ランボルギーニが、次世代スーパーカーのコンセプト「Terzo Millennio(テルツォ・ミッレニオ)」を公開しました。
マサチューセッツ工科大学との協力により製作された最新マシンのパワートレインなどについてご紹介します。
▼この記事の目次
- これがランボルギーニの次世代スーパーカー!新型テルツォ・ミッレニオ公開!
- ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオの外装(エクステリア)デザインと驚きの機能!
- ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオのパワートレインは?
- ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオの市販化は?
これがランボルギーニの次世代スーパーカー!新型テルツォ・ミッレニオ公開!
▼ランボルギーニ テルツォ・ミッレニオ
ランボルギーニが、次世代のスーパーカーを表現するコンセプトTerzo Millennio(テルツォ・ミッレニオ)を公開しました。
Terzo Millennioはイタリア語で「3番目の千年紀(ミレニアム)」を意味し、西暦2001年から西暦3000年に当たります。
ランボルギーニは新型テルツォミッレニオを、提携し研究開発プロジェクトを進めている米国マサチューセッツ工科大学(MIT)と協力して製作し、世界トップクラスの先進性を持ったマシンに仕上げました。
市販化も期待できるデザインと、今後のランボルギーニのパワートレインの進化が想像できるモデルになっています。
ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオの外装(エクステリア)デザインと驚きの機能!
ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオの外装は、現在ブランドにラインナップされているマシンと近いボディスタイルながら、フロントデザインがより力強くなっています。
そして驚くべきことに、このボディパネルはバッテリーとしても機能します。
カーボンナノチューブの外層と内層との間に挟めるほど薄い電池が組み込まれ、テルッツォミレニオを駆動する4モーターに充分な電力を供給しながら、大型のバッテリーを不要としマシンを軽量化。
カーボンファイバーを使用することで材料の割れや破損も気になるところですが、ランボルギーニとMITはマシンが自身を「癒す」ことができるようにすることで解決しました。
クルマが炭素繊維構造全体を自己監視し、その中の亀裂または損傷を検出。問題が発見された場合、「治癒化学物質で満たされたマイクロチャネル」が積極的に構造を修復します。
この技術はテルツォ・ミッレニオのほか、より重く、より耐久性のある材料が使用されている「高疲労」部品のカーボンパーツへの置き換えを可能にし、重量を削減できる技術ともされています。
ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオのパワートレインは?
▼新型テルツォ・ミッレニオのパワートレイン
- パワートレイン:電気モーター×4(4輪内にそれぞれ配置)
- バッテリー:スーパーキャパシタ&ボディパネル内超薄型バッテリー
ランボルギーニ テルツォ・ミッレニオ(Terzo Millennio)のパワートレインは完全電動になっています。
電気モーターを4輪のホイール内に配置するインホイールモーター化によって、スーパーカーで限られる車体設計に大きな自由度ができるとされています。
バッテリーは、前述したボディパネル内の薄型バッテリーのほか、車のボディシェルに一体化された新型スーパーキャパシターを搭載。
4つのモーターに高いピーク出力を提供するほか、速い再充電、制動エネルギーによる効果的な充電、バッテリーの経時劣化を抑えることが可能になっています。
ランボルギーニ新型テルツォ・ミッレニオの市販化は?
テルツォ・ミッレニオについてランボルギーニは、「将来の第3千年紀スーパースポーツカーの重要なページ」とコメントしています。
パワートレインやバッテリーはMITとの協力により実現可能な技術で製作されていますが、市販化にはまだ時間がかかります。
しかし、ボディデザインは市販化を意識し細部まで仕上げられているので、次世代ランボルギーニ車に採用されていくことになりそうです。