メルセデス・ベンツが、ブランドのミドルクラス「Cクラス」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型Cクラスについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】一挙3モデル追加!メルセデス・ベンツ「新型Cクラス」日本発売!
- メルセデスベンツ新型Cクラスの【変更点まとめ】
- 599万円から!メルセデス新型Cクラスの価格は?
- 上質!メルセデス新型Cクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!メルセデスベンツ新型Cクラスのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデス新型Cクラスの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!メルセデス新型Cクラスのパワートレインとスペックは?
- メルセデスベンツ新型Cクラスを試乗動画でチェック!
- 走り両立!メルセデスベンツ新型Cクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデス新型Cクラスの安全装備は?
- メルセデスベンツ新型Cクラスの発売日は?
- メルセデスベンツCクラスを「おさらい」
【最新情報】一挙3モデル追加!メルセデス・ベンツ「新型Cクラス」日本発売!
▼メルセデス・ベンツ新型「C350e スポーツ」の画像
メルセデス・ベンツが、「Cクラス」のPHEVモデルとなる「C350e スポーツ」、ハイパフォーマンスモデル「AMG C 63 S E PERFORMANCE ステーションワゴン」、限定車「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition」の日本発売を発表しました。
メルセデス・ベンツCクラスは、ブランドのミドルクラスとして販売され、現行モデルは2021年6月に日本でフルモデルチェンジを発表、新世代となっていました。
新設定されたPHEVモデルの「C350e スポーツ」は、204ps/32.6kgmを出力する直列4気筒2Lターボエンジンに、容量25.4kWhのリチウムイオンバッテリーと出力129ps/44.9kgmの電気モーターを組み合わせ。
電気モーターのみで140km/hの速度まで走行することができ、EV航続距離も110kmを確保することで、日常では電気自動車のように使用することができるようになっています。
▼「AMG C 63 S E PERFORMANCE」
ハイパフォーマンスモデル「AMG C 63 S E PERFORMANCE ステーションワゴン」は、2023年10月にセダンが日本で設定されていた、高出力2LターボエンジンとPHEVシステムによりシステム合計出力680ps/104kgmを発揮する「AMG C 63 S E PERFORMANCE」のボディタイプにステーションワゴンを追加設定。
▼限定車「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition」
加えて、セダンには日本限定100台となる「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition」を設定。
「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition」では、外装色に通常モデルでは設定がない特別色「アルペングレー(ソリッドペイント)」を採用し、AMGロゴとグレーからブラックへのグラデーションからなる専用デカールを装備。また、サイド、前後エプロンにレッドのトリムラインをアクセントにプラス。
F1メディカルカーを踏襲するように20インチAMGアルミホイール(RRS)にもレッドのリムフランジを採用。
フロントおよびリアエプロンの大型フリックやリアディフューザーなど空力特性を向上
させるAMGエアロダイナミクスパッケージと、フロントスプリッター、ドアミラーカバー等のトリム部やエグゾーストエンド、AMG専用グリル、バッジ等をブラックに仕上げるAMGナイトパッケージも標準装備。
さらに、「AMG」の文字が入ったクロームシルバーの給油口キャップにより特別感を演出。
AMGロゴがエンボス加工されたヘッドレストやレッドステッチを施したブラックナッパ
レザーのAMGパフォーマンスシートやレッドシートベルトがブラックとレッドのコントラストを生む特徴的なインテリアに仕上げ。
AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/DINAMICA:レッドステッチ入)や、レッドアクセントを施したAMGカーボンファイバーインテリアトリムによっても特別感をアップ。
その他、F1 Edition専用フロアマットとF1 Edition専用インドアカーカバーが装備されています。
「Cクラス」に新設定された3モデルは、2023年12月20日に日本発売。
価格は「C350e スポーツ」が9,950,000円、「AMG C 63 S E PERFORMANCE ステーションワゴン」が17,110,000円、「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition」が18,350,000円となっています。
▼メルセデス・ベンツ新型AMG C63S Eパフォーマンスの動画
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メルセデスベンツ新型Cクラスの【変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの変更点
- PHEVモデル「C350e スポーツ」、ハイパフォーマンスモデル「AMG C 63 S E PERFORMANCE ステーションワゴン」、限定車「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition」を設定
▽2023年10月の変更点
- ハイパフォーマンスモデル「AMG C63S Eパフォーマンス」を設定
▽2022年4月の変更点
- ハイスペックモデル「AMG C43 4Matic」を設定
▽2022年1月の変更点
- クロスオーバー「Cクラスオールテレイン」を初設定
▽2021年6月フルモデルチェンジ時の変更点
- ボディサイズを拡大
- 11.9インチ大型インフォテインメントシステム、ARナビゲーションに対応したヘッドアップディスプレイを採用
- 生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定に対応
- ガソリンやディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを採用
- 30%軽量化した9速トランスミッションを採用
- 4WDシステム「4MATIC」に、前輪により多くのトルクを伝達することができるようになる新しいフロントアクスルを採用
- リアステアリングシステムを設定
- 検知範囲などを大幅に進化した、最新安全システムを搭載
- バッテリー容量を拡大しEV航続距離100kmを実現した最新プラグインハイブリッドモデルを2022年に設定予定
- ボディタイプからクーペを廃止
599万円から!メルセデス新型Cクラスの価格は?
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの価格
▽Cクラスセダン
- C180 アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):5,990,000円
- C200 アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):6,980,000円
- C200 4MATIC アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):7,310,000円
- C220d アバンギャルド(2LディーゼルMHV):7,130,000円
- C350e スポーツ(2LガソリンPHEV):9,950,000円【新設定】
- AMG C43 4Matic(2LガソリンMHV):12,110,000円
- AMG C 63 S E PERFORMANCE(2LガソリンPHEV):16,600,000円
- 【100台限定車】【新設定】
C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition(2LガソリンPHEV):18,350,000円
▽Cクラスステーションワゴン
- C180 アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):6,250,000円
- C200 アバンギャルド(1.5LガソリンMHV):7,270,000円
- C220d アバンギャルド(2LディーゼルMHV):7,410,000円
- AMG C43 4Matic(2LガソリンMHV):12,430,000円
- AMG C 63 S E PERFORMANCE(2LガソリンPHEV):17,110,000円【新設定】
▽Cクラスオールテレイン
- C220d 4MATICオールテレイン(2LディーゼルMHV):8,500,000円
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのスタート価格は、599万円からとなっています。
新設定されたPHEVモデル「C350e スポーツ」は、シリーズの中間の価格設定となっています。
上質!メルセデス新型Cクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼新型Cクラスセダンの画像
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの外装には、上質さを高めた最新のデザインが採用されています。
▼新型Cクラス「AMGライン」の画像
ヘッドライトには、マイクロミラーを使用し片側130万画素の解像度を持つデジタルライトシステムを設定。
足元には、17インチから19インチの新デザインホイールを装備。
▼新型Cクラスステーションワゴンの画像
▼新型Cクラスオールテレインの画像
新型Cクラスのボディタイプにはステーションワゴンのほか、ワゴンをベースに最低地上高を40mmアップし、専用のガードを装備したクロスオーバー「Cクラスオールテレイン」も設定され、用途にあわせた選択ができるようになっています。
広く!メルセデスベンツ新型Cクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4755×1820×1435mm
※ステーションワゴンは全高1455mm、オールテレインは全高1495mm - ホイールベース:2865mm
- ※参考
Cクラス(前モデル)
・全長×全幅×全高:4686×1810×1445mm
・ホイールベース:2840mm
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのボディサイズは、エントリーモデル「Aクラス」との差別化を進め、拡大されています。
車体は全高以外の数値を前モデルより大きくすることで、前席の肩周りの空間を+25mm、後席では足元に+20mm、ヘッドスペースを+15mmと拡大。
ラゲッジ容量はセダンで455L、ステーションワゴンでは通常時490L、後席を折りたたむことで1510Lと、前モデルから30L拡大されています。
その他、新型Cクラスにはリアステアリングシステムが採用され、走行シーンにあわせて2.5度後輪を操舵することで、低速時の旋回性と高速時の走行安定性が高められています。
最新装備!メルセデス新型Cクラスの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデスベンツ新型Cクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの内装は、最新装備により先進的なイメージに仕上げられています。
シート位置などの設定は、指紋や声を使った生体認証に対応することで、スムーズに利用できるように。
ディスプレイには12.3インチのデジタルメーターのほか、新たに11.9インチの大型インフォテインメントディスプレイが採用され、ドライバーに向け6度傾けて配置することで使いやすさを向上。
インフォテインメントシステムシステムには、ワイヤレスアップデートに対応する最新の「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を搭載。
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールのほか、ヘッドアップディスプレイにより仮想的に10m先に映像を表示するAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使うことができるようになっています。
新世代!メルセデス新型Cクラスのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【C180】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:170ps/25.5kgm
0-100km/h加速:8.6秒 - 【C200】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:204ps/30.6kgm
0-100km/h加速:7.1秒 - 【C220d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
出力:200ps/44.9kgm - 【C350e】
直列4気筒2Lガソンターボ+PHEV
システム出力:312ps/56.1kgm
EV航続距離:110km
バッテリー容量:25.4kWh - 【AMG C43 4Matic】
直列4気筒2L電動ターボ+48Vマイルドハイブリッド
出力:408ps/51.0kgm - 【AMG C63S Eパフォーマンス】
直列4気筒2Lターボ+プラグインハイブリッド
出力:680ps/104kgm
EV航続距離:15km
▽海外仕様
- 【C300】
直列4気筒2Lガソンターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:259ps/40.8kgm - 【C200d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:163ps/38.7kgm - 【C300d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド
エンジン出力:265ps/56.1kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型Cクラスのパワートレインは直列4気筒エンジンに集約され、量販モデルに最新のマイルドハイブリッドシステムが採用されています。
マイルドハイブリッドシステムは出力20ps/20.4kgmの電気モーターを搭載し、燃費アップのほか、ターボラグを抑えるようにアシスト。スムーズな加速やエンジンを止めた状態で走行するコースティング、エンジン始動時の低騒音、低振動を実現。
新型Cクラスではトランスミッションに、前モデルから30%軽量化した9速トランスミッションを組み合わせることで、走行効率のアップや室内空間の拡大に貢献。
また、4WDシステム「4MATIC」では、システムがより前輪に多くのトルクを伝達することができるようになる新しいフロントアクスルを採用することで、走行性能がアップされています。
メルセデスベンツ新型Cクラスを試乗動画でチェック!
走り両立!メルセデスベンツ新型Cクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型Cクラスの燃費(WLTCモード値)
- C200(1.5LガソリンMHV):14.5km/L
- C220d(2LディーゼルMHV):18.5km/L
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの燃費は、最新のマイルドハイブリッドシステムを採用することで、ボディサイズを拡大しながら高められています。
2LディーゼルモデルではWLTCモード値18.5km/Lが確保され、力強い走りと環境性能が両立されています。
最新システム!メルセデス新型Cクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Cクラスの安全装備には、フラッグシップモデル「Sクラス」からくるブランドの最新システムが採用されています。
システムは、フロント長距離レーダー、フロントマルチモードレーダー2個、リアコーナーレーダー2個、ステレオマルチパーパスカメラ、360度カメラ4個、超音波センサー12個により構成。
これにより搭載される各種機能で対応速度や検知範囲を大幅に拡大し、高い安全性が確保されています。
メルセデスベンツ新型Cクラスの発売日は?
「Cクラス」に新設定された3モデルは、2023年12月20日に日本で発売されました。
メルセデス・ベンツはCクラスのラインナップを拡大することにより、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
メルセデスベンツCクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツCクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Cクラス(Mercedes-Benz C-Class)は、初代が1993年に登場したDセグメントの乗用車です。
登場前に販売されていた「190シリーズ(W201型)」の後継車としてW202型が登場し、当初は4ドアセダンのみでしたが1996年にステーションワゴンを追加ラインナップ。
2000年に登場した2代目(W203型)では、派生モデルとなる3ドアハッチバックのクーペを設定。
前モデルの4代目(W205型)は2014年に登場、4シーターカブリオレモデルも製作され、シリーズのラインナップを拡大しました。
2016年度の日本販売台数は1万8000台を記録し、輸入車ではコンパクトサイズのBMWミニ、フォルクスワーゲン・ゴルフに次ぐ、3位の人気モデルとなりました。
新型メルセデス・ベンツCクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!