ジャガーが、ブランドの主力SUV「F-PACE(Fペイス)」のハイパフォーマンスモデル「F-PACE SVR」のビッグマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップした新型F-PACEについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トルクUP!ジャガー「新型F-PACE SVR」マイナーチェンジ発表!
- ジャガー新型F-PACEの【変更点まとめ】
- スポーティ!ジャガー新型F-PACEの外装(エクステリア)デザインは?
- 最新装備!ジャガー新型F-PACEの内装(インテリア)デザイン
- 最新パワートレイン!ジャガー新型F-PACEのスペックは?
- 改善!ジャガー新型F-PACEの燃費は?
- 最新システム!ジャガー新型F-PACEの安全装備は?
- 余裕!ジャガー新型F-PACEのボディサイズは?
- アップ!ジャガー新型F-PACEの価格は?
- いつ?ジャガー新型F-PACEの日本発売日は?
- ジャガーF-PACEを「おさらい」
【最新情報】トルクUP!ジャガー「新型F-PACE SVR」マイナーチェンジ発表!
▼ジャガー新型F-PACE SVRの画像
ジャガーが、SUV「F-PACE」のハイパフォーマンスモデル「F-PACE SVR」のビッグマイナーチェンジを発表しました。
F-PACEはジャガー初のSUVとして発売され、ワールド・カー・オブ・ザーイヤーを受賞。現行モデルはベース車が2020年9月にビッグマイナーチェンジを受けていました。
続いて大幅改良を受けた新型F-PACE SVRは、最新のエクステリア、インテリアデザインを採用したほか、550psを発生するV型8気筒5Lスーパーチャージャーエンジンを改良し、最大トルクを前モデルの69.3kgmから71.4kgmにアップ。
これにより、0-96km/h加速タイムは以前の4.1秒から3.8秒に短縮。
あわせて新型F-PACE SVRでは、パワーステアリングをチューニングすることでレスポンスをアップ。
ブレーキシステムには、新しいブレーキパッドとペダルの移動を短縮する統合パワーブースターを採用。
アダプティブサスペンションは、低速域での乗り心地が改善されています。
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ジャガー新型F-PACEの【変更点まとめ】
▼ジャガー新型F-PACEの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- パワートレインに、プラグインハイブリッド、マイルドハイブリッドを設定
- 11.4インチの大型ディスプレイを採用する最新インフォテインメントシステム「Pivi Pro」を搭載
- インテリアの質感、デザインをアップデートし、アクティブロードノイズキャンセル、エンジンノイズキャンセルを採用
- 「F-PACE SVR」のエンジン出力をアップ
▼ジャガー新型F-PACEの動画
スポーティ!ジャガー新型F-PACEの外装(エクステリア)デザインは?
ジャガー新型F-PACEの外装には、新設計されたデザインが採用されています。
フロントはグリルを拡大し、ジャガーの他モデルにも採用されていた「ダブルJブレード」デイタイムランニングライトを備えた最新のLEDヘッドライトを採用。
リアでは、テールライトがフラットなスタイルとされ、バンパーとテールゲートも一新。
エキゾーストはこれまでの丸形から台形に形状が変更されています。
ジャガー新型F-PACEを前モデルと比較!
▼ジャガーF-PACE(前モデル)
ジャガー新型F-PACEを前モデルと比較すると、よりアクティブさを意識したスタイルとなっています。
前モデルはジャガー初のSUVとして、ブランドの他モデルからくる質感の高さが重視されていましたが、新型F-PACEではSUV独自の魅力が追求されています。
最新装備!ジャガー新型F-PACEの内装(インテリア)デザイン
ジャガー新型F-PACEの内装は、最新装備を採用することで使い勝手がアップされています。
インフォテインメントには湾曲した11.4インチのタッチスクリーンを採用。
システムにはブランドの最新システム「Pivi Pro」を搭載することでApple CarPlayとAndroid Autoに対応したほか、Bluetooth経由で2台の電話を同時に接続することも可能に。
12.3インチのデジタルメーターとあわせ多彩な情報の表示に対応し、ワイヤレスアップデートも使用することができるようになっています。
その他、新型F-PACEでは、新しいオープンポアウッドとアルミニウムアクセント、ドライブセレクター、ソフトタッチ素材、センターコンソール、加熱および冷却機能付きシート、アンビエント照明システムを採用。
加えて、アクティブロードノイズキャンセルとエンジンノイズキャンセルも装備することで、静粛性が高められています。
最新パワートレイン!ジャガー新型F-PACEのスペックは?
▼ジャガー新型F-PACEのパワートレインとスペック
- 【ディーゼル】
・直列4気筒2Lターボ+マイルドハイブリッド
最高出力:163PS or 204PS
・直列6気筒3Lターボ+マイルドハイブリッド
最高出力:300PS - 【ガソリン】
・直列4気筒2Lターボ
最高出力:250PS
・直列6気筒3Lツインチャージャー+マイルドハイブリッド
最高出力:400PS
・【P400e】
直列4気筒2Lターボ+プラグインハイブリッド
最高出力:404PS - 【F‑PACE SVR】
V型8気筒5Lガソリンスーパーチャージャー
出力:550ps/71.4kgm
0-96km/h加速:3.8秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
ジャガー新型F-PACEは、ベースモデルに2Lから3Lのブランド最新パワートレインが搭載されています。
ディーゼルエンジンには48Vのマイルドハイブリッドシステムが設定され、エンジンをアシストすることで環境性能を向上。
3Lガソリンエンジンには過給器としてターボとスーパーチャージャーをあわせて搭載することで全域での走行性能を高め、モーターによるアシストもプラスすることで400psを発揮。
新型F-PACEでは加えて、2Lガソリンエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「P400e」も設定され、充電した電力のみで走行することもできるようになっています。
トランスミッションには、多段化を進めた8速ATを組み合わせることで、効率を高めた軽快な走りを実現。
駆動方式は全グレードで4WDとなり、同グループのランドローバーのノウハウを活かした高性能駆動システムの走りを楽しむことができるようになっています。
改善!ジャガー新型F-PACEの燃費は?
▼ジャガー新型F-PACEの燃費
- 2Lディーゼル+マイルドハイブリッド:17.5km/L
- プラグインハイブリッド:45.5km/L(欧州値)
ジャガー新型F-PACEの燃費は、最新パワートレインの搭載により改善します。
前モデルは2Lディーゼルモデルが15.8km/Lとされていましたが、新型F-PACEでは1km/L以上の改善が見込まれています。
▼参考:ジャガーF-PACEの燃費(前モデル)
- 180ps 2Lディーゼル:15.8km/L
- 250ps 2Lガソリン:7.4L/100km(約13.5km/L)
- 300ps 2Lガソリン:7.7L/100km(約13.0km/L)
- 380ps 3Lガソリン:8.9L/100km(約11.2km/L)
最新システム!ジャガー新型F-PACEの安全装備は?
ジャガー新型F-PACEの安全装備には、ジャガー・ランドローバーグループの最新システムが採用されています。
システムには、運転者の疲れなどを検知するドライバーコンディションモニターや360度カメラ、駐車アシスト機能なども用意され、快適なドライブを楽しむことができるように。
その他、車線から逸脱しそうな場合に自動的にステアリングを制御して車を車線内に戻すドライバー支援システム「レーンキープアシスト(LKA)」が全グレードに標準装備されます。
▼ジャガー新型F-PACEの安全装備
- レーンキープアシスト
- ドライバーコンディションモニター
- レーンデパーチャーウォーニング
- ブラインドスポットモニター
- リバーストラフィックディテクション
- アダプティブクルーズコントロール(キューアシスト機能付)
- パークアシスト
- サラウンドカメラシステム
- オートノマスエマージェンシーブレーキ(自動緊急ブレーキ)
余裕!ジャガー新型F-PACEのボディサイズは?
▼ジャガー新型F-PACEのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4740×1935×1665mm
- ホイールベース:2875mm
- 参考
・E-PACE
全長×全幅×全高:4410×1900×1650mm
ホイールベース:2680mm
ジャガー新型F-PACEは、下位モデルとなるE-PACEと比較して、全長+330mmと余裕があるボディサイズ設計になっています。
あわせてホイールベースも195mm長くなっており、室内空間効率をあげ、クーペSUVながら広く快適な室内空間がつくられています。
アップ!ジャガー新型F-PACEの価格は?
▼新型F-PACEの価格(英価格)
- D165 2.0D:£40,860(約555万円)
- P400e AWD R-Dynamic HSE:£64,490(約875万円)
- P400 AWD Auto R-Dynamic HSE:£64,990(約885万円)
ジャガー新型F-PACEの価格は、装備の充実によりアップします。
変更幅は20万円ほどとなり、日本でのスタート価格は700万円ほどが見込まれています。
▼参考:ジャガーF-PACEの日本価格(前モデル)
- F‑PACE PURE:6,780,000円~
- F‑PACE PRESTIGE:7,060,000円~
- F‑PACE PORTFOLIO:7,640,000円~
- F‑PACE R‑SPORT:7,720,000円~
- F‑PACE S:10,300,000円~
- F-PACE SVR:13,060,000円~
いつ?ジャガー新型F-PACEの日本発売日は?
ビッグマイナーチェンジをうけたジャガー新型F-PACEは、ベースモデルが2020年9月15日、ハイパフォーマンスモデル「F-PACE SVR」は2020年12月2日に発表されました。
日本発売日は、2021年中頃になるとみられています。
F-PACEは2017年にジャガーの販売台数の40%以上を記録する人気モデルになっていることから改良モデルを投入することで競争力をアップし、発表されている電気自動車SUV「I-PACE」などとの相乗効果もアップしたい考えです。
ジャガーF-PACEを「おさらい」
▼F-PACEギネスチャレンジの動画
ジャガー・F-Pace(Fペイス)は、初代となる現行モデルが2015年に登場したクロスオーバーSUVです。
ジャガー新型F-PACEは欧州での初登場時に19.08mのループ走行チャレンジを行い、ギネス記録に認定されました。
同グループのランドローバーのノウハウを活かしたジャガー初のSUVとして企画され、プラットフォームを同格のサルーン「XF」と共有することで、アルミニウム素材により高い剛性を獲得。機敏な走りとSUVの高い利便性が確保されました。
パワートレインには、ジャガー・ランドローバーグループが手掛けた新世代エンジン「インジニウム (INGENIUM) 」を採用し、高い走行性能と環境性能を実現。
2017年にはワールド・カー・オブ・ザーイヤーと、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザーイヤーの2冠に輝く高評価を受けました。
新型F-PACEについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!