フェラーリが、488GTBの後継「F8トリブート」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップする新型F8トリブートについて、スペックや価格、発売日などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】早速オープン!フェラーリ新型「F8スパイダー」日本発売!
- フェラーリ新型F8トリブートの【主な変更点まとめ】
- 空力UP!フェラーリ新型F8トリブートの外装(エクステリア)デザイン
- 拡大!フェラーリ新型F8トリブートのボディサイズは?
- 新装備!フェラーリ新型F8トリブートの内装(インテリア)デザイン
- ハイパワー!フェラーリ新型F8トリブートのスペックは?
- フェラーリ新型F8トリブートを試乗動画でチェック!
- 走り両立!フェラーリ新型F8トリブートの燃費は?
- フェラーリ新型F8トリブートの価格は?
- フェラーリ新型F8トリブートの発売日は?
【最新情報】早速オープン!フェラーリ新型「F8スパイダー」日本発売!
▼フェラーリ新型F8スパイダーの画像
フェラーリが「F8 Tributo(トリブート)」の新モデルとなる「F8スパイダー」の日本発売を発表しました。
フェラーリのオープントップ車はクーペの発表から数年後に発表されることが多いですが、新型F8スパイダーはユーザーの要望も多いことから半年ほどと異例の早さで発表。
ルーフには電動格納式ハードトップが採用され、14秒と短時間で動作を完了。
車重はクーペより70kg増えていますが、前世代の488スパイダーと比較して20kg軽量化され、高い走行性能を楽しむことができるようになっています。
▼新型フェラーリF8スパイダーの動画
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▼フェラーリSF90ストラダーレ
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▼フェラーリ488GTB
100ps/22.4kgmUP!フェラーリ458イタリア後継488GTB/488スパイダー
フェラーリ新型F8トリブートの【主な変更点まとめ】
▼フェラーリ新型F8トリブートの変更点
- V型8気筒3.9Lターボの出力を向上し720馬力を獲得
- 軽量化を追求することにより、40kg車重を軽減
- 空力効率を10%改善しながら、ダウンフォース性能を15%向上
- 「RACE」ポジションで最新バージョンの「フェラーリ・ダイナミック・エンハンサー(FDE+)」を採用し、走行性能を向上
- オープンモデルとなる「F8スパイダー」を設定
フェラーリF8トリブートは、これまでフェラーリのV型8気筒モデルとしてラインナップされていた「488GTB」の後継とされ、フェラーリが手がけてきた2シーター・ベルリネッタの最新モデルとなります。
モデル名の「F8 Tributo」は、「フェラーリの歴代V型8気筒モデルのトリビュート」に由来しています。
空力UP!フェラーリ新型F8トリブートの外装(エクステリア)デザイン
▼フェラーリF8トリブートの画像
フェラーリF8トリブートは、最新のエクステリアデザインにより空力性能が大きくアップしました。
フロントノーズは、車体下側を流れる空気を上面に誘導する「S-Duct」によりダウンフォースを向上。
新型のフラットタイプLEDヘッドランプを採用することにより、ブレーキ冷却用の新型インテークをバンパー外側のインテークと一体化させ、ホイールアーチ全体の気流を改善することでブレーキシステムのサイズ拡大を回避。
スポイラーはテールライトを覆うような形状とすることで、低重心のスタイルをつくるとともに、V8ベルリネッタの初代となる1975年製308GTBのシンボルとなっていたツインライトが復活しています。
これらにより、新型F8トリブートでは空力効率を10%改善しながら、ダウンフォース性能が15%向上しました。
その他、新型F8トリブートでは、後傾マウントのフロントラジエター、ボディ側面からリアスポイラー左右に移動されたダイナミックエンジン・エアインテークなどにより、冷却性能もアップされています。
新型F8トリブートを前モデル488GTBと比較!
▼フェラーリ488GTB
新型F8トリブートを前モデルとなる488GTBと比較すると、スタイルの変化がわかりやすくなります。
前モデルでは、大きなフロントインテークやリア左右端1つずつのライトによりワイドな印象がつくられていましたが、新型F8トリブートでは抑揚のあるエアロエレメントにより存在感がアップされています。
拡大!フェラーリ新型F8トリブートのボディサイズは?
▼フェラーリ新型F8トリブートのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4611×1979×1206mm
- ホイールベース:2650mm
- 車重
クーペ:1330kg
スパイダー:1400kg - ※参考
・フェラーリ488GTB
全長×全幅×全高:4568×1952×1213mm
車重:1370kg
フェラーリ新型F8トリブートのボディサイズは、前モデルとなる488GTBと比較して、全長+43mm、全幅+27mmと拡大されています。
しかし軽量化を追求することにより、車重は488GTBから40kg軽くされ、V8モデルの軽快さな走りがつくられています。
新装備!フェラーリ新型F8トリブートの内装(インテリア)デザイン
フェラーリ新型F8トリブートの内装は、ダッシュボードやドアパネル、センタートンネルまですべての要素が完全に新設計されました。
装備には、新しいHMI(ヒューマンマシンインターフェース)や多機能ステアリングホイールのほか、7インチタッチスクリーンディスプレイを採用。
操作系はドライバーを中心にまとめられ、ドライブレンジの選択後はステアリングから手をはなすことなくドライブすることができるようになっています。
ハイパワー!フェラーリ新型F8トリブートのスペックは?
▼フェラーリV型8気筒3.9Lターボエンジン
▼フェラーリF8トリブートのエンジンスペック
- エンジン:V型8気筒3.9Lターボ
- 最高出力:720ps/8000rpm
- 最大トルク:78.5kgm/3250rpm
- トランスミッション:7速デュアルクラッチ
- 駆動方式:MR
- 0-100km/h:2.9秒(スパイダー同値)
- 0-200km/h:7.8秒(スパイダー:8.2秒)
- トップスピード:340km/h
フェラーリ新型F8トリブートのエンジンは、「458イタリア」に搭載されていたV型8気筒4.5L自然吸気エンジンからV型8気筒3.9Lターボに変更することで最高出力を100馬力あげていた「488GTB」の670馬力から、さらにアップした720馬力とされました。
▼参考:フェラーリ488GTBのスペック
- エンジン:V型8気筒3.9Lターボ
- 最高出力:670ps/8000rpm
- 最大トルク:77.5kgm/3000rpm
- トランスミッション:7速デュアルクラッチ
この最新エンジンは、488GTBの限定モデルとして厳しい購入条件を満たすユーザーにだけ販売されていた「488ピスタ」からくるものとなっており、0-100km/h加速を488GTBの3秒から2.9秒まで短縮。
最高速度も330km/hから340km/hまでアップしています。
その他、新型F8トリブートでは最新の走行システムが採用され、走行モードの「RACE」ポジションに最新の「Ferrari Dynamic Enhancer(FDE +)」を採用。
「FDE+」は、予想サイドスリップ角を含め、ラテラルダイナミクスのパラメータを制御、コーナーを抜ける際にキャリパーを軽く作動させブレーキディスクとの間隔を詰めることで事前に車両の挙動に介入。
スタビリティコントロールシステムとは違い、運動性能を最大限に引き出すことを重視したシステムになっています。
さらにF8トリブートでは、最新バージョンの「サイドスリップ・アングル・コントロール6.1」を採用し、制御が緻密になっています。
▼フェラーリ488ピスタ
【フェラーリ488ピスタ最新情報】スパイダー公開!価格やスペック、発売日は?
フェラーリ新型F8トリブートを試乗動画でチェック!
フェラーリ新型F8トリブートは、試乗動画が公開されています。
最新パワートレインによる走行パフォーマンスが高い評価を受けています。
走り両立!フェラーリ新型F8トリブートの燃費は?
▼フェラーリ新型F8トリブートの燃費
- 7.75km/L
フェラーリ新型F8トリブートの燃費は、7.75km/Lと発表されています。
高出力を発揮しながらも最新のターボエンジンを採用することで、同クラスでは良好な数値に仕上げられています。
フェラーリ新型F8トリブートの価格は?
▼フェラーリ新型F8トリブートの価格
- F8トリブート:3245万円
- F8スパイダー:3657万円
フェラーリ新型F8トリブートの価格は、最新のパワートレインを採用することにより、前モデルからアップしました。
前モデルの488GTBはベースモデルが3070万円、限定モデルの488ピスタが3230万円とされていましたが、新型F8トリブートでは488ピスタと同等となっています。
オープンモデルとなるF8スパイダーはクーペから400万円ほどの価格アップとなっています。
▼参考:前モデルの価格
- 488GTB:3070万円
- 488ピスタ:3230万円(限定モデル)
フェラーリ新型F8トリブートの発売日は?
フェラーリ新型F8トリブートは、2019年3月のジュネーブモーターショーで一般公開、2019年6月25日に日本で発売されました。
追加設定されたF8スパイダーは2019年9月に発表され、2020年1月から日本での受注が開始されました。
フェラーリは、V8ハイブリットモデルのSF90ストラダーレを発表しており、F8トリブートは最後の内燃機関モデルになるとみられています。
フェラーリ新型F8トリブートについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!