フォルクスワーゲンが、「ゴルフ」のビッグマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップしたフォルクスワーゲン新型ゴルフについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】出力もUP!VW「新型ゴルフ」マイナーチェンジ発表!
- VW新型ゴルフの【変更点まとめ】
- 洗練!VW新型ゴルフの外装(エクステリア)デザイン
- 大画面&最新システム!VW新型ゴルフの内装(インテリア)デザイン
- 進化!VW新型ゴルフのパワートレインとスペックは?
- 走り両立!VW新型ゴルフの燃費は?
- 最新機能!VW新型ゴルフの安全装備は?
- 拡大!VW新型ゴルフのボディサイズは?
- アップ!VW新型ゴルフの価格は?
- いつ?VW新型ゴルフの発売日は?
- フォルクスワーゲン・ゴルフを「おさらい」
【最新情報】出力もUP!VW「新型ゴルフ」マイナーチェンジ発表!
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
フォルクスワーゲンが、「ゴルフ」のマイナーチェンジを発表しました。
フォルクスワーゲン・ゴルフはブランドの主力車としてラインナップされ、8代目「ゴルフ8」となった現行モデルは2021年6月に日本でフルモデルチェンジしていました。
大幅改良をうけた新型ゴルフでは、新しいエクステリアデザインを採用。
また、インテリアには12.9インチの大型タッチディスプレイを装備し、AI「ChatGPT」の採用により、スムーズな音声操作や一般的な質問への回答も可能としたインフォテインメントシステムを搭載。
加えて、ステアリングに採用されていたタッチ式コントロールは、直感的操作が可能となる物理スイッチに変更。
パワートレインでは、2Lガソリンモデルとハイスペックモデル「GTI」の出力を向上し、「GTI」の6速MT車を廃止。
プラグインハイブリッドモデルはバッテリー容量を拡大することで、EV航続距離を61kmから100kmまで延長しています。
フォルクスワーゲン新型ゴルフは2024年1月24日にワールドプレミアされ、2024年春に欧州で販売が開始されます。
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの動画
▼フォルクスワーゲン・パサート
▼フォルクスワーゲン・ポロ
【VW新型ポロ】「ポロGTI設定!」ビッグマイチェン日本発売!最新情報、燃費、価格は?
VW新型ゴルフの【変更点まとめ】
▼VW新型ゴルフの変更点
- 新しいエクステリアデザインを採用
- 12.9インチ大型タッチインフォテインメントシステムを搭載
- AI「ChatGPT」を採用
- 2Lガソリンモデルとハイスペックモデル「GTI」の出力を向上
- プラグインハイブリッドモデルのバッテリー容量を拡大
- ステアリングのタッチ式コントロールを物理スイッチに変更
- 「GTI」の6速MT車を廃止
▽2023年7月の変更点
- 特別仕様車「ゴルフR 20Years」を設定
▽2022年10月の変更点
- ワゴンディーゼルモデル「ゴルフヴァリアントTDI」を設定
- ハイパフォーマンスモデル「ゴルフR」、「ゴルフRヴァリアント」を設定
▽2020年6月フルモデルチェンジ時の変更点
- 新世代のデザインを採用し、空気抵抗を低減しながらボディサイズを拡大
- パワートレインに48Vマイルドハイブリッド「eTSI」を搭載
- 安全システムに、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」、緊急時停車支援システム「エマージェンシーアシスト(Emergency Assist)」などの最新機能を採用
洗練!VW新型ゴルフの外装(エクステリア)デザイン
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
▼参考:ゴルフ(前モデル)
フォルクスワーゲン新型ゴルフの外装は、最新のデザインを採用することで先進的な印象に仕上げられています。
フロントは、よりスリムなスタイルとされた新設計のヘッドライトのほか、形状を変更したバンパーを採用。
上位グレードには、エンブレムと左右に伸びるバーにライティングが搭載されています。
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
▼参考:ゴルフ(前モデル)
リアでは、テールライト内部のグラフィックやバンパー下部を変更することで、フロントとの統一感をアップ。
▼新型ゴルフGTIの画像
ハイスペックモデルの新型ゴルフGTIでは、専用の装備を採用することにより迫力あるスタイルに。
▼新型ゴルフヴァリアントの画像
▼参考:ゴルフヴァリアント(前モデル)
ボディタイプにはワゴンとなる「ゴルフヴァリアント」も設定され、ニーズにあわせた選択に対応しています。
大画面&最新システム!VW新型ゴルフの内装(インテリア)デザイン
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフの画像
▼参考:ゴルフ(前モデル)
新型ゴルフの内装は、最新装備を採用することで機能性がアップされています。
ディスプレイにはデジタルメーターやヘッドアップディスプレイのほか、ベースモデルに10.4インチ、上位グレードに12.9インチの大型インフォテインメントディスプレイを採用。
インフォテインメントシステムは新たにAI「ChatGPT」を採用することにより、スムーズな音声操作や一般的な質問への回答も可能に。
また、新型ゴルフでは、ステアリングに採用されていたタッチ式コントロールが物理スイッチに変更され、直感的操作が可能とされています。
進化!VW新型ゴルフのパワートレインとスペックは?
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフのパワートレインとスペック
- 【1.0eTSI(48Vマイルドハイブリッド)】
1Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力:110ps - 【1.5eTSI(48Vマイルドハイブリッド)】
1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド
出力(2種):116ps or 150ps - 【2.0TSI】【改良】
2Lガソリンターボ
出力:204ps - 【TDI】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力(2種):116ps or 150ps - 【eHybrid(プラグインハイブリッド)】【改良】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+電気モーター
出力:204ps
バッテリー:19.7kWリチウムイオン
EV航続距離:100km - 【GTE(プラグインハイブリッド)】【改良】
直列4気筒1.5Lガソリンターボ+電気モーター
出力:272ps
バッテリー:19.7kWリチウムイオン
EV航続距離:100km - 【ゴルフGTI】【改良】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:265ps - 【ゴルフR】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:320ps/42.8kgm - トランスミッション
7速DCT or 6速DCT(PHEVモデル)or 6速MT - 駆動方式:FF or 4WD
フォルクスワーゲン新型ゴルフのパワートレインには、改良された最新パワートレインが採用されています。
2Lガソリンターボモデルは、最高出力を10psアップすることで走行性能を向上。
PHEVモデルは、エンジンを前モデルの1.4Lから最新の1.5Lに変更したほか、バッテリーのサイズを10.6kWhから19.7kWにアップすることで、EV航続距離を61kmから100kmに延長、ハイスペックな「GTE」は最高出力を27psアップ。
ガソリンハイスペックモデル「GTI」では6速MTが廃止され全車7速DCTとされていますが、最高出力を245psから265psに20psアップすることでさらなる走行性能を楽しむことができるようになっています。
走り両立!VW新型ゴルフの燃費は?
▼新型ゴルフの燃費(WLTCモード値)
- 1Lターボ:18.6km/L
- 1.5Lターボ:17.3km/L
- 2Lディーゼル:20.0km/L
- ゴルフR(2Lターボ):12.3km/L
フォルクスワーゲン新型ゴルフの燃費は、48Vマイルドハイブリッドシステムの採用により改善しています。
WLTCモード値では、1Lターボエンジンで18.6km/L、ハイパワーな1.5Lターボエンジンで17.3km/Lとされ、ミドルクラスとしての使いやすさをアップ。
また、2Lディーゼルモデルは20km/Lが確保され、走行性能と環境性能が両立されています。
最新機能!VW新型ゴルフの安全装備は?
フォルクスワーゲン新型ゴルフの安全システムには、「Travel Assist」機能が搭載されています。
前世代モデルのゴルフでは、レーンキープアシスト、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールを組み合わせた渋滞時追従支援「Traffic Assist」が採用されていました。
新型ゴルフに搭載される「Travel Assist」では、速度210km/hまでの高速道路内で、ステアリング、加速、ブレーキを自動で制御し走行。
ドライバーはステアリングを軽く握るだけで走行が可能となり、ステアリングを15秒以上離すと、警告の後に車両が停止されます。
また、新型ゴルフでは、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」、万が一の事態が発生しても安全に車両を停止させる緊急時停車支援システム「エマージェンシーアシスト(Emergency Assist)」なども採用することで、安全性がアップされています。
拡大!VW新型ゴルフのボディサイズは?
▼フォルクスワーゲン新型ゴルフのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
ハッチバック:4295×1790×1475mm
ヴァリアント(ワゴン):4640×1790×1485mm - ホイールベース
ハッチバック:2620mm
ヴァリアント(ワゴン):2670mm - 車重
ハッチバック:1310kg - ※参考
・ゴルフ7
全長×全幅×全高:4265×1800×1480mm
ホイールベース:2635mm
・VW・ポロ(新世代モデル)
全長×全幅×全高:4060×1750×1450mm
ホイールベース:2550mm
フォルクスワーゲン新型ゴルフのボディサイズは、前世代から全長と全幅が拡大されています。
下位モデルの「ポロ」はユーザーのニーズから、長期間大幅な変更がなかったボディサイズを現行モデルで全長と全幅ともに65mm拡大しており、ゴルフに近づいていました。
新型ゴルフではポロとのバランスをとるためにボディを大きくしていますが、プラットフォームの効率化により、広い室内空間の確保と取り回しのしやすさが両立されています。
アップ!VW新型ゴルフの価格は?
▼フォルクスワーゲン・ゴルフの価格
▽ゴルフ(ハッチバック)
- Golf eTSI Active Basic(1Lガソリン):3,342,000円
- Golf eTSI Active(1Lガソリン):3,585,000円
- Golf eTSI Style(1.5Lガソリン):4,244,000円
- Golf eTSI R-Line(1.5Lガソリン):4,295,000円
- Golf TDI ACTIVE BASIC(2Lディーゼル):3,807,000円
- Golf TDI ACTIVE Advance(2Lディーゼル):4,404,000円
- Golf TDI Style(2Lディーゼル):4,463,000円
- Golf TDI R-Line(2Lディーゼル):4,514,000円
- Golf GTI(2Lガソリン):5,144,000円
- Golf R(2Lガソリン):6,772,000円
▽ゴルフヴァリアント(ワゴン)
- Golf Variant eTSI Active Basic(1Lガソリン):3,500,000円
- Golf Variant eTSI Active(1Lガソリン):3,744,000円
- Golf Variant eTSI Style(1.5Lガソリン):4,403,000 円
- Golf Variant eTSI R-Line(1.5Lガソリン):4,454,000円
- Golf Variant TDI Active Basic(2Lディーゼル):3,967,000円
- Golf Variant TDI Active Advance(2Lディーゼル):4,584,000円
- Golf Variant TDI Style(2Lディーゼル):4,621,000円
- Golf Variant TDI R-Line(2Lディーゼル):4,672,000円
- Golf R Variant(2Lガソリン):6,905,000円
フォルクスワーゲン新型ゴルフの価格は、最新装備の採用によりアップします。
アップ幅はグレードにより10万円~20万円ほどが見込まれ、充実した機能がアピールされます。
いつ?VW新型ゴルフの発売日は?
改良されたフォルクスワーゲン新型ゴルフは、2024年1月24日にワールドプレミアされ、2024年春に欧州で販売が開始されます。
フォルクスワーゲンはゴルフをリフレッシュすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
フォルクスワーゲン・ゴルフを「おさらい」
▼フォルクスワーゲン・ゴルフ(初代)
フォルクスワーゲン・ゴルフ(Golf)は、初代が1974年に登場した乗用車です。
車名の由来は、ドイツ語でメキシコ湾流を示す「Der Golfstrom」(デア・ゴルフシュトローム)からとなっており、フォルクスワーゲン車に多い風の名前(パサート=貿易風など)ではなく、海流の名前になっています。
欧州で「Cセグメント」に分類され、世界の車種別歴代総生産台数ではトヨタ・カローラに次ぐ第2位となっています。
初代はデザインをジョルジェット・ジウジアーロが手がけ、横置きエンジンによるFF駆動レイアウトと、高効率のボディ設計などにより世界的大ヒットになり、現行モデルでもラインナップされるスポーツモデル「GTI」も登場しました。
その後フォルクスワーゲンの主力モデルとして販売が続けられ、前モデルは7世代目「ゴルフVII」として2012年に登場。
新開発のモジュールプラットフォーム「MQB」を採用することで、前モデルからボディサイズを拡大しながらも約100kgの軽量化に成功し、全高を抑えることでよりスポーティなデザインとされました。
パワートレインにはガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電気自動車のほか、天然ガス、水素燃料電池も発表され、世界中のニーズに対応するモデルになっています。
新型フォルクスワーゲン・ゴルフについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!