三菱が、SUV「アウトランダーPHEV」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップした三菱新型アウトランダーPHEVについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ガソリン車廃止!三菱「新型アウトランダーPHEV」改良発売!
- 三菱新型アウトランダーの【主な変更点まとめ】
- アップ!三菱新型アウトランダーPHEVの価格は?
- スポーティ!三菱新型アウトランダーPHEVの外装(エクステリア)デザイン
- 快適!三菱新型アウトランダーPHEVの内装(インテリア)デザイン
- 力強く!三菱新型アウトランダーPHEVのパワートレインとスペックは?
- 悪路走破!三菱新型アウトランダーPHEVの走行システムは?
- 三菱アウトランダーPHEVの走りを試乗動画でチェック!
- 高環境性能!三菱新型アウトランダーPHEVの燃費や充電時間は?
- 充実!三菱新型アウトランダーPHEVの安全装備は?
- 使いやすく!三菱新型アウトランダーPHEVのボディサイズは?
- 三菱新型アウトランダーPHEVの発売日は?
- 三菱・アウトランダーを「おさらい」
【最新情報】ガソリン車廃止!三菱「新型アウトランダーPHEV」改良発売!
三菱が、プラグインハイブリッドSUV「アウトランダーPHEV」の改良発売を発表しました。
三菱アウトランダーはブランドの主力SUVとしてラインナップされ、プラグインハイブリッド車として設定する「アウトランダーPHEV」の高い環境性能と高性能4WDによる走りも世界的人気になっています。
改良された新型アウトランダーPHEVは、2020年12月に新しくボディサイズを拡大しPHEVを搭載する「エクリプスクロス」が設定されるのにあわせグレード展開を見直し、PHEVのエントリーグレード「G Limited Edition」と、ガソリン車を廃止。
装備では、これまで「S Edition」と「G Premium Package」のみ標準装備とされていた予防安全技術「e-Assist」の後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]と、後退時車両検知警報システム[RCTA]を全車に標準装備することで安全性を向上。
あわせて、車両接近通報装置の法規対応に伴い、車両接近通報OFFスイッチの廃止と、通報音の音量・音質の最適化が実施されています。
新型アウトランダーPHEVは2020年10月29日に発売。価格は4,364,800円~5,294,300円となっています。
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三菱新型アウトランダーの【主な変更点まとめ】
▼三菱新型アウトランダーの変更点
- PHEVのエントリーグレード「G Limited Edition」を廃止
- PHEVの全車に予防安全技術「e-Assist」の後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]と後退時車両検知警報システム[RCTA]を採用
- 車両接近通報装置の法規対応に伴い、PHEVの車両接近通報OFFスイッチを廃止し、通報音の音量・音質を最適化
- ガソリン車の「アウトランダー」を廃止
▽2020年6月の変更点
- プラグインハイブリッド車に、特別仕様車「ブラックエディション」を設定
▽2019年改良時の変更点
- ガソリン車の4WD全車に、車両運動統合制御システム「S-AWC」を標準装備。
従来の走行モードである「AWC ECO」「NORMAL」「SNOW」に加え、「GRAVEL」を追加 - アウトランダーシリーズのために専用設計した「ミツビシパワーサウンドシステム」を新設定。
510Wのパワーアンプ、8個のスピーカーシステムを採用 - 8インチディスプレイ「スマートフォン連携ナビゲーション」を新設定。
Android AutoやApple CarPlayに対応 - ボディカラーに強い輝きと深みを併せ持つ上質なレッドダイヤモンドを新設定
- 特別仕様車「BLACK Edition」を設定。
ダーククロムのエクステリアパーツ、ブラック塗装18インチアルミホイール、ブラックインテリアを採用。
撥水機能付きシート生地、2トーンカラーを設定 - 運転席に、腰部を適度に支持して運転姿勢を適正化させるパワーランバーサポート機能を採用
- セカンドシートの形状及びクッションを見直し、サポート性を向上
- 「アウトランダーPHEV」のエントリーグレード以外に助手席パワーシートを標準装備
アップ!三菱新型アウトランダーPHEVの価格は?
▼三菱新型アウトランダーPHEVの価格
- G:4,364,800円
- G Plus Package:4,637,600円
- G Premium Package:4,991,800円
- S Edition:5,294,300円
- 【特別仕様車】
BLACK Edition:4,468,200円
三菱新型アウトランダーPHEVは、2020年12月に新しく「エクリプスクロスPHEV」が設定されるのにあわせ、エントリーグレード「G Limited Edition」が廃止されたことでスタート価格がアップしています。
PHEVは前モデルの「G Limited Edition」で3,939,100円からとされていましたが、新型アウトランダーPHEVでは「G」で4,364,800円からとなり、充実した装備がアピールされています。
あわせてアウトランダーでは、エクリプスクロスがマイナーチェンジでボディサイズを拡大することから、競合するガソリン車が廃止されています。
▼参考:アウトランダーPHEV(前モデル)の価格
- G Limited Edition:3,939,100円
- G:4,309,800円
- G Plus Package:4,582,600円
- G Premium Package:4,991,800円
- S Edition:5,294,300円
- 【特別仕様車】
BLACK Edition:4,413,200円
▼参考:三菱新型アウトランダー(前モデル)の価格
- 20M(2L/FF):2,725,800円
- 20G(2L/FF):2,909,500円
- 20G Plus Package(2L/FF):3,143,800円
- 24M(2.4L/4WD):3,003,000円
- 24G(2.4L/4WD):3,184,500円
- 24G Plus Package(2.4L/4WD):3,421,000円
- 【特別仕様車】
・BLACK Edition
2L/FF:3,000,800円
2.4L/4WD:3,275,800円
スポーティ!三菱新型アウトランダーPHEVの外装(エクステリア)デザイン
三菱新型アウトランダーPHEVの外装は、最新デザインのLEDヘッドライト、LEDフォグランプベゼル、ラジエターグリル、フロントスキッドプレート、リアスキッドプレートにより、高い質感に仕上げられています。
また、フィン形状の新デザインアルミホイールや空力性能を向上させるリアスポイラーを装備することにより、機能性やスポーティさが引き上げられています。
▼新型アウトランダーPHEV「レッドダイヤモンド」
2019年の改良では、ボディカラーに強い輝きと深みを併せ持つ上質なレッドダイヤモンドが新設定されています。
快適!三菱新型アウトランダーPHEVの内装(インテリア)デザイン
新型アウトランダーPHEVの内装は、2019年の改良時に新しい装備を採用することにより使い勝手と快適性がアップされています。
装備には、アウトランダーシリーズのために専用設計された「ミツビシパワーサウンドシステム」を設定。
510Wのパワーアンプ、8個のスピーカーシステムを採用することで、クリアかつ存在感のある音質を実現。
室内形状やスピーカー位置に合わせて専用の音響チューニングを施すことで、プレミアムツーリングにふさわしい、心地よい透明感のあるサウンドを奏でるオーディオシステムに仕上げられています。
また、「スマートフォン連携ナビゲーション」も新設定され、内蔵地図によるルート案内やVICS交通情報対応といった便利な機能に加え、AndroidスマートフォンやiPhoneをUSBポートにつなぐだけで、Android AutoやApple CarPlayのアプリケーションを使うことができるように。
また、ディスプレイ画面は8インチに拡大され、見やすさや操作性が向上しています。
その他、新型アウトランダーPHEVでは運転席に、腰部を適度に支持して運転姿勢を適正化させるパワーランバーサポート機能を採用。
また、セカンドシートの形状及びクッションを見直すことでサポート性が向上しています。
アウトランダーPHEVでは、エントリーグレード以外で助手席のパワーシートを標準装備し、利便性がアップされています。
力強く!三菱新型アウトランダーPHEVのパワートレインとスペックは?
▼三菱新型アウトランダーPHEVのパワートレインとスペック
- 【アウトランダーPHEV】
パワートレイン:直列4気筒2.4L「MIVEC」+電気モーター×2基
・エンジン出力:128ps/20.3kgm
・モーター出力
フロント:82ps/14.0kgm
リア:95ps/19.9kgm
・バッテリー容量:リチウムイオンバッテリー13.8kWh
・EV最高速度:135km/h - 駆動方式:4WD「S-AWC」
▼廃止
- 【アウトランダー】
・FF車/直列4気筒2L:150ps/19.4kgm
・4WD車/直列4気筒2.4L:169ps/22.4kgm
・トランスミッション:6速スポーツモード付きCVT
三菱アウトランダーPHEVは2018年に、新設計された駆動用バッテリーとエンジンを搭載。モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち約9割ものコンポーネントが改良されています。
▼参考:三菱・アウトランダーPHEV(前モデル)のスペック
- パワートレイン:直列4気筒2Lガソリン+電気モーター×2(前後1基ずつ)
- エンジン出力:118ps/19.0kgm
- モーター出力
フロント:82ps/14.0kgm
リア:82ps/19.9kgm - バッテリーと容量:リチウムイオンバッテリー 12kWh
- EV最高速度:125km/h
- 駆動方式:4WD
エンジン排気量は前モデルの2Lから2.4Lに変更し、カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御により高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化により、低回転域で効率のよい発電が可能になっています。
またエンジン発電制御を全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させることで発電によるエンジン始動時の違和感が低減し、モーター駆動が生み出す気持ちよい走りを、より楽しめるようになっています。
さらに駆動用バッテリーの容量は15%向上され、出力も10%向上。
ジェネレーターやリアモーターの出力も10%向上させることにより、力強い走りが実現されています。
その他、2018年にはガソリン車も含め車体を大幅に見直し、2017年モデルの「S Edition」でリアまわりに用いていた構造用接着剤を全グレードに採用しつつ使用領域を拡大。
2019年には足まわりも変更され、ショックアブソーバーのピストン径は2013年モデルのフロント30mm、リア28mmから2016年モデルでフロント32mm、リア30mmとされていましたが、2019年モデルではさらにフロント35mm、リア32mmに上級化。
ステアリングのギヤ比もクイック化することで、スポーティなハンドリングに仕上げられています。
悪路走破!三菱新型アウトランダーPHEVの走行システムは?
新型アウトランダーPHEVでは、車両運動統合制御4WDシステム「S-AWC」が標準装備されています。
「S-AWC」は、AYC(アクティブヨーコントロール)ブレーキ制御を専用にセッティングし、ステアリング操作に対して応答遅れのないドライバーの意図通りのコーナリングを実現。
また、発進時において車輪の空転をブレーキで抑制することで、雪道などの滑りやすい路面でも力強い発進が可能に。
PHEVでは前後に搭載するモーターにより、駆動力もリアルタイムに制御されます。
アウトランダーPHEVでは、「NORMAL」「4WD LOCK」の走行モードのほか、「SPORT」と「SNOW」が設定されています。
三菱アウトランダーPHEVの走りを試乗動画でチェック!
三菱アウトランダーPHEVは、レビュー動画が公開されています。
強化されたパワートレインやシャシーによる質感の高い走りが、高評価を受けています。
高環境性能!三菱新型アウトランダーPHEVの燃費や充電時間は?
▼三菱新型アウトランダーの燃費
- 【アウトランダーPHEV】
・JC08モード燃費:18.6km/L
・WLTCモード燃費(新燃費基準)
複合:16.4km/L
市街地モード:15.4km/L
郊外モード:16.8km/L
高速道路モード:16.8km/L
・EV航続距離:65km
・普通充電時間(200V):4.5時間
・急速充電時間:約25分(バッテリー容量の80%まで) - 【アウトランダー】【廃止】
・JC08モード燃費
2L/FF車 16.0km/L、2.4L/4WD車:14.6km/L
三菱新型アウトランダーPHEVは、ハイブリッド車としての使用でWLTCモード16.4km/Lとなっています。
EV航続距離は2018年改良時に以前の60.8kmから65kmと延長され、日常の走行を充電した電気のみで余裕をもってこなすことができるようになっています。
充実!三菱新型アウトランダーPHEVの安全装備は?
三菱新型アウトランダーPHEVの安全装備には、三菱の先進システム「e-Assist」が採用されています。
システムには、衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」と誤発進抑制機能(前進および後退時)が標準装備され、全車「サポカーSワイド」に該当することで安心して運転できるようになっています。
▼三菱新型アウトランダーPHEVの安全装備
- オートマチックハイビーム「AHB」
- レーダークルーズコントロール「ACC」
- 衝突被害軽減ブレーキ「FCM」
- 車線逸脱警報「LDW」
- 高速法車両検知警報「BSW/LCA」
- 後退時車両検知警報「RCTA」
- 誤発進抑制(前進&後退)「UMS」
使いやすく!三菱新型アウトランダーPHEVのボディサイズは?
▼三菱新型アウトランダーPHEVのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4695×1810×1710mm
- ホイールベース:2670mm
- 最低地上高:190mm
- 車両重量:1890kg
三菱新型アウトランダーPHEVのボディサイズは、2018年にデザインの変更がありましたが前モデルから維持されています。
最低地上高は190mmと高い数値がとられ、アウトドアレジャーでも高い性能を発揮するSUVになっています。
三菱新型アウトランダーPHEVの発売日は?
改良された三菱新型アウトランダーPHEVは、2020年10月29日に日本で発売されました。
三菱は主力SUVであるアウトランダーPHEVの魅力を強化し、よりよい使い勝手や走行性能をアピールしていく予定です。
三菱・アウトランダーを「おさらい」
▼三菱・アウトランダー(初代)
三菱・アウトランダー(OUTLANDER)は、初代が2005年に登場したミドルサイズSUVです。
アウトランダーのモデル名は、遠隔の地を表す「outland」が由来になっており、「未知なる地へ向かう冒険者」を意味しています。日本発売前は、前モデルとなる「エアトレック」の輸出名に採用されていました。
サイズはエアトレックから一回り大きくされ、走行モードを2WD、4WD、4WDロックに変更できる電子制御4WDを組み合わせることで、高い走行性能が確保されました。
現行モデルの2代目は2012年に登場し、安全システムや環境性能を改善。
2013年には、トヨタ・プリウスPHVに次いで日本での量産型2車種目のプラグインハイブリッド車となるアウトランダーPHEVを発売。
家電が使用できる電源コンセントなどを装備し、人気モデルになりました。
アウトランダーPHEVは、アジアクロスカントリーラリーやバハ・ポルタレグレ500などのラリー競技にも参戦し、その走行性能が世界的にアピールされています。
新型三菱アウトランダーPHEVについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!