スズキが、軽クロスオーバー「ハスラー」のフルモデルチェンジ発売を2025年10月に予定しています。
新世代となり新開発技術により魅力をアップするスズキ新型ハスラーについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】大幅進化の電動技術!スズキ「新型ハスラー」フルモデルチェンジ発売!
- スズキ新型ハスラーの【変更点まとめ】
- より力強く!スズキ新型ハスラーの外装(エクステリア)デザイン
- 車中泊にも対応!スズキ新型ハスラーの内装(インテリア)デザイン
- 新世代ハイブリッド&EV!スズキ新型ハスラーのスペックは?
- 大幅アップ!スズキ新型ハスラーの燃費は?
- 新世代システム!スズキ新型ハスラーの安全装備は?
- 軽快!スズキ新型ハスラーのサイズ、車体設計は?
- アップ!スズキ新型ハスラーの価格は?
- いつ?スズキ新型ハスラーの発売日は?
- スズキ・ハスラーを「おさらい」
【最新情報】大幅進化の電動技術!スズキ「新型ハスラー」フルモデルチェンジ発売!
スズキ・ハスラーは、軽自動車ワゴンをベースとしたクロスオーバーモデルとして製作され、現行モデルは2019年12月に登場。2024年5月には前世代でもモデル後期に設定されていた専用のデザインを持つ特別仕様車「タフワイルド」がラインナップされていました。
フルモデルチェンジするスズキ新型ハスラーではパワートレインに、2024年7月に発表されていた新世代ハイブリッドシステム「スーパーエネチャージ」を搭載。
「スーパーエネチャージ」は、ハイブリッドシステムを小型化することで普通車から軽自動車まで幅広く対応。
システムの電圧をこれまで採用されていた「エネチャージ」の12Vから48Vにアップすることで、搭載するモーターの出力を3馬力前後から13馬力ほどに大幅向上。
これにより、自主規制でエンジン出力が最高64馬力に抑えられている軽自動車の走行性能をアップ。
また、モーターの駆動方式も従来のベルト式からギヤ駆動に変更することで、エネルギー損失を低減し減速時の回生量も向上。燃費性能も大幅に改善します。
▼スズキ「eWX」コンセプト
加えて、新型ハスラーでは、JAPAN MOBILITY SHOW 2023にコンセプトモデル「eWX」として出展されていたBEV(電気自動車)バージョン「ハスラーEV」を設定。
最新の電気自動車パワートレインを搭載することで走行性能、環境性能が高め、ユーザーの多様なニーズに対応。
安全システムには、車両や歩行者に加え、自転車や自動二輪車の検知にも対応した最新システム「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」を搭載することで、安心して運転ができるように。
また、電動パーキングブレーキを採用することで、アダプティブクルーズコントロールの停止保持機能にも対応します。
▼スズキ・クロスビー
NEWカラー設定!【スズキ新型クロスビー】「さらにモダンに!」改良発表!
▼スズキ・ジムニー
【新型ジムニー/シエラ】改良発売!JB64W/JB74W最新情報、燃費、価格は?
スズキ新型ハスラーの【変更点まとめ】
▼スズキ新型ハスラーの変更点
- 新しいデザインを採用
- 最新ハイブリッドシステム「スーパーエネチャージ」を搭載
- 電気自動車モデルを設定
- 安全システムに「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用
- 電動パーキングブレーキを装備
より力強く!スズキ新型ハスラーの外装(エクステリア)デザイン
▼参考:スズキ・ハスラー(現行モデル)
スズキ新型ハスラーの外装は、人気の丸目ヘッドライトや軽自動車クロスオーバースタイルを維持しながら、よりタフな印象に仕上げられます。
▼スズキ「eWX」コンセプト
ヘッドライトとグリルの周囲には、電気自動車コンセプトモデル「eWX」に採用されていたフレームを採用することで、特徴的なデザインを強調。
バンパーは、より押し出し感のあるデザインとすることでタフな印象をアップ。
また、新型ハスラーでは樹脂パーツを増やすことで、よりアクティブな印象に仕上げられます。
車中泊にも対応!スズキ新型ハスラーの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型ハスラーの内装は、最新のデザインにより魅力が高められます。
インテリアトリムは、ボディにあわせカラーを変更することでデザイン性をアップ。
インフォテインメントシステムは最新の音声認識にも対応し、直感的に多彩な機能を使うことができるように。
撥水加工のシートやラゲッジ、前に倒すことでフラット化できるフロントシートなどにより、アウトドアや車中泊にも対応します。
新世代ハイブリッド&EV!スズキ新型ハスラーのスペックは?
▼スズキ新型ハスラーのパワートレインとスペック
▽内燃機関モデル
- 【NAエンジン+ハイブリッド】【新搭載】
直列3気筒660ccエンジン+48Vマイルドハイブリッド
出力:50ps/6.0kgm
モーター出力:13ps - 【ターボエンジン+ハイブリッド】【新搭載】
直列3気筒660ccターボエンジン+48Vマイルドハイブリッド
出力:64ps/10.1kgm
モーター出力:13ps - トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
▽電気自動車モデル【新設定】
- 電気モーター×1
- 出力:64ps/18.0kgm
- 航続距離:200km
- 駆動方式:FWD
スズキ新型ハスラーのパワートレインには、新世代のハイブリッドシステムと電気自動車パワートレインが搭載されます。
▼参考:スズキ・ハスラー(現行モデル)のスペック
- 【NAエンジン+ハイブリッド】
直列3気筒660ccエンジン+マイルドハイブリッド
出力:49ps/5.9kgm
モーター出力:2.6ps - 【ターボエンジン+ハイブリッド】
直列3気筒660ccターボエンジン+マイルドハイブリッド
出力:64ps/10.0kgm
モーター出力:3.1ps
新世代ハイブリッドシステム「スーパーエネチャージ」は、電圧をこれまでの12Vから48Vに高めることで搭載するモーターの出力を大幅に高めるとともに、ベルト駆動からギヤ駆動に変更することで損失を低減。
モーターのアシストを最大限に利用する「パワーモード」スイッチも装備することで、アップした走行性能を楽しむこともできるように。
また、アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを出すことができる電気モーターの特性を活かし、停止からの加速やオフロードでの操作性も向上。
スリップしたタイヤにブレーキをかけることで脱出をアシストする「グリップコントロール」、発進時のスリップを防止する「スノーモード」、ブレーキ操作なしでも一定速度で急な坂道を下ることできる「ヒルディセントコントロールシステム」を引き続き採用することで安心して運転ができるようになります。
また、新型ハスラーには新たに電気自動車モデルが設定され、最高出力は軽自動車の自主規制にあわせ64馬力に抑えられますが、2Lエンジンなみとなる大きなトルクにより、力強い走りを実現。
バッテリーは日常での走行をカバーできる航続距離を確保する容量とされ、車体の重量を抑え走行効率を高めるほか、選びやすい車両価格とされます。
大幅アップ!スズキ新型ハスラーの燃費は?
▼スズキ新型ハスラーの燃費
- 660cc自然吸気+マイルドハイブリッド
27.0km/L - 660ccターボ+マイルドハイブリッド
24.5km/L
スズキ新型ハスラーの燃費値は、新しいハイブリッドシステムを採用することにより改善します。
現行モデルは自然吸気エンジン車で最高25.0km/Lとされていましたが、新型ハスラーでは2km/Lほどの改善が見込まれています。
▼参考:スズキ・ハスラーの燃費(現行モデル)
※WLTCモード値
- 660cc自然吸気+マイルドハイブリッド
FF:25.0km/L、4WD:23.4km/L - 660ccターボ+マイルドハイブリッド
FF:22.6km/L、4WD:20.8km/L
新世代システム!スズキ新型ハスラーの安全装備は?
スズキ新型ハスラーの安全装備には、スズキの先進安全機能パッケージ「スズキ セーフティ サポート」として、車両や歩行者に加え、自転車や自動二輪車の検知にも対応した最新システム「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBSII)」が搭載されます。
加えて、電動パーキングブレーキを採用することで、アダプティブクルーズコントロールの停止保持機能にも対応し、ドライバーの疲労が軽減されます。
軽快!スズキ新型ハスラーのサイズ、車体設計は?
▼スズキ・ハスラーのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1680mm
- ホイールベース:2460mm
- 最低地上高:180mm
- 参考
・クロスビー
全長×全幅×全高:3760×1670×1705mm
ホイールベース:2435mm
スズキ新型ハスラーのボディサイズは、現行モデルが前世代から全高+15mm、ホイールベース+35mmとされ室内空間が拡大されていたことから、大幅な変更はなく維持されます。
車体は、「構造用接着剤」や「高減衰マスチックシーラー」の採用を拡大することで剛性を高めるとともに不快な音や振動が軽減されます。
アップ!スズキ新型ハスラーの価格は?
▼スズキ・ハスラーの価格
- 【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】
・ハイブリッドG
FF:1,518,000円、4WD:1,652,200円
・ハイブリッドX
FF:1,672,000円、4WD:1,806,200円 - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
・ハイブリッドGターボ
FF:1,596,100円、4WD:1,730,300円
・ハイブリッドXターボ
FF:1,750,100円、4WD:1,884,300円 - 【特別仕様車】
TOUGH WILD(自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,760,000円、4WD:1,894,200円
TOUGH WILD ターボ(ターボエンジン+マイルドハイブリッド)
FF:1,838,100円、4WD:1,972,300円
スズキ新型ハスラーの価格は、電圧を48Vに高めた新しいハイブリッドシステムを採用することによりアップします。
アップ幅はコストダウンを徹底することにより10万円ほどとされ、軽自動車としての選びやすさと燃費の良さを両立。高められた走行性能がアピールされます。
いつ?スズキ新型ハスラーの発売日は?
フルモデルチェンジする新型ハスラーは、2025年10月の発売が予定されています。
スズキは人気モデルのハスラーに新世代技術を採用することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スズキ・ハスラーを「おさらい」
スズキ・ハスラー(HUSTLER)は、2014年1月に販売が開始された軽自動車クロスオーバーSUVで、同月にマツダへのOEM供給モデルとなる「フレアクロスオーバー」も発売されました。
ハスラーは、以前販売されていた、大径タイヤを装備し地上高を高くした軽自動車「Kei」の生産終了を惜しむ声を当時の鈴木修会長が聞いたことから開発がスタート。
軽トールワゴンとSUVの要素を融合させた新ジャンルのコンセプトを採用し、レジャーを好むユーザー、わだちや雪道などの起伏のある路面を走行する機会が多いユーザーを想定し開発され人気モデルになりました。
走行性能はそれまでの軽自動車ワゴンから大幅に強化され、急坂をブレーキ操作なしでゆっくり一定の速度で下るヒルディセントコントロールや、1輪が空転した際にブレーキをかけることでスタック状態を解消するグリップコントロールが軽自動車で初めて採用されました。
車名は、悪路を軽快に走るイメージから、以前販売されていたオフロードバイク「TS」の愛称だったハスラーを採用。
スズキの純正アクセサリーには、2輪車のハスラーで使用されていたクラシックなスズキ「S」エンブレムの復刻版ステッカーも設定されました。
新型スズキ・ハスラーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!