ルノーが、ワゴン「カングー」のフルモデルチェンジ日本発売を予定しています。
全面改良により大幅に進化する新型カングーについて、スペックや価格などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】全面改良!ルノー「新型カングー」フルモデルチェンジ発売!
- ルノー新型カングーの【変更点まとめ】
- 表情一新!ルノー新型カングーの外装(エクステリア)デザインは?
- 拡大!ルノー新型カングーのボディサイズとプラットフォームは?
- 新装備!ルノー新型カングーの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!ルノー新型カングーのパワートレインとスペックは?
- 電気自動車も!ルノー新型カングーE-Tech Electricのスペックは?
- 走り両立!ルノー新型カングーの燃費は?
- ついに!ルノー新型カングーの安全装備は?
- アップ!ルノー新型カングーの価格は?
- いつ?ルノー新型カングーの発売日は?
- ルノー・カングーを「おさらい」
【最新情報】全面改良!ルノー「新型カングー」フルモデルチェンジ発売!
▼ルノー新型カングーの画像
ルノーが「カングー」のフルモデルチェンジ日本発売を予定しています。
ルノー・カングーは、ブランドのミドルクラスワゴン/バンとして製作され、そのデザインや使い勝手の高さが人気になっています。
フルモデルチェンジする新型カングーは、新世代のデザインを採用したほか、最新のパワートレインや安全システムなどにより使い勝手をアップ。
日本仕様では、人気のある観音開きのリアドア「ダブルバックドア」が継続採用されています。
ルノー新型カングーは2021年6月に欧州で発売。日本発売日は2023年2月が予定されています。
▼ルノー新型カングーバンの動画
▼ルノー・メガーヌ
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▼ルノー・ルーテシア
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ルノー新型カングーの【変更点まとめ】
▼ルノー新型カングーの変更点
- 内外装に新世代デザインを採用
- 日本仕様に観音開きのリアドア「ダブルバックドア」を継続採用
- ボディサイズを拡大
- ルノー日産グループで採用される新開発プラットフォームにより、走行性能を向上
- 8インチインフォテインメントシステム、液晶内蔵メーターを採用
- パワートレインに、電気自動車をラインナップ
- 先進システムを搭載し、安全性を向上
表情一新!ルノー新型カングーの外装(エクステリア)デザインは?
▼ルノー新型カングーの画像
▼参考:カングー(前モデル)
ルノー新型カングーの外装は、人気の高い歴代モデルのコンセプトを引き継ぎながら、新世代のブランドデザインによりアグレッシブな印象に仕上げられています。
ヘッドライトには、ルノーの新世代モデルに採用されているコの字型のLEDデイタイムライトを採用。
水平のバーを採用するグリルは拡大され、同じく大型化された下部エアインテーク、筋肉質な印象とされたエンジンフードなどとあわせ、安定感のあるスタイルとなっています。
ドアは、フロントで90度開くことで乗り込みやすさを向上。
リアのスライドドアは、バンでセンターピラーレス、ワゴンで従来通りピラーを採用しながら615mmの開口幅を確保し、荷物の積み込みのしやすさをアップ。
▼新型カングー(海外仕様)
▼新型カングー(日本仕様)
リアでは広いテールゲートの開口部が確保され、フロントとイメージを統一したテールランプを採用。
日本仕様では、人気のある観音開きドア「ダブルバックドア」を継続採用することで、海外仕様から変更されています。
ルーフには工具を使わず固定や取り外しが可能なルーフバーを採用することで、最大80kgの荷物を積むことができるようになっています。
▼新型カングーエクスプレス
▼新型カングーバン
新型カングーのボディタイプにはハイルーフ仕様の「カングーエクスプレス」や商用モデルの「カングーバン」も設定され、実用性を重視することもできるようになっています。
拡大!ルノー新型カングーのボディサイズとプラットフォームは?
▼ルノー新型カングーのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4490×1860×1810mm
- ホイールベース:2715mm
- ※参考
・カングー(前モデル)
全長×全幅×全高:4280×1830×1810mm
ホイールベース:2700mm
ルノー新型カングーのボディサイズは、より広い室内空間を確保するため、前モデルから拡大されています。
車体にはルノー日産が新開発する新世代プラットフォームが採用され、車重を軽量化するほか、EVにも対応する柔軟性が確保されています。
新装備!ルノー新型カングーの内装(インテリア)デザイン
ルノー新型カングーの内装は、新世代のデザインを採用することで質感と使い勝手がアップされています。
ディスプレイには8インチのインフォテインメントシステム用のほか、メーター内には4.2インチと7インチの液晶を設定。
装備には、USBポートが5カ所、12Vソケットが4カ所に加え、15Wのワイヤレス充電器を備えたスマートフォンホルダーが採用されています。
ラゲッジスペースは、通常時で前モデルの660Lから775Lまで拡大し、リアシートを倒すことで最大3500Lを利用できるように。
新型カングーではその他にも豊富な収納が用意され、19.4Lの上部収納、5Lのアッパーダッシュボード、2.7Lのセンターコンソール、2.7Lのドアトレイ、1Lのハンドブレーキ下などのスペースがつくられています。
パワフル!ルノー新型カングーのパワートレインとスペックは?
▼ルノー新型カングーのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列4気筒1.3Lガソリンターボ
出力:130ps/24.5kgm - 【ディーゼル】
直列4気筒1.5Lディーゼルターボ
出力:116ps/27.5kgm - トランスミッション:7速デュアルクラッチ「EDC」or 6速MT(海外仕様)
- 駆動方式:FF
ルノー新型カングーのパワートレインには、ガソリンに1.3Lのターボエンジン、ディーゼルに1.5Lターボエンジンが搭載されています。
両エンジンは、最大トルクを高めることで、荷物を積んだカングーも軽快に加速。
日本仕様のトランスミッションには7速デュアルクラッチ式を設定することで、ダイレクト感ある走りを楽しむことができるようになっています。
電気自動車も!ルノー新型カングーE-Tech Electricのスペックは?
▼ルノー新型カングーE-Tech Electricのスペック
- パワートレイン:電気モーター×1
- 出力:122ps/25.0kgm
- バッテリー容量:45kWh
- EV航続距離:285km(WLTPモード値)
ルノー新型カングーには、ユーザーの要望や環境規制に対応する最新の電動モデルとしてカングーE-Tech Electricが公開されています。
新型カングーEVは電気のみで285kmの走行を可能とし、配送などでカングーを使用するユーザーに、魅力的な価格の高環境性能モデルとなります。
走り両立!ルノー新型カングーの燃費は?
▼ルノー新型カングーの燃費
- 1.3Lガソリンターボ:14.9km/L(欧州値)
ルノー新型カングーの燃費は、ボディサイズを拡大しながら良好な数値が確保されています。
前モデルでは1.2Lターボエンジンと6速MTを搭載するモデルの日本燃費が14.7km/Lとされていましたが、新型カングーでは1.3Lガソリンターボエンジン車で欧州値14.9km/Lとされています。
▼参考:ルノー・カングーの燃費(前モデル)
- 1.2Lガソリンターボ/6MT:14.7km/L
ついに!ルノー新型カングーの安全装備は?
ルノー新型カングーの安全装備には、ブランドの先進安全システムが搭載されています。
前モデルは2007年登場のロングライフモデルになっていたことから、先進安全システムに対応していませんでした。
新型カングーでは、歩行者や自転車の検知に対応する自動ブレーキのほか、車線逸脱防止や後側方車両検知に対応。
パーキングアシスト機能や周囲を確認できるカメラシステム、デジタルバックミラーも装備することにより、使い勝手がアップされます。
アップ!ルノー新型カングーの価格は?
▼ルノー新型カングーの価格
- 24,900ユーロ(約325万円)
ルノー新型カングーの価格は、装備の充実によりアップしています。
前モデルは日本で249万9000円からとされていましたが、新型カングーは欧州で約325万円からとされ、高い使い勝手がアピールされています。
▼参考:ルノー・カングーの価格(前モデル)
- ZEN 6MT:2,546,000円
- ZEN EDC:2,647,000円
いつ?ルノー新型カングーの発売日は?
フルモデルチェンジしたルノー新型カングーは、2020年10月13日に公開され、欧州で2021年6月に発売。日本発売日は2023年2月が予定されています。
ルノーは主力ミドルワゴンであるカングーを新世代とすることで、既存ユーザーの乗り換え需要にも対応していきたい考えです。
ルノー・カングーを「おさらい」
▼ルノー・カングー1(初代)
ルノー・カングー(Kangoo)は、初代が1997年に登場したワゴン、バンモデルです。
モデル名の「KANGOO」の由来は、音の響きの良さから採用した完全な造語となっています。
▼参考:ルノー・エクスプレス
初代「カングー1」は、それまで販売されていた小型貨物車「エクスプレス」の後継モデルとして開発され、コンパクトなフロント部分にバンのような大型のリア部分を接続した「フルゴネット」形状を継承。
しかし、フルゴネットが持つ使い勝手の良さをさらに高めるため、カングーでは乗員スペースのルーフも高く設計し、リアには両側スライドドアを採用。
これにより、発売当初は乗用と商用が拮抗していた販売台数で乗用モデルが上回るようになり、ヨーロッパでは「ルドスパス(遊びの空間)」(「遊び」を意味するラテン語「LUDOS」と、「空間」を意味するフランス語「ESPACE」を合わせた造語)と呼ばれるほどの人気モデルになりました。
▼ルノー・カングー2(2代目)
2代目で前モデルの「カングー2」は、2007年に登場。
車体は、初代で5人乗車した場合に空間の余裕が少なくなることや、欧州規格の1200×800mmのパレット積載に対応するため拡大。
プラットフォームは、初代のコンパクトカー「クリオ(日本名:ルーテシア)」ベースから、ミドルクラス「メガーヌ」ベースに変更されました。
新型ルノー・カングーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!