メルセデス・ベンツが、ブランドのミドルクラス「Cクラス」のフルモデルチェンジ日本発売を発表しました。
新世代となり魅力を伸ばした新型Cクラスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!「新型Cクラス」フルモデルチェンジ日本発売!
- メルセデスベンツ新型Cクラスの【主な変更点まとめ】
- 651万円から!メルセデス新型Cクラスの価格は?
- 上質!メルセデス新型Cクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 車高40mmアップ!「新型Cクラスオールテレイン」発表!
- 広く!メルセデスベンツ新型Cクラスのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデス新型Cクラスの内装(インテリア)デザイン
- ハイパフォーマンス!新型AMG C63も設定!
- 新世代!メルセデス新型Cクラスのパワートレインとスペックは?
- メルセデスベンツ新型Cクラスを試乗動画でチェック!
- 走り両立!メルセデスベンツ新型Cクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデス新型Cクラスの安全装備は?
- メルセデスベンツ新型Cクラスの発売日は?
- メルセデスベンツCクラスを「おさらい」
【最新情報】新世代!「新型Cクラス」フルモデルチェンジ日本発売!
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスセダンの画像
メルセデス・ベンツが「Cクラス」のフルモデルチェンジ日本発売を発表しました。
メルセデス・ベンツCクラスは、ブランドのミドルクラスとして販売され、質感や走行性能の高さが人気になっています。
▼新型Cクラスステーションワゴンの画像
フルモデルチェンジした新型Cクラスではボディサイズを拡大したほか、パワートレインを直列4気筒のガソリン、ディーゼルエンジンに集約し、ハイブリッドシステムを組み合わせることで高い走行性能を獲得。
インテリアには最新の11.9インチの大型インフォテインメントシステムや、ARナビゲーションに対応したヘッドアップディスプレイを採用することで魅力がアップされています。
新型Cクラスは2021年8月下旬から日本での受注を開始し、2021年秋の納車開始を予定。価格は651万円~705万円。
2022年には、EV航続距離100kmを実現した最新プラグインハイブリッドモデルの設定が予定されています。
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスの動画
▼メルセデス・ベンツEクラス
【メルセデス新型Eクラス最新情報】マイナーチェンジ!セダン/ワゴン/オールテレイン/AMG、ハイブリッド燃費、価格、発売日は?
メルセデスベンツ新型Cクラスの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの変更点
- ボディサイズを拡大
- 11.9インチ大型インフォテインメントシステム、ARナビゲーションに対応したヘッドアップディスプレイを採用
- 生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定に対応
- ガソリンやディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
- 30%軽量化した9速トランスミッションを採用
- 4WDシステム「4MATIC」に、前輪により多くのトルクを伝達することができるようになる新しいフロントアクスルを採用
- リアステアリングシステムを設定
- 検知範囲などを大幅に進化した、最新安全システムを搭載
- バッテリー容量を拡大しEV航続距離100kmを実現した最新プラグインハイブリッドモデルを2022年に設定予定
- ボディタイプからクーペを廃止
651万円から!メルセデス新型Cクラスの価格は?
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの価格
▽Cクラスセダン
- C200 アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):651万円
- C200 4MATIC アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):681万円
- C220d アバンギャルド(2LディーゼルMHV):679万円
▽Cクラスステーションワゴン
- C200 アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):677万円
- C220d アバンギャルド(2LディーゼルMHV):705万円
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのスタート価格は、最新のマイルドハイブリッドシステムが搭載されたことでアップしています。
前モデルは日本で449万円からとされていましたが、新型Cクラスは651万円からとされ、高い運動性能や安全性がアピールされています。
▼参考:メルセデス・ベンツCクラスの価格とグレード(前モデル)
▽セダン
- C 180:4,490,000円
- C 180 AVANTGARDE:4,890,000円
- C 200 AVANTGARDE:5,520,000円
- C 200 4MATIC AVANTGARDE:5,800,000円
- C 220 d AVANTGARDE:5,780,000円
- Mercedes-AMG C 43 4MATIC:9,400,000円
- Mercedes-AMG C 63:12,110,000円
- Mercedes-AMG C 63 S:13,790,000円
▽ワゴン
- C 180 STATIONWAGON:4,730,000円
- C 180 STATIONWAGON AVANTGARDE:5,130,000円
- C 200 STATIONWAGON AVANTGARDE:5,760,000円
- C 200 4MATIC STATIONWAGON AVANTGARDE:6,040,000円
- C 220 d STATIONWAGON AVANTGARDE:6,020,000円
- Mercedes-AMG C 43 4MATIC STATIONWAGON:9,590,000円
- Mercedes-AMG C 63 STATIONWAGON:12,350,000円
- Mercedes-AMG C 63 S STATIONWAGON:13,980,00円
上質!メルセデス新型Cクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼新型Cクラスセダンの画像
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの外装には、上質さを高めた最新のデザインが採用されています。
▼新型Cクラス「AMGライン」の画像
ヘッドライトには、マイクロミラーを使用し片側130万画素の解像度を持つデジタルライトシステムを設定。
足元には、17インチから19インチの新デザインホイールが装備されています。
▼新型Cクラスステーションワゴンの画像
新型Cクラスのボディタイプにはステーションワゴンも設定され、用途にあわせた選択ができるようになっています。
メルセデス・ベンツ新型Cクラスを前モデルと比較!
▼メルセデス・ベンツCクラス(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型Cクラスを前モデルと比較すると、ワイドさを強調しながらも上質さが意識されたデザインになっています。
新型Cクラスはグリルやバンパー形状の変更により上位モデルの「Eクラス」をイメージするスタイルとされ、プレミアムブランドとしての存在感がアップされています。
車高40mmアップ!「新型Cクラスオールテレイン」発表!
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスオールテレインの画像
新型Cクラスには、クロスオーバーモデルとなる「Cクラスオールテレイン」が発表されています。
新型Cクラスオールテレインは、ワゴンをベースにしたクロスオーバーモデルとなり、Cクラスに初設定。
最低地上高はベースモデルから40mmアップし、外装には障害物への耐久力を高める専用のガードを装備。
パワートレインには、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせた2Lのガソリンとディーゼルのターボエンジンを搭載。
走行モードには、悪路に対応する「Offroad」と、急勾配でのダウンヒルスピードコントロール機能を持つ「Offroad+」の2モードを新設定。
オプションとして、各ヘッドライトに3つの強力なLEDを追加する「デジタルライトシステム」も設定され、オフロード走行モードを選択することで、50km/hまでの速度で前方を広角で照らし、最大限の視界を確保することができるように。
また、新型Cクラスオールテレインでは、傾斜や操舵角、座標、コンパスなどのオフロード表示にも対応しています。
広く!メルセデスベンツ新型Cクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4751×1820×1438mm
- ホイールベース:2865mm
- ※参考
Cクラス(前モデル)
・全長×全幅×全高:4686×1810×1445mm
・ホイールベース:2840mm
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのボディサイズは、エントリーモデル「Aクラス」との差別化を進め、拡大されています。
車体は全高以外の数値を前モデルより大きくすることで、前席の肩周りの空間を+25mm、後席では足元に+20mm、ヘッドスペースを+15mmと拡大。
ラゲッジ容量はセダンで455L、ステーションワゴンでは通常時490L、後席を折りたたむことで1510Lと、前モデルから30L拡大されています。
その他、新型Cクラスにはリアステアリングシステムが採用され、走行シーンにあわせて2.5度後輪を操舵することで、低速時の旋回性と高速時の走行安定性が高められています。
最新装備!メルセデス新型Cクラスの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの内装は、最新装備により先進的なイメージに仕上げられています。
シート位置などの設定は、指紋や声を使った生体認証に対応することで、スムーズに利用できるように。
ディスプレイには12.3インチのデジタルメーターのほか、新たに11.9インチの大型インフォテインメントディスプレイが採用され、ドライバーに向け6度傾けて配置することで使いやすさを向上。
インフォテインメントシステムシステムには、ワイヤレスアップデートに対応する最新の「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を搭載。
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールのほか、ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使うことができるようになっています。
ハイパフォーマンス!新型AMG C63も設定!
▼新型AMG C63のCG
▼新型AMG C63の画像
メルセデスベンツ新型Cクラスには、ハイパフォーマンスモデルとして「AMG C63」「AMG C63S」の設定が予定されています。
新型AMG C63はこれまで搭載されていたV型8気筒4Lターボエンジンから、Aクラスのハイパフォーマンスモデル「AMG A45」に採用され421馬力を発生する直列4気筒2Lターボエンジンに変更し、高出力の電気モーターを組み合わせることでシステム合計で500馬力以上を発揮。
駆動システムには、上位モデルの「AMG E63」に搭載された最新の4WDシステムが採用され、ドリフトモードを選択することで完全後輪駆動が可能となり、マシンコントロールを楽しむことができるようになります。
新世代!メルセデス新型Cクラスのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【C200】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:204ps/30.6kgm
0-100km/h加速:7.1秒 - 【C220d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:200ps/44.9kgm - 【C350e】【2022年日本導入予定】
直列4気筒2Lガソンターボ+PHEV
システム出力:312ps/56.1kgm
EV航続距離:100km
バッテリー容量:25.4kWh
▽海外仕様
- 【C180】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:169ps/25.5kgm
0-100km/h加速:8.6秒 - 【C300】
直列4気筒2Lガソンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:259ps/40.8kgm - 【C200d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:163ps/38.7kgm - 【C300d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:265ps/56.1kgm - 【AMG C63】【設定予定】
直列4気筒2Lターボ+ハイブリッド
出力:500ps - 【AMG C63S】【設定予定】
直列4気筒2Lターボ+ハイブリッド
出力:550ps - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのパワートレインは直列4気筒エンジンに集約され、最新のマイルドハイブリッドシステムが採用されています。
マイルドハイブリッドシステムは出力20ps/20.4kgmの電気モーターを搭載し、燃費アップのほか、ターボラグを抑えるようにアシスト。スムーズな加速やエンジンを止めた状態で走行するコースティング、エンジン始動時の低騒音、低振動を実現。
新型Cクラスではトランスミッションに、前モデルから30%軽量化した9速トランスミッションを組み合わせることで、走行効率のアップや室内空間の拡大に貢献。
また、4WDシステム「4MATIC」では、システムがより前輪に多くのトルクを伝達することができるようになる新しいフロントアクスルを採用することで、走行性能がアップされています。
新型Cクラスではその他、2022年に高環境性能モデルとしてプラグインハイブリッドモデルの設定を予定。
新型CクラスPHVは新世代のハイブリッドシステムを搭載し、容量をこれまでの2倍となる25.4kWhに増やしたリチウムイオンバッテリーと、129ps/44.9kgmを出力する電気モーターを搭載。
これによりEV航続距離は100kmを確保。加えて、充電システムも充電率を前モデルの3.6kWから2倍となる7.2kWにすることで、約2時間でバッテリーを完全に充電。
ナビゲーション、カメラ、レーダーセンサーからデータを収集し、電気の使用量と充電量を最適化するシステムも搭載することで、実用性がアップされています。
メルセデスベンツ新型Cクラスを試乗動画でチェック!
走り両立!メルセデスベンツ新型Cクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスの燃費(欧州値)
- C200(1.5LガソリンMHV):6.2L/100km(約16.1km/L)
- C220d(2LディーゼルMHV):5L/100km(約20km/L)
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの燃費は、最新のマイルドハイブリッドシステムを採用することで、ボディサイズを拡大しながら維持されています。
前モデルは1.6Lガソリン車で16.1km/Lとされていましたが、新型Cクラスでは同等の燃費でより広い室内空間を利用できるようになっています。
▼参考:メルセデス・ベンツCクラスの燃費(前モデル)
- 1.6Lガソリンターボ:16.1km/L
- 2Lディーゼルターボ:20.3km/L
- 3Lガソリンターボ:11.8km/L
- 4Lガソリンターボ:9.7km/L
最新システム!メルセデス新型Cクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの安全装備には、フラッグシップモデル「Sクラス」からくるブランドの最新システムが採用されています。
システムは、フロント長距離レーダー、フロントマルチモードレーダー2個、リアコーナーレーダー2個、ステレオマルチパーパスカメラ、360度カメラ4個、超音波センサー12個により構成。
これにより搭載される各種機能で対応速度や検知範囲を大幅に拡大し、高い安全性が確保されています。
メルセデスベンツ新型Cクラスの発売日は?
フルモデルチェンジしたメルセデス・ベンツ新型Cクラスは2021年2月23日にワールドプレミア、日本では2021年8月下旬から受注を開始し、2021年秋の納車開始が予定されています。
メルセデス・ベンツは最新パワートレインなどの採用により、好調なCクラスの販売をさらに伸ばしていきたい考えです。
メルセデスベンツCクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツCクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Cクラス(Mercedes-Benz C-Class)は、初代が1993年に登場したDセグメントの乗用車です。
登場前に販売されていた「190シリーズ(W201型)」の後継車としてW202型が登場し、当初は4ドアセダンのみでしたが1996年にステーションワゴンを追加ラインナップ。
2000年に登場した2代目(W203型)では、派生モデルとなる3ドアハッチバックのクーペを設定。
前モデルの4代目(W205型)は2014年に登場、4シーターカブリオレモデルも製作され、シリーズのラインナップを拡大しました。
2016年度の日本販売台数は1万8000台を記録し、輸入車ではコンパクトサイズのBMWミニ、フォルクスワーゲン・ゴルフに次ぐ、3位の人気モデルとなりました。
新型メルセデス・ベンツCクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!