三菱が、オフロードミニバン「デリカD:5(DELICA D:5)」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップした三菱新型デリカD:5について、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】使いやすく!三菱「新型デリカD:5」改良発売!
- 三菱新型デリカD:5の【変更点まとめ】
- 415万円から!三菱新型デリカD:5の価格は?
- タフ!三菱新型デリカD:5の外装(エクステリア)デザイン
- アグレッシブ!新型デリカD:5「RALLIART」アクセサリー設定!
- 上質!三菱新型デリカD:5の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!三菱新型デリカD:5のエンジンとスペックは?
- 走り両立!三菱新型デリカD:5の燃費は?
- 充実!三菱新型デリカD:5の安全装備は?
- 延長!三菱新型デリカD:5のボディサイズは?
- いつ?三菱新型デリカD:5の発売日は?
- 三菱デリカを「おさらい」
【最新情報】使いやすく!三菱「新型デリカD:5」改良発売!
三菱が、ミニバン「デリカD:5」の改良発売を発表しました。
三菱デリカD:5は、ミニバンスタイルながら高い最低地上高や高性能な4WDシステムを組み合わせることで、SUVとミニバンの要素をあわせ持つ「オールラウンダーミニバン」として人気になっています。
▼新型デリカD:5「CHAMONIX」の画像
改良された新型デリカD:5では特別仕様車として、2023年の東京オートサロンや大阪オートメッセで展示されていたコンセプトカー「SNOW SURVIVOR」をイメージし、最上級の「P」グレードをベースに専用の外装・内装デザインを施した「CHAMONIX(シャモニー)」を新設定。
デリカD:5シャモニーでは、フロントグリル、ポジションランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、ドアミラーカバー、アウタードアハンドルをブラックマイカで統一。
前後のスキッドプレートはチタニウムグレーメタリック、18インチアルミホイールはブラック塗装とするなど力強い印象に。
テールゲートに配した「CHAMONIX」の専用デカールには雪山に生える針葉樹をイメージした専用色のグリーンを採用。
フロントフェンダーにはカモフラージュ柄をベースにグリーンの車名ロゴを載せたデカールを配し、アウトドアシーンに映えるデザインとされています。
「CHAMONIX」専用シートには、アウトドアアクティビティでの使い勝手を考慮した専用コンビネーション生地を採用。
雪や水滴のついたウェアのままでも気軽に乗り込めるように撥水機能を付加したスエード調素材と合成皮革を採用したほか、心地よい手触り、滑りにくい立体的なボーダーキルティング形状にシルバーステッチを施すなど、機能性だけでなくデザイン性にもこだわったシートに仕上げ。
インストルメントパネルやドアトリムにはシートと同様にシルバーステッチをあしらい、統一感のあるインテリアデザインとされています。
そのほか、ルーフビームガーニッシュの天井照明を専用のホワイトとし、オーナメントパネルとアクセントパネルには木目調バール杢を採用するなど、インテリアの質感を向上。
ボディカラーにはホワイトダイヤモンド×ブラックマイカとブラックダイヤモンド×ブラックマイカの専用色2色に加え、グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカの3色をラインナップ。
▼新型デリカD:5「CHAMONIXコンプリートパッケージ」の画像
「CHAMONIX」専用色のグリーンを採用したドアミラーカバーやエンジンフードエンブレムなどに加え、カモフラージュ柄のボディサイドデカールなど、オートサロンに出展した「SNOW SURVIVOR」を想起させる専用オリジナルアクセサリーを組み合わせた「CHAMONIXコンプリートパッケージ」もディーラーオプション設定されています。(価格:260,370円/本体213,730円、参考取付工賃46,640円、消費税10%込)。
加えて、新型デリカD:5では改良により、後退時の安全性を高めるため、マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を全車標準装備。
Pグレードと特別仕様車「CHAMONIX」のアクセルペダルとブレーキペダルにアルミペダルが標準装備されています。
新型デリカD:5は2023年11月24日に発売され、価格は4,156,900~4,622,200円。
デリカD:5の特別仕様車設定にあわせ、軽クロスオーバーの「デリカミニ」にも「シャモニーパッケージ」が設定されています。
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三菱新型デリカD:5の【変更点まとめ】
▼三菱新型デリカD:5の変更点
- 特別仕様車「CHAMONIX」を設定
- マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を全車標準装備
- Pグレードと特別仕様車「CHAMONIX」のアクセルペダルとブレーキペダルにアルミペダルを標準装備
▽2022年11月の変更点
- 特別仕様車「JASPER」を設定。
ベースグレードを「G」から「G-Power Package」に変更
▽2021年12月の変更点
- ボディカラーに高輝度塗装「ホワイトダイヤモンド」と「ブラックダイヤモンド」のほか、「グラファイトグレーメタリック」を新採用
- ドアサッシュ部をテープ化
- DI-Dバッジを廃止
- リヤフロア回りの制振材を変更
415万円から!三菱新型デリカD:5の価格は?
▼三菱新型デリカD:5の価格
※全車4WD&ディーゼルエンジン
- M:4,156,900円
- G:4,258,100円
- G-Power package:4,494,600円
- P:4,601,300円
- URBAN GEAR G:4,385,700円
- URBAN GEAR G-Power package:4,622,200円
- 【特別仕様車】
CHAMONIX
電動サイドステップ非装着車:4,557,300円
電動サイドステップ装着車:4,656,300円
三菱新型デリカD:5の価格は、改良によりアップしています。
アップ幅は、エントリーグレードで155,100円となっています。
▼参考:三菱デリカD:5(前モデル)の価格
- M:4,001,800円
- G:4,103,000円
- G-Power package:4,339,500円
- P:4,475,900円
- URBAN GEAR G:4,230,600円
- URBAN GEAR G-Power package:4,467,100円
- URBAN GEAR P Edition:4,577,100円
- 【特別仕様車】
JASPER:4,425,300円
※全車4WD&ディーゼルエンジン
タフ!三菱新型デリカD:5の外装(エクステリア)デザイン
三菱新型デリカD:5の外装は新世代デザインによりタフさが表現されています。
ヘッドライトにはマルチLEDヘッドライトを採用し、鋭く切れ上がったスタイルに。
バンパーには迫力と実用性を高める大型フォグランプが装備され、三菱のブランドデザイン「ダイナミックシールド」を採用。
カスタムモデルとして「デリカD:5アーバンギア」も設定、ワイド&ローを強調したスタイルになっています。
アグレッシブ!新型デリカD:5「RALLIART」アクセサリー設定!
▼新型デリカD:5「RALLIART」アクセサリー装着車
三菱新型デリカD:5には、「RALLIART(ラリーアート)」アクセサリーが設定されています。
- RALLIARTガーニッシュパッケージ
フォグランプガーニッシュ
ブラックアウトフロントアンダーガーニッシュ
ブラックアウトリヤアンダーガーニッシュの3点セット - マッドフラップ
- サイドデカール
- テールゲートスポイラー
- ドアミラーカバー
- フロアマット
アクセサリーは、復活した三菱自動車のスポーツブランド「ラリーアート」の第1弾となり、果敢な走りを想起させるレッドがアクセントカラーに採用され、より個性をアップすることができるようになっています。
上質!三菱新型デリカD:5の内装(インテリア)デザイン
▼デリカD:5(ベースモデル)
新型デリカD:5の内装は、走行時に車体姿勢をつかみやすくするとともに、ワイド感に寄与する水平基調の「Horizontal Axis(ホリゾンタルアクシス)」コンセプトに基づいたインストルメントパネルが採用されています。
ベースモデルのインストルメントパネルには、サバ杢柄の立体木目を用いることで機能性と上質さを両立。
▼デリカD:5アーバンギア
デリカD:5アーバンギアでは、バール杢を再現して艶の高い青みのある黒木目をアクセントに配したインストルメントパネルが採用されています。
加えて、ステッチを施したソフトパッドや削り出しの金属が持つ重厚なイメージのセレクトモードダイヤル、立体盤面によるメーターデザインなど、視覚や触覚で分かるしっかり感と上質さをプラス。
ナビゲーションは、シーンに合わせて自由に操作できる「DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション」をオプション設定。
大画面ディスプレイでナビ、オーディオ、ツール、アプリの4つのエリアに分割して表示できるほか、各エリアのレイアウトも切り替え可能となっています。
シート生地は、動きのある幾何学柄で力強さと躍動感を表現するとともに、凹凸のあるラミ付エンボスを施して、丈夫で上質な仕上げとされています。
パワフル!三菱新型デリカD:5のエンジンとスペックは?
▼三菱製2.2Lディーゼルエンジン
▼三菱新型デリカD:5のエンジンとスペック
- 直列4気筒2.2Lディーゼルターボ
最高出力:145ps/3500rpm
最大トルク:38.7kgm/2000rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD「AWC」
三菱新型デリカD:5には、2019年の改良時に最新の2.2Lディーゼルエンジンが搭載されています。
2.2Lディーゼルは、最大トルクを前モデルから2kgmアップ。
AdBlueを用いてディーゼルエンジンの排出ガスを浄化する「尿素SCRシステム」が、三菱自動車として初めて採用されています。
トランスミッションは前モデルの6速ATから8速まで多段化させることで、オンロードからオフロードまでより幅広い走行状況に対応。
駆動方式には、電子制御4WDシステム「AWC」を採用。
「AWC」は、2WD、4WDオート、4WDロックからモード選択ができ、4輪の駆動力をシステムが最適化することで、タイヤの空転が発生しやすい状況でも走行が可能となっています。
あわせて、パワーステアリングは以前のラック&ピニオン式から、デュアルピニオン式の電動パワーステアリングに変更。
初期操舵からのしっかり感を確保するとともに、モーターによる違和感を少なくしてより自然な操舵フィーリングを実現。低速時の操舵力を低減して取りまわし性を向上しています。
走り両立!三菱新型デリカD:5の燃費は?
▼三菱新型デリカD:5の燃費
- 2.2Lディーゼル(4WD):13.6km/L
三菱新型デリカD:5の燃費は2019年の改良時に、ディーゼルモデルに8速ATが採用されたことで改善しています。
アップ幅は0.6km/Lとされ、4WDのみの設定とし最大トルクをアップしながらも、より使いやすくなっています。
▼参考:三菱デリカD:5の燃費(前モデル)
- 2.2Lディーゼル(4WD):13.0km/L
- 2Lガソリン(4WD):10.6km/L
充実!三菱新型デリカD:5の安全装備は?
三菱新型デリカD:5の安全装備には、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]、車線逸脱警報システム[LDW]、レーダークルーズコントロールシステム[ACC]、オートマチックハイビーム[AHB]などを採用する予防安全技術「e-Assist」が全車標準装備されています。
2019年の改良では新たに誤発進抑制機能(前進時)を追加し、全グレードがサポカーSワイドに該当しました。
加えて、上級グレードには「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)[BSW/LCA]」「後退時車両検知警報システム[RCTA]」が標準装備され、一部グレードにオプション設定されています。
延長!三菱新型デリカD:5のボディサイズは?
▼三菱デリカD:5のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4800×1795×1875mm
- ホイールベース:2850mm
- 車両重量:1880kg~1930kg
- ※参考
・デリカD:5(前モデル)
全長×全幅×全高:4730×1795×1825-1870mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1690-1910kg
三菱新型デリカD:5のボディサイズは、より伸びやかなデザインとするため、2019年の改良時に延長されています。
全長の延長は70mmとなっており、より力強いデザインが魅力に。
前モデル同様に対障害角度は大きくとられ、アプローチアングル21度、デパーチャーアングル23度と、ミニバンながら悪路も余裕をもって走行できるようになっています。
いつ?三菱新型デリカD:5の発売日は?
改良された三菱新型デリカD:5は、2023年11月24日に発売されました。
三菱は新型デリカD:5の機能性を高めることで、根強いファンのほか、人気になっているオフロード車を検討するユーザーにもアピールしていく予定です。
三菱デリカを「おさらい」
▼三菱デリカコーチ(初代デリカ)
三菱デリカ(DELICA)は、初代が1968年に登場したミニバンシリーズです。
デリカの車名の由来は、「delivery(運ぶ・配達する)」と「car(車)」をあわせた造語になっています。
初代はデリカコーチとして、商用で用意されたデリカバンと基礎を共有して開発。
▼三菱デリカスターワゴン(2代目デリカ)
▼三菱デリカスターワゴン(3代目デリカ)
2代目と3代目はデリカスターワゴンとして販売され、RV車ブームと重なったことでオフロード色の強い外観のモデルが人気に。
▼三菱デリカスペースギア(4代目デリカ)
4代目はデリカスペースギアに車名を変更。
フラッグシップSUVの「パジェロ」からくるラダーフレームとモノコックボディを一体化させたビルトインフレーム構造や、ダブルウィッシュボーンサスペンション、高トルクエンジンなどを採用しました。
▼デリカD:5のリブボーンフレーム
現行モデルで5代目のデリカD:5は、車名に5世代目を表す「D:5」を採用。
ベースモデルをSUVの「アウトランダー」に変更し、ボディには新しく哺乳類の肋骨のように環状型の4つの骨格構造で車体剛性を高める「リブボーンフレーム」を採用。
ダイヤル式のドライブモードセレクターにより、FF、4WDオート、4WDロックの切替を可能とする電子制御4WDシステムを搭載し、オールラウンダーミニバンをコンセプトに開発されています。
新型デリカについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!