メルセデス・ベンツが、ミドルクラス「Cクラス」のフルモデルチェンジを予定しています。
新世代とし魅力を伸ばす新型Cクラスについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】市販型撮影!「新型Cクラス」フルモデルチェンジ!
- メルセデスベンツ新型Cクラスの【主な変更点まとめ】
- スポーティ!メルセデス新型Cクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!メルセデスベンツ新型Cクラスのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデス新型Cクラスの内装(インテリア)デザイン
- ハイパフォーマンス!新型AMG C63設定!
- 新世代!メルセデス新型Cクラスのパワートレインとスペックは?
- プラグインハイブリッド!メルセデス新型CクラスPHVを設定!
- 改善!メルセデスベンツ新型Cクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデス新型Cクラスの安全装備は?
- アップ!メルセデス新型Cクラスの価格は?
- いつ?メルセデスベンツ新型Cクラスの発売日は?
- メルセデスベンツCクラスを「おさらい」
【最新情報】市販型撮影!「新型Cクラス」フルモデルチェンジ!
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのスクープ画像
メルセデス・ベンツがフルモデルチェンジに向けて開発を進行している「Cクラス」の市販型が撮影されました。
メルセデス・ベンツCクラスは、ブランドのミドルクラスとして販売され、メルセデスの主力車種になっています。
現行モデルは2018年にマイナーチェンジし、最新デザインや新開発ハイブリッドパワートレインを採用していました。
フルモデルチェンジする新型Cクラスでは基礎から設計を見直し、性能を大幅にアップします。
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのスクープ動画
▼メルセデス・ベンツCクラス(現行モデル)
【新型Cクラスセダン/ワゴン最新情報】マイナーチェンジ日本発売!価格やスペック、48Vハイブリッド燃費は?
▼メルセデス・ベンツEクラス
【メルセデス新型Eクラス最新情報】マイナーチェンジ!セダン/ワゴン/オールテレイン/AMG、ハイブリッド燃費、価格、発売日は?
メルセデスベンツ新型Cクラスの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの変更点
- 空力特性に優れたボディラインにより、空気抵抗係数(Cd値)を0.25まで低減
- 最新プラットフォームを採用することで軽量化
- ガソリンやディーゼルの全モデルに48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
- クロスオーバーワゴンとなる「Cクラスオールテレイン」を初設定
- EV航続距離を延長した最新プラグインハイブリッドモデルをラインナップ
- 新世代自動運転システムを採用し、安全性能を大幅に向上
スポーティ!メルセデス新型Cクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼新型CクラスのCG
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのスクープ画像
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの外装には、上質さを高めた最新のデザインが採用されます。
▼参考:メルセデス・ベンツCLSクラス
ヘッドライトは、上位4ドアクーペのCLSクラスからくる切れ長な形状とされ、よりスピード感のあるスタイルに。
また、空力に優れたボディラインとされ、フロント下部のデザインやリアウインドウの傾斜を変更することでCd値は0.25にまで引き下げられます。
▼新型Cクラスステーションワゴンのスクープ画像
ボディタイプにはステーションワゴンも設定され、ワゴンをベースに専用の装備を採用したクロスオーバー「Cクラスオールテレイン」も初ラインナップされます。
メルセデス・ベンツ新型Cクラスを現行モデルと比較!
▼メルセデス・ベンツCクラス(現行モデル)
メルセデス・ベンツ新型Cクラスを現行モデルと比較すると、ワイドさを強調しながらも上質さが意識されたデザインになっていることがわかります。
グリルやバンパー形状の変更により上位モデルのEクラスをイメージするスタイルとされ、プレミアムブランドとしての存在感もアップされます。
広く!メルセデスベンツ新型Cクラスのボディサイズは?
▼参考:メルセデス・ベンツCクラスのボディサイズ
- Cクラス(セダン)
全長×全幅×全高:4686×1810×1445mm
ホイールベース:2840mm
車重:1490kg - Cクラスステーションワゴン
全長×全幅×全高:4702×1810×1457mm
ホイールベース:2840mm
車重:1550kg
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのボディサイズは、現行モデルがユーザーに人気になっていることからほぼ維持されます。
しかし、上位のEクラスと共有する最新バージョンの「MRA2」FRプラットフォームを採用することでホイールベースを拡大し、広い室内空間を確保。
車重も軽量化され、現行セダンの1490kgから1400kg台前半とされます。
最新装備!メルセデス新型Cクラスの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型Cクラスのスクープ画像
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの内装は、最新技術により先進的なイメージに仕上げられます。
▼参考:メルセデス・ベンツCクラス(現行モデル)
現行モデルはメーターとインフォテイメントシステムが水平に配置されていましたが、新型Cクラスではインフォテインメントディスプレイの位置を下げ、より大型化。
インフォテインメントシステムには、最新の「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が採用されます。
▼メルセデス・ベンツMBUXインフォテインメントシステム
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールやAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、「ヘイ・メルセデス」から会話をするように自然に話すことで多彩な機能を簡単に使うことができるようになっており、使い勝手が向上されます。
ハイパフォーマンス!新型AMG C63設定!
▼新型AMG C63の画像
メルセデスベンツ新型Cクラスには、ハイパフォーマンスモデルとして「AMG C63」「AMG C63S」が設定されます。
新型AMG C63はこれまで搭載されていたV型8気筒4Lターボエンジンから、Aクラスのハイパフォーマンスモデル「AMG A45」に採用される421馬力を発生する直列4気筒2Lターボエンジンに変更し、高出力の電気モーターを組み合わせることでシステム合計で500馬力以上を発揮。
駆動システムには、上位モデルの「AMG E63」に搭載された最新の4WDシステムが採用され、ドリフトモードを選択することで完全後輪駆動とし、マシンコントロールを楽しむことができるようになります。
新世代!メルセデス新型Cクラスのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのパワートレインとスペック
- 【C200】
直列4気筒1.5Lガソンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:184ps/28.5kgm - 【C220d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:194ps/40.8kgm - 【AMG C43 4MATIC】
直列6気筒3Lターボ+マイルドハイブリッド
出力:367ps/51.0kgm - 【AMG C63】
直列4気筒2Lターボ+電気モーターハイブリッド
出力:500ps - 【AMG C63S】
直列4気筒2Lターボ+電気モーターハイブリッド
出力:550ps - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのパワートレインには、マイルドハイブリッドシステム「EQブースト」がエントリーから最上級のAMGまで全モデルに搭載される予定です。
EQブーストは48Vの最新電装システムを採用し、エンジンを14ps/16.3kgmの出力を持つ電気モーター付き発電機がアシストすることで、高い環境性能を実現。
燃費アップのほか、ターボのラグを抑えるためにアシストを行うことでスムーズな加速とし、エンジンを止めた状態で走行するコースティングや、エンジン始動時の低騒音、低振動にも貢献します。
新型Cクラスではその他にも最新の2L直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、従来型より高出力化しながら、振動、騒音を低減。
AMG C43では搭載するエンジンをV型6気筒3Lから、補機類の収納スペースを確保しやすい最新の直列6気筒3Lに変更することで空間効率を向上。
最上位モデルとなるAMG C63Sはハイブリッド化され、出力が現行の510psから550psまで強化される予定です。
プラグインハイブリッド!メルセデス新型CクラスPHVを設定!
メルセデス・ベンツ新型Cクラスには、高環境性能モデルとしてプラグインハイブリッドが設定されます。
新型CクラスPHVは、直列4気筒のガソリンとディーゼルエンジンに9速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、第3世代のハイブリッドシステムを搭載。
新開発されたリチウムイオンバッテリーと、122ps/44.9kgmを出力する電気モーターが搭載されます。
これにより、EV航続距離は80km以上、システム合計トルクは70kgm以上、EV最高速度は140km/hとされます。
くわえて、充電システムも前モデルの3.6kWから7.2kWまで充電率を2倍にすることで、約2時間でバッテリーを完全に充電。
ナビゲーション、カメラ、レーダーセンサーからデータを収集し、電気の使用量と充電量を最適化するシステムも搭載することで、実用性がアップされます。
改善!メルセデスベンツ新型Cクラスの燃費は?
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの燃費は、マイルドハイブリッドシステムが全グレードに採用されることで改善します。
加えて、車体も最新プラットフォームにより軽量化されることから、新型Cクラスでは1km/L以上の燃費改善が見込まれています
▼参考:メルセデス・ベンツCクラスの燃費(現行モデル)
- 1.5Lガソリン+マイルドハイブリッド:16.4km/L(欧州値)
- 1.6Lガソリンターボ:16.1km/L
- 2Lディーゼルターボ:20.3km/L
- 3Lガソリンターボ:11.8km/L
- 4Lガソリンターボ:9.7km/L
最新システム!メルセデス新型Cクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの安全装備には、性能を進化させた自動運転機能が採用されます。
メルセデス・ベンツの最新自動運転機能は、130km/hまでの速度で手を離しても安全に走行することができる性能を持つものとされ、ドライバーの疲労を軽減した快適な移動が可能となります。
その他、新型Cクラスには、ステアリングアシストの作動状況を拡大し、車線が不明瞭な場合にも先行車を追従することが可能な運転支援機能やウインカー操作で自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」、ドライバー緊急時に自動で減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」などが採用されます。
アップ!メルセデス新型Cクラスの価格は?
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの価格
- 480万円~
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのスタート価格は、マイルドハイブリッドが全グレードに搭載されることでアップします。
現行モデルは日本で449万円からとされていましたが、新型Cクラスでは400万円台後半に価格を変更。
高い運動性能や安全性がアピールされます。
▼参考:メルセデス・ベンツCクラスの価格とグレード(現行モデル)
▽セダン
- C 180:4,490,000円
- C 180 AVANTGARDE:4,890,000円
- C 200 AVANTGARDE:5,520,000円
- C 200 4MATIC AVANTGARDE:5,800,000円
- C 220 d AVANTGARDE:5,780,000円
- Mercedes-AMG C 43 4MATIC:9,400,000円
- Mercedes-AMG C 63:12,110,000円
- Mercedes-AMG C 63 S:13,790,000円
▽ワゴン
- C 180 STATIONWAGON:4,730,000円
- C 180 STATIONWAGON AVANTGARDE:5,130,000円
- C 200 STATIONWAGON AVANTGARDE:5,760,000円
- C 200 4MATIC STATIONWAGON AVANTGARDE:6,040,000円
- C 220 d STATIONWAGON AVANTGARDE:6,020,000円
- Mercedes-AMG C 43 4MATIC STATIONWAGON:9,590,000円
- Mercedes-AMG C 63 STATIONWAGON:12,350,000円
- Mercedes-AMG C 63 S STATIONWAGON:13,980,00円
いつ?メルセデスベンツ新型Cクラスの発売日は?
フルモデルチェンジするメルセデス・ベンツ新型Cクラスは、2021年の発表が予定されています。
メルセデス・ベンツは最新マイルドハイブリッドや安全システムの導入により、好調なCクラスの販売をさらに伸ばしていきたい考えです。
メルセデスベンツCクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツCクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Cクラス(Mercedes-Benz C-Class)は、初代が1993年に登場したDセグメントの乗用車です。
登場前に販売されていた「190シリーズ(W201型)」の後継車としてW202型が登場し、当初は4ドアセダンのみでしたが1996年にステーションワゴンを追加ラインナップ。
2000年に登場した2代目(W203型)では、派生モデルとなる3ドアハッチバックのクーペを設定。
現行モデルの4代目(W205型)は2014年に登場、4シーターカブリオレモデルも製作され、シリーズのラインナップを拡大しました。
2016年度の日本販売台数は1万8000台を記録し、輸入車ではコンパクトサイズのBMWミニ、フォルクスワーゲン・ゴルフに次ぐ、3位の人気モデルとなりました。
新型メルセデス・ベンツCクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!