EVベンチャー企業のテスラが、トヨタと共同開発していた「RAV4 EV」が今年に限りになることを公表
トヨタが決意か
トヨタはプラグインハイブリッドと燃料電池
▲トヨタ RAV4 EV
トヨタ、テスラ 共同プロジェクト 終了 概要
- テスラが、2014年内にトヨタ RAV4 EVの生産が終了することを公表
- RAV4 EVは、トヨタが2012年9月にアメリカ カリフォルニア州で販売を開始した電気自動車
- RAV4 EVの、バッテリー、充電システム、インバーター、モーター、トランスミッションは、テスラから供給されていた
- 契約満了前に、RAV4 EVの共同プロジェクトは打ち切られる
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テスラはこのプロジェクトで、15億円ほどの収入があったらしい
それほどトヨタがコストをかけて電気自動車を販売していたのは、カリフォルニア州の厳しい排ガス規制に対応するため
けれど、テスラに頼った電気自動車も、来年のトヨタにはいらなくなる
その理由が、2015年に市販される燃料電池車
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燃料電池車の販売開始予定価格は1千万円と、500万ほどのRAV4 EVの2倍になるけれど、販売台数が少なくなる分は、プラグインハイブリッド車で埋めるらしい
トヨタの考えは、走行距離が少なく、インフラの整備にもコストがかかる電気自動車を作り続けるより、ガソリン車と遜色ない航続距離を持つ、燃料電池車にかけたいということなんだろうね
こうなると厳しくなるのが、電気自動車を推すメーカー
現状電気自動車は、航続距離の短さやインフラが充分ではないことから、プラグインハイブリッドや燃料電池車のような利便性を出せていない
トヨタが、燃料電池車こそ未来のクルマ、とアピールすることになれば、ますますインフラの整備は難しくなり、ユーザーが電気自動車を選択するメリットが薄くなりそう
このプロジェクトの終了を他メーカーがどのように受け取るかによっては、今自動車メーカーが頭を悩ます次世代を担う動力源が、一気に決まることにもなるかも