三菱が、オフロードミニバン「デリカD:5(DELICA D:5)」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップした三菱新型デリカD:5について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】快適性UP!三菱「新型デリカD:5」改良発売!
- 三菱新型デリカD:5の【主な変更点まとめ】
- 小変更!三菱新型デリカD:5の価格は?
- 乗降性UP!三菱新型デリカD:5の外装(エクステリア)デザイン
- 質感UP!三菱新型デリカD:5の内装(インテリア)デザイン
- アウトドア装備充実!三菱「新型デリカD:5ジャスパー」設定!
- パワフル!三菱新型デリカD:5のエンジンとスペックは?
- 三菱新型デリカD:5を試乗動画でチェック!
- 走り両立!三菱新型デリカD:5の燃費は?
- サポカーSワイド対応!三菱新型デリカD:5の安全装備は?
- 延長!三菱新型デリカD:5のボディサイズは?
- いつ?三菱新型デリカD:5の発売日は?
- 三菱デリカを「おさらい」
【最新情報】快適性UP!三菱「新型デリカD:5」改良発売!
三菱がミニバン「デリカD:5」の改良発売を発表しました。
三菱デリカD:5は、ミニバンスタイルながら高い最低地上高や高性能な4WDシステムを組み合わせることで、SUVとミニバンの要素をあわせ持つ「オールラウンダーミニバン」として人気になっています。
改良された新型デリカD:5では、雨量に合わせてワイパーの動作速度を自動で切り換える「雨滴感応オートワイパー」を新採用。
また、「ステアリングヒーター」を「G-Power Package」「P」グレードに標準装備し、「G」グレードにオプション設定。
加えて、オートライトコントロールの安全性を向上し、これまでより早いタイミングでヘッドライトを自動点灯、夜間走行中のヘッドライトの点け忘れが防止されています。
新型デリカD:5は2020年12月10日に発売。価格は3,913,800円~4,489,100円となっています。
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三菱新型デリカD:5の【主な変更点まとめ】
▼三菱新型デリカD:5の変更点
- 「雨滴感応オートワイパー」を新採用
- 「ステアリングヒーター」を「G-Power Package」「P」グレードに標準装備、「G」グレードにオプション設定
- オートライトコントロールの安全性を向上
▽2020年4月の変更点
- 特別仕様車「デリカD:5 JASPER」を設定
▽2019年11月の改良点
- 安全システム「e-Assist」に誤発進抑制機能(前進時)を追加し、全グレードがサポカーSワイドに該当
- 助手席ドア/助手席側スライドドアと連動し自動で展開・収納する電動サイドステップ(LEDステップ照明付)を新たに「G」「M」グレード以外に標準装備
- 「デリカD:5 URBAN GEAR(アーバンギア)」に最上級グレード「P Edition」を新設定。
「G-Power Package」をベースに予防安全技術「e-Assist」に加え、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]、後退時車両検知警報システム[RCTA]を追加し、自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を標準装備 - 前モデルを継続販売していたガソリンエンジン車の生産を終了
小変更!三菱新型デリカD:5の価格は?
▼三菱新型デリカD:5の価格
- M:3,913,800円
- G:4,015,000円
- G-Power package:4,251,500円
- P:4,387,900円
- URBAN GEAR G:4,142,600円
- URBAN GEAR G-Power package:4,379,100円
- URBAN GEAR P Edition:4,489,100円
- 【特別仕様車】
JASPER(Gグレードベース):4,100,800円
※全車4WD&ディーゼルエンジン
三菱新型デリカD:5の価格は、装備の充実により「G-Power package」と「P」グレードでアップしています。
価格アップは1万6500円とされ、変更幅が抑えられています。
▼参考:三菱デリカD:5(前モデル)の価格
- M:3,913,800円
- G:4,015,000円
- G-Power package:4,235,000円
- P:4,371,400円
- URBAN GEAR G:4,142,600円
- URBAN GEAR G-Power package:4,362,600円
- URBAN GEAR P Edition:4,472,600円
- 【特別仕様車】
JASPER(Gグレードベース):4,100,800円
※全車4WD&ディーゼルエンジン
乗降性UP!三菱新型デリカD:5の外装(エクステリア)デザイン
▼三菱新型デリカD:5(ベースモデル)の画像
三菱新型デリカD:5の外装は、新世代デザインによりタフさが表現されています。
ヘッドライトにはマルチLEDヘッドライトを採用し、鋭く切れ上がったものに。
バンパーには迫力と実用性を高める大型フォグランプを装備し、三菱のブランドデザイン「ダイナミックシールド」を採用。
また、リアコンビネーションランプをリアゲートガーニッシュと連続性を持たせたデザインとすることで、ワイド感や安定感を表現。
テールゲート外側いっぱいまで光らせる特徴的なデザインとなっています。
2019年の改良では、助手席ドア/助手席側スライドドアと連動し自動で展開・収納する電動サイドステップ(LEDステップ照明付)を「G」「M」グレード以外に新たに標準装備し、乗降性が向上されています。
▼三菱新型デリカD:5アーバンギアの画像
デリカD:5ではカスタムモデルとして「デリカD:5アーバンギア」が設定され、よりワイド&ローを強調したスタイルに。
専用デザインのソリッドでクリーンなフロントメッキグリルと、ワイド感と安定感のあるフロントバンパー、ドアガーニッシュにより、ダイナミックな塊感を表現。
また、マフラーの切り欠きを廃したリアバンパーと、洗練されたイメージのリアゲートガーニッシュ(クリア)を採用して、モダンでクリーンなスタイリングが演出されています。
質感UP!三菱新型デリカD:5の内装(インテリア)デザイン
▼デリカD:5(ベースモデル)
デリカD:5の内装は、走行時に車体姿勢をつかみやすくするとともに、ワイド感に寄与する水平基調の「Horizontal Axis(ホリゾンタルアクシス)」コンセプトに基づいたインストルメントパネルが採用されています。
ベースモデルのインストルメントパネルには、サバ杢柄の立体木目を用いることで機能性と上質さを両立。
▼デリカD:5アーバンギア
デリカD:5 アーバンギアでは、バール杢を再現して艶の高い青みのある黒木目をアクセントに配したインストルメントパネルが採用されています。
加えて、ステッチを施したソフトパッドや削り出しの金属が持つ重厚なイメージのセレクトモードダイヤル、立体盤面によるメーターデザインなど、視覚や触覚で分かるしっかり感と上質さが盛り込まれています。
ナビゲーションは、シーンに合わせて自由に操作できる「DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション」をディーラーオプションで設定。
大画面ディスプレイをナビ、オーディオ、ツール、アプリの4つのエリアに分割して表示できるほか、各エリアのレイアウトも切り替え可能となっています。
シート生地は、動きのある幾何学柄で力強さと躍動感を表現するとともに、凹凸のあるラミ付エンボスを施して、丈夫で上質な仕上げになっています。
アウトドア装備充実!三菱「新型デリカD:5ジャスパー」設定!
▼三菱新型デリカD:5 JASPERの画像
三菱デリカD:5には、特別仕様車として「新型デリカD:5 JASPER(ジャスパー)」が設定されています。
新型デリカD:5ジャスパーは、「G」グレード(8人乗り)をベースとし、アイガーグレーメタリック塗装のフロントグリルとポジションランプガーニッシュ、ダーククローム調塗装のアルミホイールにより、力強く引き締まった印象に仕上げ。
また、広大な山並みとヘラジカが描れた専用デカールをボディサイドに、テールゲートにも「JASPER」のロゴデカールを装備することで、アウトドアレジャーシーンに映えるエクステリアになっています。
ボディカラーには、歴代「JASPER」のテーマカラーであるグリーンを踏襲したエメラルドブラックパール/アイガーグレーメタリックのほか、新しく専用色のウォームホワイトパール/アイガーグレーメタリックと、人気色のアイガーグレーメタリック/ブラックマイカの3色を設定。
シート生地には、はっ水機能が付加されたスエード調人工皮革「グランリュクス」、ブラウンのステッチを採用し、心地よい手触りと滑りにくく立体的なボーダーキルティング形状で機能的なシートとなっています。
▼デリカD:5「JASPERコンプリートパッケージ」装着車




また、新型デリカD:5ジャスパーには、専用ディーラーオプションとして「JASPER コンプリートパッケージ」が設定され、よりタフに使うことができるようになっています。
パワフル!三菱新型デリカD:5のエンジンとスペックは?
▼三菱製2.2Lディーゼルエンジン
▼三菱新型デリカD:5のエンジンとスペック
- 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ
最高出力:145ps/3500rpm
最大トルク:38.7kgm/2000rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD「AWC」
三菱新型デリカD:5には、最新の2.2Lディーゼルエンジンが設定されています。
2.2Lディーゼルは、最大トルクを前モデルから2kgmアップ。
AdBlueを用いてディーゼルエンジンの排出ガスを浄化する「尿素SCRシステム」が、三菱自動車として初めて採用されています。
トランスミッションは前モデルの6速ATから8速まで多段化させることで、オンロードからオフロードまでより幅広い走行状況に対応。
駆動方式には、ディーゼル車用として電子制御4WDシステムの「AWC」を設定。
「AWC」は、2WD、4WDオート、4WDロックからモード選択ができ、4輪の駆動力をシステムが最適化することで、タイヤの空転が発生しやすい状況でも走行が可能となります。
あわせて、パワーステアリングは以前のラック&ピニオン式から、デュアルピニオン式の電動パワーステアリングに変更。
初期操舵からのしっかり感を確保するとともに、モーターによる違和感を少なくしてより自然な操舵フィーリングを実現。低速時の操舵力を低減して取りまわし性を向上しています。
三菱新型デリカD:5を試乗動画でチェック!
三菱新型デリカD:5は、試乗動画が公開されています。
大幅改良によりあがった走行性能や走りの質感が高い評価を受けています。
走り両立!三菱新型デリカD:5の燃費は?
▼三菱新型デリカD:5の燃費
- 2.2Lディーゼル(4WD):13.6km/L
三菱新型デリカD:5の燃費は、ディーゼルモデルへ8速ATが採用されたことで前モデルから改善されています。
アップ幅は0.6km/Lとされ、4WDのみの設定とし最大トルクをアップしながらも、より使いやすくなっています。
▼参考:三菱デリカD:5の燃費(前モデル)
- 2.2Lディーゼル(4WD):13.0km/L
- 2Lガソリン(4WD):10.6km/L
サポカーSワイド対応!三菱新型デリカD:5の安全装備は?
三菱新型デリカD:5の安全装備には、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]、車線逸脱警報システム[LDW]、レーダークルーズコントロールシステム[ACC]、オートマチックハイビーム[AHB]などを採用する予防安全技術「e-Assist」が全車標準装備されています。
2019年の改良では新たに誤発進抑制機能(前進時)を追加し、全グレードがサポカーSワイドに該当しました。
加えて、上級グレードには「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)[BSW/LCA]」「後退時車両検知警報システム[RCTA]」を標準装備し、一部グレードにオプション設定されています。
延長!三菱新型デリカD:5のボディサイズは?
▼三菱デリカD:5のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4800×1795×1875mm
- ホイールベース:2850mm
- 車両重量:1880kg~1930kg
- ※参考
・デリカD:5(前モデル)
全長×全幅×全高:4730×1795×1825-1870mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1690-1910kg
三菱新型デリカD:5のボディサイズは、より伸びやかなデザインとするため、前モデルから延長されています。
全長の延長は70mmとなっており、より力強いデザインが魅力になっています。
前モデル同様に対障害角度は大きくとられ、アプローチアングル21度、デパーチャーアングル23度と、ミニバンながら悪路も余裕をもって走行できるようになっています。
いつ?三菱新型デリカD:5の発売日は?
改良された三菱新型デリカD:5は、2020年12月10日に発売されました。
新型デリカD:5ではミニバンとして使い勝手をアップすることで、根強いファンのほか、人気になっているオフロード車を検討するユーザーにもアピールされます。
三菱デリカを「おさらい」
▼三菱デリカコーチ(初代デリカ)
三菱デリカ(DELICA)は、初代が1969年に登場したミニバンシリーズです。
デリカの車名の由来は、「delivery(運ぶ・配達する)」と「car(車)」をあわせた造語になっています。
初代はデリカコーチとして、商用で用意されたデリカバンと基礎を共有して開発。
▼三菱デリカスターワゴン(2代目デリカ)
▼三菱デリカスターワゴン(3代目デリカ)
2代目と3代目はデリカスターワゴンとして販売され、RV車ブームと重なったことでオフロード色の強い外観のモデルが人気に。
▼三菱デリカスペースギア(4代目デリカ)
4代目はデリカスペースギアという車名に変更。
フラッグシップSUVの「パジェロ」からくるラダーフレームとモノコックボディを一体化させたビルトインフレーム構造や、ダブルウィッシュボーンサスペンション、高トルクエンジンなどを採用しました。
▼デリカD:5のリブボーンフレーム
現行モデルで5代目のデリカD:5は、車名に5世代目を表す「D:5」を採用。
ベースモデルをSUVの「アウトランダー」に変更し、ボディには新しく哺乳類の肋骨のように環状型の4つの骨格構造で車体剛性を高める「リブボーンフレーム」を採用。
ダイヤル式のドライブモードセレクターにより、FF、4WDオート、4WDロックの切替を可能とする電子制御4WDシステムを搭載し、オールラウンダーミニバンをコンセプトに開発されています。
新型デリカについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!