フェラーリが、PHEVスーパーカー「SF90ストラダーレ」の新モデルとなる「SF90スパイダー」を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型SF90ストラダーレについて、スペックなどの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最強オープン!フェラーリ「新型SF90スパイダー」発表!
- フェラーリ新型SF90ストラダーレの【特徴まとめ】
- 空力重視!新型SF90ストラダーレの外装(エクステリア)デザイン
- 延長!フェラーリ新型SF90ストラダーレのボディサイズは?
- 最新装備!新型SF90ストラダーレの内装(インテリア)デザイン
- PHEV!新型SF90ストラダーレのパワートレインとスペックは?
- 走りUP!フェラーリ新型SF90ストラダーレの走行システムは?
- フェラーリ新型SF90ストラダーレの価格は?
- フェラーリ新型SF90ストラダーレの発売日は?
【最新情報】最強オープン!フェラーリ「新型SF90スパイダー」発表!
▼フェラーリSF90スパイダーの画像
フェラーリが、「SF90ストラダーレ」のオープンモデルとなる「SF90スパイダー」を発表しました。
フェラーリSF90ストラダーレは、フェラーリのモータースポーツ部門である「スクーデリア・フェラーリ」の創立90周年を記念するF1マシン「SF90」からくる技術を採用した公道モデルであることから命名され、ブランド初のV型8気筒プラグインハイブリッドシステムを搭載。システム合計1000psの高出力を持つモデルとなっています。
オープンモデルとして追加設定された新型SF90スパイダーは、フェラーリ独自のハードトップシステムを採用し、従来の格納式ハードトップよりも40kg軽量化。また、開閉にかかる時間を14秒に短縮。
これにより新型SF90スパイダーの重量増加はクーペから100kgに抑えられ、0-100km/h加速タイムはクーペと同じ2.5秒、0-200km/h加速タイムはクーペ+0.3秒となる7.0秒となっています。
▼フェラーリSF90スパイダーの動画
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フェラーリ新型SF90ストラダーレの【特徴まとめ】
▼フェラーリ新型SF90ストラダーレの特徴
- V型8気筒エンジンと3基の電気モーターを搭載し、1000馬力を出力
- プラグインハイブリッドシステムにより、25kmのEV走行が可能
- 新開発複合素材プラットフォームを採用し、剛性を大幅に向上しながら軽量化
- トルクベクタリングシステム、エレクトリックサイドスリップコントロールなどにより、高い走行性能を獲得
空力重視!新型SF90ストラダーレの外装(エクステリア)デザイン
▼フェラーリSF90ストラダーレの画像
フェラーリ新型SF90ストラダーレは、最新のエクステリアデザインにより空力性能が大きくアップされています。
小型のヘッドライトにはマトリックスLEDが採用され、そのサイドにはブレーキを冷却するエアインテークを配置。
車体の前側は中央を高く設計することでより多くの空気の渦を発生させ、エアロ性能を向上。
250km/h走行時のダウンフォースは、ラ・フェラーリ+30kgの390kgまで高められています。
ボディタイプにはサーキット走行をメインターゲットとした「アセット・フィオラーノ・パッケージ」も用意され、高さをあげたリアスポイラーや内装の簡略化、カーボンパーツの使用により、車重が30kg軽量化されています。
延長!フェラーリ新型SF90ストラダーレのボディサイズは?
▼フェラーリ新型SF90ストラダーレのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4710×1972×1186mm
- ホイールベース:2650mm
- 車重:1570kg(スパイダー:1670kg)
- 前後重量配分:F 45%:R 55%
- ※参考
・フェラーリF8トリブート
全長×全幅×全高:4611×1979×1206mm
車重:1330kg
フェラーリ新型SF90ストラダーレのボディサイズは、2019年3月に最新のV8モデルとして発表されていた「F8トリブート」から全長が約100mm延長されています。
車重は電気モーターを3基搭載することで1570kgまでアップしていますが、新開発されたアルミニウムとカーボンファイバーを使用する複合素材プラットフォームにより重量増が抑えられ、あわせてねじれ剛性は従来型プラットフォームから40%もアップされています。
最新装備!新型SF90ストラダーレの内装(インテリア)デザイン
フェラーリ新型SF90ストラダーレの内装には、新世代のブランドデザインが採用されています。
コクピットのデザインはフェラーリのF1マシンをイメージしたものとされ、16インチのデジタルメーターを装備。
また、初めてヘッドアップディスプレイが採用され、よりドライビングに集中できるように仕上げられています。
PHEV!新型SF90ストラダーレのパワートレインとスペックは?
▼フェラーリSF90ストラダーレのパワートレインとスペック
- パワートレイン:V型8気筒4Lツインターボ+電気モーター×3
- エンジン最高出力:780ps/7500rpm
- エンジン最大トルク:81.6kgm/6000rpm
- モーター最高出力:220ps(3基合計値)
- システム合計出力:1000ps
- バッテリー容量:7.9kWh
- EV航続可能距離:25.7km
- トランスミッション:8速デュアルクラッチ
- 駆動方式:4WD
- 0-100km/h加速:2.5秒(スパイダー同値)
- 0-200km/h加速:6.7秒(スパイダー+0.3秒)
- 最高速度:340km/h(EV最高速度:135km/h)
フェラーリ新型SF90ストラダーレのパワートレインには、新開発されたプラグインハイブリッドシステムが採用されています。
このシステムは、低く配置されたターボチャージャーや小型化されたフライホイールにより、低重心を実現。
780馬力を出力するV型8気筒ツインターボエンジンには3基のモーターが組み合わせられ、2基をフロント、1基をリアに配置した四輪駆動レイアウトにより高い走行性能を発揮。
▼参考:ラ・フェラーリのパワートレインとスペック
- パワートレイン:V型12気筒6.3L+電気モーター
- システム出力:963ps
これにより、フェラーリの最高峰モデルとして500台が限定生産された「ラ・フェラーリ」を凌ぐ、1000psもの出力を獲得。
搭載されるバッテリーは外部からの給電のほか、エンジンを使用した充電にも対応し、25kmを電力のみで走行することが可能となっています。
走りUP!フェラーリ新型SF90ストラダーレの走行システムは?
フェラーリ新型SF90ストラダーレには、プラグインハイブリッドスーパーカーに最適化された最新の走行システムが採用されています。
システムには、コーナーで左右の駆動トルクを制御し旋回性能をアップするトルクベクタリングコントロールを採用。
新開発された「エレクトリックサイドスリップコントロール(eSSC)」によるエンジンとモーターの出力制御も組み合わせることで、より高い走行パフォーマンスを実現。
ドライブモードはベースとなる「ハイブリッド」のほか、バッテリーのみで走行する「eドライブ」、エンジンによりバッテリーを満充電する「パフォーマンス」、最大限のパフォーマンスを発揮する「クオリファイ」の4種類から選択できるようになっています。
フェラーリ新型SF90ストラダーレの価格は?
▼フェラーリ新型SF90ストラダーレの価格
- 5340万円
フェラーリ新型SF90ストラダーレの日本価格は、5340万円に設定されています。
これまでブランドの最高峰とされていたラ・フェラーリは500台限定生産モデルとして約1億6000万円となっていましたが、新型SF90ストラダーレは価格が抑えられています。
フェラーリ新型SF90ストラダーレの発売日は?
フェラーリ新型SF90ストラダーレは日本で2019年10月9日に発表、オープンモデルとなるSF90スパイダーは欧州で2020年11月12日に発表されました。
フェラーリはブランドの新世代モデルとしてプラグインハイブリッドモデルをラインナップすることで、先進性をアピールしていきたい考えです。
フェラーリ新型SF90ストラダーレについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!