トヨタが、SUV「RAV4」の改良日本発売を予定しています。
改良により魅力をアップする新型RAV4のスペックや価格などを、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】切れ味鋭いPHV!「新型RAV4 GR SPORT」発売!
- トヨタ新型RAV4の【変更点まとめ】
- タフ!トヨタ新型RAV4の外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!トヨタ新型RAV4の内装(インテリア)デザイン
- 車高UP!「新型RAV4 Adventureオフロードパッケージ2」も!
- パワフル!トヨタ新型RAV4のパワートレインとスペックは?
- 4WD「Dynamic Torque Vectoring AWD」「E-Four」とは?
- トヨタRAV4を試乗動画でチェック!
- 充実!トヨタ新型RAV4の安全装備は?
- 低燃費!トヨタ新型RAV4の燃費は?
- 使いやすく!トヨタ新型RAV4のボディサイズは?
- 維持!トヨタ新型RAV4の価格は?
- いつ?トヨタ新型RAV4の発売日は?
- トヨタRAV4を「おさらい」
【最新情報】切れ味鋭いPHV!「新型RAV4 GR SPORT」発売!
▼新型RAV4 GR SPORTの画像
トヨタが、SUV「RAV4」のスポーツモデルとなる「RAV4 GR SPORT」の発売を予定しています。
トヨタRAV4は、ブランドのミドルクラスSUVとしてラインナップされ、2020年6月にはプラグインハイブリッド「RAV4 PHV」も設定されたことで人気になっています。
追加される新型RAV4 GRスポーツは、エクステリアにピアノブラックのホイールアーチトリム、サイドモール、バックドアガーニッシュ、メッシュパターンのフォグランプベゼルを採用。
足元には19インチのグロスブラックアルミホイールのほか、専用サスペンションを装備しハンドリング性能を向上。
インテリアには、スエード調の合成皮革シート、シルバーのステッチ、ガンメタリックのパネルを採用することにより質感をアップ。
日本仕様のパワートレインには、プラグインハイブリッドが設定されます。
新型RAV4 GRスポーツは、2023年10月の発売が予定されています。
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トヨタ新型RAV4の【変更点まとめ】
▼トヨタ新型RAV4の変更点
- PHV車にスポーツモデル「RAV4 GRスポーツ」を設定
▽2022年10月の変更点
- 「コネクティッドナビ」に対応し、オプションとして車内Wi-Fiを設定
- メーターディスプレイを「X」グレードで7インチ、他グレードで12.3インチに大型化
- 「トヨタセーフティセンス」の機能を強化
- 「ETC2.0」と「ナノイーX」を全車標準装備
- 「X」グレード以外に、前後方録画機能付きデジタルインナーミラー、床下透過表示対応パノラミックビューモニターを採用
- ガソリン車とハイブリッド車に特別仕様車「Advevture OFFROAD Package 2」を設定し、2トーンカラーをラインナップ
- USB端子をType AからType Cに変更
- ボディカラー「ホワイトパールクリスタルシャイン」を「プラチナホワイトパールマイカ」に変更
- 「RAV4PHV」の車名をガソリン車、ハイブリッド車と統一。
「BLACK TONE」グレードをベースにした新グレード「Z」に集約
タフ!トヨタ新型RAV4の外装(エクステリア)デザイン
▼トヨタRAV4(ベースモデル)
トヨタ新型RAV4の外装は、デザインコンセプトに「Adventure&Refined」が設定され、オフロード性能と洗練さを融合したスタイリングとされています。
▼RAV4 Adventure
デザインにはベースモデルのほか「Adventure」が設定され、力強い押し出し感を表現する専用フロントグリルとフロントスキッドプレート、ボディのリフトアップ感を強める専用フロントバンパーとフロントフォグランプベゼルを装備。
その他、専用デザインの19インチアルミホイール、大型化したホイールアーチモールによって足回りの力強さを強調するなど、オフロードイメージが強化されています。
▼トヨタ新型RAV4ハイブリッド「Adventure」
2021年の改良では、それまでガソリン車のみとされていた「アドベンチャー」グレードをハイブリッド車にも拡大設定。
加えてハイブリッド車に、より先進的デザインとした新設計のLEDヘッドライトが採用されています。
最新装備!トヨタ新型RAV4の内装(インテリア)デザイン
新型RAV4の内装は、グローバルで販売されるモデルとして制作されたことから、世界のライバルSUVと競うことができる機能性と質感がつくられています。
2022年の改良ではディスプレイオーディオを、センターから通信で取得した最新の情報で目的地検索やルート設定ができる「コネクティッドナビ」対応モデルに変更し、オプションとして車内Wi-Fiを設定。
▼12.3インチデジタルメーター
また、メーターに採用されているTFTディスプレイは、エントリーグレード「X」で4.2インチから7インチに、他グレードで7インチから12.3インチに大型化することで確認をしやすく。
加えて、「ETC2.0」と「ナノイー」を全車標準装備し、「X」グレード以外に「前後方録画機能付きデジタルインナーミラー」、「床下透過表示対応パノラミックビューモニター」が採用されています。
RAV4はインストルメントパネルを水平基調とし、幅広く骨太なセンターコンソールにより、視界の良さと膝のホールド性を両立した快適かつ安心な空間を実現。
運転席側と助手席側およびセンターコンソールに、小物類を置くことができるオープントレイを配置。
充電用USB端子が各席で使えるように、コンソールボックス内部に2個、後端部に2個、標準装備されています。
インテリアトリムは、SUVらしさを感じる硬質な素材だけでなく、人の手や身体が触れやすい箇所にソフトパッドを配置することにより、機能性に基づいたメリハリのある構成に。
また、エクステリアと同様、多角形をモチーフにした造形を随所にあしらうことで、統一感と遊び心を表現。
そのほか、サイドミラー搭載位置の最適化やリヤクオーターガラスの拡大、後方の可視範囲を広げるデジタルインナーミラーの採用などにより、ドライバーの視認性を向上。
ラゲッジスペースは室内空間の効率化などにより、リヤシート使用状態でもクラストップレベルの580Lを確保。(プラグインハイブリッド車は490L)
さらに、6:4分割可倒式リヤシートや、ラゲージ床面の高さを2段階に調節できる2段デッキボードを採用し、荷物の形や大きさに応じた使い方ができるラゲージスペースを実現。
2段デッキボードは裏面を樹脂製とし、反転させることによって雪や泥などで汚れたものも気兼ねなく積み込むことができるように。
また、スマートキーを携帯していればリヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアが自動開閉する「ハンズフリーパワーバックドア」を採用することで使い勝手がアップされています。
車高UP!「新型RAV4 Adventureオフロードパッケージ2」も!
新型RAV4には、特別仕様車として「RAV4 Adventure“OFFROAD package” 2(アドベンチャー・オフロードパッケージ2)」が設定されています。
新型RAV4 Adventureオフロードパッケージ2は、専用の外装デザインを採用する「Adventure」グレードをベースに、マットブラックの18インチホイールやバックドアガーニッシュ、ルーフレールを装備。
さらに、フロントバンパー、ドアミラーなどに、塗料を塗り重ねつくり出した、凸凹があり艶を抑えた質感の「GORI GORI BLACK(ゴリゴリブラック)塗装」を施し、オフロードイメージを強調。
加えて、専用のサスペンションにより車高を10mmアップ、18インチオールテレインタイヤを装備することで悪路走破性能を向上。
内装にはレッドステッチを施した専用合成皮革シート表皮、インストルメントパネル、ドアトリムショルダー、レッド+ブラックのフロントカップホルダー、センターオープントレイなどが装備されています。
パワフル!トヨタ新型RAV4のパワートレインとスペックは?
▼トヨタ製Dynamic Force Engine(2.5L)
▼トヨタ新型RAV4のパワートレインとスペック
- 【ガソリン車】
直列4気筒2L「Dynamic Force Engine」エンジン
出力:171ps/21.1kgm
トランスミッション:CVT「Direct Shift-CVT」 - 【ハイブリッド】
直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+電気モーター
エンジン出力:178ps/22.5kgm
フロントモーター出力:120ps/20.6kgm
リアモーター出力(4WD車のみ):54ps/12.3kgm
システム最高出力:E-Four 222ps、FF 218ps - 【PHV(プラグインハイブリッド)】
直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+電気モーター×2
システム出力:306ps
EV航続距離:95km
0-100km/h加速タイム:6.0秒 - 駆動方式:FF or 4WD
新型RAV4には、新世代のガソリンエンジン「Dynamic Force Engine」と、ハイブリッド仕様が搭載されています。
ダイナミックフォースエンジンはTNGAに基づいて新開発されたエンジンで、吸気ポート形状の工夫などにより高吸気効率と高タンブルを両立させ、世界トップレベルの最大熱効率41%を達成。
新型RAV4では、ハイブリッド車に後輪を電気モーターで駆動するシステムを進化させた「新型E-Four」が組み合わせられ、高レスポンス、低燃費が実現されています。
また、ガソリン車のトランスミッションには新開発の「Direct Shift-CVT」を採用し、従来のベルトとプーリーによる駆動に加え、発進用のギヤを追加することでダイレクトな発進・加速フィーリングを実現。
CVT本来のスムーズな走りはそのままに燃費性能を向上し、走行シーンに応じた気持ちの良い走りに仕上げられています。
プラグインハイブリッド車は、前後にモーターを1基ずつ搭載するRAV4ハイブリッドのシステムをベースにしながら、容量をアップしたバッテリーやモーターを搭載することで306psを発揮。
0-100km/h加速タイムは、ハイブリッド車から約2秒短縮した6.0秒が実現されています。
また、大容量電池を災害時に役立てるよう、駆動用電池に蓄えた電力を最大1,500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能を採用。
バッテリーだけを使って給電する「EV給電モード」のほか、バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンが起動する「HV給電モード」を備え、ガソリン満タン状態なら最大出力で3日程度の電力供給が可能に。
バッテリーの充電時間は、専用工事が必要となる単相AC200V/16A充電で満充電まで約5時間30分、配線工事不要な単相100V/6A充電では満充電まで約27時間となっています。
4WD「Dynamic Torque Vectoring AWD」「E-Four」とは?
▼ダイナミックトルクベクタリングAWD
トヨタ新型RAV4は、ガソリン車に新開発4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」、ハイブリッドに「新型E-Four」が採用されています。
「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、前後および後輪の左右駆動力を最適に制御する「トルクベクタリング機構」を搭載することで、コーナリングや悪路走行時においても優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮。
また、2WD走行時には後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」も搭載されています。
▼新型E-Four
「新型E-Four」は、電気で駆動する後輪の最大トルクを従来型の1.3倍に増加させ、運転条件に応じて前後のトルク配分を100対0から20対80まで可変することで、高い走破性と優れた操縦安定性を実現。
また、4WD全車に統合制御「AWD Integrated Management(AIM)」を採用し、駆動力、4WD、ブレーキ、ステアリングを統合制御。
路面や運転状況に合わせて選択できるマルチテレインセレクトやTRAILモード、ドライブモードセレクトの走行モードに応じ、各制御を最適化。
優れた操縦安定性と走破性、そして快適な走行性能が実現されています。
トヨタRAV4を試乗動画でチェック!
充実!トヨタ新型RAV4の安全装備は?
トヨタ新型RAV4の安全装備には、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させることで第2世代に進化した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が採用されています。
RAV4に搭載される第2世代のトヨタセーフティセンスは、昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方にいる車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」を搭載。
また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった交通標識をメーター内のディスプレイに表示する「RSA(ロードサインアシスト)」機能も追加。
さらに、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知すると、ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーにより警告する「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」や、ドアミラーで確認しにくい側後方エリアや後方から急接近してくる車両を検知してドアミラーLEDインジケーターで注意喚起を行なう「ブラインドスポットモニター(BSM)」を採用。
2020年8月の改良では、インテリジェントクリアランスソナーを全車標準装備するほか、「G」グレード以上にパノラミックビューモニターを標準装備。
2022年の改良では、右折時の対向車と右左折時の横断歩行者に対応するほか、低速時加速抑制機能、緊急時操舵支援機能、ドライバー異常時対応機能、クルーズコントロールにカーブ速度抑制機能を採用することで安全性を向上しています。
▼トヨタセーフティセンス第2世代と前世代セーフティセンスPの性能比較
低燃費!トヨタ新型RAV4の燃費は?
▼新型RAV4の燃費
- 【2.5Lハイブリッド】
JC08モード値:25.0km/L~25.2km/L
WLTCモード燃費:20.6km/L~21.4km/L - 【2Lガソリン】
JC08モード値:18.0km/L
WLTCモード燃費:15.2km/L~15.8km/L - 【2.5Lプラグインハイブリッド】
WLTCモード燃費:22.2km/L
新型RAV4の燃費は、新世代の直列4気筒2.5Lハイブリッドシステムにより、前世代の米国発表燃費14.5km/Lから大幅に改善されています。
プラグインハイブリッド車はWLTCモード燃費で22.2km/Lとされ、シリーズで最も燃費に優れたモデルとなっています。
使いやすく!トヨタ新型RAV4のボディサイズは?
▼トヨタ新型RAV4のボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4600×1855×1685mm
- ホイールベース:2690mm
- 参考
・トヨタ・RAV4(前モデル)
全長×全幅×全高:4600×1845×1705mm
ホイールベース:2660mm
・トヨタ・C-HR
全長×全幅×全高:4360×1795×1550~1565mm
ホイールベース:2640mm
トヨタ新型RAV4のボディサイズは、前世代から全幅+10mm、全高-20mmと、小規模な変更になっています。
しかし、ホイールベースは+30mmと延長することで効率をあげ、室内空間が拡大されています。
維持!トヨタ新型RAV4の価格は?
▼トヨタRAV4の価格
▽2Lガソリン
- X
FF:2,938,000円、4WD:3,169,000円 - G
4WD:3,666,000円 - G“Z package”
4WD:3,836,000円 - アドベンチャー
4WD:3,684,000円 - 【特別仕様車】
RAV4アドベンチャー”オフロードパッケージ2”
4WD:3,884,000円
▽ハイブリッド
- X
FF:3,538,000円、E-four:3,791,000円 - G
E-four:4,304,000円 - アドベンチャー
E-four:4,303,000円 - 【特別仕様車】
RAV4アドベンチャー”オフロードパッケージ2”
E-four:4,503,000円
▽プラグインハイブリッド
- Z:5,633,000円
- GR SPORT:6,1000,000円【新設定】
トヨタ新型RAV4の価格は、大幅な変更はなく維持されます。
2022年の改良では、エントリーグレード「X」で16万4000円、「G」グレードで21万9000円、「G“Z package”」グレードで24万1000円、「アドベンチャー」で19万7000円のアップとされ、最新装備による高い機能性をアピール。
「RAV4 PHV」ではガソリン車やハイブリッド車と車名を統一し、これまで設定していた3グレードは最上位グレード「BLACK TONE」をベースにした新グレード「Z」に集約。価格を24万3000円アップしていました。
プラグインハイブリッドモデルに新設定されるGRスポーツは、ベースモデルから50万円ほどのアップとなります。
いつ?トヨタ新型RAV4の発売日は?
改良されるトヨタ新型RAV4は、2023年10月の発売が予定されています。
トヨタは人気の「RAV4」の魅力をアップすることで、他のSUVとの相乗効果を高めていきたい考えです。
トヨタRAV4を「おさらい」
▼トヨタRAV4(初代)
トヨタRAV4(ラヴフォー)は、初代が1994年に登場したクロスオーバーSUVです。
モノコック構造の乗用車をベースにした、アウトドアスポーツ用車両「クロスオーバーSUV」の先駆けとして開発され大人気になったことから、ホンダCR-V、日産エクストレイル、スバルフォレスターなどのライバルクロスオーバーSUVにも影響を与えました。
▼トヨタRAV4(2代目)
初代RAV4は「5ナンバーサイズ」のコンパクトサイズのクロスオーバーSUVでしたが、海外のニーズにあわせボディサイズを拡大したモデルも用意されるようになり、2代目以降は3ナンバーサイズに。
現在では世界200カ国以上で販売される世界戦略車とされており、2017年の世界販売ではカローラ、ハイラックスに次いで3番目に販売台数が多いトヨタ車となり、米国販売ではSUV人気からカムリを抜いてトヨタ車トップになりました。
▼トヨタRAV4(3代目)
▼トヨタRAV4(4代目)
日本では2005年から2016年5月まで生産されていた3代目までが販売されていましたが、海外向けのロングボディは2013年にフルモデルチェンジし4代目に。
5代目となり日本で復活発売された新型RAV4は、C-HRとハリアーの中間に位置するボディサイズとなっています。
新型トヨタRAV4については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!