スズキが、軽クロスオーバー「ハスラー」の新モデル発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップしたスズキ新型ハスラーについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】人気モデル復活!スズキ新型「ハスラーJスタイル」発売!
- スズキ新型ハスラーの【主な変更点まとめ】
- グレード充実!スズキ新型ハスラーの価格は?
- よりタフ!スズキ新型ハスラーの外装(エクステリア)デザイン
- 車中泊にも対応!スズキ新型ハスラーの内装(インテリア)デザイン
- 新開発エンジン&ハイブリッド!スズキ新型ハスラーのスペックは?
- スノーモード採用!新型ハスラーの走行システム、悪路走破性能は?
- スズキ新型ハスラーを試乗動画でチェック!
- 実燃費アップ!スズキ新型ハスラーの燃費は?
- 新機能!スズキ新型ハスラーの安全装備は?
- 車高UP!スズキ新型ハスラーのサイズ、車体設計は?
- スズキ新型ハスラーの発売日は?
- スズキ・ハスラーを「おさらい」
【最新情報】人気モデル復活!スズキ新型「ハスラーJスタイル」発売!
▼スズキ新型ハスラー「Jスタイル」の画像
スズキが、「ハスラー」の特別仕様車となる「ハスラーJ STYLE(ジェイスタイル)」の発売を発表しました。
スズキ・ハスラーは、軽自動車ワゴンをベースとしたクロスオーバーモデルとして製作され、現行モデルは2019年12月にフルモデルチェンジし新世代となっていました。
新設定された特別仕様車「J STYLE」は、前世代で人気だった特別仕様車を復活設定。
ハスラー「HYBRID X」「HYBRID X ターボ」をベースに専用の装備を採用し、エクステリアにはルーフレールや専用のメッキフロントグリル、HUSTLERアルファベットエンブレムなどを採用。
インテリアには、ブルーイッシュシルバーをアクセントとしたインパネや、専用のレザー調とファブリックを組み合わせたシート表皮などを採用し、より上質で落ち着いた内装に仕上げ。
また、360°プレミアムUV&IRカットガラスや「ナノイー」搭載フルオートエアコンを採用することで快適性を向上。
安全装備も充実することで、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当しています。
新型ハスラーJスタイルは2020年11月17日に発売。価格は1,595,000円~1,823,800円となっています。
▼新型ハスラー「J STYLE」の特別装備
▽エクステリア
- ルーフレール
- 専用メッキフロントグリル
- HUSTLERアルファベットエンブレム[メッキ](フロントフード)
- フロントバンパーガーニッシュ[スチールシルバーメタリック]
- リヤバンパーガーニッシュ[スチールシルバーメタリック]
- メッキフォグランプガーニッシュ
- メッキドアハンドル
- J STYLEエンブレム(バックドア)
▽インテリア
- レザー調&ファブリックシート表皮[ブラウン&ダークブルー]
- レザー調ドアトリムクロス[ブラック](フロントドア)
- ドアトリムカラーガーニッシュ[ブルーイッシュシルバー]
- インパネカラーガーニッシュ[ブルーイッシュシルバー]
- フロアコンソールトレー[ドリンクホルダー付][ブルーイッシュシルバー]
- メッキインサイドドアハンドル
▽機能&装備
- 360°プレミアムUV&IRカットガラス
- 「ナノイー」搭載フルオートエアコン[エアフィルター付]
▼マツダ・フレアクロスオーバー(OEMモデル)
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スズキ新型ハスラーの【主な変更点まとめ】
▼スズキ新型ハスラーの変更点
- 特別仕様車「Jスタイル」を設定。
専用のエクステリアやインテリアのほか、快適装備を充実
▽2019年12月フルモデルチェンジ時の変更点
- 新世代プラットフォーム「ハーテクト」を採用し、室内空間を拡大しながら車重を軽量化
- 新開発の自然吸気エンジン、新型CVTを採用
- マイルドハイブリッドに採用する電気モーターの出力を向上し、高い加速力と燃費を実現
- スズキ軽初となる「スノーモード」、「カラー液晶メーター」を採用
- Apple CarPlay、Android Auto、SmartDeviceLinkに対応する9インチ大型ディスプレイを設定
- 荷室側からスライドできるリアシート、防汚タイプラゲッジフロアを装備
- 安全装備に、夜間歩行者検知機能を備えたデュアルカメラブレーキサポートのほか、後退時ブレーキサポートや前後の衝突被害軽減ブレーキを搭載
- ターボ車に、スズキの軽自動車初採用となる全車速追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロールや、車線逸脱抑制機能を採用
グレード充実!スズキ新型ハスラーの価格は?
▼スズキ新型ハスラーの価格・グレード
※2トーンカラーは4万4000円高
- 【自然吸気エンジン+マイルドハイブリッド】
・ハイブリッドG
FF:136万5100円、4WD:149万9300円
※スズキセーフティサポート非装着車
FF:128万400円、4WD:141万4600円
・ハイブリッドX
FF:151万8000円、4WD:165万2200円 - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
・ハイブリッドGターボ
FF:145万9700円、4WD:159万3900円
・ハイブリッドXターボ
FF:161万2600円、4WD:174万6800円 - 【特別仕様車】【新設定】
・J STYLE
FF:1,595,000円、4WD:1,729,200円
・J STYLE ターボ
FF:1,689,600円、4WD:1,823,800円
スズキ新型ハスラーの価格は、128万400円からとなっています。
新設定された特別仕様車「J STYLE」は、「ハイブリッドX」グレードから装備を充実しながら、価格は8万円ほどのアップに抑えられ、充実した装備を楽しむことができるようになっています。
▼参考:スズキ・ハスラーの価格(前世代)
- A
FF/5MT:1,100,520円、4WD/5MT:1,221,480円
FF/CVT:1,100,520円、4WD/CVT:1,221,480円 - G
FF/5MT:1,183,680円、4WD/5MT:1,299,240円
FF/CVT:1,273,320円、4WD/CVT:1,399,680円 - G 2トーンルーフ仕様車
FF/5MT:1,226,880円、4WD/5MT:1,342,440円
FF/CVT:1,316,520円、4WD/CVT:1,442,880円 - Gターボ
FF/CVT:1,359,720円、4WD/CVT:1,486,080円 - Gターボ 2トーンルーフ仕様車
FF/CVT:1,402,920円、4WD/CVT:1,529,280円 - X
FF/CVT:1,461,240円、4WD/CVT:1,587,600円 - X 2トーンルーフ仕様車
FF/CVT:1,504,440円、4WD/CVT:1,630,800円 - Xターボ
FF/CVT:1,547,640円、4WD/CVT:1,674,000円 - Xターボ 2トーンルーフ仕様車
FF/CVT:1,590,840円、4WD/CVT:1,717,200円
よりタフ!スズキ新型ハスラーの外装(エクステリア)デザイン
▼スズキ新型ハスラーの画像
スズキ新型ハスラーの外装は、人気のデザインアクセントや軽自動車クロスオーバースタイルを前モデルから維持しながら、よりタフな印象に仕上げられています。
フロントには特徴となっていた丸いヘッドライトを採用し、バンパーに角を強調した新しいデザインを採用することで硬質感をアップ。
エンジンフードは約20mm高められ、存在感が強められています。
リアはより車体下部を高め、ライトやウインドウにフロントと共通性をもったスクエア形状を採用。
ルーフ長が約120mmも延長されたことから、リアサイドドアの後ろには新たにクォーターガラスが配置され、より大きく広く頑丈なフォルムがつくられています。
新型ハスラーを前モデルと比較!
▼スズキ・ハスラー(前モデル)
スズキ新型ハスラーを前モデルと比較すると、よりSUVテイストが濃くなっています。
このスタイルは、スズキを代表するオフロードモデルの「ジムニー」からくる要素も取り入れたものとなっており、前モデルより悪路での力強さが表現されています。
▼参考:スズキ・ジムニー
▼スズキ・クロスビー(普通車バージョン)
車中泊にも対応!スズキ新型ハスラーの内装(インテリア)デザイン
スズキ新型ハスラーの内装はエクステリアにあわせ、よりオフロードテイストがアップされています。
インパネのデザインは、メーター、ナビゲーション、コンソールボックスと、3つの大きな楕円で囲む「プロテクションフレーム」とされ、デザイン性を高めるカラーパネルを装備。
▼9インチ大型ディスプレイ
ナビゲーションにはオプションとしてパイオニア製9インチ大型ディスプレイも用意され、Apple CarPlay、Android Autoに加え、汎用性の高いSmartDeviceLinkにも対応することでスマートフォンを大きなディスプレイで使うことができるようになっています。
▼新型ハスラーのインテリアカラー
インテリアカラーには、鮮やかなバーミリオンオレンジのほか、落ち着いた色合いのデニムブルーとグレーイッシュホワイトも設定。
メーターにはスズキの軽自動車で初となる「カラー液晶メーター」を、エントリーグレードとなる「ハイブリッドG」グレードのスズキセーフティーサポート非装着車以外に幅広く採用することで、走行状況もグラフィカルに表示。
上位グレードの「ハイブリッド X」「ハイブリッド Xターボ」には、「リッド付インパネアッパーボックス」「ドリンクホルダー付フロアコンソールトレー」、「助手席背面パーソナルテーブル」「2段運転席シートバックポケット」が標準装備されます。
シートは多彩なアレンジに対応し、前席を倒すことで車中泊にも対応できる空間を確保。
最新プラットフォームの採用によりリアシート空間や荷室スペースは拡大され、荷室側からスライドできるリアシートを採用。
ラゲッジには傷に強く汚れても拭き取れる防汚タイプラゲッジフロアを装備し、自転車を搭載することも可能に。
その他、フックやバーなどの便利なアクセサリーを取り付けられる6ヶ所のユーティリティーナットを装備。
ラゲッジアンダートレイも標準装備することで、荷物を上下にわけて収納するほか、高さのある荷物の収納にも対応しています。
新開発エンジン&ハイブリッド!スズキ新型ハスラーのスペックは?
▼スズキ新型ハスラーのパワートレインとスペック
- 【NAエンジン+マイルドハイブリッド】【新開発】
直列3気筒660ccエンジン+マイルドハイブリッド
最高出力:49ps/6,500rpm
最大トルク:5.9kgm/5,000rpm
モーター最高出力:2.6ps/1,500rpm
モーター最大トルク:4.1kgm/100rpm - 【ターボエンジン+マイルドハイブリッド】
直列3気筒660ccターボエンジン+マイルドハイブリッド
最高出力:64ps/6,000rpm
最大トルク:10.0kgm/3000rpm
モーター最高出力:3.1ps/1,000rpm
モーター最大トルク:5.1kgm/100rpm - トランスミッション:CVT【新開発】
- 駆動方式:FF or 4WD
スズキ新型ハスラーのパワートレインには、新開発された自然吸気エンジンとCVT、最新のマイルドハイブリッドが採用されています。
▼新開発「R06D型」エンジン
新開発された「R06D型」自然吸気エンジンは、スズキ軽初となるデュアルインジェクションシステムやクールドEGRを採用したほか、急速燃焼や高圧縮比化により広い範囲で熱効率を向上。
また新型ハスラーでは全車に新型CVTを搭載し、スズキ軽初となる2ポートオイルポンプに加え、高効率ベルト、トルクコンバーター、軽量化などを実施。
組み合わせられるマイルドハイブリッドシステムは、これまで搭載されていたSエネチャージに、最新のリチウムイオンバッテリーとISG(モーター機能付発電機)を採用することで性能を向上。
モーターの出力を前モデルの2.2ps/4.1kgmから自然吸気エンジンで2.6ps/4.1kgm、ターボエンジンで3.1ps/5.1kgmにアップし、最長10秒間モーターのみでのクリープ走行も可能とされ、Sエネチャージで魅力になっていた再始動の気になる音がないアイドリングストップの作動範囲も拡大されています。
ターボ車のステアリングには7速マニュアルモード付パドルシフトと、エンジンとCVTの制御変更とともにモーターアシストのトルクをアップして加速を行なう「パワーモード」のスイッチを装備。
パワートレインバリエーションは全車マイルドハイブリッドシステムが標準装備とされ、自然吸気エンジンとターボエンジンがラインナップされています。
スノーモード採用!新型ハスラーの走行システム、悪路走破性能は?
スズキ新型ハスラーはクロスオーバーモデルとして悪路走破性能が高められ、大径タイヤやサスペンションの変更などにより、高い最低地上高に仕上げられています。
対障害角度もタイヤを車体前後端に配置することで、前モデルからアプローチアングルで+1度、デパーチャーアングルで+4度が実現されています。
4WD車には、雪道やぬかるみなどの滑りやすい路面でスリップにより駆動力が逃げてしまう場合に空転する車輪のブレーキ制御を早め、グリップ側の車輪に駆動力を集中させることで発進をサポートする「グリップコントロール」を採用。
加えて、新型ハスラーでは新たに「スノーモード」が初採用され、スイッチをONにすることで自動でエンジンの出力を抑え、発進時のスリップを防止。
下り坂でブレーキ操作なしに一定速度(約7km/h)で降坂できる「ヒルディセントコントロールシステム」も備え、悪路でステアリング操作のみに集中することができるようになっています。
スズキ新型ハスラーを試乗動画でチェック!
スズキ新型ハスラーは試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった質感や力強いデザインが評価されています。
実燃費アップ!スズキ新型ハスラーの燃費は?
▼スズキ新型ハスラーの燃費
- 660cc自然吸気+マイルドハイブリッド
FF:25.0km/L、4WD:23.4km/L - 660ccターボ+マイルドハイブリッド
FF:22.6km/L、4WD:20.8km/L
※WLTCモード値
スズキ新型ハスラーの燃費値は、改良されたマイルドハイブリッドシステムを搭載することで、より実燃費に近い新燃費規格のWLTCモード値でも良好な数値に仕上げられています。
前モデルでは以前の燃費規格であるJC08モード値で最高32.0km/Lとされていましたが、新型ハスラーでは実燃費で1~2km/Lほどの燃費改善が実現されています。
▼参考:スズキ・ハスラーの燃費(前モデル)
- 自然吸気エンジン+S-エネチャージ:32.0km/L
- ターボエンジン+S-エネチャージ:27.8km/L
- 自然吸気エンジン:26.6km/L
※JC08モード値
新機能!スズキ新型ハスラーの安全装備は?
スズキ新型ハスラーの安全装備には、夜間歩行者検知機能を備えたデュアルカメラブレーキサポートが採用されています。
そのほか新型ハスラーでは、後退時ブレーキサポートや前後の衝突被害軽減ブレーキを採用。
ターボ車には、スズキの軽自動車で初となる長距離や高速走行での運転の疲れやストレスを軽減する全車速追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロールや、車線逸脱抑制機能も装備することで、ロングドライブも快適に仕上げられています。
▼スズキ新型ハスラーの安全装備
- デュアルカメラブレーキサポート
- 後退時ブレーキサポート
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 車線逸脱抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- ハイビームアシスト
- 標識認識機能
- 先行車発進お知らせ機能
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能/ターボ車のみ)
- 全方位モニター用カメラ
車高UP!スズキ新型ハスラーのサイズ、車体設計は?
▼スズキ新型ハスラーのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1680mm
- ホイールベース:2460mm
- 最低地上高:180mm
- 車重:820kg
- 参考
・ハスラー(前モデル)
全長×全幅×全高:3395×1475×1665mm
ホイールベース:2425mm
・クロスビー
全長×全幅×全高:3760×1670×1705mm
ホイールベース:2435mm
スズキ新型ハスラーのボディサイズは使い勝手が追求され、全高が+15mmと高められました。
ホイールベースも延長し、効率良く剛性を高めた新世代の「ハーテクト」プラットフォームを使用することで室内空間を拡大。
前後乗員間距離は+35mm、頭上高は前席で+29mm、後席で+18mmとなっており、また左右乗員間距離も前席で+30mmとされています。
また、車体にはスズキ初となる「構造用接着剤」の採用により操縦安定性や乗り心地を向上。
さらに軽自動車として初となる「高減衰マスチックシーラー」の採用により、不快な音や振動を軽減。これにより100km/h走行時の車内の会話明瞭度では、先代モデルに比べ前席で6%、後席で5%向上しています。
スズキ新型ハスラーの発売日は?
ハスラーに新設定された特別仕様車「Jスタイル」は、2020年11月17日に発売されました。
スズキは現行モデルの発売から1年ほどで装備を充実した特別仕様車を設定することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
スズキ・ハスラーを「おさらい」
スズキ・ハスラー(HUSTLER)は、2014年1月に販売が開始された軽自動車クロスオーバーSUVで、同月にマツダへのOEM供給モデルとなるフレアクロスオーバーも発売されました。
ハスラーは、以前販売されていた大径タイヤを装備し地上高を高くした「Kei」の生産終了を惜しむ声を鈴木修会長が聞いたことから開発がスタート。
軽トールワゴンとSUVの要素を融合させた新ジャンルのコンセプトを採用し、レジャーを好むユーザー、わだちや雪道などの起伏のある路面を走行する機会が多いユーザーを想定し開発され人気モデルになりました。
走行性能はそれまでの軽自動車ワゴンから大幅に強化され、急坂をブレーキ操作なしでゆっくり一定の速度で下るヒルディセントコントロールや、1輪が空転した際にブレーキをかけることでスタック状態を解消するグリップコントロールが軽自動車で初めて採用されました。
車名は、悪路を軽快に走るイメージから、以前販売されていたオフロードバイク「TS」の愛称だったハスラーを採用。
スズキの純正アクセサリーには、2輪車のハスラーで使用されていたクラシックなスズキ「S」エンブレムの復刻版ステッカーも設定されています。
新型スズキ・ハスラーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!