トヨタが、ミニバン「ノア」のマイナーチェンジ発売を予定しています。
改良により魅力をアップするトヨタ新型ノアについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】アップデート!トヨタ「新型ノア」改良発売!
- トヨタ新型ノアの【変更点まとめ】
- 力強く!トヨタ新型ノアの外装(エクステリア)デザイン
- 最新装備!トヨタ新型ノアの内装(インテリア)デザイン
- 新型ノアをカスタム!モデリスタ&GRパーツも設定!
- ハイブリッド4WDも!新型ノアのパワートレインとスペックは?
- 新型ノアを試乗動画でチェック!
- 良好!トヨタ新型ノアの燃費は?
- 最新機能!トヨタ新型ノアの安全装備は?
- 3ナンバー化!トヨタ新型ノアのボディサイズは?
- アップ!トヨタ新型ノアの価格は?
- いつ?トヨタ新型ノアの発売日は?
- トヨタ・ノアを「おさらい」
【最新情報】アップデート!トヨタ「新型ノア」改良発売!
トヨタが、ミニバン「ノア」のマイナーチェンジ発売を予定しています。
トヨタ・ノアは、「ヴォクシー」と基礎を共有したブランドのミドルクラスミニバンとしてラインナップ。現行モデルは2022年1月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
改良される新型ノアでは、10.5インチディスプレイオーディオPlus、ブラインドスポットモニターを上位グレードに標準装備。
グレードでは、標準仕様とエアロ仕様の2タイプが設定されているエクステリアデザインで、標準仕様に上位モデルとして設定されていた「Z」、「G」グレードを廃止。
また、特別仕様車として、前世代で設定されていた「ノアW×B(ダブルバイビー)」をラインナップし、専用のクロームエクステリアパーツや、専用インテリア、木目調のインテリアアクセントを採用。
その他、新型ノアでは原材料価格の高騰などに伴い価格が見直されます。
新型ノアは兄弟モデルの「ヴォクシー」とあわせ、2024年12月の発売が予定されています。
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トヨタ新型ノアの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ノアの変更点
- 10.5インチディスプレイオーディオPlus、ブラインドスポットモニターを上位グレードに標準装備
- 「Z」、「G」グレードを廃止
- 特別仕様車「ノアW×B」設定
- 原材料価格の高騰などに伴い価格を見直し
▽2022年1月フルモデルチェンジ時の変更点
- TNGAプラットフォームを採用し、ボディサイズを3ナンバーに拡大
- ハイブリッド車に4WD「E-Four」を新設定し、アクセル操作による減速に対応
- 電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能を標準装備
- ハイブリッド車にAC100V/1500W外部給電機能を採用
- 安全システムに、ハンズオフドライブが可能となる「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」のほか、「アドバンストパーク(リモート機能付)」、「プロアクティブドライビングアシスト」、「降車アシスト付きブラインドスポット警告」を装備
- 10.5インチディスプレイオーディオを設定
- 開閉位置を調整できる「フリーストップバックドア」を世界初採用
- 最上位グレード「S-Z」に、パワーバックドア、オットマン&ヒーター付き7人乗りキャプテンシートをオプション設定
- 兄弟車「エスクァイア」を廃止
力強く!トヨタ新型ノアの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ノア(ベースモデル)の画像
▼参考:ノア(前ベースモデル)
トヨタ新型ノアの外装は、最新のデザインを採用することにより質感がアップされています。
フロントは、前モデルのイメージを引き継ぎながら、より押し出し感を強調。
▼新型ノア(エアロモデル)の画像
▼参考:ノア(前エアロモデル)
また、前モデルと同じく標準仕様のほか、よりアグレッシブなデザインとしたエアロ仕様を設定。
リアは以前よりスクエアな形状とされ、アクセントラインをプラスすることで引き締まったスタイルに。
バックドアには、任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」を世界初採用。バックドアを押すことで、“からくり”を使って任意の角度で停止可能とし使い勝手を向上。
パワーバックドア装着車は、両サイドのリヤクォーターパネルにあるパワーバックドアスイッチで開閉操作が可能となっています。
またスライドドアには、ロングアシストグリップを左右のBピラーに標準装備するほか、パワースライドドア装着車には、からくり機構で機械的にドア下部からステップを展開・格納する「ユニバーサルステップ」をオプション設定。
ドアの動きと機械的に連動することによりモーターを省略し、部品点数を減らすとともに低価格化。ステップ高も2WD車で200mm、4WD車で225mmとされています。
最新装備!トヨタ新型ノアの内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型ノアの内装は、最新の装備を採用することにより、使い勝手がアップされます。
インフォテインメントシステムには、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する8インチディスプレイオーディオを標準採用し、HDMI端子やTVチューナーなどを備える大型の10.5インチディスプレイオーディオや車内Wi-Fi、スマートフォンを利用するデジタルキーをオプション設定。
無線通信または販売店での有線接続により、常に最新のソフトウェアに更新可能な「ソフトウェアアップデート」にも対応。
装備には、「ドライビングサポートパッケージ」として、カラーヘッドアップディスプレイやデジタルインナーミラーを採用することで運転のしやすさをアップします。
その他、新型ノアでは室内空間で、左右のCピラー間距離を1295mm(従来比+75mm)と拡大。
室内高でも、セカンドシートの高さを地面から20mmアップしつつ、室内高1405mmと5mm拡大。シャークアンテナの50mmを含む全高の70mm拡大が室内高拡大に貢献しています。
2列目シートでは、キャプテンシートの7人乗りの場合で745mmのロングスライドを実現。
最上位グレードの「S-Z」には「快適パッケージHi」がオプション設定され、室外サイドスイッチ付のパワーバックドアやオットマン&ヒーター付き7人乗りキャプテンシートも利用できるように。
8人乗りのセカンドシートでは、3人掛けベンチシートタイプの6:4分割チップアップシートを採用。705mmのロングスライドが可能に。
ラゲッジスペースには、大容量104Lのスーパーラゲージボックスを採用し、高さのあるものやスーツケースなどの収納に便利な床下収納スペースが確保されます。
新型ノアをカスタム!モデリスタ&GRパーツも設定!
▼モデリスタ「エアロパーツセット」装着車
新型ノアには、モデリスタから専用のカスタムパーツが設定されています。
▼モデリスタ「クールシャインキット」装着車
カスタムパーツには、「エアロパーツセット」と「クールシャインキット」の2タイプが設定され、個性をアップすることができるようになっています。
ハイブリッド4WDも!新型ノアのパワートレインとスペックは?
▼トヨタ新型ノアのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列4気筒2Lガソリン「Dynamic Force Engine」
出力:169ps/20.9kgm
トランスミッション:発進ギヤ付きCVT「Direct Shift-CVT」 - 【ハイブリッド】
直列4気筒1.8L+電気モーター
エンジン出力:98ps/14.5kgm
フロントモーター出力:95ps/18.9kgm
リアモーター出力(4WD車のみ):41ps/8.6kgm - 駆動方式:FF or 4WD
トヨタ新型ノアのパワートレインには、「TNGA」パワートレインとして開発された最新の2Lガソリンと1.8Lハイブリッドが搭載されています。
▼「Dynamic Force Engine(2.0L)」の技術解説動画
2Lエンジンは、高速燃焼技術、可変制御システムの採用のほか、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させるとともに高出力を実現。
世界トップレベルとなる熱効率41%を達成し、従来型エンジンに比べて、低回転から高回転まで全域でトルクアップをしています。
ハイブリッド車は、リダクションギヤ部分をコンパクト化し、高密度電池セルを採用したほか、出力をアップしたフロントとリアモーターを採用。
リアモーターはアシストを100km/h以上の領域まで可能とすることで、より積極的に機能するようになっています。
新型ノアを試乗動画でチェック!
良好!トヨタ新型ノアの燃費は?
▼トヨタ新型ノアの燃費(WLTCモード値)
- ノア(ガソリン):15.0km/L
- ノアハイブリッド
FF:23.6km/L、4WD:22.0km/L
トヨタ新型ノアの燃費は、新世代のパワートレインにより大幅に改善しています。
前モデルはハイブリッド車で19.8km/Lとなっていましたが、新型ノアハイブリッドでは23.6km/Lまで燃費をアップすることで、使いやすさが高められています。
▼参考:トヨタ・ノアの燃費(前モデル)
- ノア(2Lガソリン):13.6km/L
- ノアハイブリッド:19.8km/L
※WLTCモード値
最新機能!トヨタ新型ノアの安全装備は?
▼プロアクティブドライビングアシスト
新型ノアの安全装備には、最新の「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が装備されています。
搭載されるシステムは、「プロアクティブドライビングアシスト機能」に加え、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を採用。
「プロアクティブドライビングアシスト機能」では、これまでの安全システムより早く歩行者の横断などの危険性を検知し、事前にステアリングやブレーキなどにより運転を支援。
「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」は、0~40km/hにおける渋滞時のレーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシスト作動中に、ドライバーモニタリングカメラによりドライバーが前を向いていることが確認されるなど一定条件を満たすとシステムが作動。
自動追従走行、3分間の停止機能、ステアリングのハンズオフドライブなど、高度な支援機能が可能とされています。
また、高度な機能を活かして、スマートフォンを使っての「アドバンストパーク(リモート機能付)」にも対応。
「アドバンストパーク(リモート機能付)」では、バック駐車に加え前向き駐車も可能とされています。
3ナンバー化!トヨタ新型ノアのボディサイズは?
▼トヨタ新型ノアのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm
- ホイールベース:2850mm
- 最小回転半径:5.5m
- ※参考
▽トヨタ ノア(前モデル)
・全長×全幅×全高
標準仕様:4695×1695×1825mm(4WDは全高1865mm)
エアロ仕様(ノアSi):4710×1735×1825mm
・ホイールベース:2850mm
▽トヨタ アルファード
全長×全幅×全高:4995×1850×1935mm
ホイールベース:3000mm
トヨタ新型ノアのボディサイズは、全幅を1700mm以上とすることで3ナンバーサイズとされています。
前モデルは、標準仕様で5ナンバー、エアロ仕様で3ナンバーサイズとされていましたが、新型ノアでは最新プラットフォーム「TNGA」を採用し、先にフルモデルチェンジされ3ナンバーサイズとなっていた「カローラ」シリーズと同じく全幅を拡大。
しかし、フラッグシップミニバンの「アルファード」から全長と全幅を抑えることで最小回転半径は前モデルから維持され、使い勝手と広い室内空間が両立されています。
アップ!トヨタ新型ノアの価格は?
▼トヨタ・ノアの価格
▽ガソリン(駆動方式 FF or 4WD)
- 【標準仕様】
・X(7人乗り or 8人乗り)
FF:267万円、4WD:286万8000円
・G(7人乗り or 8人乗り)【廃止】
FF:297万円、4WD:316万8000円
・Z(7人乗り)【廃止】
FF:324万円、4WD:343万8000円
【エアロ仕様】
・S-G(7人乗り or 8人乗り)
FF:304万円、4WD:323万8000円
・S-Z(7人乗り)
FF:332万円、4WD:351万8000円
▽ノアハイブリッド(駆動方式 FF or 4WD「E-Four」)
- 【標準仕様】
・X(7人乗り or FF車のみ8人乗りも設定)
FF:305万円、E-four:327万円
・G(7人乗り or FF車のみ8人乗りも設定)【廃止】
FF:332万円、E-four:354万円
・Z(7人乗り)【廃止】
FF:359万円、E-four:381万円
【エアロ仕様】
・S-G(7人乗り or FF車のみ8人乗りも設定)
FF:339万円、E-four:361万円
・S-Z(7人乗り)
FF:367万円、E-four:389万円
トヨタ新型ノアの価格は、原材料価格の高騰などに伴いアップします。
アップ幅はグレードにより10万円~20万円となり、高い機能性をアピール。
また、標準仕様のエクステリアデザインに上位グレードとして設定されていた「Z」と「G」グレードが廃止され、ラインナップが集約されます。
いつ?トヨタ新型ノアの発売日は?
マイナーチェンジするトヨタ新型ノアは、2024年12月の発売が予定されています。
トヨタは主力モデルのノアを改良することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
トヨタ・ノアを「おさらい」
▼トヨタ・ノア(初代)
トヨタ・ノア (NOAH) は、初代が2001年に登場したミドルクラスミニバンです。
ノアの車名の由来は「優しい語感がある英語の人名」となっており、「”ノアの方舟”をイメージしたものではない」とされていますが、TVCMでは「夢を、運ぶね」と言うキャッチコピーが使用されたこともあります。
初代は商用車「タウンエース」をベースとしたワゴン「タウンエースノア」の後継車として企画され、前モデルで後輪駆動だった駆動方式を前輪駆動とすることで低床化、両側スライドドアを採用するなど、ミニバンとしての使い勝手がアップされました。
「タウンエースノア」と同時期に販売されていた兄弟車「ライトエースノア」も、「ノア」の登場にあわせ兄弟車の「ヴォクシー」に切り替えられました。
▼トヨタ・ノア(2代目)
2007年登場の2代目まではノアがトヨタカローラ店、ヴォクシーがネッツ店で販売されていましたが、2014年に登場した前モデルの3代目ではトヨタ店とトヨペット店向けとして上級装備を採用した兄弟車「エスクァイア」がラインナップされ、実質的な全店併売車種となりました。
3代目では「プリウス」からくる電動システムに2Lエンジンを組み合わせた「ノアハイブリッド」も新設定されたことからコンパクトカーを凌ぐほどの販売台数を記録し、ライバルであるホンダ・ステップワゴン、日産セレナにも影響を与えました。
新型トヨタ・ノアについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!