
スズキが、軽クロスオーバー「ハスラー(HUSTLER)」のマイナーチェンジ改良発売を2025年12月に予定しています。
改良により魅力をアップするスズキ新型ハスラーについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新装備で進化!スズキ「新型ハスラー」改良発売!
- スズキ新型ハスラーの【変更点まとめ】
- アップ!スズキ新型ハスラーの価格は?
- タフ!スズキ新型ハスラーの外装(エクステリア)デザイン
- 専用スタイル!スズキ「新型ハスラータフワイルド」も設定!
- 車中泊にも対応!スズキ新型ハスラーの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!スズキ新型ハスラーのスペックは?
- スノーモード採用!新型ハスラーの走行システム、悪路走破性能は?
- スズキ新型ハスラーを試乗動画でチェック!
- 電気自動車!ハスラーEV「eWX」も設定へ!
- 実燃費アップ!スズキ新型ハスラーの燃費は?
- 最新システム!スズキ新型ハスラーの安全装備は?
- 車高UP!スズキ新型ハスラーのサイズ、車体設計は?
- いつ?スズキ新型ハスラーの発売日は?
- スズキ・ハスラーを「おさらい」
【最新情報】新装備で進化!スズキ「新型ハスラー」改良発売!

スズキ・ハスラーは、軽自動車ワゴンをベースとしたクロスオーバーモデルとして製作され、現行モデルは2019年12月にフルモデルチェンジ。2024年には専用のデザインを採用する「ハスラー タフワイルド」が設定されていました。

改良される新型ハスラーでは、安全システムをこれまでの「デュアルカメラブレーキサポート」から、自転車や自動二輪車の検知にも対応した新世代安全システム「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」に変更。
「低速時ブレーキサポート(前進・後退)」、「発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]」など、最新の予防安全技術を標準装備することで安全性を向上。


電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを新たに採用することで、アダプティブクルーズコントロールの停⽌保持機能にも対応します。
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スズキ新型ハスラーの【変更点まとめ】
▼スズキ新型ハスラーの変更点
- 安全システムを「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」に変更
- 「低速時ブレーキサポート(前進・後退)」、「発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]」を追加
- 電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを採用
▽2024年5月の変更点
- 特別仕様車「ハスラータフワイルド」を新設定
- 最新の法規に対応するためリヤパーキングセンサー表示灯(メーター内)を追加
- 「HYBRID G」にLEDヘッドランプを標準装備
- 「HYBRID X」、「HYBRID Xターボ」に、「HUSTLERアルファベットエンブレム」や「メッキフォグランプガーニッシュ」、「メッキドアハンドル」のほか、ダークグレーのレザー調&ファブリックシート表皮やブラックパールのインパネカラーガーニッシュなどを採用。
「360°プレミアムUV&IRカットガラス」、「ナノイーX搭載フルオートエアコン」、「パーソナルテーブル(後席右側)」、「シートバックアッパーポケット(運転席、助手席)」、「LEDルームランプ」を追加。USB電源ソケットをType-A1個、Type-C1個に変更 - 「HYBRID G」、「HYBRID Gターボ」のインテリアカラーに、オフブルー内装、カーキベージュ内装を採用
- ボディカラーに「バーミリオンオレンジ/ソフトベージュ2トーン」、「アクティブイエロー/ガンメタリック2トーン」、「ソフトベージュ」を新設定
- コネクティッドサービス「スズキコネクト」に対応
- 特別仕様車「J STYLE II」を廃止
▽2022年5月の変更点
- 自然吸気エンジン車に「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール機能」と「車線逸脱抑制機能」を採用
- 「ハイブリッドGターボ」グレードにLEDヘッドランプを標準装備、「ハイブリッドG」にオプション設定
- 「ハイブリッドX」と「ハイブリッドXターボ」グレードに、USB電源ソケット(2個)、時間調整付フロント間欠ワイパーを標準装備
- 「ハイブリッドXターボ」グレードにルーフレールを標準装備
- 特別仕様車「J STYLE II」を設定。
スズキ初となるナノイーX搭載フルオートエアコンのほか、チタニウムグレーのドアトリムカラーガーニッシュ、インパネカラーガーニッシュ、フロアコンソールトレーと、USB電源ソケット(2個)、時間調整付フロント間欠ワイパーを新採用 - 新しいボディカラーを設定
▽2020年11月の変更点
- 特別仕様車「Jスタイル」を設定。
専用のエクステリアやインテリアのほか、快適装備を充実
アップ!スズキ新型ハスラーの価格は?
▼スズキ・ハスラーの価格
- 【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】
・ハイブリッドG
FF:1,518,000円、4WD:1,652,200円
・ハイブリッドX
FF:1,672,000円、4WD:1,806,200円 - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
・ハイブリッドGターボ
FF:1,596,100円、4WD:1,730,300円
・ハイブリッドXターボ
FF:1,750,100円、4WD:1,884,300円 - 【特別仕様車】
TOUGH WILD(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,760,000円、4WD:1,894,200円
TOUGH WILD ターボ(ターボエンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,838,100円、4WD:1,972,300円
スズキ新型ハスラーの価格は、改良によりアップします。
アップ幅は10万ほどとされ、高められた機能性がアピールされます。
タフ!スズキ新型ハスラーの外装(エクステリア)デザイン
▼スズキ新型ハスラーの画像

スズキ新型ハスラーの外装は、人気のデザインアクセントや軽自動車クロスオーバースタイルを前モデルから維持しながら、よりタフな印象に仕上げられています。

フロントには特徴となっている丸いヘッドライトを採用し、バンパーに角を強調した新しいデザインを採用することで硬質感をアップ。
エンジンフードは約20mm高められ、存在感が強められています。

リアはより車体下部を高め、ライトやウインドウにフロントと共通性をもったスクエア形状を採用。
ルーフ長が約120mmも延長されたことから、リアサイドドアの後ろには新たにクォーターガラスが配置され、より大きく広く頑丈なフォルムがつくられています。
専用スタイル!スズキ「新型ハスラータフワイルド」も設定!
▼スズキ新型ハスラー「タフワイルド」の画像

スズキ・ハスラーには2024年の改良時に、前世代にもラインナップされていた「ハスラーTOUGH WILD(タフワイルド)」が設定されています。




新型ハスラータフワイルドでは、専用フロントグリルやメッキバンパーガーニッシュ、ブラックメッキのHUSTLERアルファベットエンブレムに加え、ルーフレールやタフワイルドエンブレム、ブラックメタリックの15インチアルミホイールを採用することで力強いスタイルに。






インテリアには、撥水加工を施したカーキステッチのファブリックシート表皮やドアトリムクロスのほか、マットカーキのインパネカラーガーニッシュやドアトリムカラーガーニッシュなどを採用。
▼「ハスラーTOUGH WILD」のボディカラー

ボディカラーには、専用色としてブラックのルーフを採用した2トーンカラーのほか、モノトーンに「スチールシルバーメタリック」が設定されています。
▼スズキ新型ハスラー「タフワイルド」の動画
車中泊にも対応!スズキ新型ハスラーの内装(インテリア)デザイン

スズキ新型ハスラーの内装はエクステリアにあわせ、デザイン性がアップされています。

インパネのデザインは、メーター、ナビゲーション、コンソールボックスと、3つの大きな楕円で囲む「プロテクションフレーム」とされ、カラーパネルを採用。
ナビゲーションにはオプションとして9インチ大型ディスプレイも用意され、Apple CarPlay、Android Autoに対応することでスマートフォンを大きなディスプレイで使うことができるように。

メーターにはスズキの軽自動車で初となる「カラー液晶メーター」を採用することで、走行状況もグラフィカルに表示。




シートは多彩なアレンジに対応し、前席を倒すことで車中泊にも対応できる空間を確保。

最新プラットフォームの採用によりリアシート空間や荷室スペースは拡大され、荷室側からスライドできるリアシートを採用。
ラゲッジには傷に強く汚れても拭き取れる防汚タイプラゲッジフロアを装備し、自転車を搭載することも可能に。


その他、フックやバーなどの便利なアクセサリーを取り付けられる6ヶ所のユーティリティーナットを装備。


ラゲッジアンダートレイも標準装備することで、荷物を上下にわけて収納するほか、高さのある荷物の収納にも対応しています。
軽快!スズキ新型ハスラーのスペックは?
▼スズキ新型ハスラーのパワートレインとスペック
- 【NAエンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660ccエンジン+マイルドハイブリッド
最高出力:49ps/6,500rpm
最大トルク:5.9kgm/5,000rpm
モーター最高出力:2.6ps/1,500rpm
モーター最大トルク:4.1kgm/100rpm - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660ccターボエンジン+マイルドハイブリッド
最高出力:64ps/6,000rpm
最大トルク:10.0kgm/3000rpm
モーター最高出力:3.1ps/1,000rpm
モーター最大トルク:5.1kgm/100rpm - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
スズキ新型ハスラーのパワートレインには、最新のエンジンとCVT、マイルドハイブリッドが採用されています。
▼「R06D型」エンジン

「R06D型」自然吸気エンジンは、スズキ軽初となるデュアルインジェクションシステムやクールドEGRを採用したほか、急速燃焼や高圧縮比化により広い範囲で熱効率を向上。
また新型ハスラーでは全車に新型CVTを搭載し、スズキ軽初となる2ポートオイルポンプに加え、高効率のベルトとトルクコンバーターの採用、軽量化などを実施。
組み合わせられるマイルドハイブリッドシステムは、最新のリチウムイオンバッテリーとISG(モーター機能付発電機)を採用することで性能を向上。
モーターの出力を前世代の2.2ps/4.1kgmから、自然吸気エンジンで2.6ps/4.1kgm、ターボエンジンで3.1ps/5.1kgmにアップし、最長10秒間モーターのみでのクリープ走行も可能とされ、再始動の気になる音がないアイドリングストップの作動範囲も拡大されています。


ターボ車のステアリングには7速マニュアルモード付パドルシフトと、エンジンとCVTの制御変更とともにモーターアシストのトルクをアップして加速を行なう「パワーモード」のスイッチを装備。
パワートレインバリエーションは全車マイルドハイブリッドシステムが標準装備とされ、自然吸気エンジンとターボエンジンがラインナップされています。
スノーモード採用!新型ハスラーの走行システム、悪路走破性能は?
スズキ新型ハスラーはクロスオーバーモデルとして悪路走破性能が高められ、大径タイヤやサスペンションの変更などにより、高い最低地上高に仕上げられています。
対障害角度もタイヤを車体前後端に配置することで、前モデルからアプローチアングルで+1度、デパーチャーアングルで+4度が実現されています。
4WD車には、雪道やぬかるみなどの滑りやすい路面でスリップにより駆動力が逃げてしまう場合に空転する車輪のブレーキ制御を早め、グリップ側の車輪に駆動力を集中させることで発進をサポートする「グリップコントロール」を採用。
加えて、新型ハスラーでは新たに「スノーモード」が初採用され、スイッチをONにすることで自動でエンジンの出力を抑え、発進時のスリップを防止。

下り坂でブレーキ操作なしに一定速度(約7km/h)で降坂できる「ヒルディセントコントロールシステム」も備え、悪路でステアリング操作のみに集中することができるようになっています。
スズキ新型ハスラーを試乗動画でチェック!
電気自動車!ハスラーEV「eWX」も設定へ!
▼軽電気自動車クロスオーバーコンセプト「eWX」の画像



新型ハスラーには電気自動車モデルの設定も予定され、JAPAN MOBILITY SHOW 2023にコンセプトモデル「eWX」が出展されています。



新型ハスラーEVは、実用的な軽ワゴンとEVらしい先進感をクロスオーバーさせ、EVらしくすっきりとしたシンプルなボディ造形に、親しみやすいキャラクターを施したエクステリアと、軽やかで使いやすく居心地の良い室内空間を採用。




航続距離は、日常の走行を充分にカバーする230kmが確保されます。
実燃費アップ!スズキ新型ハスラーの燃費は?
▼スズキ新型ハスラーの燃費
- 660cc自然吸気+マイルドハイブリッド
FF:25.0km/L、4WD:23.4km/L - 660ccターボ+マイルドハイブリッド
FF:22.6km/L、4WD:20.8km/L
※WLTCモード値
スズキ新型ハスラーの燃費値は、改良されたマイルドハイブリッドシステムを搭載することで、より実燃費に近い新燃費規格のWLTCモード値でも良好な数値に仕上げられています。
前モデルでは以前の燃費規格であるJC08モード値で最高32.0km/Lとされていましたが、新型ハスラーでは実燃費で1~2km/Lほどの燃費改善が実現されています。
▼参考:スズキ・ハスラーの燃費(前モデル)
- 自然吸気エンジン+S-エネチャージ:32.0km/L
- ターボエンジン+S-エネチャージ:27.8km/L
- 自然吸気エンジン:26.6km/L
※JC08モード値
最新システム!スズキ新型ハスラーの安全装備は?


スズキ新型ハスラーの安全装備は、これまでの「デュアルカメラブレーキサポート」から、自転車や自動二輪車の検知にも対応した新世代安全システム「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」に変更されます。
あわせて、「低速時ブレーキサポート(前進・後退)」、「発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]」など、最新の予防安全技術を標準装備することで安全性を向上。


電動パーキングブレーキを採用することで、アダプティブクルーズコントロールの停止保持機能にも対応し、ドライバーの疲労が軽減されます。
車高UP!スズキ新型ハスラーのサイズ、車体設計は?
▼スズキ新型ハスラーのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1680mm
- ホイールベース:2460mm
- 最低地上高:180mm
- 車重:820kg
- 参考
・ハスラー(前世代)
全長×全幅×全高:3395×1475×1665mm
ホイールベース:2425mm
・クロスビー
全長×全幅×全高:3760×1670×1705mm
ホイールベース:2435mm
スズキ新型ハスラーのボディサイズは使い勝手が追求され、前世代から全高が+15mmと高められています。
ホイールベースも延長し、効率良く剛性を高めた新世代の「ハーテクト」プラットフォームを使用することで室内空間を拡大。
前後乗員間距離は+35mm、頭上高は前席で+29mm、後席で+18mmとなっており、また左右乗員間距離も前席で+30mmとされています。
また、車体にはスズキ初となる「構造用接着剤」の採用により操縦安定性や乗り心地を向上。
さらに軽自動車として初となる「高減衰マスチックシーラー」の採用により、不快な音や振動を軽減。これにより100km/h走行時の車内の会話明瞭度では、先代モデルに比べ前席で6%、後席で5%向上しています。
いつ?スズキ新型ハスラーの発売日は?
改良されるスズキ新型ハスラーは、2025年12月の発売が予定されています。
スズキは人気モデルのハスラーを改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スズキ・ハスラーを「おさらい」
スズキ・ハスラー(HUSTLER)は、2014年1月に販売が開始された軽自動車クロスオーバーSUVで、同月にマツダへのOEM供給モデルとなるフレアクロスオーバーも発売されました。
ハスラーは、以前販売されていた大径タイヤを装備し地上高を高くした「Kei」の生産終了を惜しむ声を鈴木修会長が聞いたことから開発がスタート。
軽トールワゴンとSUVの要素を融合させた新ジャンルのコンセプトを採用し、レジャーを好むユーザー、わだちや雪道などの起伏のある路面を走行する機会が多いユーザーを想定し開発され人気モデルになりました。
走行性能はそれまでの軽自動車ワゴンから大幅に強化され、急坂をブレーキ操作なしでゆっくり一定の速度で下るヒルディセントコントロールや、1輪が空転した際にブレーキをかけることでスタック状態を解消するグリップコントロールが軽自動車で初めて採用されました。
車名は、悪路を軽快に走るイメージから、以前販売されていたオフロードバイク「TS」の愛称だったハスラーを採用。
スズキの純正アクセサリーには、2輪車のハスラーで使用されていたクラシックなスズキ「S」エンブレムの復刻版ステッカーも設定されています。
新型スズキ・ハスラーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!









