フォルクスワーゲンが、「ゴルフ」のハイパフォーマンスモデル「ゴルフR」と「ゴルフRヴァリアント」のマイナーチェンジ日本発売を2025年1月10日に発表しました。
改良により魅力をアップしたフォルクスワーゲン新型ゴルフについて、スペックや価格などを詳しくご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】走行性能大幅向上!VW「新型ゴルフR」マイナーチェンジ日本発売!
- VW新型ゴルフの【変更点まとめ】
- ゴルフRは704万円から!VW新型ゴルフのグレード、価格は?
- 洗練!VW新型ゴルフの外装(エクステリア)デザイン
- 大画面&最新システム!VW新型ゴルフの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!VW新型ゴルフのパワートレインとスペックは?
- 最新機能!VW新型ゴルフの安全装備は?
- 拡大!VW新型ゴルフのボディサイズは?
- いつ?VW新型ゴルフの発売日は?
- フォルクスワーゲン・ゴルフを「おさらい」
【最新情報】走行性能大幅向上!VW「新型ゴルフR」マイナーチェンジ日本発売!
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフRの画像
▼新型ゴルフRヴァリアントの画像
フォルクスワーゲン・ゴルフはブランドの主力車としてラインナップされ、8代目「ゴルフ8」となった現行モデルは2021年6月に日本でフルモデルチェンジ。2024年には新デザインや装備を採用するなど、ビッグマイナーチェンジが実施されていました。
続いて大幅改良をうけたハイパフォーマンスモデルの新型ゴルフRでは、新しいエクステリアデザインを採用したほか、1本あたり8kgと軽量な新19インチアルミホイール”Warmenau”(ヴァルメナウ)をオプション設定。
シートはヘッドレスト一体化のスポーツシートとされ、ベースグレードはブラック/ブルーのR専用デザインのマイクロフリースシート、「R Advance」グレードはシート側面部分にカーボン調エレメントを配したナパレザーシートを標準装備。
パワートレインは、最高出力を前モデルの320psから333psまでアップ。4WDシステムを組み合わせることで、0-100km/h加速タイム4.6秒のパフォーマンスを実現。
ボディタイプは、ハッチバックの「ゴルフR」とワゴン「ゴルフRヴァリアント」から選択できるようになっています。
▼フォルクスワーゲン・パサート
▼フォルクスワーゲン・ポロ
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VW新型ゴルフの【変更点まとめ】
▼VW新型ゴルフの変更点
▽最新の変更点
- ハイパフォーマンスモデル「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」を設定
▽2024年9月の変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- イルミネーション付きエンブレムを日本初採用
- 12.9インチ大型タッチインフォテインメントシステムを搭載
- ハイスペックモデル「GTI」の出力を向上
- 「GTI」の6速MT車を廃止
▽2023年7月の変更点
- 特別仕様車「ゴルフR 20Years」を設定
▽2022年10月の変更点
- ワゴンディーゼルモデル「ゴルフヴァリアントTDI」を設定
- ハイパフォーマンスモデル「ゴルフR」、「ゴルフRヴァリアント」を設定
▽2020年6月フルモデルチェンジ時の変更点
- 新世代のデザインを採用し、空気抵抗を低減しながらボディサイズを拡大
- パワートレインに48Vマイルドハイブリッド「eTSI」を搭載
- 安全システムに、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」、緊急時停車支援システム「エマージェンシーアシスト(Emergency Assist)」などの最新機能を採用
ゴルフRは704万円から!VW新型ゴルフのグレード、価格は?
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフのグレード
- 新型「Golf」
- eTSI Active Basic:3,499,000円
- eTSI Active:3,799,000円
- eTSI Style:4,437,000円
- eTSI R-Line:4,553,000円
- TDI Active Basic:3,960,000円
- TDI Active Advance:4,548,000円
- TDI Style:4,638,000円
- TDI R-Line:4,753,000円
- GTI:5,498,000円
- Golf R:7,049,000円【新設定】
- Golf R Advance:7,499,000円【新設定】 - 新型「Golf Variant」
- eTSI Active Basic:3,639,000円
- eTSI Active:3,939,000円
- eTSI Style:4,577,000円
- eTSI R-Line:4,656,000円
- TDI Active Basic:4,100,000円
- TDI Active Advance:4,708,000円
- TDI Style:4,778,000円
- TDI R-Line:4,856,000円
- Golf R:7,129,000円【新設定】
- Golf R Advance:7,579,000円【新設定】
フォルクスワーゲン新型ゴルフの価格は、2024年のマイナーチェンジ時に最新装備の採用によりアップしています。
前モデルは3,411,000円からとされていましたが、新型ゴルフではスタート価格が3,499,000円からに。
新設定された「ゴルフR」はベースグレードと「Advance」の2タイプとされ、7,049,000円からとなっています。
▼参考:フォルクスワーゲン・ゴルフ(2024年マイナーチェンジ前モデル)の価格
▽ゴルフ(ハッチバック)
- Golf eTSI Active Basic(1Lガソリン):3,411,000円
- Golf eTSI Active(1Lガソリン):3,659,000円
- Golf eTSI R-Line(1.5Lガソリン):4,383,000円
- Golf TDI ACTIVE BASIC(2Lディーゼル):3,886,000円
- Golf TDI ACTIVE Advance(2Lディーゼル):4,495,000円
- Golf R(2Lガソリン):6,912,000円
▽ゴルフヴァリアント(ワゴン)
- Golf Variant eTSI Active Basic(1Lガソリン):3,573,000円
- Golf Variant eTSI Active(1Lガソリン):3,821,000円
- Golf Variant eTSI R-Line(1.5Lガソリン):4,545,000円
- Golf R Variant(2Lガソリン):7,048,000円
洗練!VW新型ゴルフの外装(エクステリア)デザイン
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
▼参考:ゴルフ(前モデル)
フォルクスワーゲン新型ゴルフの外装は、最新のデザインを採用することで先進的な印象に仕上げられています。
フロントは、よりスリムなスタイルとされた新設計のヘッドライトのほか、形状を変更したバンパーを採用。
また、日本初採用となるイルミネーション付きエンブレムを設定。
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
▼参考:ゴルフ(前モデル)
リアでは、テールライト内部のグラフィックやバンパー下部を変更することで、フロントとの統一感をアップ。
▼新型ゴルフGTIの画像
ハイスペックモデルの新型ゴルフGTIでは、専用の装備を採用することにより迫力あるスタイルに。
▼新型ゴルフヴァリアントの画像
▼参考:ゴルフヴァリアント(前モデル)
ボディタイプにはワゴンとなる「ゴルフヴァリアント」も設定され、ニーズにあわせた選択に対応。
▼新型ゴルフRの画像
▼新型ゴルフRヴァリアントの画像
ハイパフォーマンスモデルとして専用のデザインを採用する「ゴルフR」、「ゴルフRヴァリアント」も設定されています。
大画面&最新システム!VW新型ゴルフの内装(インテリア)デザイン
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
▼参考:ゴルフ(前モデル)
新型ゴルフの内装は、最新装備を採用することで機能性がアップされています。
ディスプレイにはデジタルメーターやヘッドアップディスプレイのほか、12.9インチの大型インフォテインメントディスプレイを採用。
ディスプレイは、ドライバーに向けて角度を付けることで視認性を向上。
頻繁に操作するエアコン温度設定や音量設定については、ディスプレイ下部に配置されたバックライト付きタッチスライダーバーにより操作性をアップ。
メニュー構造も大型画面を活かすように改良されており、画面の上下の帯には使用頻度の高い機能へのショートカットやエアコンの設定状況が常時表示されるなど、ホーム画面での情報の一覧性も高められています。
また、演算処理も向上しており、地図スクロールなどのレスポンスも改善。
IDA(アイダ)ボイスアシスタントと呼ばれる音声による機能操作が搭載され、インフォテイメントやエアコンなど多くの車両機能をコントロールできるように。
音声認識は車載コンピューター内で行われるため、クラウドアップロードが必要な方式に比べて反応速度が高められています。
パワフル!VW新型ゴルフのパワートレインとスペックは?
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフのパワートレインとスペック
▽日本仕様
- 【eTSI Active】
1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:116ps/22.4kgm - 【eTSI Style】【eTSI R-Line】
1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:150ps/25.5kgm - 【TDI】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:150ps/36.7kgm - 【ゴルフGTI】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:265ps/37.7kgm - 【ゴルフR】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:333ps/42.9kgm - トランスミッション:7速DCT
- 駆動方式:FF
▽海外仕様
- 【ゴルフGTIクラブスポーツ】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:300ps/40.8kgm
フォルクスワーゲン新型ゴルフのパワートレインには、改良された最新パワートレインが採用されています。
ガソリンマイルドハイブリッドモデルは、新世代エンジンにより排気量を1.5Lに統一し、グレードにより116ps/22.4kgmと150ps/25.5kgmの2パターンの出力を設定。
前輪駆動のガソリンハイスペックモデル「GTI」では6速MTが廃止され全車7速DCTとされていますが、最高出力を245psから265psに20psアップ。
4WDを採用する最上位モデルの「ゴルフR」では、最高出力を320psから333psまでアップすることでさらなる走行性能を楽しむことができるようになっています。
最新機能!VW新型ゴルフの安全装備は?
フォルクスワーゲン新型ゴルフの安全システムには、「Travel Assist」機能が搭載されています。
前世代のゴルフでは、レーンキープアシスト、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールを組み合わせた渋滞時追従支援「Traffic Assist」が採用されていました。
新型ゴルフに搭載される「Travel Assist」では、速度210km/hまでの高速道路内で、ステアリング、加速、ブレーキを自動で制御し走行。
ドライバーはステアリングを軽く握るだけで走行が可能となり、ステアリングを15秒以上離すと、警告の後に車両が停止されます。
また、新型ゴルフでは、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」、万が一の事態が発生しても安全に車両を停止させる緊急時停車支援システム「エマージェンシーアシスト(Emergency Assist)」なども採用することで、安全性がアップされています。
拡大!VW新型ゴルフのボディサイズは?
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
ハッチバック:4295×1790×1475mm
ヴァリアント(ワゴン):4640×1790×1485mm - ホイールベース
ハッチバック:2620mm
ヴァリアント(ワゴン):2670mm - ※参考
・ゴルフ7
全長×全幅×全高:4265×1800×1480mm
ホイールベース:2635mm
・VW・ポロ(新世代モデル)
全長×全幅×全高:4060×1750×1450mm
ホイールベース:2550mm
フォルクスワーゲン新型ゴルフのボディサイズは、前世代から全長と全幅が拡大されています。
下位モデルの「ポロ」はユーザーのニーズから、長期間大幅な変更がなかったボディサイズを現行モデルで全長と全幅ともに65mm拡大しており、ゴルフに近づいていました。
新型ゴルフではポロとのバランスをとるためにボディを大きくしていますが、プラットフォームの効率化により、広い室内空間の確保と取り回しのしやすさが両立されています。
いつ?VW新型ゴルフの発売日は?
フォルクスワーゲン・ゴルフに新設定された「ゴルフR」は、2025年1月10日に日本で発表されました。
フォルクスワーゲンはゴルフのバリエーションを拡大することで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
フォルクスワーゲン・ゴルフを「おさらい」
▼フォルクスワーゲン・ゴルフ(初代)
フォルクスワーゲン・ゴルフ(Golf)は、初代が1974年に登場した乗用車です。
車名の由来は、ドイツ語でメキシコ湾流を示す「Der Golfstrom」(デア・ゴルフシュトローム)からとなっており、フォルクスワーゲン車に多い風の名前(パサート=貿易風など)ではなく、海流の名前になっています。
欧州で「Cセグメント」に分類され、世界の車種別歴代総生産台数ではトヨタ・カローラに次ぐ第2位となっています。
初代はデザインをジョルジェット・ジウジアーロが手がけ、横置きエンジンによるFF駆動レイアウトと、高効率のボディ設計などにより世界的大ヒットになり、現行モデルでもラインナップされるスポーツモデル「GTI」も登場しました。
その後フォルクスワーゲンの主力モデルとして販売が続けられ、前モデルは7世代目「ゴルフVII」として2012年に登場。
新開発のモジュールプラットフォーム「MQB」を採用することで、前世代からボディサイズを拡大しながらも約100kgの軽量化に成功し、全高を抑えることでよりスポーティなデザインとされました。
パワートレインにはガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電気自動車のほか、天然ガス、水素燃料電池も発表され、世界中のニーズに対応するモデルになっています。
新型フォルクスワーゲン・ゴルフについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!