクスワーゲンを代表するスポーツモデルとなっています。
フルモデルチェンジした新型ゴルフRは、320ps/42.8kgmを出力する新世代の2Lターボエンジンやトルクベクタリングを採用することにより、走行性能を向上。
これにより0-100km/h加速タイムは4.7秒まで短縮されています。
また、「スペシャル」と「ドリフト」の新しい2つの走行モードが追加され、「スペシャル」は凹凸が激しいドイツ・ニュルブルクリンク北コースにあわせ、レースモードよりソフトなダンパーセッティングとすることで高いグリップを確保。
「ドリフト」モードでは、横滑り防止装置のセッティングを変更し、4輪に適切に駆動力を配分することで、マシンコントロールを楽しむことができるようになっています。
フルモデルチェンジした新型ゴルフRは、2021年後半から世界的に販売が開始される予定です。
▼フォルクスワーゲン・ゴルフ8(ベースモデル)
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▼フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(FFホットハッチ)
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VW新型ゴルフRの【主な変更点まとめ】
▼VW新型ゴルフRの変更点
- 新世代のデザインを採用し、空気抵抗を低減
- 出力を高めた2Lターボエンジンを搭載
- 4WDシステムに、後輪駆動のようなコントロールを楽しむことができる「ドリフトモード」、ニュルブルクリンク北コースにあわせた「スペシャルモード」を設定
- インテリアに、10.25インチデジタルメーターと10インチインフォテイメントシステムをシームレスにつないだ大型ディスプレイを標準装備
- ベースモデルから20mm車高をダウンする専用サスペンションを採用
- 大容量ブレーキシステムを搭載
迫力!VW新型ゴルフRの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ゴルフRの画像
フォルクスワーゲン新型ゴルフRの外装は、専用のデザインを採用することにより走行性能が高められています。
フロントには大型のコーナーエアインテークを装備し、高出力を発揮するエンジンの冷却性能を向上。
リアには大型のディフューザーやルーフスポイラー、クアッドエキゾーストを装備。
オプションで7kgの軽量化を実現するアクラポビッチ製チタンエキゾーストシステムも設定されています。
足元には、標準で18インチ、オプションで19インチのホイールが設定され、ベースモデルから20mm車高をダウンする専用サスペンションと、358mmローター&2ピストンアルミニウムフロントキャリパーを装備することで、高い走行性能を安定して発揮できるようになっています。
▼新型ゴルフRヴァリアントの画像
新型ゴルフRはその他、ボディタイプにワゴンとなる「ヴァリアント」も設定されています。
専用装備!VW新型ゴルフRの内装(インテリア)デザイン
▼新型ゴルフRの画像
新型ゴルフRの内装は、最新機能や専用装備を採用することで先進的なデザインに仕上げられています。
ディスプレイには、10.25インチのデジタルメータークラスターと10インチのインフォテインメントシステムが標準装備され、ヘッドアップディスプレイとあわせ、ナビや車輌情報などをこれまでよりわかりやすくドライバーに提供。
シートには、ホールド性を高めたRロゴ付きナッパレザースポーツシートを採用。
その他、新型ゴルフRでは、カーボン調トリム、メタルペダル、専用スポーツステアリングホイールが装備されています。
新世代!VW新型ゴルフRのスペック、走行性能は?
▼フォルクスワーゲン新型GTIのスペック
- 直列4気筒2Lガソリンターボ
- 出力:320ps/42.8kgm
- トランスミッション:6速MT or 7速DCT
- 駆動方式:4WD「4MOTION」
フォルクスワーゲン新型ゴルフRのパワートレインには、高出力の2Lガソリンターボエンジンが採用されています。
▼参考:ゴルフ8(ベースモデル)のスペック
- 直列3気筒1Lガソリンターボ
出力(2種):90ps or 110ps - 直列4気筒1.5Lガソリンターボ
出力(2種):116ps or 150ps - 直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力(2種):116ps or 150ps - 【eTSI(48Vマイルドハイブリッド)】
出力(3種):110ps or 130ps or 150ps - 【eHybrid(プラグインハイブリッド)】
直列4気筒1.4Lガソリンターボ+電気モーター
出力:204ps
バッテリー:13kWhリチウムイオン
EV航続距離:60km - 【ゴルフGTE(プラグインハイブリッド)】
直列4気筒1.4Lガソリンターボ+電気モーター
出力:245ps
バッテリー:13kWhリチウムイオン
EV航続距離:60km - トランスミッション
7速DCT or 6速DCT(PHEVモデル)or 6速MT(FFモデル) - 駆動方式:FF or 4WD
先に発表されたベースモデルでは最新48Vマイルドハイブリッドシステムが主力となっていましたが、新型ゴルフRでは2Lターボエンジンを採用。
エンジン出力は前モデルの310ps/40.8kgmから、新型ゴルフRでは320ps/42.8kgmまで向上。
組み合わせられる4WDシステム「4MOTION」には、「スペシャル」と「ドリフト」の新しい2つの走行モードが追加され、「スペシャル」は凹凸が激しいドイツ・ニュルブルクリンク北コースにあわせ、レースモードよりソフトなダンパーセッティングとすることで、高いグリップを確保。
「ドリフト」モードでは、横滑り防止装置のセッティングを変更し、4輪に適切に駆動力を配分することで、マシンコントロールを楽しむことができるようになっています。
新型ゴルフRではトランスミッションに6速MTと7速デュアルクラッチ式が設定され、好みにあわせた選択に対応しています。
アップ!VW新型ゴルフRの価格は?
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフRの価格
- 新型ゴルフR:600万円
- ※参考
・ゴルフ8(ベースモデル)
27,510ユーロ~(ドイツ価格/約330万円)
フォルクスワーゲン新型ゴルフRの価格は、装備を充実したことで価格が見直されたベースモデルにあわせアップします。
ベースモデルはドイツで約330万円からに設定されており、シリーズ最上位モデルとなる新型ゴルフRは600万円ほどになるとみられています。
▼参考:フォルクスワーゲン・ゴルフの価格(前モデル)
- ゴルフ:253万9000円~331万9000円
- ゴルフGTI:395万9000円~
- ゴルフ ヴァリアント:293万9000円~365万9000円
- ゴルフ オールトラック 4MOTION:365万9000円
- ゴルフR:584万9000円~
- ゴルフRヴァリアント:575万9000円~
- ゴルフGTE:469万円~
- e-Golf:499万円~
いつ?VW新型ゴルフRの日本発売日は?
フルモデルチェンジするフォルクスワーゲン新型ゴルフRは、欧州で2020年11月4日に発表され、日本発売日は2021年後半になるとみられています。
フォルクスワーゲンは新世代のゴルフに最高峰モデルとなるゴルフRを設定することで、高いをアピールしていく予定です。
フォルクスワーゲン・ゴルフを「おさらい」
▼フォルクスワーゲン・ゴルフ(初代)
フォルクスワーゲン・ゴルフ(Golf)は、初代が1974年に登場した乗用車です。
車名の由来は、ドイツ語でメキシコ湾流を示す「Der Golfstrom」(デア・ゴルフシュトローム)からとなっており、フォルクスワーゲン車に多い風の名前(パサート=貿易風など)ではなく、海流の名前になっています。
欧州で「Cセグメント」に分類され、世界の車種別歴代総生産台数ではトヨタ・カローラに次ぐ第2位となっています。
初代はデザインをジョルジェット・ジウジアーロが手がけ、横置きエンジンによるFF駆動レイアウトと、高効率のボディ設計などにより世界的大ヒットになり、現行モデルでもラインナップされるスポーツモデル「GTI」も登場しました。
その後フォルクスワーゲンの主力モデルとして販売が続けられ、前モデルは7世代目「ゴルフVII」として2012年に登場。
新開発のモジュールプラットフォーム「MQB」を採用することで、前モデルからボディサイズを拡大しながらも約100kgの軽量化に成功し、全高を抑えることでよりスポーティなデザインとされました。
パワートレインには日本にも導入されるガソリン、ハイブリッド、電気自動車のほか、海外ではディーゼル、天然ガス、水素燃料電池も発表され、世界中のニーズに対応するモデルになっています。
新型フォルクスワーゲン・ゴルフRについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!